昨日以降──カリクが自室へと戻ることはなくなった。
それどころもはやスーツを脱ぐことも無く、依然この部屋で『遊び』続けている。
先のドガースとハブネークに続き、部屋には矢継ぎ早に他のポケモン達が投入され続けた。
あるニドランは爪や牙から実に心地良い刺激の体液を与えてくれたし、またとあるウパーは嗅いでいると相手の言うことを聞かずにはいられなくなるような蠱惑な香りを発した。
それらを享受するカリクにとってはもはや、それらポケモン達との接触はどんな娯楽にも勝る愉悦であり、寝食を忘れては提供されるがままに彼らと遊び続けた。
もはやそこに昼夜の境もなく、眠くなれば眠り、そして食事に関してはそんな遊び相手の彼らを胎内に取り込むことで十分に賄えた。
そして不思議とそんな遊び相手を取り込むごとに彼らの持っていた素敵な能力はカリクに定着し、次なるポケモンと遊ぶ時にはその力を駆使できるようになった。
これはなかなかに便利であった。
ここを訪れる者にも積極的に遊びたがらない者や、カリクの満足を待たずに力尽きてしまう者達がいる。
そんな遊び相手に対しカリクは過去に遊んだ仲間達の『能力』を施してやるのだ。
疲労や苦痛で動けなくなっている者には、その肉体を元気にしてやる体液などを注入してやる。あるいは強い恐怖や怒りを全面に出して拒否して来る相手に対しては、自分と遊びたくなるガスを吸わせた。
それら魔法の能力を施してやるとその後──友達は皆、それまでの消極的であった態度が嘘のようカリクと遊んでくれるのだった。
ある種の体液を放出できる友達はそれらが絞りつくされても放出を止めずに遂には肉体から夥しい出血を溢れさせ、また体を動かして遊ぶ友達は一切の休憩や息継ぎも無く走り回り続け、カリクとの肉体的な衝突で手足がひしゃげようとも動くことを止めなかった。
そんな友達の精一杯な様子がおかしくて、カリクは遊び続ける最中も笑いが絶えなかった。
やがてはさんざんに遊びつくした後──友達は急に動けなくなった。
その状態になると、どんな体液を注入しようともそしてどんなガスを吸わせようとももはや立ち上がってはこなかった。
意識も朦朧としては呼びかけに対してだってまともな反応は返せない。
そんな遊びの終わりをカリクは心から悲しく思う……なぜならそれは同時に別れの時であるからだ。
放っておいても彼らはそのまま死んでしまう。ならばと、カリクもまたそんな友達に最後の儀式をする。
それこそは──彼らをその肉体に取り込むことだ。
経口を通じて飲み込むことは元より、相手のサイズによっては膣や肛門にその全身を挿入させた。
そうして長時間カリクの粘膜に触れさせていると、やがて彼らは口中の飴玉よろしくに溶け出してはやがて、カリクの中に吸収されていくのだった。
その最後の瞬間、彼らがカリクの体内において激しく身を捩じらせる脈動を感じる時──カリクは深い悲しみと同時に、強い喜びもまた感じた。
別れには違いはないがしかし、これで自分達は一つになれるのである。
彼らはカリクの血肉になると同時、その能力ともいうべき『毒』もまたカリクへと継承させた。
これを繰り返すことにより、いつしかカリクは体躯・能力共に規格外のポケモンへと変わり続けていくのだった。
そして今も友達と楽しい一時を過ごしている。
今日の相手はグレッグルとエレズンとヤトウモリだ。
一匹程度だと最早まともに遊ぶことが叶わないことから、最近では複数匹を纏めて投入されることが多くなった。
しかしながら今日のこの三匹はこの部屋へ通されるなり、カリクから醸されるその異常性を察してはもはや、一切の抵抗する気概も見せずに寄り添っては委縮してしまった。
それを前に口元に手を置いてはカリクも途方に暮れる。
しかしながら、今までにだってそうした友達がいなかったわけではない。そんな友達をその気にさせる能力はカリクには備わっており、もはやそれを効果的に使いこなせることだって今のカリクには可能なのだった。
ふとヤトウモリを抱き上げると、カリクは目の前にそれを掲げる。
