※この作品はR-18です。

裏キル姫日記   作:やす、

11 / 44
雑賀

 

 

僕と雑賀が出会ったのは僕がラグナ教会で洗礼を終えた時だ。奏官とはラグナ教会で洗礼を受ける事によりバイブスが開花され適合するキラーズを持つキル姫と繋がる事ができる。

 

僕のバイブスと適合したキル姫が雑賀だった。

 

 

「あんたが今日からうちのマスターっすね。うちの名前は雑賀。よろしくっす」

 

「うん、よろしくね」

 

 

少しあどけない顔をしたキル姫が雑賀。黒のタンクトップに迷彩柄のジャケットを羽織りミニのスカートを履き黒のタイツ姿にスニーカーとアクティブそうなキル姫。

 

 

「早速っすけどうちは戦闘屋。任務以外ではマスターととっつくつもりはないのでそのつもりで」

 

 

雑賀と出会ってすぐにそんな事を言われてもう僕の奏官人生には不安しか見えない。

 

それでもキル姫の個性に合わせるべきと思い雑賀の意思を尊重し僕からも雑賀へ必要最低限の会話はしない様に。

 

 

新人の奏官は生活の基盤ができるまで教会にある宿舎を利用できるのでしばらくの間雑賀とそこに住む事となった。

 

 

「ご飯はどうする?」

 

「うちは適当に済ませてくるので大丈夫っす。マスターは自分の事だけを考えて下さいっす」

 

 

そう言うと部屋を出て行ってしまった。仕方なく僕は料理を作ろうと冷蔵庫を開けるのだが新居の冷蔵庫に食材が入っている訳もなく買い物に行く事に。

 

まぁ、その途中でめんどくさくなり買い食いになってしまうのだけど。

 

 

 

 

奏官の主な収入源は異族討伐の任務報酬か教会から与えられた雑用をこなす事によって得られる給料だ。

 

今日は異族討伐の任務を与えられ雑賀と共にサフランへと出向いていた。

 

 

「今日の任務はサフラン郊外の異族討伐だよ。異族の数は五匹で、、、」

 

「そういう作戦会議はパスで。異族がどれだけ居ようと戦って勝つ。それだけっすよ」

 

 

僕の話を遮り火縄銃の様な銃を構えながら歩いてゆく。そして遥か先に居る異族を見つけると地面に寝転がり狙撃の姿勢となった。

 

 

「マスターはうちの銃の腕でも見てて下さい。それとマスターもしゃがんで無いと異族に見つかるっすよ」

 

 

雑賀の指示の元しゃがみ込みながら雑賀の戦う姿を見る事に。

 

異族との距離はおおよそ一キロ。とても狙撃できる様な距離とは思えないのだが。

 

 

「行くっすよ!」

 

 

火薬が破裂する音と共に弾丸が放たれ遥か先の異族が一匹倒れた。目に見えない天敵の存在に気が付いた異族が慌てる中雑賀は薬莢を排出し次の弾を込める。

 

そして瞬く間に残りの異族を撃ち抜いた。

 

 

「どーっすかうちの狙撃の腕は」

 

 

得意げな笑顔を見せながら立ち上がり服に付いた土を払う。そんな雑賀に僕は拍手を送っていた。

 

 

「さてと、任務完了の報告に行くっすよ」

 

 

僕の前をひょうひょうと歩く雑賀の後ろを着いて歩き教会へと帰ってゆく。そんな時僕は雑賀の周りを飛ぶ何かに気が付いた。

 

 

「雑賀、それは何?」

 

「えっ?あぁ、これの事っすね。これはうち専属のアンドロイドっす。ミカン型で可愛いいんすよね〜」

 

 

そう言われて良く見てみると雑賀の周りを飛ぶ物体はミカンの形をしており頭部に付いているプロペラで飛んでいるようで。

 

 

「・・・・」

 

「あっと、この子に付いて聞きたそうっすね。簡単に言うとこの子は狙撃のサポーターっす。うちが超長距離の狙撃ができるのはこの子のおかげなんすよ」

 

「なるほどね」

 

「狙撃っていうのはただ銃口を相手に向けるだけじゃなく湿度や風速風向き、地形を把握しないとできないっす。それを教えてくれるのがこの子の役目なんすよ」

 

 

そんな話を聞きながら教会へと辿り着き受付で手続きをして任務報酬を受け取っていた。今回の報酬は戦型異族五匹討伐で100.000ゼニーである。

 

 

僕は受け取ったゼニーをそのまま雑賀へと渡した。

 

 

「いーんすか?どこの部隊もキル姫にお金を渡す奏官なんて居ないっすよ」

 

「僕が異族と戦った訳じゃ無いしそれに僕がお金をもらえる様な事何かした?」

 

「謙虚っすね。じゃあ遠慮無く頂くっす」

 

 

手渡したゼニーを財布へと詰め込むと雑賀は街へと歩んで行った。それを見届けてから僕もご飯を食べる為に街へと向かってゆく。

 

 

 

 

 

 

異族討伐の任務が無ければ僕は教会の雑用をしているので雑賀と過ごす時間は無い。それに雑賀にも雑用をしないかと誘ったのだが。

 

 

「あーそういうのはパスで」

 

 

との事なので僕一人で雑用をこなしている。

 

そうはいっても住んでいる場所は同じなので顔を合わせれば挨拶ぐらいはするのだけど。

 

 

こんな生活がしばらく続きなんと無く雑賀の事が分かり始めてきた。飄々とした性格で掴みどころが無い。それに家に帰ればすぐに自室へと引き篭もる。それと常に雑賀の側をあのみかん型のアンドロイドが飛んでいる。

 

これぐらいかな?

 

そしてどーでも良い話をするとおっぱいがデカい。一度だけお風呂上がりの雑賀の姿を見たことがあるのだが黒いタンクトップ姿で頭を拭きながら冷蔵庫へと行きジュースをコップへと注いでいた。その時僕は雑賀の胸元に目線を注いでいた。

 

 

「ん、なに見てんすか」

 

「なに飲んでるのかな、ってさ」

 

「オレンジジュースっすよ。風呂上がりのオレンジジュースは五臓六腑に染みるんすよね〜」

 

 

そう言いながら雑賀はジュースを飲み干しドライヤーをかけに浴室へと戻って行った。少しの時間であったが僕のセンサーは雑賀のバストサイズを寸分の狂い無く計測していた。雑賀の身長とあのサイズを計測するとEカップはあるだろう。まぁそれがどうしたという話なのだが。

 

 

次の日僕は教会へ雑用をしに来ていた。その時みかん狩りのパンフレットを見つけた。

 

聞くと農家からの依頼であり教会に宣伝を行って欲しいとの事。

 

 

オレンジジュースが好きだからみかんが好きって事はないとは思うのだけど今度の休日に雑賀を誘ってみようと思い一枚貰いカバンに詰め込み今日の雑用をこなし定時前には仕事を切り上げ家に帰ってゆく。

 

 

「ただいまー」

 

 

そう言いながら部屋に入るとリビングにある机になにやら機械のようなものがバラバラになり置かれていた。

 

 

「おかえりっす。今うちの銃のメンテ中でしてちょっと待ってて下さいね」

 

 

そう言いながらパーツを一つ一つ観察し清掃、グリスアップを行いながら銃を組み上げてゆく。

 

 

「へぇー雑賀って器用なんだね」

 

