もはやユウキを案じる余裕などは微塵もない。正常位に乗り上げるリオルはペニスにまとわりつく快感をより得ようとばかり、狂ったように腰を打ち付けた。
強制的な排尿を促されているようなむず痒さがペニス全体を覆っては幾度となく肛門を収縮させる。
未知の快感に我を忘れていることも然ることながら、もはや年齢に見合わない繁殖の本能を強制的にこじ開けられてしまったことの暴走こそが今のリオルを動かす動力であった。
ゆえに始まりこそは興味を持って行われていた行為も、今となってはそこに本人の意思など無い。
その証拠にユウキの幼い膣を激しいピストンで突きえぐるリオルの顔もまた、苦しみをこらえるかのよう洟と涙とで歪んでいた。
もはや意識とは別に動き続けるに至ってはもう、快感よりも酸欠や肉体的疲労といった苦しみの度合いの方が強いくらいだ。
ただこの行為が早く終わることを頭の中でリオルは懇願し、そして助けを叫び続けるしかなかった。
そんな折ふと、何かが頬に触れた。
見れば下に組み敷いていたユウキが両手を自分の顔に添えている。
おそらくは泣き歪んでいる自分の表情を解そうと撫でてくれていることが察せられた。
そして不思議とその幼い手が眉間やマズルに寄った皺の溝をなぞって伸ばしてくれると、リオルは意識を覆う靄が晴れる気がした。
もっと触れてもらいたい……依然として狂暴なピストンは敢行しつつ、リオルはユウキへと顔を寄せる。
そしてユウキもまたそれを待っていたかのよう両腕を伸ばすや、そのままリオルの首を絡めとっては強く抱き寄せてくれるのだった。
直後、ユウキの唇がリオルの口をふさぐ。
さながら噛みつくようにキスをしては、口中に舌を侵入させてきて存分にその中で泳がせる。
リオルもまたそんなユウキの小さい舌へ自分の舌もまた絡ませると、途端に鼻孔にはユウキの匂いが広がった。
その瞬間、言いようのない多幸感に包まれてはリオルも鼻息荒くため息をつく。
荒ぶっていた体は徐々に沈静化していき、無惨にユウキの膣を突きえぐっていた腰の動きもいつしか止まっていた。
幾度となくキスをして互いの顔を舐め合うなどしてると、ふとリオルは自分が正気に戻っていることを自覚する。
それに気付くや、まるで落下の悪夢から目覚めた時のように急激に身を起こした。
見下ろすその先では──依然と繋がったままのユウキの膣が、その恥丘の周辺まで真っ赤に肉を腫らせている様が確認出来た。
加えてこの間に幾度射精を果たしたものか、ユウキの尻の下には精液が液溜まりとして池を作っている。
それの事実に戦慄した。
そして不幸にも冷静になると、脳裏には今しがたまで自分がユウキに何をしていたのかの記憶もまた鮮明によみがえってくるのだった。
それが申し訳ないのと、そしてユウキを傷つけてしまった事実にリオルの瞳からは大粒の涙が真珠のように零れ落ちる。
そんなリオルに対して、
「……どうしたの? 痛いの?」
依然として組み敷いていたユウキが疲れた様子ながらもそんな声を掛けてくる。
またもその声に我へ返ると、改めてリオルはユウキの頬を舐めた。
慈しむよう、そして謝るように幾度も舌を這わせると、ユウキもまたリオルが先の蛮行を詫びているのだと察する。
「あはは、うふふ……大丈夫だってー♪ 今は気持ちいいよ?」
そんなリオルを真似てユウキもまた笑いながらに舐め返した。
ユウキのそんな気持ちになおさら理性を失ってしまった自分を恥じていると、やがてはペニスの怒張も融けてようやくに二人の結合もまた解かれる。
押し付けていた腰を離すと、さらにユウキの膣からは大量の精液が雪崩れ出してきた。
それを見下ろしながら、
「あはは、すごーい。見て見て~♪」
ユウキは息を止めて腹腔に力を込めるや、膣は放屁さながらに胎内の精液を吹き散らす。
それを前にして、リオルはそこに鼻先を近づけるとユウキの膣へと舌を這わせた。
もはや自身の精液が付いていることなどはおかまいなしにそこを舐め、そして胎内のものを吸いだしては自分なりにユウキを労わろうと後戯を施す。
「あ……それ、好きぃ……♡」
そんなリオルの行為はユウキもまた心地よかったらしく、しばしの間その身を預けてはユウキも事後の余韻に浸るのであった。
やがてはユウキの膣が完全清められるのを見計らい、
「リオルぅ、こっち来て。キスしよ♡」
ユウキはリオルを呼ぶや再びキスを求める。
それを受け、戸惑いつつも口元を腕で拭おうとするリオルを──
「拭いちゃダメ! リオルのオシッコ付けたまま来て」
ユウキは慌てたように制する。
やがてはおずおずと近づいてくるリオルをユウキもまた抱き寄せると、先ほどとは逆に今度はユウキがリオルの顔に舌を這わせた。
口の周りや鼻先についていた精液を舐めぬぐい、さらには再びキスを交わしては互いの舌を絡ませ合うと、ユウキは今しがたリオルが舐め集めてきた精液を味あっては堪能する。
「リオルのオシッコ以外にも味がするねー。これってボクのオシッコの味かな?」
自身の愛液もまた多分に含んだそれを吟味するや、ユウキはそう言って笑った。
それを受けて、リオルは静かに目を閉じてはそのキスに身を委ねる。
この瞬間が永遠に続けばいい──リオルはふとそんなことを思った。
このささやかな住居と森とユウキ……そんな自分の好きな物だけが満ちた今のこの世界を、幼いなりにリオルは強く愛しく思うのだった。