第1話・ミチ(1)
一概に『ポケモン』とはいっても、そこには多種多様の個性が存在する。
動物然として思考の単純な奴もいれば、見た目に反しては知的で、それこそ人と変わらぬ繊細な精神を持ち合わせた者に至るまで──それらを一括りに纏めてしまうことは、俺達トレーナーや飼育員達にとっては最大のタブーでもあった。
人権も認められている彼女達に対する倫理を説く訳じゃない。
純粋にあの存在を見下してしまう行動は、時に思わぬ惨事を招いては足元をすくわれかねない事態に発展することもあるからだ。
そして当然のごとく、斯様なデメリットと対になるメリットもまた彼女達の付き合いには存在した。
それこそは今、俺が受けているこの『恩恵』に他ならない。
「ほら、始めるぞーミチ。こっち来てマンコ見せろー」
気安い俺の呼び掛けに反応すると、『ミチ』と呼ばれたそのパッチールは多分に頭を左右へと振りながら俺の元へ駆け寄った。
そうして体全体で俺の右足へ抱きつくや、そこから見上げてきてはさも嬉しそうに弛緩した両の口角を上げる。
言わずもがなの笑顔然とした表情に俺も苦笑いを浮かべては鼻のひとつも鳴らすと、そこから屈みこんでは彼女と視線を合わせる。
ミチは俺が勤務するパッチール園の一匹だった。
他の個体達の中でも一際早熟で、人の女体を思わせるよう胸元や尻に脂肪を蓄えた豊満さから、個人的な名など付けては普段から可愛がって止まないパッチールの一匹である。
その肉体に比例するよう、彼女は精神面においても恋愛や性というものに強い興味を示した。
そしておおよそ大概のポケモン達がそうであるよう、飼育員に対し強い愛情や執着を表しだした頃、俺もまた彼女へとアプローチを掛けた。
最初は抱き上げるや撫でるといった一般的なコミュニケーションから始まった。
そこから次第に目を見つめてみたり、好意的な言葉を投げかけたりしてキスのひとつなどもしてやるようになると、途端に彼女は一雌としての覚醒を果たす。
世間一般ではその見た目と生態からあまり賢くは見られていないパッチールではあるが、その実彼女達の知性や精神性には目を見張るものがあった。
それこそ最初に語ったよう、人と変わらぬそれを持ちえた彼女はやがて俺を恋愛対象として見定めては、人間同士が交わすのと変わらない付き合いを俺達の間で確立していくこととなる。
その中でも彼女が特に興味を抱いたのは恋愛に関する事柄──特に、性に由来するコンテンツであった。
人一倍キスや肉体への愛撫という性的ペッティングを求める彼女に対し、俺はジョークの一環で人間のアダルトビデオなど鑑賞させてみせた。
そして彼女は俺が想像するよりも遥かに強く、それへ強い興味と執着を見せた。
そこからは俺達の関係が発展するのは早かった──。
鑑賞の直後にはもう互いの舌同士を絡ませて食(は)み合うような、おおよそ自然界には存在しないであろう下品なキスを交わし、さらには互いの性器なども見せあってはそこに舌を這わせる行為もその日のうちに済ませた。
体長1メートル少しの彼女は、直立型という事も相成ってはそれこそ人の女児と変わらぬ印象を抱かせ、多分にロリコン趣味の俺を発奮させるには申し分のない存在と言えた。
そんな彼女に俺もまたのめり込んでいき、いつしか閉園後の僅かな時間を狙っては、俺は彼女を宿直室になど連れ込んで、互いの欲望を慰める行為に夢中となっていった。
そうして話は今に繋がる。
今日もまた一頻り下品なキスを交わすと、彼女は屈みこんだ俺の鼻先へと背を反らせて股間を突き付けた。
間近で見る脂肪を纏った彼女の肉体が隆起する様は、いつ見ても興奮する。
そして汗ばんだその肉体の中心に両手を添え、それを惜しげもなく左右へと押し広げると──俺の目の前には、花の如く真っ赤な膣口がその断面をそこに広げた。
「すごい匂いしてるな……まったく、舐めさせられる俺の身にもなってくれよ」