「うちが手入れできるのはこの銃だけっすよ。うちの愛銃なもんでこうやって手入れしておかないと気が済まないんすよね」

 

 

オイルが付いた手で顔を擦ったのか雑賀の頬にはオイルの跡が一線に付く。そんな雑賀を見ながらパンフレットをカバンから取り出した。

 

 

「どう?良かったら一緒に行かない?」

 

「おぉ!みかん狩り良いっすね!うち、みかん好きなんよ〜」

 

「??」

 

 

本来なら「うち、みかん好きなんすよね〜」と言うはずなのに何やら方言混じりの様な不思議なイントネーション。

 

 

「ん、どーしたんすかマスター?」

 

「うんん、何でもないよ。どうする?行く?」

 

「是非ご一緒させて下さいっす!」

 

 

すぐに普段の口調に戻ったので僕の聞き間違いだったのだろう。

 

何故雑賀をみかん狩りに誘ったのかというと仲良くなりたいから。別に嫌われているって訳ではなさそうだけど好かれている訳でもないからとりあえず仲が良いラインまで雑賀との関係を持っていきたいという事だ。

 

 

「良くマスターはうちがみかん好きって気が付いたっすね」

 

「美味しそうにオレンジジュース飲んでたからさ。僕と行ってくれる?」

 

「ん、、良いっすよ。行きましょう」

 

 

一瞬言葉に詰まったけど返事をくれた。明後日のみかん狩りが今から楽しみである。

 

 

 

ここで雑賀の豆知識を披露すると雑賀の出身は紀州である。紀州とは和歌山県や三重県南部の別称でありこの地方はみかんの生産が盛んなのだ。その為雑賀はみかんが好きなのだろう。

 

和歌山、三重でみかん?っと思う人も紀州みかんと聞けばピンとくるかもしれない。

 

 

そんな感じで二日が過ぎ雑賀とみかん狩りに行く日となった。

 

 

「おはよーっすマスター、、、」

 

「おはよう雑賀。元気無いけどどうしたの?」

 

「いや、大丈夫っす。行きましょうか」

 

 

みかん狩りの話を持ちかけた時はあんなにも嬉しそうだったのに当日の雑賀は楽しそうどころか嫌そうな感じ。それでも行くと言って玄関から出て行ったので後を着いて行く。

 

 

「おー!ほんとにここのみかん全部食べて良いんすか!?」

 

 

しばらく歩き僕達はサフラン郊外にあるみかん畑へと辿り着いていた。そこで受付を済ませて会場に入ってゆくと所狭しと実を生らし枝を垂れ下げるみかんの木が。

 

それを見て朝の気鬱など無かったような雑賀の歓声が上がる。

 

 

「二時間みかん食べ放題だから時間内ならどれだけ食べても良いはずだよ」

 

「よっしゃ、じゃあがっつり食べるっすよ!」

 

 

笑顔を浮かべながら手に持つカゴにみかんを収穫しては入れてゆく。そんな姿を見ながら僕もみかんを収穫してゆく。

 

 

「マスター、ちゃんとみかんを見て収穫してるっすか?」

 

「みかんを見る?どれも同じじゃ無いの?」

 

「ち、ち、ち。考えが甘いっすね。みかんより甘いっす。食べ頃のみかんはこのガクを見たら分かるっすよ」

 

 

雑賀が見せてくれたみかんと僕が収穫したみかんを見比べるのだがどう見ても違いが分からない。

 

 

「えっと?」

 

「食べ頃のみかんってのはガクのこの部分まで黄色になるんすよ。これがみかんが熟して食べ頃のサインっすね」

 

 

そう言われて見れば確かに雑賀の収穫したみかんはガクまで黄色くなっている。

 

 

因みにみかんのガクのはみかんが枝と繋がっている部分の事だ。

 

 

得意げに話す雑賀の事が信じられずにいる僕に「なら食べ比べをするっすよ」と言われてみかんを収穫する手を止めて食事用に置かれた椅子へと座る。

 

 

「じゃあこっちがうちが収穫したみかんでこっちがマスターが収穫したみかん。百聞は一見にしかずっす。食べてみて下さい」

 

 

まずは僕が収穫したみかんを一つ口に運ぶ。するとみかんの味はするのだけど甘味より酸っぱさが強くあまり美味しいとは言えない。

 

次に雑賀が渡してくれたみかんを。確かにみかんの味がしてこっちのみかんは甘味が強く酸味が程よくこちらの方が美味しいと思える。

 

 

「どーだったすか?」

 

「雑賀の言うとおりだったよ」

 

「機が熟すってやつっすね。意味は違いますけど」

 

 

そう言いながら雑賀は笑顔でみかんを食べ次のみかんへと手を伸ばし丁寧に皮を剥き食べてゆく。

 

こんな雑賀の笑顔が見れたから雑賀を誘って正解だったと思える良いお出かけであった。

 

 

「苦しいっす、、、みかん食べすぎた、、」

 

「何事も程々だね」

 

 

時間一杯までみかんを食べ続けグロッキーな雑賀と共に家に帰る事に。

 

 

みかん狩りに出掛けてから雑賀の行動が少し変わった。普段なら自室に引きこもっているのだけど最近はリビングにいる事が多くなったのだ。

 

 

「何してるの雑賀?」

 

「弾をつくってるんすよ。うちの銃は特製品なんで合う弾がないからこーやって作るんすよ」

 

「へぇー」

 

 

慣れた手つきで弾丸を作っている雑賀を見ていた。

 

 

「興味があるなら教えてあげるっす。弾丸っていうのはウンタラカンタラ」

 

 

そんな僕に気が付き弾丸の説明をしてくれたのだが専門用語が飛び交い何を言っているのか全く理解ができなかった。それでも話を聞いていると終始雑賀の顔は笑顔のまま。

 

 

「なのでうちの銃は銃身が長いので燃焼速度が遅い火薬を使うんすよね」

 

「流石だね雑賀。今から夜ご飯作るけど雑賀も食べる?」

 

「あー、、頂くっす」

 

 

また返事に一瞬の間があった。それを気にしている事を顔に出さず僕は二人分のご飯を作るためにキッチンへと立つ。

 

 

「好き嫌いある?」

 

「ないっすよ〜」

 

 

こうして僕と雑賀の距離は徐々にではあるが縮まっていった。そう思っているのは僕だけかもしれないけど前よりも雑賀と喋る時間がある事を思えば雑賀も僕との距離を縮めてくれているのかもしれない。

 

 

 

そんな次の日仕事帰りに買い出しに寄ったスーパーで僕はみかんを使ったお酒を見つけて眺めていた。

 

白白した瓶の中にあるのはオレンジ色のお酒。きっと雑賀が喜ぶだろうと思い購入しるんるんと帰宅してゆく。

 

 

「ただいまー」

 

「おかえりっすマスター」

 

「今日は雑賀外にご飯食べに行く?」

 

「あー、手持ちが心許ないんでマスターのご飯を頂くっす」

 

「りょーかい。それなら食後にこれ飲まない?」

 

 

買い物袋から取り出した瓶を見せると雑賀が目を輝かせた。

 

 

「おっ、良いっすね。マスターもみかん好きになったんすか?」

 

「そんなところだよ」

 

 

手早く料理を作り食べ終わってからお酒をいただく事に。コップに注ぎ乾杯をしてから一口。

 

 

「へぇーけっこう美味しいんだね」

 

「みかんを使ってるんすよ?不味いはずがないっす」

 

