※この作品はR-18です。

裏キル姫日記   作:やす、

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アスカロン・D.plug・レヴィアタン

 

アスカロン・D.plug・レヴィアタン。彼女はその身に悪魔、レヴィアタンの力をD.plugされたキル姫。

 

そして過去にはケイオスリオンと呼ばれる悪魔の国で四皇、カルマキラーズの一角を務める程の実力の持ち主だ。そんな彼女と僕は出会った。

 

 

「私はアスカロン・D.plug・レヴィアタンって言います♪今日からよろしくお願いしますねマスター♪」

 

「よろしくねアスカロン・D.plug・レヴィアタン」

 

「アスカロンだけでよろしいですよ♪」

 

 

そんな猛々しい過去など感じさせない程アスカロンの笑顔は可愛くて。いや、笑顔だけで無く少し幼さを感じさせる顔立ちはとても可愛い。そんなアスカロンを見て僕は満足気に頷いた。

 

 

「早速だけどアスカロンに手伝ってもらいたい事があるんだけど良いかな?」

 

「はいっ♪私にできる事ならなんでも言って下さいね♪」

 

「じゃあ、お願いするね。とりあえず家に招待するよ。詳しい話はそこでするね」

 

 

僕の事を疑いもせずアスカロンは笑顔で僕の後ろをついて歩いてくれる。そうして教会から少し歩きサフランの首都付近にある僕の家へと辿り着いた。

 

 

「えっと、ここがお家なのですよね?」

 

 

アスカロンが見上げるのは僕の家の屋根にある看板。その看板に何が書かれているかというとご飯屋の名前。

 

簡単にいうと僕はこの店のオーナーであり唯一の従業員なのだ。

 

 

「まま、今開けるから入って入って」

 

 

まだ事態が飲み込めないアスカロンを尻目にシャッターを開け店内へと案内し椅子に座ってもらいドリンクバーからコップにジュースをくみジュースの入ったコップを渡す。それでもアスカロンは困った顔を浮かべていた。

 

 

「簡単に言うとアスカロンにはこのお店で働いて欲しい」

 

「働くって?」

 

「お客様から注文をもらって僕に伝えてできた料理を運んで、言えばウェイトレスだね」

 

 

そう言うとかなり困った顔で僕を見た。

 

 

「そうだね、なぜ僕がアスカロンにこんな事を頼んでいるのかちゃんと説明するよ」

 

 

なぜ僕がこんな事を頼んでいるのか。それはこの店のオーナーであった僕の両親が僕が奏官の洗礼を受けている間に事故で他界。一人っ子である僕はこの店を継がないといけないという事。

 

 

「と、言う訳なんだよ。アスカロンが嫌というのならこの店は潰して奏官業に勤しむしどちらを選択しても僕はアスカロンの意思を尊重するよ」

 

 

そう聞くとしばらく神妙な顔付きをしてやがて返事をくれた。

 

 

「分かりました。私っ、ウェイトレスなんてするの初めてなので迷惑かけちゃうかもしれませんが私で良ければマスターのお手伝いをさせて下さい♪」

 

「ありがとね、ほんとに助かるよ」

 

 

笑顔でそう言ってくれたアスカロンの手を取り深く頭を下げお礼を伝えると照れた様な笑い声が。そして見上げると優しい笑顔で僕を見てくれていた。

 

 

「マスターの為にもマスターのご両親の為にも私頑張りますからねっ♪」

 

 

優しい言葉に涙が溢れそうなのをぐっと堪えアスカロンの為に料理を作る事に。

 

 

「お客様、ご注文はお決まりでしょうか?」

 

「えっと、ならこれを頂けませんか?」

 

「畏まりました」

 

 

アスカロンにメニューを見せて食べたいものを選んでもらいそれをキッチンで作ってゆく。

 

しばらくして二人分の料理をテーブルへと運んでいた。

 

 

「「いただきます」」

 

 

箸を持ちアスカロンは料理を掴むと口へと運ぶ。そして笑顔で僕を見てくれた。

 

 

「美味しいですっ♪なんだか優しい味ですっごく美味しいですよ♪」

 