言葉とは裏腹に強い興奮に駆られている俺の視線は既に、解放されたミチの膣そこに釘付けとなっていた。
みっちりと肉の凝縮された粘膜は別個の生物のように蠢いては、止めどなく膣壁やその奥底から愛液を滲ませている。
それが、鼻先を近づけさせる俺の吐息や視線に反応しては時折り強く痙攣を繰り返してと、如実に軽度の絶頂を見せてはミチ自身の興奮もそこに反映させているかのようであった。
そんな小振りの肉壺の中へと、俺は伸ばした舌先を突き立てるように挿入させる。
途端に舌先には強い塩味(えんみ)と同時に、アルカリ性の愛液特有となる味わいもまた広がっては舌全体を委縮させるかのようであった。
言わずもがなその味わいの内訳は、彼女の愛液と同時に排尿後のケアが為されない動物特有となる汚物の味わいであはるのだが……むしろそれこそは、性に無頓着な幼児のそれを思わせるようでなおさらに俺の興奮は昂らされていった。
気付けは音を立てては溢れるそれらをすすり上げて俺はそこにむしゃぶりつく。
ミチもまた背を仰け反らせてはその激しすぎる愛撫に反応しては高く声を上げた。
彼女の膣内に溜まる恥垢を残らず舌で刮ぎ取っては舐め上げ、膣壁そこの味わいが薄まるや俺は更に中指など挿入し、鉤に曲げたそれを縦横無尽に膣内で展開させては、さらに彼女の愛液を掻き出そうと躍起になる。
その無遠慮な愛撫に晒されるミチもまた瞳の渦巻き紋様の密をさらに凝縮させると、甲高く上げていた声を類人猿さながらの野太く咳き込ませるような波長へと変える。
立ち居すら保てなくなり、ガニ股に膝を折っては激しく体全体を痙攣させると俺の頭に抱き着いては辛うじて倒れまいと四肢に力を込める。
その様から、今日一番の強い絶頂が近いことを悟ると──俺は小振りな彼女のクリトリス一点を咥え込んでは無遠慮に吸い上げ、さらに膣内に埋めた中指に人差し指を寄り添わせて無遠慮なピストンを敢行する。
尿道の裏を突き上げる様にして愛液を掻きだしていると、しまいに彼女は歯牙を噛みしめては絞り出すような声を上げて失禁した。
否──それは俺の手によって強制的に書き出されている愛液に他ならない。要はポケモンでありながらミチは、人間の手によって潮を噴かされてる状態にあった。
それでも絶頂まであと少し及ばないことを見定めると、俺も最後の手段に出る。
こともあろう口中でしゃぶっていたクリトリスを前歯で噛み摘まむや、無遠慮にもそれを引き伸ばしにかかった。
そしてその刺激がトドメとなる。
ミチは天高くにアゴを突き上げて喉元を晒すと、一声野太く吼えて……絶頂した。
膝を曲げ、腿を水平にして体を硬直させてはその快感に身悶えるミチ──。
膣部からは、依然そこに鼻先を付けている俺になどおかまいもなしに失禁をしては、ただその余韻に打ち震え続けるのだった。
「~っぷは。いけない奴だな……普段世話になってる俺に小便なんて引っかけて」
言いつつも彼女の尿道に唇を付けては直にそれを飲み下していた俺は、やがてその勢いも落ちてもはや膀胱に一滴として彼女の甘露が残されていないまで吸い出し尽くすと、その口元を拭いながら身を起こす。
「だったらこっちもいっぱい、チンポからの汁をご馳走してやるからな……」
そして言いながらに立ち膝となって前面を晒す俺の股間からは──今にもはち切れそうなほどに怒張して勃起を果たしたペニスが、その身を打ち震わせながら屹立していた。
ようやく呼吸の落ち着きつつあるミチの手を取ると、俺は自身のペニスへと誘導し、その掌の中に収めさせた。
手の平越しにその熱と脈動を感じ取らせると、今まで朦朧と意識を宙に漂わせていた彼女は針に刺されたよう両肩を跳ね上がらせては覚醒に至る。
そして下ろした視線の先において、自身の手に握られている俺のペニスを確認するや──
その口元へ淫靡な笑みを浮かべては大きく舌なめずりをしてみせるのだった。
【 つづく 】