 

そう言いながら一杯目を飲み干し瓶を傾け注いでいる。

 

 

「次はうちがマスターになんか買ってくるっすよ。施されてばかりなのは性に合わないっていうか」

 

「楽しみにしてるよ」

 

 

それからくだらない事を話しながら楽しいほろ酔いの時間が過ぎてゆく。

 

 

次の日僕と雑賀は異族討伐の任務に来ていた。教会から貰った異族出現場所とデータが記された地図を見ながらサフランを歩き昼頃には出現場所に辿り着いていた。

 

 

「えっと、出現している異族は戦型種五匹と飛行型種が三匹だよ」

 

「りょーかいっす。今日の報酬を貰ったら飯行きませんか?こないだのお酒のお礼っすよ」

 

「じゃあさくっと倒して帰ろっか」

 

 

雑賀からの思わぬ提案を受け僕はニヤニヤしながら道を進んでゆく。そしてしばらく歩き異族出現場所へと。

 

 

「マスター」

 

「はいよ」

 

 

雑賀に言われ僕はしゃがみ姿を隠す。その少し前で雑賀が寝転がり狙撃の姿勢となる。

 

 

「どいつから蜂の巣にしてやりましょうかね」

 

 

物騒な事を言いながら標準を定めやがて引き金を引いた。

 

思わず耳を塞いでしまうほどの火薬の破裂音の後遥か先にいた異族が一匹地へと倒れてゆく。その瞬間残りの異族が此方へと向かい猛進する。

 

 

「マスター!これを着てて下さいっす!迷彩柄なんで見つかりにくくなるっすよ!」

 

 

雑賀が着ていた迷彩柄のジャケットを脱ぎ僕へと投げ渡す。その後薬莢を排出し弾丸を装填し次々と迫る異族を撃ち抜いてゆく。

 

 

「ちっ!」

 

 

地上を走る戦型種は片付けたのだが宙を舞う飛行型種の動きに翻弄され接近を許してしまっていた。

 

 

「雑賀っ!」

 

「マスターは黙っとり!うちは負けへんよ、、、!」

 

 

飛行型が手に持つ武器は投げ槍にも使えるピルムが。

 

 

二匹の飛行型種を前にして雑賀は立ち上がり銃を構えながらフィールドを駆ける。

 

 

ある程度距離を取れば槍による攻撃は届かず投げるのみとなる。そして標準を定める時間を稼ぐつもりなのだろう。

 

 

「こっちっすよ異族さん。それともうちの持つ銃が怖いんすか?」

 

 

そして飄々と挑発を行ってゆく。しばらくし一匹の異族が雑賀の挑発に乗り槍を突き出しながら飛行し特攻を仕掛けた。

 

 

「あとはあんた一人っすね」

 

 

例え空を飛んでいようと動きさえ読めれば雑賀にとって撃ち落とす事は容易である。一匹の異族撃ち落とし薬莢を排出し次の弾を込め最後に残った異族に銃口を向けてゆく。

 

 

残った異族は考えそして行動する。雑賀の周りをぐるぐると回りながら飛行を始めたのだ。

 

 

「っ!」

 

 

周りをぐるぐると飛ばれる事により雑賀は標準が狂い狙いを定める事ができなくなっていた。そして異族は回る円を徐々に縮めてゆく。これは円の中心にある雑賀は気付いていないかもしれないが離れた所から見ている僕にははっきりと見えた。

 

 

雑賀の持つ銃は銃身が長く中、遠距離射撃には向いているのだが至近距離での射撃には向いておらず槍が届く距離まで追い詰められた雑賀には反撃の手段は無く次第に体に傷を付けられてゆく。

 

 

そんな光景を見ている事しかできない僕は唇を血が滲むほどに噛み締め雑賀のジャケットを握りしめた。

 

 

「!」

 

 

そんな時異族、飛行型種の特徴を思い出し僕は雑賀の元へと駆けてゆく。

 

 

「雑賀〜〜っ!!」

 

 

雑賀に向かい槍を突き出そうとした異族が僕の声に気が付き振り返った。その時僕は異族の顔に向かいジャケットを放り投げた。

 

僕が思い出した飛行型種の特徴。それは右目に付けられた眼帯である。眼帯を付けているのであれば右目の視覚は無く死角となると考え。

 

 

「!!」

 

 

放り投げたジャケットは空中で開き異族の顔を包む様に被さり異族の視界を塞ぐ。次の瞬間にはジャケットは振り払われ攻撃へと移る。

 

 

「助かったっすよマスター」

 

 

その瞬間の隙を雑賀が逃すはずも無く弾丸は飛行型種の額を撃ち抜き亡骸へと変えた。

 

銃口から立ち昇る煙を吹き消した後僕に見せてくれた笑顔に僕は親指を立てて返した。

 

 

 

それから僕達は教会に寄って報酬を貰った後宿舎近くにある居酒屋へと来ていた。

 

 

「「かんぱーーい」」

 

 

まず最初に頼んだビールを突き合わせた後二人して口へと運んでゆく。

 

 

「マスター」

 

「どうしたの?雑賀」

 

「なんでうちを助けたんすか?うちの代わりのキル姫なんて沢山居るのに」

 

「僕は雑賀を助けたかったから。じゃあ次は僕が聞くね。なんでそんな事聞くの?」

 

「・・・・それは、、、」

 

 

言葉に詰まり目を逸らした後ゆっくりと話してくれた。

 

 

雑賀の話とは雑賀が神器となる前、雑賀衆と呼ばれる頃の話。雑賀衆とは何千もの火縄銃で武装した戦国時代の集団の事である。

 

 

「うちは数ある火縄銃の一つなんすよ。だから一つが無くなったところで戦いは終わらないし一つの為に戦いを止める事もない。だから雑賀の記憶を引き継ぐうちは個に執着が無いんすよね」

 

「だからあの時のマスターの行動は理解できないんすよ。確かに助けてくれた事は嬉しいっすけど武器であるうちを助ける為に身を挺したのは正直理解ができないっす」

 

 

静かに語った後ビールを一口飲み顔を背けた。

 

キル姫とは神器より産まれた存在。だから神器の時の記憶を引き継ぎ性格として現れる。兵が使い捨てとして扱われた様に雑賀も自身の事を使い捨てと思うのは仕方の無い事かもしれない。

 

 

「でも、僕にとって雑賀はたった一人のパートナーだよ。他に変わりなんて居ない。居たとしてもそれは雑賀じゃなくて他の人だ」

 

「ほんと、変わってるすねマスターは。酒が不味いっす、お勘定置いとくんで好きなだけ飲んでいて下さい」

 

 

そう言って席を立つと店外へと出て行ってしまった。僕はお勘定を店員へと投げ付け雑賀の跡を追う。

 

 

「雑賀!」

 

「なんっすか。ついて来ないで下さい」

 

「嫌だよ。君が納得するまで僕は雑賀の側を離れない」

 

「そーいうの良いっすから。仲良くし過ぎたんすよ。うちはただの戦闘屋、言っちゃえば道具なんすから」

 

 

飄々と語る雑賀の頬を僕は打った。

 

 

「っ、何して!」

 

「雑賀は道具なんかじゃないよ。少なくとも僕はそう思っている。だってあんなに美味しそうにみかんを食べて楽しそうに笑って、僕には雑賀が道具だなんて思えない」

 

「でもうちは、、、!」

 