カリクとの対面がよほど恐ろしいのか、もはや一切の表情すらも作れずに激しく震え続ける彼にカリクは優しく口づけをした。
そして同時に体内で生成されたカリクの体液が直にヤトウモリの口中へ注がれると──喉と舌上を焼くかの如くその感覚にヤトウモリは目を剥き、同時に横隔膜を激しく痙攣させてはそれを吐き戻そうと躍起になる。
しかしカリクの肺活量によって注入されるそれらは押し戻すことも叶わず注入され続け……やがて上目に向剥いた白目の中へ煙が立ち上がるよう群青の体液が湧き上がってきてはそこを青く染め上げると、ヤトウモリは一切の抵抗を止めて脱力した。
その段になりようやく唇を離すと、カリクは愛おし気にもう一度その額へとキスをして彼を足元へ寝かせる。
次いでカリクが手を伸ばしたのはグレッグルだ。
目の前でヤトウモリに対し行われた惨状に慄くあまりグレッグルは本能から身を瞬発させ、ともかくこの場から逃げ出そうとしては駆けだす。
しかしながらその行動もカリクには既に織り込み済みだ。
地を這うカリクの尻尾は既にグレッグルの逃避方向に配されていては、鞭の如く俊敏に閃いて斯様なグレッグルを巻き取ってしまう。
もはやその全身を絡めとられたグレッグルはとぐろを巻いてまとわりつくカリクの尻尾から頭だけを出しては、恐怖の凍り付いた視線を眼球が零れ落ちそうなほどに目を剥かせてカリクを見る。
そんな切迫した表情が──その一瞬場違いに呆けた。
しかし次の瞬間には絶叫を上げると、激しくその身をよじり始める。
この時グレッグルの身に起こっていたものは、尻尾の表皮を通じて直に肉体へと浸透してくる毒液の灼熱感であった。
毒液に反応した皮膚は表皮が爛れ、沸騰するかのよう水疱を無数に生じさせてはそれを次々に破裂させるを繰り返す。
カリクから染み出した斯様な毒は皮膚を通して筋肉へ浸透した後、やがてはグレッグルの神経すらをも犯した。
その段になるともはや電気刺激に反応するかのよう瞬間瞬間で身を痙攣させるばかりの状態となり、グレッグルは棒のようにして身を反らせては硬直をした。
そうしてようやくに尻尾の緊縛が解かれその足元へと寝かされると──もはや毒に犯されたグレッグルの首から下は、本来の体色とは異なる赤紫に染め上げられていた。
先のヤトウモリにも言えることではあるが、それでもなお死にきれずに苦しみの呻きを上げ続けるばかりのそんな二匹を前に……もはや絶望とパニックに見舞われたエレズンなどは指一本として動かせなくなっていた。
そんなただ腰砕けては震え続けるばかりのエレズンへと、カリクは場違いなほど朗らかな微笑みを湛えた顔を寄せる。
そうして恐怖に剥かれたエレズンの眼球が自分を捉えると、カリクはそこへ吐息を吹きかけた。
僅かに青みを帯びた気流が自身へと送り込まれてくる様を、目視にてエレズンは確認する。
さらには迂闊にも、それを一吸いしてしまった瞬間──その色づいたカリクの吐息を追っていた眼球が突如反転しては上目を剥いた。
同時に食いしばられていた口元は途端に弛緩し、そこから洟や唾液を遮ることも無く垂らし続ける。
時折り身を痙攣させるばかりのエレズンは、弛緩させた無表情のまま最後の理性で助けを求めるかのような声を喉の奥底から絞り上げると──その瞳からはそんな最後の意識ですらもが零れ堕ちてしまうよう涙が一滴、頬を伝う。
それら三匹の処置を終えて満足げにその成果を見下ろすと、カリクはそこから僅かばかり後退し、そんな一同へと背を向ける。
そこから四つん這いに体位を移行させると、見せつけるかのようにして尻尾を跳ね上げた。
豊満な両腿の内面において存分に熱を籠らせていた股間からは同時、胎内から醸される毒を含んだ蒸気が色を持った褐色の蒸気となって立ち上がる。
その元においてすっかり濡れそぼっては僅かに膣口を開かせた陰唇と、呼吸するかのよう開口を繰り返しながら色づいたガスを漏らし続ける肛門……その光景を前に、床にて脱力していた三匹は意図的に引き上げられるかのよう立ち上がる。
そして晒されるカリクの局部を確認するや──餓えた亡者さながらに、三匹はそこへと群がるのだった。