絶頂を経て、脱力に体を投げ出したエムリットを見下ろしながらユーリも囚人服の腰紐を解く。
それを下ろして下半身を露にするや、勃起したペニスはバネ仕掛けのように跳ね上がっては屹立を果たした。
まだ女性経験の無いユーリにとってセックスは未経験ではあったが、その方法と本質はおおよそ理解している。
そそり立つペニスの根元を抑え、今しがたまで吟味していたエムリットの膣の前まで誘導してしかし……そこでユーリは動きを止めた。
ふと標準を合わせるべくにペニスを彼女の下腹の上へかざしたユーリは、その長さがエムリットの控めな膣を大幅に越えて胸元に近い場所まで達することに気付いたからだ。
もし彼女が妄想の産物ではない一生物(ポケモン)であった場合、このペニスを彼女の矮躯に収めてしまうことには若干の抵抗が生まれる。
本能・肉体共に限界へ達しているというのに、土壇場に来てユーリは彼女の身を案ずるがあまり足踏んでしまうのだった。
そんなユーリの苦悩を感じ取ったかのよう──不意に左右から伸びだしてきたエムリットの二股の尻尾がそのペニスを絡め取った。
突然のことに驚いて顔を上げたユーリは、その先においてエムリットと視線を交わしては息を飲む。
依然として絶頂後の余韻と疲労を宿した彼女の顔はしかし、優しく微笑んでいた。
そうしてその唇が僅かに動くと、心配など無用であることを伝えてくれる。
さらには戸惑い続ける彼の答えを待つまでもなく──巻き付いた尻尾はペニスの先端を膣のスリットの前へと誘導してしまうのだった。
僅かにはみ出した陰唇の隙間に鈴口を埋めると、そこからすぐに挿入には向かわずペニスを上下させてはユーリからにじみ出る腺液を膣口に馴染ませるような動きを見せた。
その浅い刺激はエムリットにしても感じ入るものがあるらしく、再び膣壁からは愛液が滲み出してきては膣口を濡らす。
そうして互いの肉体が馴染むのを確認するや──ペニスは尻尾に引き導かれるまま、その亀頭をエムリットの膣(なか)へと挿入させた。
「あ、あぁッ……なにこれッ……すごいよ、こんなの……ッ!」
初めて亀頭に感じる粘膜とその熱にユーリは上ずった声を上げる。
そしてなおも導かれるままに挿入を進めていくと、いつしかユーリは覆い被さるようエムリットの両脇に手をついては、自ずから腰を沈めていった。
比喩などではなく、染み入る愛液と膣壁の締め付けに、ユーリはペニスが溶かされるかのような錯覚を覚えた。
あまりのその快感に当初の彼女への気遣いなどすっかり忘れては、すぐに果ててしまわぬよう注意深く挿入を続けていく。
やがて亀頭の先端は子宮口へと到達して強い弾力に押し戻されると、ようやくに侵入を止めた。
見れば当のエムリットはこれ以上にないほど目と口とを見開いては、息すらも止めて身を震わせている。
子宮口への刺激に対する痛みか、はたまた絶頂か……完全にエムリットは肉体の機能を停止させ、時おり痙攣を交えては身悶えるばかりであった。
そしてそんなエムリットをユーリは堪らなく愛しく思った。
その感情に完全に心が囚われてしまうともはや自制も能わざるに、
「エムリット!」
ユーリは体全体で覆うようにエムリットを抱き込むと、そこから思いの限りのピストンを敢行する。
膣壁に連なる肉ひだは体格差も相成っては吸い付くようにまとわりついてはユーリの茎全体を刺激した。
その未知の快感に我を忘れるあまりユーリの前後する腰付きはいよいよもって激しさを増していく。
一方で、その暴力的とも取れるピストンに晒されることにエムリットの肉体にもまた変化が現れていた。
