※この作品はR-18です。

三擦り半のマス☆カーニャ   作:たつおか

371 / 402
第6話・お仕置き

 

 

 床に尻を突いて両膝を立てるドネの股座へと──アリアはアナグマを追い詰める猟犬さながらの勢いで鼻先を潜らせた。

 

 そこから暴風のごとき鼻息を立ててはドネの香しき局部を堪能すべくに鼻腔でそこを吸引する。

 つい今しがたまで労働に従事していたドネの、汗の湿度がこもるその香りを胸に充満させるや、アリアの舌はそこから鋭く伸びてはその膣口へも無遠慮に侵入を果たした。

 以降は餓えに任せて貪るかのよう、舌先はドネの膣をむしゃぶる。

 

 舌先を通して送られてくる唾液の温度と、さらには縦横無尽に胎内を掻き回すその動きに翻弄されては、ドネもまた心の準備が整わぬままに肉体だけが昂らされていく。

 そして遂には最後まで気持ちの整理がつかぬまま──ドネは最初の絶頂へと導かれてしまった。

 

 声を押し殺し、喉を反らせて身を強張らせると膣口からは激しく愛液の飛沫が上がってはアリアの鼻先を濡らす。

 しかしながらアリアもそれから顔を背けるどころかむしろより一層に鼻先を埋め、吸い付けさせた口唇を窄めるとドネの局部そこからの愛液を一滴も漏らさず吸い上げては喉を隆起させた。

 そんなアリアからの吸飲は、とうに愛液の噴出が収まってもなお激しく吸い付けられて、絶頂直後の敏感になっているドネを存分に苦しめた。

 

 やがてはその責め句からも解放されると、ドネは完全に脱力しては床に背を沈める。

 開始早々のハードな責めにはただ面食らうばかりだ。

 常日頃もアリアからの抱擁は斯様に餓えを満たすかのような激しいものが多かったが、今日のこれに至っては暴力的ですらある。

 それほどに普段見ることのない労働中のドネを確認する非日常は、アリアを興奮せしめてやまなかったという事か。

 

 そんなことを絶頂後の意識の空白に漂わせていると、ふいに自分の顔の上に影が差した。

 それを感じ取って我に返るドネは改めて自身の顔の上に焦点を合わせると……そこには体位を互い違いにするよう立ち膝で跨いだアリアが、覗き込むように悪戯っぽい笑みでドネを見下ろしていた。

 さらにはそんなアリアの股座からは溶けだすように愛液の滴った膣口が展開されており、それが伝う内股は既に表皮の色が変わるほどにずぶ濡れとなっている。

 

 今度はクンニリングスの愛撫を自分へも施せという事なのだろう。

 反らせていた背を前方に倒らせて尻を突き出すように体位を調整すると、アリアは沈めた股間をドネの鼻先へと着地させた。

 なおも愛液の滴り続ける膣口は、ドネに触れるなりその鼻筋を伝っては溢れるそれらを直に彼女の口中へと流し込む。

 ドネもまた上唇を舐めてその味を確認すると、今度はアリアの膣口へと舌先を這わせた。

 

 アリアの時とは違い、ドネから施されるそれはじっくりと膣全体を舐る丁寧な愛撫であった。

 陰唇の両脇へ指先を添わせて膣口を開くと、露になったクリトリスへ硬くさせた舌先を這わせては丁寧にその包皮を剥いて愛撫をする。

 しばしそこだけをピンポイントで舐め尽くした後は、クリトリスの愛撫を指先と交代し、舌先はゆっくりと上昇しては膣口へと至る。

 そうしてディープキスさながらにその間口全体を唇で覆ってしまうと、そこから舌の伸びる限りにアリアの胎内へとドネは舌先を侵入させた。

 

 膣壁の粘液に感じる舌の感触と体温にアリアは悲鳴にも近い声を上げた。

 しかしながらそこに込められる意味合いは喜びのそれに他ならない。

 やがては膣壁を刮ぐよう舐め尽くしてくるドネの動きに合わせ、アリアもまた自身から腰を前後させてはより深く彼女の舌先が膣内の深部へ届くように促す。

 

 例えるに舌全体をペニスに見立てた性交さながらの愛撫に徐々にアリアの感情と肉体は昂っていく。

 そして来たるべき絶頂に集中すべく眉元をひそめるアリアの表情たるや、もはや鈍痛に耐える病人を思わせるよう苦し気に歪んでは、起伏の無い呻き声を呼吸の吐き出しと共に漏らし続ける始末……。