「まだまだだよ。親父が作ってた料理には遠く及ばないさ」

 

 

自分で作った料理と親父が作った料理を比べながら食べていた。同じ食材、同じ場所で料理をしているにも関わらず味は親父の作っていた料理に遠く及ばない。何が違うのかそれは分からない。

 

 

「少食なんだね」

 

 

しばらくして料理を半分ほど食べたアスカロンの箸を持つ手が止まっていた事に気が付きそう言うと困った様な顔をしていた。

 

 

「まだ食べられるのですが、、大きくなったらその、嫌なので、、」

 

 

大きくなる?その言葉は太るという意味として受け取り大して気に留めなかった。

 

 

「ダイエット食もレパートリーに加えた方が良いかな?」

 

「いえ、そういう意味では無くてですね、、」

 

 

僕と対面して座っているアスカロンを見てもダイエットが必要な体型だとは思えないしむしろもう少しぷにっとした方が良い気がする。

 

そんな事は置いておいて食器を下げ洗いアスカロンに業務の事をもう少し説明した後アスカロンと共に二階の居住部へ。

 

 

「この部屋を好きに使ってね。一応家具は一通りあるけど足りないものがあるなら買うからさ」

 

「はいっ、ありがとうございます♪」

 

「それとお風呂はあそこに、トイレは部屋を出て右に進んですぐの扉だよ。明日からお願いね」

 

 

アスカロンが部屋へと入ってゆくのを見届けてから僕は店へと降りてゆき料理の練習を行ってゆく。

 

 

 

 

次の日の朝、早朝に目を覚ました僕は店へと降りてゆき開店の準備を進めてゆく。食材の在庫の確認、調理器具、設備の確認。それらの作業が終わってから朝ごはんを作りアスカロンを呼びに二階へと。

 

 

部屋のドアをノックすると返事が聞こえた後パジャマ姿のアスカロンが顔を出してくれた。

 

 

「おはよアスカロン。朝食を作ったから食べにおいでよ」

 

「おはようございますマスター♪じゃあ着替えたら行きますね♪」

 

 

部屋の中へと戻って行ったアスカロンを見送り僕は一階へ行き朝食をテーブルへと運んでゆく。それからしばらくした降りて来たアスカロンと共に朝食をいただく。

 

 

「「頂きます」」

 

「マスターって何時に起きてたんですか?」

 

「五時ぐらいかな?」

 

「そんなに早起きなんですねっ、、言ってもらえれば私も手伝ったのに、、」

 

「その時間は営業時間外だから起こす訳にはいかないよ。それよりいきなり業務だけど大丈夫?」

 

「はいっ!足を引っ張るかもしれませんが昨日の夜イメージトレーニングをしたので大丈夫だと思いますっ」

 

「この店に来るのは先代からの常連さんばっかりだから少しは大目に見てくれると思うけど、、。ゆっくりで良いから慌てず確実にお願いね」

 

「はいっ!このアスカロンにお任せを♪」

 

 

それからしばらくして開店の時間となり店のシャッターを開け開店している事を伝える看板を店頭に出し準備は完了。

 

しばらくすると一人のお客様が店内へと入り席に座った。それを見てアスカロンがお客様の元へと。

 

 

「いらっしゃいませ♪ご注文がお決まりになりましたらお呼び下さいねっ♪」

 

 

メニューを眺めていたお客様がアスカロンを見て頷いた後アスカロンに決まったメニューを伝える。それを受けて僕は調理を行ってゆく。

 

 

「お願いね」

 

 

出来上がった料理をカウンターの上に置くとアスカロンが取りに来てくれてお客様の元へと運んでくれた。そして僕は耳を澄ませ感想の言葉を口にするのを待つ。

 

 

(………………)

 

 

その人は何も言わずにご飯を食べ終えお会計を終え店外へと出て行った。

 

 

「あのお客様何か言ってた?」

 

「いえ、私は何も聞いてませんよ?」

 

「なら良いけどさ。もうすぐお昼休みの時間になるから客足が増えると思うから落ち着いてさっきみたいにお願いね」

 

「はいっ♪任せて下さい♪」

 

 