「もうそんな事言わないでよ。雑賀がそう言うと僕は悲しいよ」

 

 

顔を伏せた雑賀に手を伸ばすと躊躇いながら僕の手を掴んでくれた。

 

 

「帰ろっか」

 

 

雑賀の手を引きながら家へと帰ってゆく。

 

 

 

「お腹空いたでしょ。何か作ってあげるね」

 

「・・ありがとっす」

 

 

戸棚を開けるとこないだ買ったインスタント麺が、それを二つ作りテーブルへと運んでゆく。

 

 

「「いただきます」」

 

 

そして二人して食べてゆく。

 

 

「ごめんね雑賀」

 

「なんでっすか」

 

「ビンタしちゃってさ」

 

「あぁ、いや。うちの方こそごめんなさい。ずっとうちはマスターと距離を置いていた」

 

「気が付いてたよ。だから僕からもあまり話そうとはしなかったんだけどせっかく雑賀と出会えたんだから仲良くしたくてさ」

 

「うち、捨てられるのが怖かったんすよ、、仲良くなればなる程捨てられた時のショックは大きくなる。だからうちはマスターから距離を置こうとしていた」

 

「僕は雑賀を捨てたりしないよ。それどころか僕の方が頼りないって捨てられそうだよ」

 

「おまはんはどえらい男や。うちはマスターの事ほかしたりしやんよ〜」

 

「??」

 

 

普段と違う雑賀の言葉遣いに麺をすするのをやめて雑賀の顔を見た。

 

 

「あっ」

 

 

目に映るのは顔を真っ赤に染める雑賀の顔。

 

 

「うち、方言があるんすよ。イントネーションが変って言うか。普段はこの子を通して話しているのでそんな事無いんすけど、、ふとした時に出ちゃうんすよね、、」

 

 

そう言って雑賀の周りを飛ぶミカンを指さしていた。

 

 

「可愛いから方言で話してよ」

 

「嫌っすよ、、恥ずかしいじゃないっすか!」

 

 

誤魔化すようにラーメンを食べる雑賀をケタケタを笑いながら見ていた。

 

 

その後お風呂に入り二人でリビングでビールを飲んでいた。

 

 

「うちのせいでご飯台無しにしちゃったっすね。またご飯誘うっすよ」

 

「あっ」

 

「どーしたんすか?」

 

「雑賀に貰ったお金全部投げてきちゃった」

 

「え”っマジっすか?マスターに渡したの任務報酬全部っすよ!?」

 

「しゃーない。急いでたし」

 

「まぁ、元を辿ればうちが悪いんで良いっすけど、、」

 

 

因みにだが今回の任務報酬は戦型種五匹と飛行型種三匹で190.000ゼニーである。

 

 

「次は僕が出すから明日にでも行こうよ。雑用の報酬があるしさ」

 

「面目ないっす、、」

 

 

たわいの無い会話をしながらビールが進んでゆく。普段なら少し離れて座る雑賀が僕の真横に居てくれるのがなんだか嬉しい。

 

 

「ん、なんっすかマスター?うちの顔まじまじと見て」

 

「可愛いなって」

 

 

ただ思った事を伝えただけなのだが雑賀は盛大に吹き出しティッシュで吹いた跡を拭きながら咳き込んでしまった。

 

 

「おまはんが急に変な事言うから思わず吹いてしもたやないか!、、、あっ」

 

 

雑賀は焦ったり急いでいる時に方言が出る。そう気づきニヤニヤと。

 

 

「もぉ、、調子狂うっすね、、マスターも人が気にしているとこ笑ったらダメっすよ」

 

「うん、ごめんね。普段の言葉遣いも可愛いよ」

 

 

再び雑賀がビールを吹いた。

 

 

「もう今日は喋らないっす」

 

「ごめんって」

 

「・・・・・」

 

 

不貞腐れ体ごとそっぽを向いた雑賀を見ていると時計が12時を迎えた。

 

 

「はい、無言タイム終了」

 

「なんでっすか」

 

「ほら、時計が12時を指してる。つまり雑賀の無言タイムは終わったんだよ」

 

「確かに今日とは言ったっすけど。まぁ良いっす、飲んで忘れますよ」

 

 

立ち上がり冷蔵庫にビールを取りに行った雑賀に僕の分も頼むと缶を二本持ってきてくれた。

 

 

「何かつまみいる?作るよ」

 

「じゃあお願いするっす」

 

 

次は僕が立ち上がりキッチンへ。冷蔵庫から適当なものを取り出し適当に炒めてテーブルへ。

 

 

「なんすか?これ」

 

「ベーコンとナッツを炒めたやつだよ。濃い目に胡椒が振ってあるからビールに合うんよ」

 

「へぇーそれとさり気無くうちの真似するのやめてもらえないっすか?」

 

 

そんなこんなで熱いうちにおつまみを一口。因みにだが適当に思いついた空想のおつまみなので真似しないように。

 

 

「ん、美味いっすね!ベーコンの塩味がナッツに合うっす!」

 

「でしょ?雑賀はご飯とか作るの?」

 

「うちは、、まぁできない事は無いっすけど、、。そーっすね、今度作ってあげるっすよ」

 

 

ナッツとベーコンを箸で掴み口へと運んでゆく。そんな時箸がずれ二つが床へと落ちてゆく。

 

 

「「あっ」」

 

 

それに気が付き二人同時に拾おうと頭を下げ二人の頭がぶつかり少し恥ずかしがりながらおつまみを拾い上げる。

 

 

「なんか変な感じだね」

 

「そーっすね、、ちょっと照れくさいっす、、」

 

 

きっと僕達の顔は酔い以外で赤くなっているだろう。

 

 

「も、もう寝るっすか?夜もふけてますし」

 

「雑賀は眠い?」

 

「いんや、まだ眠くないっす」

 

「ならもう少しだけ付き合ってよ」

 

「良いっすよ」

 

 

空になった缶を流し台に置き二つ缶を持ちテーブルへと戻る。そして二人同時にプルタブを起こしていた。

 

 

「マスター、マスターは本当にうちの事道具としてみやんの?」

 

「もちろんだよ。雑賀は雑賀。道具なんかじゃないよ」

 

「うれしいわ、、」

 

 

テーブルに置いた缶に手を伸ばそうとした時左肩に重みが。見ると雑賀が僕の肩に頭を預けていた。

 

 

「うち、ほんま都合ええな。さっきまであんなマスターの事嫌ゆーとったのに」

 

「僕は嬉しいから良いよ?」

 

 

缶を取るのをやめて右手を伸ばし雑賀の頭を撫でた。

 

 

「な、なにして、、」

 

「嫌だった?」

 

「嫌ちゃうけど、、あぁもう、、言語変換が上手くできへん、、」

 

 

雑賀が手を伸ばしミカン型アンドロイドを掴むとなにやら調整を行なってゆく。

 

 

「ふぅ、これで大丈夫っすね」

 

 

紀州弁が聞けなくなったのは残念だけど調整を終えた雑賀は再び僕の肩に頭を預けてくれた。

 

 

「マスター」

 

 

そう呼ばれて雑賀の顔を見ると潤ませた瞳で僕を見上げていた。それを見た僕は雑賀の顔に顔を近づけてゆく。

 

 

雑賀がゆっくりと瞳を閉じ僕も目を瞑り唇に唇を重ねた。

 

 

「ん、、、」

 

 

短い声が聞こえ僕は体勢を変え雑賀と向き合う。そして唇を貪り舌を口内へと。

 