 

 しかし、やがてはそこに強い絶頂を予期すると間延びして漏れていたアリアの呻きは一変して咳き込むよう弾んでは、類人猿の鳴き声さながらの甲高さとリズムもそこに宿し始める。

 前後させていた腰つきはいつしかドネの顔面に対して上下に打ち付ける激しいものへと変わり、そして一際強く股座をドネの鼻頭に打ち付けては、挿入された舌先が胎内奥底の子宮口へと触れた瞬間──アリアは畳んでいた背を起こし、ドネの顔の上、身を真直に立ち上がらせるやこの日初めての絶頂を迎えては身を硬直させた。

 

 普段入ることのない商家の屋内と、さらには互い仕事中における逢引きとあっては、そこに感じるアリアの興奮も生半なものではない。

 今アリアが感じている絶頂たるや、過去一番の衝撃と快感を以て彼女の肉体を硬直せしめた。

 あまりに全身へ力を漲らせるあまり、その瞬間は声すらも上げられずにアリアはただ硬直も甚だしくその身を痙攣させるばかりである。

 

 やがてはその波も過ぎ去りようやくに呼吸が出来るほどに肉体が弛緩するや、アリアは深く息をつくと共に倒れ込んで脱力した肉体を組み敷くドネへと預けた。

 それを受け道具然とピストンの餌食にされていたドネもまた、被せられていたアリアの尻から顔を背けるとようやくにまともな呼吸をしてため息も一つ。

 

 依然として自分の上に跨ったまま絶頂の余韻を堪能しているアリアは愛らしくもあったが……同時に僅かな腹立たしさもまた覚えた。

 場を弁えぬ彼女の発情は、ともすれば互いの立場を危うくしてしまう危険性もまた含んでいたのだ。

 それでもまだ、それを危惧しながら行為へ及ぶのならまだしも、おそらくはそんな事態の後先などアリアは微塵も考えてはいないだろう。

 幼少期から高度な教育水準の中で成長してきたアリアはなるほど『知能』は高いのかもしれない。しかしながら礼節や克己といった『知性』においては、その経歴に対して見劣りするのをドネは感じずにいられなかった。

 

 ここで仕置きのひとつでもしてやらなければ、彼女は後に取り返しのつかない失態を犯すことにもなるだろう。

 そこまで考えて、ドネは覆い被さっていたアリアを横へ押しやるとようやくに彼女の下から脱した。

 身を起こして傍らを見下ろせば、そこには依然として絶頂の余韻を堪能してはだらしない笑み顔を痙攣させたアリアの恥態が映るばかり……そんな彼女に正面から向き直るや、ドネは改めてアリアの両膝を立てて開帳させるとその間に自身の体を納めた。

 

 さながら正常位の形に体位を保つと、ドネは自身の膣を指先で撹拌しては大陰唇の襞を外部へと露出させる。

 そうして今度はドネがアリアを組み敷くように体を重ねると──角を立てた陰唇の膣を、同じくアリアのそこへと押し重ねた。

 小振りなドネの陰唇がクリトリスを挟み込んでこすり上げる感触に反応し、ようやくにアリアも正気に戻る。

 そうしていつの間にやら自分を組み敷いているドネを見上げれば……そこには両目をしかめては、ふくれつら面に口元を閉じた憤慨のドネ。

 

 思わぬそれに得も言えぬ気まずさを感じ取っては掛けるべき言葉を探して呻きを漏らすアリアはしかし次の瞬間──膣への思わぬ感触に驚きの声を上げた。

 先のクリトリスを内包したドネの膣は、依然として拘束を解かぬままアリアの膣全体を摺り上げたのである。

 まだ絶頂して間もない肉体は、そんな快感の根源ともいうべき膣への刺激に対し敏感過ぎる感触をアリアの脳へとフィードバックさせた。

 

 快感には違いないが、如何せんタイミングが悪い。過剰に過ぎるその快感は今のアリアにとっては苦痛以外の何物でも無かった。

 当然ながらその制止を求め悲痛な声を上げるも、依然として眉元を強めたドネはそれを受け入れず、それどころかより一層に擦り付ける動きを加速させるや、更に身を倒してアリアの乳房にも荒々しく口先を吸い付けさせた。

 

 

 再びアリアの細く澄んだ響きの悲鳴が上がる──

 それこそがドネによる『お仕置き』の始まりであった。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。