左右へと展開されたクチートの膣内は、それでもまだ粘膜が閉じ合わさっては奥底を覗かせなかった。
愛液を帯びた肉壁がみっちりと凝縮された膣は、陰唇の隆起も少なければクリトリスですら見落としてしまいそうなほどに小さい。
斯様に未発達な膣の眺めからも、このクチートは産卵はおろか交尾ですらもまだ体験したことがないであろうことが、童貞のエイジスを以てしても察せられる。
そしてそれを前にし、もはや無意識にエイジスはそこへと舌を這わせていた。
閉じ合わさった膣壁同士を剥離させるかのよう唾液を介した舌先を挿入すると、途端に舌上には濃厚な感覚が広がった。
それはクチート自身の高い体温であると同時に、舌先が委縮するほどの強い塩味であった。
さらには愛液の持つ性質に反応し、仄かな苦みを帯びた滑りが舌の表面を上滑りする感覚に──もはやエイジスは我を忘れては彼女のそこを貪ることに夢中となった。
斯様に過敏な膣口へ侵入してくる舌の滑りにクチートもまた悲鳴に似た声を上げる。
しかしながらワシ掴むよう添えられた両手はむしろ、更なる愛撫を求めてはエイジスの後ろ頭を強く掻い繰った。
今日までの短い生の中において、今この身に生じている感覚はそのどれもが、これまでに体験したことの無い唯一の感覚だった。
それゆえに衝撃的であると同時に、肉体は新たなる感覚を享受しては即座にそれを『快感』としてクチートの脳へと刻み込んでいく。
息切れを起こした犬のようだらしなく舌を口角の外へと吐き出して呼吸を弾ませるクチートはその瞬間、さらなる感覚の昂りを予感した。
それは性的絶頂を予期させるものではあったが、もはや完全に制御のつかない肉体と感覚を前に自身ではどうすることも叶わない。
そして激しく膣内にて暴れまわるエイジスの舌に促されるまま次の瞬間には──突如としてクチートは絶頂へと導かれた。
刹那クチートは身を仰け反らせると、これ以上に無いほど背に力込めては全身を硬直させる。
膣を中心に自身の生命力が外へと放出されるかのような感覚は、瞬間的な死を予見させるほどの衝動でもあったがしかし──同時、そこには再誕もまた想起させるがごとき強い快感もまた存在していた。
二度三度とその快感の波に晒されて脱力と硬直を繰り返すと……後には心地良い余韻が全身を満たしては溶けるかのようクチートはベッドに身を沈めた。
一方でそんな彼女の絶頂と同時に、尿とも愛液の飛沫とも取れない体液の放出を多分に受けとめたエイジスもまたゆっくりと上体を起こす。
口元を拭いながら見下ろすそこに、四肢を投げ出しては虚ろな視線を漂わせるばかりのクチートを確認し、改めてエイジスは胸焦がされる想いを抱いた。
同時にその感覚は肉体へも伝播し、もはやエイジスのペニスはチノパンの下でハチ切れんばかりに勃起しては、目の前のメスへ己の遺伝子を植え付けることを躍起に訴えてくる。
もはや脳とペニスのどちらが上位であるのかの判別もつかず、ただエイジスは本能に促されるまま着ていた衣類の全てを乱暴に脱ぎ捨てた。
そうして一切の拘束を取り払っては怒張したペニスを握りしめると、道具を手に馴染ませる動作さながらに二度三度と扱き上げる。
その感触だけで達してしまいそうになる衝動を必死に抑え込んでは、痛いくらいに反り返ったペニスの根元へ手を添え、その切っ先をクチートの膣口へと導いた。
「クチート、見て……もう、入れちゃうよ?」
ふいに掛けられるエイジスからの声に、クチートも目覚めを促されては僅かに反応する。
挿入の直前、そう声掛けなどして彼女の意識を己へと向けさせたのは、単に彼女を気遣う為だけではない。
興奮もしきりのエイジスの心中には、今まさに処女喪失をしようとしているクチートの反応を見たいというサディスティックな感情もまた渦巻いていたのだ。
それを受け、朦朧としていたクチートの意識もまた朧気ながらに結ばれる。
そうして掛けられる声に導かれては、訳も分からずに自分達の体を見下ろしたクチートは──その曖昧であった意識を一気に覚醒にまで導かれた。
今まさに矮小な自分を貫かんとしている槍の如きペニスが、その先端で膣口を撹拌しては腺液を塗り付けている光景が目に入った。
エイジスのペニスそこへ強く視線を結びながら、恐怖のあまり嗚咽を漏らしては落涙するクチートは小刻みに首を振る。
しかし反面で膣口は、幾度となく痙攣を繰り返しては愛液を噴き上げさせてと、まるで自ら眼前のペニスを咥え込まんとするかのよう貪欲に膣壁の粘膜を隆起させる。
斯様な絶体絶命の窮状を目の当たりにすると同時、それを上回る興奮もまたクチートはそこに覚えていたのだ。
やがてはそこへキスでもするかのよう、震える膣口に亀頭の先端が押し当てられる。
そして、
「挿れるからね……」
それを宣言しエイジスが身を沈めた瞬間──ペニスは無慈悲にもクチートの処女を貫いてはその亀頭の先端を彼女の中へと収めてしまうのだった。
刹那クチートが感じたのは熱の爆発であった。
胎内において他者の体温が炸裂する感触に頭を仰け反らせては激しくベッドに埋める。
過呼吸に開け放たれた口角は声すら上げることも叶わずただ上下しては空を噛んだが、そこから更にペニスの挿入が進んだ次の瞬間──ようやくにクチートは声の限りの悲鳴を上げた。
熱と痛み……肉壁越しに内蔵を掻き分けて移動してくるが如き衝撃を受けとめるクチートは半狂乱となって頭を振り乱し、唾液や洟を始めとしさらには放尿に至るまで肉体が放出するに任せてはそれらを周囲に撒き散らせた。
それでもしかしエイジスも動きを止めない。
ゆっくりとではあるが依然としてクチートの中に挿入したペニスを前進させ続ける。
この時、激しい灼熱感を感じていたのはエイジスもまた同様であった。
そんな熱を帯び癒着した膣壁を自身のペニスで引き裂きながら進む粘膜の感触は今日まで感じたどんな快感よりも衝撃的で、そして同時にクチートを征服しているという達成感と愛しさもまた心中に生じると、もはや自身の意思ではその挿入を制御できなくなっていた。
既に全長の三分の二以上が膣内へ収まり、ようやく先端はより弾力の強い肉壁に阻まれてはその進行を止める。
それこそは膣内の奥底にある子宮口へと亀頭が到達した事実であり、そこへ触れられる感触に痛みを訴えるクチートの悲鳴もまたなおさらに悲壮の度合いを増した。
斯様なクチートの声が響く中、最低とは分かりつつもその声にエイジスは強い興奮を覚えざるを得ない。
さらには自身のペニス全てをこの矮小な膣内へと納めるべくに挿入を敢行する。
正常位に覆い被さり、クチートの後ろ頭を抱き込んでは体全体で抱き締めながら、より強引に体を密着させる。
膣内において強く亀頭が子宮口を圧迫してその背を海老反りにひしゃげさせると、そこから生じる苦しみにクチートは完全に呼吸を止めた。
そして遂に互いの腰元が密着し、子宮口をこじ開けては抑圧されていた反動そのままにエイジスの亀頭が子宮へと挿入された瞬間──
二人は同時に絶頂を迎えると共に、エイジスは思いの限りの射精を無垢なクチートの子宮内へと大量に果たしてしまうのだった。