不調を囁かれていたリーンもしかし、いざ本戦が始まるや危なげも無く初戦を勝利で飾った。
今までの自信喪失な態度はどこへやら、不敵なほどに落ち着き払ってはかつ、対戦者の想像だにしない戦術を駆使しては9歳と思えない見事な指揮を披露して見せたのだ。
しかしながら今回、そんなリーンの勝利を支えたのは誰でも無い先鋒に登場したワカシャモの存在であった。
三段階進化の中間ポケモンということもあり、相手からしても戦術さぐりの為の当て馬と見込んでいたがしかし、ワカシャモの予想外の粘りと働きに翻弄されてはリズムを崩され、結果それを立て直すことも叶わずに敗れ去った。
かくしてその実力を証明することで下馬評を覆したリーンは、今回のリーグにおいては台風の目として、今度は好奇ではない実力者としての注目を集めていくことになった。
そんな熱戦のあった夜──リーンの元をワカシャモが再び訪れた。
リーンもまた招き入れてはお互いベッドに並んで腰かけると、ワカシャモは前置きも無くリーンの腕の中に飛び込んだ。
さては昨日同様に何か祖父から入れ知恵でもされたかと訝ったが、身一つだけのワカシャモに何か企んでいる素振りは見られなかった。
その態度にしても、声を高くしては甘えた様子で目を細めていることから、純粋にリーンへと甘えたくてこの部屋を来訪したことが窺える。
そんなワカシャモを腕の中にしながら、リーンもまたそれに応えるべくに抱きなおした。
何よりも今日の勝利の立役者がこのワカシャモであったことはリーンも認める所ではある。
それどころかあの働きぶりたるや、トレーナーであるリーンすらをも驚かせたほどだ。
ならばその功を労ってやっても罰は当たるまいと、リーンは精一杯にワカシャモを愛撫してやることに決めた。
腕の中で抱き直されると、ワカシャモはリーンを見上げては小さく舌を出す。
昨日の繰り返しというのであるならば、これはキスを求める行為なのだろうか? とりあえずそのクチバシの先に唇を当てると、それが正解だったようでワカシャモは嬉しそうにコロコロと笑った。
そうして一頻りリーンの腕の中で戯れた後、もう一度キスをして今度は舌先を舐めてやると……途端にワカシャモは沈静化した。
瞼を閉じ、鼻息を荒くしながらリーンの舌先と自分のそれを触れ合わせる粘膜の感触を堪能している様子が窺えた。
そのキスの間、リーンは手持無沙汰にワカシャモの腹部へ掌を宛がうと、逆毛を巻き起こすように撫で上げた。
堅い表面上の羽根の下に、綿毛のごとき柔らかく暖か気な羽毛があることに気付いてさらにリーンはその上で弧を描くよう撫でる。
指々の隙間に滑り込むその絹のような感触に我を忘れては撫でつけるリーンに反応して、ワカシャモもまた今までにない声を上げた。
依然としてキスにくちばしを塞がれては呼吸も苦しそうではあったが、その恍惚とした表情からはワカシャモもまたそれを強く望んでいる様子が窺えて、リーンもそこを撫ぜる手の動きを激しくしていく。
いつしかワカシャモの下腹部全体を、大きく円を描きながらなぞる動きの中で……ふとリーンは中指の先にそれら羽毛の下地とは全く違う感触を感じては手を止めた。
サラサラの手触りの中に一点、その部分だけは湿気を帯びては肉の弾力を感じさせた。
いったいに何かと思い、そこの部分を指先で強く穿つや──その瞬間ワカシャモがキスを振り切っては切なげな声を上げた。
もしかしてここへの接触に反応したものかと、リーンも続けざまにそこを揉みほぐすように指先を振動させると……やはりその動きに連動したリズムでワカシャモは声を上げる。
そんなワカシャモの反応に、それを施すリーンの頭にも湿った熱が立ち込めた。