 

「ま、マスター、、」

 

 

囁くように呼ぶ声の後雑賀も舌を伸ばしお互いの舌が口内で唾液と共に絡み合う。気が付けば二人とも夢中になり涎が垂れる程に舌を絡ませ合う。

 

永遠の様な時間の後にゆっくりと口を離し見つめ合う。

 

 

「雑賀」

 

「良いっすよ、、マスターとなら、、、」

 

 

雑賀の消えそうな声は確かに僕の耳に届いた。そしてもう僕は止まりそうに無い。

 

 

再び雑賀と唇を重ね舌を絡み合わせ右手を服の中へと伸ばし豊満と実る乳房へ。

 

 

手を伸ばし気が付いたのだが雑賀は下着を付けておらず手のひらが包み込まれてしまう様な乳房の感触にぷっくりと硬い乳首が当たる。

 

 

「マスター、、流石に明るいと恥ずいっす、、、」

 

 

そう言われて口を離し見れば電気が煌々と付いたリビングだという事を思い出した。

 

 

「部屋行こっか」

 

 

頷いた雑賀と共に雑賀の部屋へ。

 

 

「うぅ、、マスターをここに入れるつもりは無かったんであんまり見ないで下さいよ、、」

 

「じゃあベッドに行くね」

 

 

部屋に入り少し部屋を見渡した後僕は雑賀が使うベッドに寝転がった。匂いを嗅ぐと雑賀の匂いがふんわりと香る。

 

 

「雑賀の匂いがする」

 

「マスターの部屋にすれば良かったっす」

 

 

そう言いながら電気を消し僕の横へと寝転がってくれた。

 

 

「脱がせるよ」

 

「はいっす、、」

 

 

雑賀の着ているパジャマへと手をかけゆっくりと脱がせてゆくと豊満な乳房が露わとなり服をベッドの淵に置くと同時に乳首を口に含んでいた。

 

 

「んっ、、がっつきすぎっすよ、、」

 

 

口内に吸い上げ舌を絡ませ唇で甘噛み。そして隣の乳首へと。

 

 

「マスターってベッドの上だと獣なんすね」

 

「そう?」

 

「じゃなきゃそんながっつかないっすよ」

 

 

言われた事の意味が分からないまま乳首を口に含み味わい右手を下へと伸ばしズボンと下着の間へ。そして奥へと手を進ませる。

 

 

「雑賀のここ凄く熱くなってるよ」

 

「酔いっすよ酔い。、、だと思うっす、、」

 

「へぇ、雑賀は酔うとおまんこを濡らすんだ」

 

 

僕の指先は雑賀の秘部へと到達し指先にねっとりと絡む愛液に触っていた。それはもう指で弄るとくちゅくちゅと水音が聞こえてしまう程に。

 

 

「恥ずいこと聞かないで下さいっす、、マスターはどうなんすか」

 

「触ってみる?」

 

「いや、、分かりきった事を聞いたっすね、、」

 

「ズボンと下着脱がせて良い?」

 

「自分で脱ぐっすよ!、、マスターも脱いで下さいっす、、」

 

 

一度雑賀の横から離れて服を脱ぐ。その前にねっとりと濡れた指先を見て何となく口へと運んだ。

 

 

「うわ、美味しいんすか?」

 

「んー味はしないかな?ティッシュで拭くより舐めた方が良くない?」

 

「まぁ雰囲気的にはそーかも知れないっすけど、うちの前で舐めないで下さいよ」

 

 

そんな事を言い合いながらベッドの上で裸となった二人。僕が見下ろすと両胸を腕で隠す雑賀の姿。それでも腕で隠しきれない乳房が腕の間から溢れ情欲を誘う。

 

 

「ちょっと良い?」

 

 

雑賀に腕を退けてもらい雑賀の乳房に顔を埋めていた。

 

 

「ちょ、なにしてんすかマスター、、、!道具として見てないって言ったっすけど性欲処理として見てるんならうち、怒るっすよ!」

 

「そんな事ないよ。なんならこのまま寝ても良いし」

 

「あぁー、、それだとうちが辛いっすね、、」

 

「でしょ?なら交渉成立だね」

 

「分かったっすよ。でもその代わりちゃんと気持ち良くして下さいね」

 

 

そう言われた後もしばらく雑賀の乳房に挟まれていた。じんわりと熱くじっとりと汗ばんだ乳房に顔を挟むのは癖になるかも知れない。

 

 

それからもう少しだけ挟まれた後僕は顔を上げ雑賀の横に寝転んでいた。

 

 

「はい」

 

「はぁ、、」

 

 

そして雑賀に腕枕をして右手を秘部へと伸ばす。

 

 

「指入れるね」

 

「聞かなくて良いっす、、、よっ、、」

 

 

言葉の途中で雑賀の秘部へ指をぬるりと侵入させる。雑賀の秘部は抵抗する事なく指を受け入れてくれた。

 

 

「膣内とクリどっちが好き?」

 

「言わないっす、、」

 

 

そういう事なので指を引き抜きたっぷりと愛液で濡れた指でクリトリスを押し潰す様に撫でる。

 

 

「くっ、、うぅぅ、、気持ち良いっす、、」

 

 

横に居る雑賀を見ると目を閉じ快感に耐えながら声を上げる。そんな姿が愛おしくてクリトリスを潰す指の動きを早めてゆく。

 

 

「ダメっ、、、す、、い、、く、、」

 

 

ギュッと全身に力を入れた後雑賀は身を緩ませ荒く息を吐く。

 

 

「じゃあ次はこっちね」

 

 

休ませる間を与えず閉じられた太ももを弄り秘部へと指を侵入させる。

 

 

「マスター、、ダメっす、、、イッたばっかりっ、、す、、」

 

 

雑賀の制止を聞かず指先はGスポットを弄り与えられる快感を止めようと伸ばした手を無視し二回目の絶頂へと導いてゆく。

 

 

「はぁ、、、っ。本当がっつくっすね、、今までうちとするの我慢してたんすか?」

 

「んー、してないって言えば嘘になるししてたって言うと僕が変態みたいじゃん?」

 

「もうマスターは変態で良いっすよ」

 

「雑賀の舐めて良い?」

 

「嫌っすよ恥ずかしい、、」

 

「じゃあ僕の舐めるのは?」

 

「それも恥ずかしいっす、、そんな事よりも早く挿れて下さいっす」

 

「んっ」

 

 

腕を抜き雑賀に覆い被さり沸る肉棒を雑賀の秘部へと。

 

 

「挿れるよ」

 

「はいっす、、」

 

 

僕の肉棒は雑賀の秘部を押し広げながら進みやがて根元まで秘部の中へと這入り込んだ。

 

 

「さっき触っておけば良かったっす」

 

「なんで?」

 

「そしたらある程度の大きさは把握できるじゃないっすか」

 

「あーね?どうだった?」

 

「気持ち良いっす、、、」

 

 

恥じらい顔を背けた雑賀が可愛くて頭をわしゃわしゃと撫でる。

 

 

「もぉ、、そういうの良いっすから早く射精しちゃって下さいっす」

 

「もう少しだけ」

 

 

そうこう言いながらも雑賀の顔はまんざらでも無さそう。

 

 

「じゃあ動くね」

 

「はいっす、、」

 

 

雑賀の腰を両手で掴みゆっくりとピストンを始めてゆく。

 

 

