玄関において、ドアスコープ越しにラビフットの姿を確認したツミコはしばし躊躇した。
昨日の体験は未だ記憶に生々しい。
そのあまりの出来事にあれは夢であったのではと何度も自問したが、汚れた下着もそしてラビフットの味が残る唇も、全てが現実のものであったことを物語っていた。
そして今日もまた……昨日と同じ正午の今において再び、彼はツミコの元を訪れたのである。
逡巡しながらもドアを開く。
昨日のあれは間違いであり、今日は何らかの話し合いがされるのではないかという淡い期待があったからだ。
しかしながらドアが開き、その向こうにツミコを発見するや──ラビヒットは玄関へと駆け込みながらにツミコの体へと抱き着いた。
スカート越しに感じる彼の体温と、そして抱きしめてくる力強さにツミコも息を飲む
子供ほどの背丈の彼が抱き着くと、ちょうどその顔の高さがツミコの股間へと鼻先を潜り込ませる形となる。
そこにおいてツミコの香りを堪能すべくにラビフットが大きく息を吸い込むと、空気の流れに衣類が冷やされ、次いで戻される呼吸に今度は焼けるような感触を膣へ感じ取ってはツミコも声を漏らした。
「あぁ……ダメよ、ラビフット……今日だけは、本当にダメェ……」
弱々しいツミコの声に制止の効果など微塵もない。
むしろその内面には性的快感に対する若干の期待もまた孕んだ気配が窺い知れて、それを目ざとく感じ取ったラビフットの行動もまた、さらにエスカレートしていくばかりだ。
一旦抱きしめていたツミコの両腿を解放するや、間髪置かずにその手でスカートの裾をめくり上げるや、その中へ頭を潜らせては直に局部そこへの愛撫を開始する。
スカートの中において、ショーツ越しにラビフットの鼻先の冷たさを感じ取るもその感触はすぐに熱い液体の感触へと変わった。
言わずもがな、それこそはラビフットがツミコの膣へとショーツ越しに舌先を這わせているからに他ならない。
「はあぁ……んおぉ………ッ」
その感触に、思わずツミコもスカート越しにラビフットの頭を抱き込んだ。
さらに彼の愛撫は留まることを知らず、ショーツのマチに指先を掛けてそれをずらすや──剥きだされたツミコの生(き)の膣口へと深く舌先をねじ込んだ。
「んおぉ……ダメよぉ! そんな……汚いわ……ッ」
身だしなみに気を付けているとはいえ、平素は排泄器官と隣接している個所である。ましてや直前には洗体はおろか数度の排泄すらも果たしているそこは、お世辞にも清潔な場所とは言えない。
それにも拘らず、今そこを舌先でねぶるラビフットの動きたるや食事をするかのよう貪欲で、かつ激しいものであった。
陰唇の溝に沈殿する排泄物とフェロモンの沈殿物を、舌先を固くして強く刮ぐと斯様な膣への刺激に反応してはツミコの体も熱を帯びていく。
やがてはその舌先がスリットの上端へと至り、そこにおいてクリトリスを激しく舐り上げた瞬間──
「あおぉぉぉ……ッッ♡」
さもあっけなく、ツミコはこの日最初の絶頂へと導かれてしまった。
依然としてラビフットの頭を掻い繰ったまま、尻を後ろの引いて腰砕けるツミコはそのまま玄関の上がり框へと座り込んでしまう。
しばしその姿勢のまま絶頂の余韻に浸っていると、いつしかラビヒットの存在感は股間から消えて、彼がそんな自分の傍らに立ち尽くしている気配が窺えた。
依然として焦点の定まらぬ視軸を隣のラビフットへと向けるや──そこには自分を見下ろしている彼の視線と共にそんな自分達を遮る一個の物陰が窺えていた。
何物かと思いそこへ目を凝らすや、曖昧模糊であったツミコの意識は途端に明瞭となってはその体に新たな緊張を走らせた。
「あ、あぁ……ダメよぉ……それだけは、本当にダメぇ……ッ」
蹲るツミコの顔を横断するように影を落としていた物は──硬く屹立したラビフットのペニスであった。
幼く、まだカリ首に包皮を纏わせた細身のそれであっても、茎の脇腹を走る太い血管はそこへ充満する欲望を滾らせるかよう脈打っては、それの発散の為にツミコの肉体を使用する意図を雄弁につきつけていた。
そんなペニスの先端が鼻先へと迫っても、ツミコはそこから逃れることが出来なかった。
