ユウキの行為はポケモンであるリオルにしても不可解なもの……の、はずであった。
排尿の為の器官を口に咥え、あまつさえ口中で舌を絡めては吸い上げる行為の異様性にもしかし、それを見守るリオルは同時、得も言えぬ快感や充足感もまたそこに覚えていた。
上目遣いにこちらの様子を窺いながらぎこちなく口元を上下させるユウキの動きに対し、次第にリオルの興奮も昂っていく。
腰は自然と咥え込む口の動きに合わせて突き上げるようになり、ほどなくして室内には粘膜同士を吸いつかせる軽快な水音が響き始めていた。
ペニスに感じる陰茎の境界がぼやけては強調されるを繰り返される感覚──ユウキの口の中で溶けて無くなってしまったかのような感覚に見舞われていると、突如意識とは別に肛門が収縮し、その瞬間ペニスには血流が巡っては痛いほどの感覚をリオルに思い出させる。
そんな緩急に富んだ感覚に晒されていると、やがては強い排尿感もまたリオルは覚えた。
このままではユウキの口の中に粗相をしてしまうと、行為の中止を訴えようとしたその瞬間──あっけなくリオルは果ててしまう。
感覚がワンテンポ遅れているかのような制御不能の肉体は、もはや自分の体では無いようだ。
ユウキの口内に失禁するなどという最悪の事態に陥りつつも、とはいえリオルにはどうすることもできない。……もっとも仰向けのリオルの上にユウキが被さっている状況とあっては、どのみちそこを脱することは不可能であった訳だが。
しかも尿道に感じる感覚もまた、いつもの排尿のそれとは大きく違っていた。
尿が激しく流れるような水流ではなく、まるで固形物をひり出しているかのよう尿道に感じる異物感──しかしそれは今までに経験したこともないような快感もまた伴う。
止めどなく溢れる洟やヨダレなど意に介さず、涙に潤んだ目を剥いてはその快感に忘我するリオル……肛門が収縮し、ペニスの中のそれを送り出すたびに体内を走り抜ける電流は、幼いリオルの脳を無残に焼いては新たな快感をこの幼いポケモンに覚えさせていくのだった。
そんな焼けるような射精が終わり、ようやく我に返るとリオルはユウキの存在を思い出す。
慌てて体を起こしては腰元を見遣ると──そこには依然としてリオルの股間に顔を埋めたままのユウキがあった。
瞳を閉じてはリオルのペニスを咥えたままの表情はしかし、リオルとは対照的に穏やかだった。なおも頬を窄めてはリオルのペニスから残りの精液を吸いだしている様が見てとれる。
やがてそんなユウキはゆっくりと頭を起こしていく。
幼い唇の中に埋まっていて赤い陰茎が徐々に露となり、やがて完全にユウキの口から解放されると、ペニスは依然として直室したまま反動で前後に振れた。
そうしてようやくにリオルとユウキは目を合わせる。
おそらくはリオルの精液をため込んでは頬を膨らませるユウキを前に、戸惑いから眉をひそめてしまうリオルとは対照的にユウキはにんまりと笑う。
リオルの上に乗り上げていた体も起こし、改めて座り直すとユウキは両掌を上にしたその中へと……口の中の精液を吐き出して見せた。
しかしながら口を開けただけでは吐き出せず、ユウキは唇を窄めると唾液と一緒にその口の中のものを押し出していく。
液体というよりはゼリー状の精液それが、ユウキの艶やかな唇の中からひり出されてくる眺めは官能的ですらあった。
そうして大半は吐き出しても、口中の粘膜にこびり付いた少量の精液だけはどうしてもひり出すことが叶わない。
それに対し、ユウキもしばし考えた後……うがいのように頬の膨張を繰り返しては唾液と共に撹拌し、そうして口中の精液を液状化させるとそれ大きく飲み下してしまうのだった。
「へへ~……飲んじゃった♡」
そうして大きく舌を吐き出して見せては得意げに笑うユウキ。
一方でリオルはと言えば、そんな自分の精液を飲み下してくれたユウキに再び蒸しかえるような欲情の昂りを覚えてしまう。
「これ……本の中の白いのと一緒だね」
そんなリオルを傍らに、ユウキは手の平に吐き出した精液を弄んでみせる。
片側の手中に集めたリオルの精液は真珠のように艶やかで、指先で挟み込むとそのまま摘まみ上げられるほどにゼラチン質でもあった。
一見したならば洋菓子のようにも見えるそこへ鼻先を寄せてその香りを嗅ぐリオルであったが──途端に鼻を突いた異臭に眉間へとしわを寄せた。
お世辞にもこれを良い香りとは思えなかった。
リオルが嗅いだ精液の第一印象は、本当にこれが自分の体から出されたものかと疑うほどに青臭く、悪く言えば薬品的なイメージすらをも思わせた。
しかしながらユウキはと言えば、
「臭い? でもボクはこの匂い好きだよ♪ スーっとして良い匂い‥…」
摘まみ上げたそれを自分の鼻先に持っていくと、幾度となくその香りの吸い込んでは深くため息をつく。
やがては何を思ったのか──ユウキはそれを口の中へと咥え込んでしまうのだった。
驚くリオルをよそにユウキはそれを咀嚼しては吟味する。そして再びに飲み込んでしまうと、
「なんだろう……すっごい変な味なんだけど美味しい。リオルのオシッコって不思議だね♡」
驚愕しきりのリオルを見やりながらユウキは微笑む。
そんなユウキの笑顔に瞬間、リオルは背中が震えた。
ユウキの笑顔はいつも見ているはずなのに、今見るそれは全く別人のもののように思えたからだ。
そんなリオルの表情にも気付いたのか、ユウキは見せつけるようにして手の平に残っていた残りの精液もまたすすり上げる。
わざと音を大きくして下品に吸い込んでしまうと、これまた大きく頬を動かくして咀嚼して、やがては喉を大きく隆起させた。
そして再び空になった口中を見せつけるや──
「ごちそーさま、リオル♪ リオルのオシッコ、すごく美味しかった♡」
ユウキはまたしてもあの……リオルを不安にさせる笑顔で笑ってみせるのだった……。