※この作品はR-18です。

三擦り半のマス☆カーニャ   作:たつおか

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第7話・一線を越えて

 

 

 二人でポケモンのセックス動画を見た翌日──ベッドに座って雑誌を読む僕の傍らにマスカーニャは静かに腰を掛けた。

 

 チラリとそこから見上げれば、僕を見つめているマスカーニャは微笑んでいるようにも見えた。

 そして声を掛けるよりも早く、マスカーニャは僕の腰元に手を伸ばしては股間をさする。

 

 それに対して僕も何か言うこともなければ、また邪険に拒絶することもなかった。

 マスカーニャに任せたままにしていると、そのマッサージで血行の促進された僕の股間は緩やかに勃起を始める。

 最初はペニスの中に小さな芯が現れ始め、やがてそれが硬度と大きさを増すにつれて、いつしかペニス全体が一つの神経のように敏感になる。

 その頃になるとあからさまな快感が伴うようになり、いつしか僕の呼吸は荒くなっていった。

 

 そうしてもう一度マスカーニャを見遣れば……コイツもまた、大きく勃起させたペニスを屹立させていた。

 眠たげな瞳が熱に浮かされて腫れぼったくなっている。

 

 思えば少し前にマスカーニャがゴミ箱から僕のオナニー後のティッシュを漁っていたことから端を発し、いつしか僕達は単純なパートナーを越えた深い関係になっていた。

 友人でも主従でも無い今の関係は、強いて例えるなら恋愛のそれに似ている。

 そしてそれを心身ともに確定させる最後の瞬間を迎える時を……僕もまた、いつしか覚悟していた。

 

 僕からもコイツのペニスに触れると、途端にマスカーニャは目を剥いて驚きを露にした表情を見せた。

 このイタズラっ子は僕がずっとされるがままなのだと思いこんでいたのだろう。

 いい気味だ。

 

 その驚かせついでに更にビビらせてやろうと、僕は身を起こして背筋を伸ばすと──そのままマスカーニャにキスをした。

 鼻先同士を突き合わせて、上唇を咥え込むようなキスをしてやる。

 最初の頃こそ毛並みを逆立てては体を固くしていたマスカーニャも……次第に互いの舌先が絡み合って唾液を交換する頃には、すっかりリラックスしてキスの虜になっていた。

 

 それを中断してベッドの上に組み伏せると、もっとキスをしたかったのかマスカーニャはあからさまに不機嫌な表情を見せる。

 それでもおかまいなしに、僕はマスカーニャの体を弄んだ。

 

 体中のいたる所をキスでついばみ、さらに下降しては──ついにマスカーニャのペニスすら咥えた。

 ほのかな塩気と独特の匂いを含んだペニス特有の味わいよりも、むしろ他人の体温が口の中に存在している感覚の方がドキドキした。

 

 そうしてしばしそれを味わいながら愛撫していると、僕の指先は次なる段階の準備を施そうとマスカーニャの体をなぞり始める。

 開いた手の平の指々で太ももの上をなぞりながら、やがては僕の右手はマスカーニャの尻の下へとスライドしていった。

 そうして中指一本を突き立てると、僕はマスカーニャのアナルの入り口をまさぐり始める。

 

 その今までのどの感覚よりも違う感触にマスカーニャも驚きとも恐怖とも知れない声を上げた。

 それでも僕はやめない。

 アナルの淵を、円を描くようになぞっては解していた中指を……次の瞬間にはその根元までマスカーニャの体内へと収めてしまうのだった。

 

 瞬間、マスカーニャが大きく声を上げる。

 痛みか苦しみか違和感か……あるいはその全てか? それでも僕はおかまいなしに一定のリズムを以てマスカーニャの直腸内を往復する動きを開始する。

 ピストンが始まった時には半ベソでこの愛撫に耐えていたマスカーニャも、直腸内が潤んで摩擦の往復がぬめりを帯びたものに変わり始めると、次第にコイツは熱のこもった声を漏らし始めるようになった。

 

