立ちどころに衣服を剥がれるや、少年はウーラオスの前に下半身を晒した。
同時、そこに小振りなペニスを発見すると──彼女は一切の躊躇もなくそれを口先に咥え込んでしまう。
それを受け少年もまた大きく悲鳴を上げる。
瞬間脳裏をよぎったものは無惨に自分の下半身がウーラオスの牙によって食いちぎられるイメージだ。
性に関する知識など皆無の彼にとって、他の生物が肉体に牙を立てる瞬間など攻撃と捕食以外には考えられなかった。
しかしながら覚悟していた痛みは一向として訪れることなく、むしろ咥えられたペニスへ激しく口唇を吸い付かせては、大量の唾液を介して前後に往復させる動きに今度は強い戸惑いを覚えた。
ウーラオスはいったい何をしているものだろう? ──痛みこそは発生しないものの、味わうよう舌や唇を吸い付けさせ、さらには口中にて飽和状態となった唾液を飲み下している行為そのものは食事にも酷似している。
しかしながら、日頃排泄に使用する不浄な個所を口にし、あまつさえそこからの分泌物を摂取するウーラオスの行為は、何一つとして少年には理解が及ばなかった。
そうしてただ為されるがまま、必死の体で少年のペニスをむしゃぶり続けるウーラオスを見下ろしていると──不意にその眼が上目を剥いて少年の顔を捉えた。
以降まっすぐにこちらを見据えたまま、一層に激しさを増していく口唇の吸い付けに対しこの時、少年は突如として発生した場違いの排泄感に驚いては呻きを上げる。
常日頃の自然な感覚のそれではなく、明らかに今のウーラオスの行為に導かれて引き起こされたのは明らかだ。
その感覚にとらわれると、少年は同時に言いようのない恐怖に駆られた。
己の体であるにもかかわらずそれの制御が利かない感覚は、さながら自身の体を得体のしれない何かに改造されているかのような恐怖があった。
それに慄いては死に瀕した動物のようか細い声で泣きだす少年にもしかし、その声は一層にウーラオスの欲情を煽るばかりだ。
その後も勢いを緩めることもなくペニスを吸い出し続けているとやがて──一際高い呻きを上げると同時、少年はウーラオスの口中において射精した。
舌上に広がる熱とゲル状のそれを口中に感じては、ようやくにウーラオスも吸い付けによる往復を止める。
それでも頬は濯ぐかのよう窄めるを繰り返しながら、その後も打ち出される少年の精液を緩やかに吸い出し続けた。
年齢的にもまだ精の練られていない少年のそれは腺液だけの多分に塩味の強いものであったが、それでも仄かに鼻腔へと漂ってくる精液特有の青臭さに中てられては、それだけでウーラスもまた絶頂へと達してしまう。
やがては完全にペニスそれからの体液も吸い尽くし、気絶同然に少年が意識を失ってしまうと、後は彼を抱きしめたまま幾度となくその顔を舐め尽くしては愛撫をして過ごした。
そのままいつしかウーラスも寝入ってしまい、次に目を覚ました時にはもう──少年は寝座に居なかった。
起き上がり、しばし呆然と少年の消えた寝座を見渡していたウーラオスではあったが、脳裏に昨晩の少年とのやりとりが思い浮かぶと、その記憶の再生にウーラオスはその口元を愉悦に緩むのだった。
少年の匂い、味、そして表情のそれらを思い起こすと、胸の内は息苦しいほどに弾んではウーラオスを恍惚とさせる。
今日までの生において、初めて武以外のときめきを発見した瞬間であった。
それから数日は少年の姿を見なかった。
そして次に彼と再会した時、少年は──再び復讐者としてウーラオスの前に立った。
その日、日課の鍛錬を終え食料など集めて寝座に戻ると……洞穴の前にはあの少年がいた。
腕組みをし、不機嫌そのものに眉元へ深く皺を刻み込んでは待ち受けていた少年はウーラオスが戻ってきたのを見止めるや、再びに挑戦を申し込んでくる。
彼にしてみれば真剣そのものであり、さらには彼女を討ち果たさんとする今この瞬間を生涯最後の時と覚悟を決めては挑んでくるのであろうが──当のウーラオスにとってのそれは、愛しい恋人が尋ねに来てくれたに他ならない。
見下ろす顔の口角がだらしなく笑いに緩むの見つけて少年は一層に怒りを露とするが、そうしていざ始まる勝負もたいていは瞬時に決着がついてしまう。
体格差による体力の差は元より、技術面においても少年は到底ウーラオスには及ばない。
それでも体力が尽きるまで立ち向かってくるのは立派だと、いつしか命を狙われている筈のウーラオスが少年のことを誇らしくすら思っていた。
また少年はただ闇雲に毎回挑んでくるわけでもない。
その前回の戦いにおいて課題となった悪癖や、ウーラオスに隙を付け込まれた戦術などはそのこと如くが次回では改善され、及ばずながらも少年の実力は日々上がり続けていることもまたウーラオスは実感していた。
彼女にしてみれば当然の理合を、種も違えば素人同然の少年が手探りでその術利を理解し習得していく姿は、ポケモンであるウーラオスの胸にすら感動に近い感情を抱かせる。
そしてそれを労うご褒美のよう、決闘の後は精魂尽き果てて動けなくなった少年を寝座へと引き込んでは、その幼い体をこれでもかと慰めた。
存分に抱きしめて愛撫してやるとまずは口移しで食料などを提供する。
やがては長い口づけのまま完全にその動きを拘束するや、手は少年の股間へと伸び……その後はめくるめく一夜のうちに、彼のタンパク質を存分にウーラオスは堪能するのだ。
そんな日々を共に過ごすうちに一年……そして三年と月日は移り変わっていく。
ウーラオスにとっては永遠に続くと願ってやまない彼との日々もしかし、子供と思っていた少年もまた過ぎ行く月日の中で成長をしていく。
そしてその果てに、いつしか今日の日の蜜月が終わることをしかし──ウーラオスも、さらには少年自身もまだ……今はまだ気付く由もなかった。