肉棒が膣内を押し進み引き戻る度に膣壁がゆるゆるぬるぬると締め上げ快感を誘う。そして肉棒が動かされる度に結合部からじゅぶじゅぶと愛液が掻き回され音を立てる。

 

 

「雑賀、、、っ!」

 

「膣内で良いっすよ、、」

 

 

最後に雑賀を抱き締め奥深くに向かい精を放ってゆく。

 

 

「んっ、、射精るっすね、、。気持ちよかったっすか?」

 

「めっちゃ良かった、、。このまま寝ていい?」

 

「あぁーっ、、良いっすよ。明日布団の洗濯手伝って下さいっすよ」

 

 

ぬるりと肉棒を引き抜きお互いティッシュで拭いた後眠りへと落ちてゆく。

 

 

 

次の日雑賀の布団の洗濯を終え干そうとリビングを通ると雑賀がリビングで弾丸作りを行なっていた。

 

 

「何してるの?」

 

「前使った弾丸の補充と新しく弾を作ってるんすよ。うちがいつも使う弾丸は狙撃用の弾なんすけど前回の反省を活かして至近距離用の弾も作ろうと思いまして」

 

 

雑賀がいつも使う弾はライフル弾なのだが他の種類の弾も作る様で。

 

 

「弾丸ってのは大きく分けて三種類あるんすよ。これがうちが使うライフル弾」

 

 

そう言って見せてくれた弾丸は先端が尖り細長い弾。

 

 

「それでこれがオーソドックスな弾っすね」

 

 

次に見せてくれたのは先端が丸く短い球。

 

 

「そしてこれが至近距離用に作っている弾っす」

 

 

雑賀が指差すのは机に置かれた小さな丸い鉄の玉。

 

 

「これをどうするの?」

 

「これを一つの薬莢の中に入れてぶっ放すんすよ。そうすればこの細かい玉が散弾するって訳ですよ」

 

「なるほどね」

 

「その返事は分かってないっすね?まっ、良いっすけど」

 

 

返事をして僕は布団を干しにベランダへ。その間も雑賀は弾丸作りに謹んでいた。

 

 

 

そのまた次の日僕は教会の雑用を終えた後スーパーに買い出しに。その時たまたま服屋の前を通りかかった。そして見つけたのが迷彩柄のジャケット。それに惹かれて店内へと入ってゆく。

 

 

「お客様〜」

 

 

そして店員に見つかり接客を受けていた。今この店ではリミタリーフェアをやっているそうでジャケットの他に軍靴や軍用装備を陳列しているようで。

 

その時雑賀の言っていた迷彩柄は身を隠せるという言葉を思い出し迷彩柄のジャケットと双眼鏡を買い家に帰ってゆく。

 

 

「見て見て雑賀」

 

「なんすか?おっ、うちとお揃いじゃないっすか」

 

「スーパーに行ったらフェアやってて思わず買っちゃったよ」

 

「あー良いっすね。それで今日の晩御飯はなんですか?」

 

「あっ」

 

「もしかして服だけ買って買い物してないとか?」

 

「双眼鏡も買ったよ」

 

「うわっ、これ結構良いやつじゃないっすか。って、ならなんか食いに行くっすよ」

 

 

あの日以来なんだか素っ気ない雑賀と共に外に夕ご飯を食べに行く事に。

 

素っ気ないといってもたまに甘えてきたりと行動が猫の様になっているのだが。

 

 

 

そのまた次の日僕と雑賀は異族討伐の任務へと来ていた。

 

 

「今回の任務は戦型種十五引きの討伐だよ。依頼表を見ると剣を使う異族の他に弓を扱うのもいるみたい」

 

「りょーかいっす。弓なんてうちの狙撃の前では何も持ってないと同じっすよ」

 

「頼りにしてるよ」

 

 

自信あり気な雑賀と共に戦地へと赴いてゆく。その時晴れていた空に雲がかかり始めた事を僕達は知らなかった。

 

 

「あそこにラブホがあるよ。帰りに行こうよ」

 

「嫌っすよ。行きたいんなら一人でどうぞっす」

 

「えぇー」

 

「なんっすか?うちは家でする方が好きなんすよ」

 

「じゃあ家でしよっか」

 

「あぁー、、まーっ良いっすよ?」

 

「よっしゃ!」

 

「喜び過ぎっす」

 

 

そんな感じで僕達は異族出現場所の近くへと辿り着いていた。そして雑賀はミカンと連携を取り合い異族を探し出し一番狙撃に適した場所を陣取った。

 

 

「マスターは隠れてるっすよ」

 

 

寝転がり狙撃の姿勢となり標準を定めてやがて火薬の炸裂音が山間部にこだまする。

 

 

「よしっ!次っす!」

 

 

素早く薬莢を排出し次の弾を装填。そして再び異族を狙撃してゆく。

 

そんな時曇った空から大粒の雨が降り始めた。

 

 

「なーんや雨か」

 

「雑賀?」

 

「どなんしたん?ってええっ!?まさか雨で壊れてしもたん!?」

 

 

気が付けば雑賀の周りを飛ぶミカンの姿は無く探すと地に落ちてしまっているミカンの姿が。ミカン型アンドロイドの故障により雑賀の語源変換が失われてしまった。

 

 

「あっちゃー防水仕様にしてくるべきやったわ、、せや、こいつがおらへんとうち狙撃できへんかったんや、、」

 

 

落ち込む雑賀。しかし仲間を撃たれた異族達は異族の傷跡から方角を照らし合わせ僕達の存在に気が付き攻撃を仕掛けるべく猛進している。

 

 

「やるしかないやんな、、せや、うちがやるしかないんや!」

 

 

迫る異族を狙撃する為に雑賀はぬかるんだ地面に寝転がり狙撃の姿勢へと。

 

 

「雑賀!方角一時!距離980メートル!」

 

「おまはん、、!よっしゃ!やっちゃる!」

 

 

ここで僕がジャケットと一緒に買った双眼鏡が役に立った。迫る異族の方角と距離を雑賀に伝え狙撃のサポートをする事ができる。

 

伝えた情報を頼りに雑賀が放つ弾丸は次々と異族を捉えてゆく。

 

 

それでも最後に残った異族が狙撃を回避し剣を持ちこちらへと迫る。

 

 

「残念やったな。あともーちょいやったな」

 

 

迫った異族は雑賀特製の散弾により顔面を消し飛ばされ地へと伏してゆく。

 

 

「よっしゃ!ほんまおおきに。マスターのおかげやわ」

 

「はくちっ!!」

 

「はよ帰らな風邪ひいてまうな」

 

「雑賀だって全身どろどろじゃん。ここはさっき見つけたラブホに行くべきだよ」

 

「それもそうやなぁ、、」

 

 

大雨が降りしきる中僕と雑賀はラブホへと駆けて行く。

 

 

「うわっ、靴の中までびちょびちょや。はよ風呂入ろか」

 

「そうだね。お湯溜めてくるよ」

 

「お湯貯まるのまっとったら体さむなるわ。シャワーにしよ」

 

「そうだね。どっちから入る?」

 

「せやな、、ここは二人同時に入るのはどうよ?」

 

「ん、じゃあそうしよっか」

 

 

脱衣場で二人同時に服を脱ぎ浴室へ行き熱いシャワーを体を抱き寄せ合いながら浴びてゆく。

 

 

「なんか、マスターとこうするの初めてやな」

 

「そうだね。家のお風呂狭いし」

 