 そんな肉体と心境の変化を確認すると、僕もさらに責めの手を激しくしていく。

 より深くまさぐり、直腸内で指を曲げては内壁をこそぎ、さらには幾度となく手の平を回してはさながらペニスの裏側を刺激するように中指を突き上げると、もはやマスカーニャは屠殺場の家畜よろしくな声を上げては快感に身悶えた。

 

 そうして一際強く中指を突き入れ、その衝撃に一時マスカーニャが脱力するのを見届けるや、僕もまた最後の瞬間への準備を始める。

 服を脱ぎ、一糸まとわぬ姿になると改めてマスカーニャの上に体を乗り上げさせた。

 

 正常位による挿入を果たすための今の体位は、図らずも昨日見たビデオの中であの二人がとっていたものと同じ構図であった。

 先の愛撫ですっかり濡れそぼっては、充血した肉の淵を盛り上がらせるマスカーニャのアナルへと僕は亀頭の先を宛がう。

 そして挿入の直前、

 

「……これやったら、もう僕達は元に戻れないからな」

 

 そんな言葉を僕はマスカーニャに掛けた。

 それを受けてもマスカーニャは依然として熱に浮かされた視線で僕を見つめるばかりだった。

 しかし無反応と思われたマスカーニャは次の瞬間、僕を抱きしめた。

 その抱擁に引き寄せられて僕のペニスはマスカーニャの中へと挿入を果たし、そしてマスカーニャのペニスは僕達の胸板の間できつく挟まれては押しつぶされた。

 

「うわあぁ……!」

 

 その不意打ちな挿入に僕も、そして抱き寄せたマスカーニャもまたそろって声を上げた。

 互いこれ一つだけで絶頂しそうになるのを、息を殺しては必死になって耐える。震える体にこれでもかというくらいに力を込めて静止して、その衝撃の波が体内から過ぎ去るのをじっと待つ。

 

 やがて、どうにかそれをやり過ごすと僕たちは揃ってため息をついた。

 そんな行動のシンクロに思わず目を合わせては……場違いにも僕とマスカーニャは笑ってしまう。

 それから示し合わせたようにキスをひとつすると、改めて僕は動き出す。

 

 こんな行為は人同士であってさえも経験したことの無いの僕は、なんとも頼りない腰付きでマスカーニャのアナルを突き崩していく。

 それでも、マスカーニャ自身もこれが初めてとあってはむしろ、そんな僕のビギナーな動きが体には合っていたのかもしれない。

 僕がその名を呼んでは突きあげるたびに、マスカーニャもまたそれに応えるよう歓喜の嬌声を上げては応えてくれた。

 

 そうしてしばし身を擦りつけ合っていると、僕の中に最後の瞬間を予期させる肉体の変化が感じられた。

 肛門が幾度となく収縮し、ペニスの芯がむず痒くなる……もはや射精も時間の問題だ。

 

「も、もう……ダメ、かも……先にイッちゃったら、ゴメン……」

 

 そのラストスパートとばかり、今まで以上に忙しなく腰を突き動かしながら僕はうわごとのようにマスカーニャへと語りかける。

 それを受けてマスカーニャもまた僕を抱きしめた。

 今まで受けたどんな誰よりも強いその抱擁に、僕とマスカーニャの間で挟まれていたペニスもまた強く締めあげられる。

 そしてついに、

 

「あ、あああ! マスカーニャッッ‼」

 

 僕が射精を果たした瞬間──互いの間で抱き挟まれていたマスカーニャのペニスもまた射精しては、胸元を突き付け合わせる僕達の間に、灼熱の飛沫を行き渡らせるのだった。

 

 マスカーニャのアナルの中において、僕も思いの限りの射精を果たし──焼けるような互いの精液を肉体の内外で感じながら、僕達は互いを抱きしめ合う両腕に更なる力をこめる。

 

 やがては抱き合ったまま僕達はいつしか眠りに落ちていった。

 その最中において僕はふと考える。

 

 思えばニャオハに初めて出会った時から、この運命は動き出していたのだろうか?

 それとも何者かに依って引き寄せられたものなのか……。

 

 明確なことは何一つ分からなかったが、ただ一つ僕はコイツに出会えてよかったと思った。

 願わくばマスカーニャもそうであってほしいと願いながら……夢現に、僕の意識は融けていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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