視線はうっすらと開いては腺液を滲ませた亀頭の鈴口へと集中し、さらに接近されることによって醸される生殖器特有の塩気と湿度を含んだ甘い香りに強い眩暈すら覚えていた。
やがてはそれも完全にツミコの顔へ届いてしまいと、その先端はツミコの鼻の下に押し付けられては上唇を僅かに開かせる。
人中越しに感じる腺液の滑りと、そしてペニスからの芳醇な香りに中てられ、ツミコは無意識に舌先を伸ばすとペニスの裏筋を舐め上げる。
その接触に反応し瞬間的に痙攣をしてペニスは一打ち跳ね上がるや、鈴口から漏れ出した腺液は上唇を伝いツミコの口中へと流れ落ちた。
舌上に感じる腺液の塩気と、そして苦みも帯びた独特の香りに中てられると次の瞬間には──ツミコはラビフットのペニスそれを丸々と咥え込んでしまうのだった。
それからは憑りつかれたよう頬を窄め頭を前後し、そして何度も激しく鼻頭をラビフットの下腹へと打ち付けながら、ツミコは音を立ててペニスの口取りを開始する。
口中において唾液と腺液が撹拌されては飽和状態となり、白く泡立ったそれが口の端から漏れ出すと、ツミコは舌なめずりにそれをすくい取っては嚥下した。
久方ぶりに堪能するオスの味に魅了されてはもはや、不貞や異種姦にまつわる倫理など微塵もツミコの頭には残されてはいない。
ただこの瞬間ツミコを動かす原動力こそは……
──ザーメンが飲みたい……男の人の子種をお口いっぱいで味わいたいのぉ……♡
浅ましくも本来口にすべきではない精液を摂取することへの渇望であった。
斯様にして淫獣の本性を剥き出しに口唇を窄め、頬を面相が変わるほどに吸い付けさせては舌を茎全体にペニスに絡めていると──やがてその奉仕に耐えかねてはラビフットが射精した。
炎ポケモンであることに加え、欲望に飢えていたツミコの口中に打ち出されるそれは熱湯と思しき温度を伴ってはツミコの喉を焼いた。
口唇が塞がれることで鼻孔からの呼吸をすれば、空気の流入と共に精液特有の青臭さが脳内一杯に充満しては、久方ぶりに堪能するその味わいに触発されてツミコも再び絶頂へと導かれる。
斯様なツミコの口中において激しく身を打たせては射精を行っていたラビフットのペニスもやがて……徐々にその送精が緩やかになっては、鋼のようであったその硬度もまた解かれると、後はツミコの舌上において柔軟に横たわるばかりとなった。
さながら間口に太いストローからゼリーでも吸い出すかのよう、尿道に残った残滓を吸い出しながら徐々に口唇から茎を引き抜いていくと、そこに覚えるむず痒さに対しラビフットは痛みでも訴えるかのような呻き声を上げた。
やがて軽快に空気を弾けさせるその破裂音と共にラビフットのペニスはツミコの口中から解放される。
フェラチオによる奉仕を始めた当初は僅かに皮被りであった亀頭も、今やすっかりその全身が剥きだされては痛々しいほどに赤い姿をそこに晒していた。
そんなラビフットのペニスへと労わるよう強く唇を押し付けては愛情たっぷりのキスを施すツミコ……その心は既に、
「ああん……素敵よぉ………濃くって臭くって、とっても美味しかったわぁ……♡」
ラビフットへと堕ちかけていた。
いっそのこと狂い続けていられれば良いものを……ツミコはそう自問せずにはいられない。
その瞬間こそは甘美は一時に酔い痴らされるというのに、いざ我に返った時そのあまりの事実にツミコは激しく苛まれた。
ポケモンといえ、夫以外の異性に対し性的な交わりを果たしてしまったことの罪悪感に加え、それが息子の同級生が有するパートナーポケモンとあって、様々な倫理が人間(ひと)たる身のツミコを強く苛むのだ。
だからこそ、今度こそは強く拒否せねばと心に誓う。
もしこのまま関係を続けようものならば、遠からず自分達は一線を越えてしまうことだろう。
今さらではあるのだろうがしかし、それでも性交にだけは至ってはならないという決意を改めてツミコは胸抱く。
しかし運命は、そんなツミコの決心を試すように新たな試練を彼女へと投げかけるのだ。……。
その日玄関先に現れたものは──……
ラビフットを始めとした、三匹のポケモン達であったからであった。