「なんかええ感じやな」

 

 

シャワーで髪が下りぴったりと顔に張り付かせる雑賀が笑う。僕はそんな雑賀にドキドキとしていた。

 

 

「でもなマスター。うちがこうして一緒にお風呂に入るんはマスターだからなんよ?他の男ならこんな事絶対しやんよ」

 

 

それはきっと語源変換ができず方言で話す雑賀だから。

 

 

「洗いっこせーへん?」

 

「うん、良いよ」

 

 

お互いがシャンプーを手に取りお互いの頭を洗い合ってゆくとすぐに頭はもこもことした泡に包まれ髪の毛を泡で整え変な髪型にして笑い合う。

 

 

「こうしてお風呂で遊ぶのもおもしゃいなぁ」

 

「・・・・」

 

 

ヤバい、方言雑賀が可愛すぎてヤバい。同じ雑賀なのに言葉遣いが変わるだけでここまで変わるのかと。

 

 

「体も洗おっか」

 

「ひゃい!」

 

「なんよその返事?どーしたん?」

 

「な、なんでもないよ?洗おっか」

 

 

手のひらにボディーソープを取り二人して体を洗ってゆく。

 

 

「なんかこしょばいなぁ」

 

 

それから二人の体を洗い合いシャワーでお湯を流し寝室へと来ていた。それでもベッドには行かず初めて来るラブホテルの室内をきょろきょろと見渡す。

 

 

「ご飯頼めるみたいよ。今日はここに泊まろか」

 

「そうだね」

 

 

窓から外を見るとまだ雨は降り続きこの雨の中を帰るのは嫌だ。ラブホに雑賀と宿泊する事が決まった。

 

 

そして二人してメニューを眺め食べたい料理を内線を使いフロントに頼み料理が来るまでの間ゴロゴロする事に。

 

 

「なんか落ち着かんね」

 

「そう、だね」

 

 

普段と違う場所に普段と違う服装、言葉遣いの雑賀。それはなんだか新鮮で。

 

 

「マスター」

 

「どうしたの?」

 

「ちょっと寒いわ」

 

「お布団被る?」

 

「そうやない、、ぎゅってしてもええ?」

 

 

雑賀の言葉に驚きながらも返事をして雑賀を抱きしめていた。

 

 

「マスターぬくいわ〜こうしているとえらい落ち着くわ、、」

 

 

ベッドの淵に座り雑賀を抱きしめていたのだけど重みに負けてそのままベッドへと倒れ込む。見上げると雑賀の顔が。

 

 

「なぁマスター。ご飯食べたらオメコしやん?」

 

「オメコ?」

 

「あぁっと、、エッチするって事や。せや、変換があらへんから方言なんや」

 

 

顔を真っ赤に染めながら話す雑賀が可愛くて。僕は雑賀をぎゅっと抱きしめ唇に唇を重ねた。

 

 

「ん、、、」

 

 

唇を重ねていると雑賀が舌を伸ばし僕の唇をくすぐる。それに口を開けると僕の口内へと雑賀の舌が入り込む。

 

 

僕の舌に舌を絡め、少しでも舌に絡めようと顔を押し付け舌を伸ばす。まるで僕を求めるようなキスが嬉しくて唾液が垂れる事も構わず雑賀の舌を求めてゆく。

 

 

「はぁ、、、。」

 

 

長い口付けの後顔を離し見つめ合う。そこには顔をとろんとさせた雑賀の顔が。

 

 

「もう待ちきれやん。今からしよ?」

 

 

着ているガウンを縛る紐に手を伸ばそうとした時ドアをノックする音と共に頼んだ食事が運ばれてきた。

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

 

「どうしたの雑賀?」

 

 

普段素っ気ない雑賀がこんなにも僕を求めてくれる事が疑問でご飯を食べながら聞いてみる事に。

 

 

「うちはいつもミカンで方言を変換しとるんやけど、そうすると別人になれるっていうか別の人を演じられるっていうか、、」

 

「つまり?」

 

「簡単に言うとこれがうちの素なんよ。恥ずいからいつもは出さへんのやけど、、」

 

「なるほど?つまり雑賀は二重人格って事?」

 

「そんな感じやな?」

 

「ふむふむ。どっちの雑賀も可愛いから良しだよ」

 

 

そう言いながら頼んだハンバーグを一口。

 

 

「マスター。うちにも一口もらえやん?」

 

「良いよー?」

 

 

返事をしてハンバーグを一口サイズに切り分けるとあーーんっと口を開けた雑賀が。少し照れながらもハンバーグを雑賀の口へ。

 

 

「あぁもうほんま恥ずいわぁ、、、」

 

 

普段より甘々な雑賀を楽しみながら夕食を食べ終え見つけた冷蔵庫からビールを取り出して乾杯。その間も僕にぴったりと体を寄せ離れようとしない雑賀。

 

 

「うちな、ほんまにマスターの事大好きなんよ。普段はツンケンしてるけどほんまやで?」

 

「僕も雑賀の事大好きだよ。普段の飄々とした雑賀も素の雑賀も」

 

「嬉しいわぁ、、こんな事ならもっと早う素を出しといたら良かった」

 

 

そう言ってビールを一口。僕もそれにつられて一口。そして空になった缶がテーブルの上に置かれた。

 

 

「マスター、しよ♡」

 

 

そう言いながらベッドへと行くと布団に潜り顔を出し僕を見る。僕もベッドへと上がり雑賀の横へ。

 

 

「マスター。うち、もう疼いて切ないんよ、、だからはよ♡」

 

 

腕枕をされている雑賀が手を伸ばしガウンの紐を解く。そして肉棒へと手を伸ばし優しく撫でてくれる。

 

 

「そんなに我慢できないの?」

 

「うん、ずっと我慢してたさけ。マスターの大きなってきたよ♡うちのも触ってや♡」

 

 

手探りでガウンの紐を解き雑賀の秘部へと手を伸ばすともうすでに熱く湿り気を帯び触れた指先にぬるりとした感触。そのまま指先を雑賀の秘部の中へと侵入させてゆく。

 

 

「マスターえらい気持ちええよ♡うちもしちゃるさけ♡」

 

 

そう言うと撫でるのをやめて肉棒を握り上下に扱いてくれる。その絶妙な力加減が気持ち良い。

 

 

「マスターっ、、。そこを触ってはあかんっ、、♡」

 

 

手コキの気持ちよさに負けないように指で雑賀のクリトリスを押し潰すように撫でると快感で雑賀の手の動きが止まり呼吸を乱しながらしがみつく。

 

 

「あかん、、イッくっ、、♡」

 

 

ぎゅっと僕にしがみつく手に力が入った後だらりと力が抜け息を切らしながら見上げる雑賀。

 

 

「イかされてしもた、、♡次はうちがしちゃるね。手ぇええ?それとも口?」

 

 

なんとも魅力的な雑賀の問いに僕はちょっと悩み答えを出した。

 

 

「その前に雑賀の舐めても良い?」

 

「うちのねぶりたいの?ええよ♡」

 

 

笑顔で答えてくれた雑賀にキスをした後下へと下り布団の中へ。そして雑賀の股の間に顔を埋めた。

 

ずっと布団をかぶっていたからか雑賀の股座は蒸れむんわりとした熱気を感じる。そして僕は足を広げてもらい雑賀の秘部へと舌を伸ばしてゆく。

 

 

「あぁ〜めっちゃ気持ちええわ〜♡」

 

