あの日以来、僕の日課が一つ増えてしまった。
それは夕方にミミロップが預かり屋から帰宅すると……
「ミミロップ、今日はどうだったの? ホラ、早く見せて!」
僕は出迎えの挨拶もそこそこにミミロップをベッドへと誘う。
そうして仰向けに寝かしつけては両膝を立てさせると、晒された膣を両手で押し開き……
「わぁ……こんなに奥まで出されちゃってる……」
彼女の膣に放出されたザーメンを……彼女が他人のオスに犯されたという証拠を確認するのが、僕の新たな日課となってしまった。
当初はミミロップもそれなりに恥じらいや嫌悪に近い感情を見せたりもしていたが、今となっては僕の興奮する姿が面白いのか、近頃ではむしろ挑発よろしくにそれを見せつけてくるようにさえなった。
今だってそこ一点を凝視している僕を前に、息を止めて腹腔に力を込めるや──膣の圧にて胎内の精液を溢れ出させるなんて芸当まで披露してみせる。
「っぷわ!? もー下品過ぎだぞミミロップ! それとも……預かり屋でもそんな風に振舞ってるの?」
言葉とは裏腹に興奮しきりの僕はそんなことを聞いてはさらに自分を昂らせてしまう。
一方でそれを受けるミミロップもまた小さく鼻を鳴らせては妖艶に微笑むと……舌なめずりをしては、厚みのある上唇をさらに艶めかしく濡らしてみせるのだった。
「なんだ、その態度は! 僕をバカにして!」
そんなミミロップを前に僕もまた激しく憤っては、無慈悲に立て揃えた指々をミミロップの膣へとねじ込む。
その突然の仕打ちに、ミミロップの頭を仰け反らせては声を殺す。
自然界では絶対に発する要もないであろう汚い声を上げるミミロップはしかし、心から僕とのこの一時を楽しんでいることは明らかだった。
「ほら! ほら、気持ちいいのッ!? ご主人に見下されながらオマンコほじられるのがそんなに気持ちいいのか! この動物ッ!」
一方でそんなミミロップの態度に僕もまたヒートアップしては、彼女の膣(なか)を突きえぐる激しさを増していく。
関節を曲げ、ヘソの裏側を膣壁ごしに搔いてやるようにこそぐと──呻きとも過呼吸ともつかない音を喉から発しながら、ミミロップはいともあっけなく絶頂を果たす。
首だけでブリッチをするようにして、ヘソを天高くに突き上げては絶頂直後の余韻に耐えるミミロップ……そうして一通り彼女を責め立てると、ようやく僕も落ち着きを取り戻す。
いつもながら、この我に返った瞬間ほど脱力感と後悔に苛まれる瞬間も無い……僕は彼女を置いてベッドから降りると、ミミロップを清拭してやる為の水タオルを作りに風呂場へと向かう。
タオルの前に手を洗い、ついでに大きくしぶきを上げて顔もまた洗うと僕は大きくため息をついた。
いつものことながら不思議に思うことは、これだけ興に乗って彼女を責め立てているというのに、どういう訳かミミロップとの交尾だけは──彼女の膣に自分のペニスを入れてみたいという衝動にだけは駆られないことだった。
それどころか彼女を責めている時は勃起すら起こらない。
やはり頭のどこかではポケモンとの一線を越えることに対し、本能的なブレーキをかけているのかもしれない。
そのことに安堵する反面、それでもしかしパートナーポケモンとこんな関係になってしまっている自分を蔑まずにはいられなかった。
タオルを絞って寝室へと戻ると──ベッド上のミミロップは、依然として仰向けのまま頭の後ろで手を組み、肉付きの隆起に富んだ肢体を晒しながらに僕を待っていた。
もはや絶頂の余韻からは脱したのか、呼吸に合わせて上下する胸元はもう穏やかなものだ。
それでもしかし、そこから向けてくる嘲笑すら思わせるどこか挑発的な笑みの瞳は、まだ彼女の中に強い欲情が滾っていることを如実に僕へと伝えていた。
そんなミミロップの元へとたどり着き、その体にタオルを這わせる。
4つに畳んだそれがみぞおちの上に置かれるや、彼女の肢体がピクリと反応する。以降は丁寧に彼女の体を僕は拭いていくのだった。
元より筋肉質だったことに加え、昨今では胸元に脂肪も集まってきた彼女の体は実に肉感的だ。
短い体毛も滑らかならば、その手触りは褐色の『人の肌』を撫でているのと変わらない錯覚すら覚える。
斯様にして『女』の体へと変貌を遂げつつある彼女に触れていると、雄(おとこ)の存在ひとつでこうまで変わってしまうことが不思議だった。
そして毎度この瞬間にそれを思う時、僕は日中に彼女を抱いたオスへの激しい嫉妬に駆られる。
それはもう『ポケモンのトレーナー』としての立場というよりは、僕自身が一匹の雄として他者に抱く感情に他ならなかった。
「……辛いなら、もう行かなくてもいいんだぞ」
依然として彼女を拭いてやりながら、ふとそんなことを告げる。
その僕の言葉に顔を上げては、さも意外そうにミミロップはこちらを見たのだろうけど……一方の僕はありとあらゆる感情から起因する『羞恥』に耐えかねてはそんな彼女を見ることが出来ない。
うつむいたままミミロップの胸元一点に視軸を固定していると、やがてその視界の中に左右に展開する彼女の両腕が現れ──そしてそれは僕を深く抱きしめては胸の中に掻きこんでしまうのだった。
乳房の膨らみが感じられるミミロップの胸の中で、その突然の出来事に困惑するばかりの僕を、ミミロップは正面から見つめてくる。
この至近距離からではもう視線は外せない。……否、僕はまるで捕食の瞬間に遭遇した鼠のように、見据えられては視線を外すことが出来なかった。
そうしてミミロップは、僕の唇を奪う──……思えば、これがファーストキスだった。
そんな感慨にすら更けさせないよう、ミミロップの舌先は無遠慮に僕の口中に侵入しては存分に舌同士を絡め合い、互いの唾液を交換した。
──お前は……外でもこんな風に他人の男(ポケモン)とキスをしているのか……?
その時においても、僕はそんな考えに囚われては気持ちを重くさせてしまう。
そんな僕に気づいてか否か、彼女から施されるキスはその後なおも情熱さを増していった。
熱い舌先と粘度の高い唾液からは不思議と、珈琲のほのかな香りが感じられた……。