ユーリの脈動をペニス越しに感じると、次第に膣道もその茎に馴染んでは拡張を促され、いつしか互いの粘膜の摩擦に対しエムリットもまた強い快感を感じ始めていた。
斯様にして肉体が馴染んでくると、膣内はさらに深くユーリを迎え入れては幾度となく奥底の子宮口と亀頭の鈴口とを打ち付け合う。
押し付けるペニスの陰影がエムリットの下腹の表皮の上に浮き上がっては従来在るべき彼女のシルエットをなんとも歪なものとしていた。
そのような姿にされてしまう肉体への負荷は生半なものではない。
事実、本能に赴くままに打ち付けられるユーリのピストンが体内の奥底を突き上げるたび、ひしゃげた子宮越しに肺や胃といった臓腑は圧迫され、幾度となくエムリットは呼吸を詰まらせた。
しかしながら、斯様な責め苦の中に在って──エムリットは幸福を感じていた。
そしてそれは相思相愛たるべきユーリもまた然りだ。
彼女に無理を強いていることは重々承知の上でなおもこの小さな子宮を責め立てることに自制がかけられない。
その中においてやがて、来るべき瞬間が訪れる。
「ああぁ……イキそう……もう、出そう……!」
語り掛けるでもなく、射精を予期したユーリはその快感の中でうわ言のように呟く。
そんなユーリからの言葉を受け止めたエムリットもまた、二股の尻尾を幾重にもユーリへ巻き付けるとより深く密着できるように抱き寄せる。
そしてユーリの耳元において──膣内での射精を許したその瞬間、もはやユーリの肉体は脳からの指令を待つこともなく、思いの限りの射精をエムリットの膣(なか)において果たした。
「あッ、うわあぁ……出るッ……こんなに出るなんて……ッッ」
熱湯が胎内において沸き立つ間歇泉さながらの精の放流を受け止めてはエムリットもまた深い絶頂に導かれ硬直する。
あご先を天に突き上げさせては身をのけぞらせるそんなエムリットの下腹には、大きく浮き出したペニスの陰影とそして、その先端において打ち出される精液の圧によって腹部の表皮が緩やかに隆起を繰り返すのが確認できた。
やがてはその送精も緩やかとなり、完全にそれが止まっては余韻に打ち震えるばかりとなった頃……
「あ……ご、ごめんエムリット!」
ようやくに我に返ったユーリは身を起こすと、組み敷いていたエムリットを確認する。
そこにはその光彩鮮やかな瞳一杯に涙を溜めながらも、どこか悪戯っぽく微笑むがエムットがユーリの両頬へ愛おし気に手を添えて撫ぜた。
その時になり、ユーリは初めて膣内射精を許したエムリットの本心を知る。
交配(セックス)の本質とは、パートナーの子を身に宿す行為である──そしてそれを許してくれたエムリットの本意とは、これ以上に無いユーリへの愛に他ならなかった。
「俺だって……俺だって、君のことが好きだよエムリット」
ユーリもまたそれを伝えると、自然と二人の鼻先は近づき合いやがてはそこにて口づけを結ぶ。
しばし後戯を堪能すると、僅かに互いの体が離れる間隙を縫ってエムリットは身を起こす。
そうして彼女が何をするものか見守り続けるユーリの眼前において四つん這いに体位を取利直したかと思うと──その鼻先へと尻と突き出してきては、今まで存分に愛されていた膣を晒した。
さらには尻尾の先端を以て間口もまた広げると、空気の流入によって胎内に留まっていた精液が一度に流れ出してきては、再び充血した膣口を物欲しげにユーリの前に咲かせてみせるのだった。
その姿勢のまま流し目など肩越しに送りながら挑発的に微笑まれると──もはやユーリもたちどころに発情を促されるや、先ほど以上の怒張を以て勃起を果たす。
かくしてその後、せがまれるままに肉体を重ね合う二人は……夜が明けるまで互いの愛を確認し合うのだった。