 

膣口を舐め上げ唾液と愛液を混ぜ合わせ雑賀のクリトリスをぺろぺろと舐めてゆくと腰をくねらせながら雑賀が喘ぐ。

 

布団越しに聞こえる声がもっと聞きたくてクリトリスを口に吸い上げ口内に含むと舌先でつつき舐め転がす。

 

 

「そこそこっ、、、♡あかんっ、、♡めっちゃ気持ちええっ♡」

 

 

夢中になりながらクリトリスを舐めていると雑賀が僕の顔を太ももで挟み体を震わせた。

 

 

「またイカされてもうた、、。次はうちがマスターを気持ち良うさせちゃる♡」

 

 

そう言われて雑賀と場所を変わる事に。雑賀がいた場所に寝転がるとしっとりと汗を吸ったシーツの感触。

 

 

「もうマスターのこがに大きなってる。うちがねぶっちゃるさけね♡」

 

 

肉棒を握る感触の後鈴口が熱く柔らかなものに包まれた。

 

 

「あーーんっ♡ぺろぺろれるれら♡はぁ、。えらい大きいちんちんやなぁ、、口に収まりきらへん♡」

 

 

布団の中から聞こえるのは雑賀が肉棒を咥え吸い上げる音。じゅぶじゅぶと響く水音と肉棒から伝わる快感が気持ち良くて思わず腰が跳ねてしまう。

 

 

「なっとーするマスター?このまま口に出す?それともやめとく?」

 

 

肉棒を口から離し手で扱きあげながら雑賀が問う。出すなら膣内が良い。そう思うのに与えられる快感は射精を急かし口の中に出したいと伝える。

 

 

「分かった。うちの口の中に出して♡」

 

 

言葉の後に雑賀は幹を扱きながら鈴口を咥え舐め上げ吸い上げてゆく。与えられる快感にすぐに限界を迎えてしまう。

 

 

「雑賀っ、、、」

 

 

返事の代わりに手の動きが早まり与えられる快感が強まる。そして堪えられなくなった僕は雑賀の口内へと精を放つ。

 

 

「んっ♡んんんっ♡ん〜〜♡」

 

 

吐精が止むまで雑賀は肉棒を弄び残らず精液を搾り取る。しばらくすると布団を退け雑賀が顔を出す。

 

 

「めっちゃ出てたでマスター♡出しすぎや♡」

 

「気持ちよくってさ、我慢できなかったから」

 

「喉にめっちゃ絡まったわ。水、水」

 

 

布団から這い出すとベッドの横のカウンターへと手を伸ばし置かれているペットボトルを掴み水を飲んでいた。

 

 

「ぷはぁ、、じゃあマスター。次はうちの膣内に沢山出してな♡」

 

 

ニヤリと笑うと僕の上に跨り肉棒を手で秘部へと導くと腰をゆっくりと下ろしてゆく。

 

 

「んっ♡ えらい奥まで届く♡えらい気持ちええよマスター♡」

 

 

腰を腰に押し付け肉棒を奥に押し付けながら快楽に溺れた声を出す。

 

 

「動くよマスター♡」

 

 

しばらく惚けた後腰を動かし始めた。ベッドに両手を付き聞こえる卑猥な水音も気にする事なく快楽を貪るように。

 

そしてはだけだガウンから動く度に揺れるたわわに実った乳房が見え隠れし雑賀の顔を見れば快感に顔を上気させている。

 

 

「やばっ、、腰止まらへん♡」

 

 

与えられる快感と悩ましい雑賀の姿に興奮が競り上げ射精感が訪れる。

 

 

「雑賀、、イキそうっ、、」

 

「まだ出したらあかんよ。せや、体制変えよ♡」

 

 

ぬるりと腰を引き上げると四つん這いとなり僕の横へ。そして誘うような目線を送る。

 

 

「早うして、、♡」

 

 

顔をシーツへと付けお尻を高く上げる。その姿は雄を誘う雌豹の様。そんな雑賀に誘われ僕は起き上がり雑賀の背後へと。

 

 

「挿れるよ」

 

 

一言そう言うと腰を掴み肉棒を膣口から一気に最奥まで押し通すとこりこりと子宮を擦る感触が。

 

 

「んんんんんっ〜〜♡あかんっ♡めっちゃ奥までくるっ、、♡」

 

 

たったの一突きで上半身を支える両手は力を失い胸までベッドに倒れ伏す。そして雑賀が呼吸する度に押し潰されはみ出した乳房が上下する。

 

 

「もう一回イカせてあげよっか?」

 

「待って、、今はあかん、、、」

 

「分かったよ。じゃあもう一回イこっか」

 

 

雑賀の腰を両手で持ち膣を突き上げるタイミングで引き寄せ子宮めがけ肉棒を押し付ける。その度に雑賀は声にならない淫声を喚き立てる。

 

 

「ほんまに、やめてっ、、!またイっちゃっ、、!」

 

 

 

最後にドンっと一突きし両手を離すとその場に丸まり淫な呼吸を繰り返す。

 

 

「僕はまだイッてないよ?」

 

「はぁ、、、っ、、そうやんな、、ちっと、まっとり、、」

 

 

んっと力を込めながらごろりと転がり僕の方を向き見上げた。僕は雑賀の両足を広げ再び肉棒を沈めてゆく。

 

 

「ん〜〜♡何度イカされても這入ってくるとええな♡」

 

「ねっ。それに顔見ながらできた方が良いね」

 

 

後背位だと当然だがお互いの顔は見る事はできず何となく物足りなさを感じる。

 

 

「絶対やばい顔してるさけ、、見んといて、、」

 

「雑賀の感じてる顔見せてね」

 

 

顔に伸ばした手を掴み雑賀を見下ろしながら腰を動かすと快感に顔を緩ませる顔が。

 

 

「せや、、」

 

 

抑えられている手を伸ばし僕の肩を掴み引き下げると唇へと唇を重ね舌を伸ばす。一瞬感心して動きが止まった後僕も舌を伸ばし絡み合わせながら二人快感を貪ってゆく。

 

 

「雑賀っ、、、」

 

「ええよ、うちの膣内に、、、!」

 

「んっ、、、」

 

 

ぎゅっと腰を押し付けると今まで蓄えられていた精液が尿道を駆け抜け雑賀の最奥めがけ迸ってゆく。

 

 

「ああっ、、膣内あっつ、、♡」

 

 

最後の一滴まで精を放つと荒く息を吐きながら二人抱き合い余韻に浸ってゆく。

 

 

「めっちゃ気持ちよかったわ、、ありがと♡」

 

「僕も、ありがとね」

 

 

頭を撫でながらキスを一つした後いつの間にか意識を手放していた。

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

 

「マスターそろそろ起きるっすよ」

 

「ん、、おはよー雑賀」

 

「おはよーっす」

 

「あれ?方言は?」

 

「一晩乾かしたら治ったみたいっすね。さて、帰ったらミカンの整備でもしますか」

 

 

僕をにこにこしながら見た後僕に起きるようにと手を伸ばしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んで頂きありがとうございました!


今回は飄々と掴みどころの無い雑賀のエピソードとなりました。


雑賀といえば紀州弁と思い後半雑賀のセリフを紀州弁としましたが思ったような可愛らしさが出てないよう気がするのは僕の表現力不足です。


是非一度ファンキルのホーム画面に置いてあげて雑賀の可愛さに触れて見てください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。