女性の体……『女性器』のその存在はリーンもまた知っていた。
理解している訳ではない。子供特有のジョークの延長線上として『女性器がそこにはある』ということを知っているだけだ。
それでもしかし、若干のタブーも帯びたその場所にリーンはかねてより興味を抱いていた。
そしてそれを今、ポケモンのものとはいえ直に手に触れているという事実にリーンは得も言えぬ興奮もまた覚えた。
見ればそれを受けるワカシャモも、むしろそこへの刺激に神経を集中させては好意的な感覚としてこれを受け入れているようである。
彼女が拒否をするまではここに触れていても構わないか……と、勝手に自分を納得させてしまうと、続けてリーンはワカシャモの膣への愛撫を続行した。
その輪郭を確認するよう周囲をなぞっていると、やがてはそれが縦に溝の設けられた裂溝であることに気付く。
より詳しくにその形を探ろうと中指を押し付けていると──いつしか滲んでいたワカシャモの愛液に滑り、中指の先端は膣口の中へと埋まってしまったのだった。
突如として生じた内部への異物感に、ワカシャモもまた大きく声を上げる。
瞬間、膣は強くその間口を閉じてはリーンの指先を締め上げた。
指先に感じるワカシャモの体温は、その熱さに痛みすら覚えるほどの高温だった。
そもそもは鳥類自体が体温の高い動物で、それに加えて炎ポケモンとあってはこの熱量の高さも頷ける。
入り口でこの温度なのだから更なる深部では火傷してしまうのでは……と、そんな懸念もあり間口周辺を浅く出し入れするばかりの愛撫とはなったが、むしろ肉体のこなれていないワカシャモにはそんな愛撫こそまさに、幼い体で受容出来る最大限の快感を齎せてくれるものとなった。
浅い呼吸に合わせて、鳴くというよりは漏れ出るように喘ぎ声を上げる。
そして数度目の挿入で、中指の先端がクリトリスの裏を肉壁ごしに突き上げた瞬間──今まで溜めていた呼吸や声、そして思いの全てを乗せてワカシャモは絶頂した。
その一際大きい声と、体を硬直させては苦しみにしかめた表情からくちばしを大きく開け放つワカシャモに驚いてはリーンも動きを止める。
しばし彼の手の中で絶頂の余韻に浸った後……糸の切れた人形のよう、突如としてワカシャモは脱力して再びユウキの腕の中に体を預けた。
「お、おい……本当に大丈夫か、お前?」
それもまた抱き留めては心配そうに見下ろしてくるリーンと目が合うと、再びワカシャモの中には喜びの感情が爆発しては強くリーンへと抱き着いた。
そのままリーンの胸元に額を押し付けては不器用に愛情を伝えるワカシャモを腕の中にしたまま……一方のリーンもまた、己の体に起きている変化に戸惑いを覚えずにはいられなかった。
この時のリーンは痛いくらいに勃起しては屹立した自身のペニスを持て余していたのである。
性的な愛撫やセックス自体は間接的に様々なメディアから情報を取り入れてはいたが、所詮は『間接』ゆえにその内容はどこまでも浅くどれも答えには及ばない。
直接的にこのペニスを膣に入れることや、あるいは射精によって鎮静化させるなどといった対処法は微塵として知らないリーンなのであった。
それでもしかし……いま自分の腕の中で幸せそうに事後の余韻に浸るワカシャモを抱きしめていると、そんな気持ちも和らぐような気がした。
そんなリーンの視線に気付いて見返してくるワカシャモと視線が合うと、二人は期せずして微笑んだ。
そして自然に体も動くと二人はキスを交わし、互いの唾液を交換しては粘膜の感触を楽しむ行為に没頭していく。
それら一連の行為の中、改めてリーンへの想いと初の絶頂による充実感とを肉体に漲らせると──明日のリーグ戦への意欲を、ワカシャモは新たにしていくのだった。