そんな会話をした後ドアが開き次々とお客様が来店してくれる。この店はラグナ教会の側にあるのでこうして教会の関係者が利用してくれるのだ。なのでお昼の時間はこの店は戦場と化す。

 

次々と舞い込む注文を一点ずつ確認し料理を作りカウンターの上に。すると慌てながらアスカロンが運んでくれている。

 

 

「ゆっくりで良いからね」

 

「大丈夫ですよ♪」

 

 

忙しそうに動きながらもお客様へ笑顔で接客を行なってくれるアスカロンの姿に思わず笑みが溢れる。それでもすぐ笑顔を消し厨房を忙しく動き回りやがて来店ラッシュが終わった。

 

 

「はぁっ、、あんなにお客様が来るだなんて思いませんでしたよ、、」

 

「ありがとねアスカロン。お昼ご飯作るからゆっくりしてなよ」

 

「じゃあちょっとだけお言葉に甘えちゃおっかな?」

 

「うん、良いよ」

 

 

アスカロンの食べたい料理を作り席に座るアスカロンに渡した後、山の様に積み上げられている食器を洗ってゆく。

 

 

「私も手伝います!」

 

「うん、ありがとね」

 

 

ご飯を食べ終えたアスカロンが厨房へ。そして横並びとなり一緒に食器を洗ってくれる。

 

 

「今から16時までは休憩だからのんびりしてなよ」

 

「いえ、マスターがお仕事をしているのなら私もお仕事しますよ♪」

 

「うーん、、じゃあもう少しだけ手伝ってね」

 

 

それから厨房を片付け夜の開店への準備を行いようやく一息。

 

 

「どうだった?初めてのお仕事は?」

 

「えっと、大変でしたけどお客様の笑顔を見ていると頑張れます♪それにみんな優しくて良かったです♪」

 

「そう言ってくれて嬉しいよ。でも嫌になったら教えてね」

 

「…もし私が嫌と言ったらマスターはどうするつもりなのですか?」

 

「そうだね、昨日も言ったけどこの店は潰して奏官業に励むよ」

 

「マスターはこのお店が嫌いなのですか?」

 

「そんな事は無いけど、、あぁもう時間だよ、準備しよっか」

 

 

まだ何かを聞きたそうなアスカロンの視線を切り厨房へとゆく。そして何かする事があるわけでも無いのに厨房を歩き回り。やがて夜の部が始まった。

 

 

前述の通りこのお店はラグナ教会の近くにあり仕事帰りに寄る人で賑わう。なので夜の部も昼と変わらない程の活気を見せてくれる。

 

 

店内を忙しく走り回るアスカロンに厨房で次から次へと料理を作る僕。そんな嵐の様な時間が過ぎ去りやがて閉店時間となった。

 

 

「お疲れ様アスカロン」

 

「昼も夜も忙しいんですね、、でも大丈夫ですよっ♪」

 

「初めてでミス無く動けるだなんてさすがだね」

 

「そんな、私はマスターの言った事を守っただけですよ、、」

 

 

謙遜するアスカロンに笑顔を向けた後二人分の夕食を作りテーブルへ。そこで遅い夕ご飯を食べる。

 

 

「それ食べたら上がりなよ、あとは僕がやっておくからさ」

 

「私も手伝いますよ?」

 

「初出勤で疲れたでしょ?後はやっておくからさ」

 

 

そう言うのに不満気な顔をするアスカロンを二階へと追いやり残りの片付けを行いそれからまた料理の練習をしてゆく。僕が寝床に付いたのは日付が変わり少ししてからだった。

 

 

アスカロンとお店を営む生活が続き一ヶ月が過ぎた。その頃にはもうアスカロンは一人前のウェイトレスさんになり店内を笑顔で接客を行なってくれて。そんなアスカロンを一目見ようと店に足を運ぶお客様が居るほど。

 

それに比べて僕は未だ自分が納得のいく料理が作れずため息ばかりの日々。

 

 

「マスター?どうしたのですか?何かあればこの私に言って下さいね?」

 

「うん、大丈夫だよ。料理の練習してくる」

 

 

そんな今日は店は休みで朝食を食べた後僕は再び厨房へと行き料理の練習を行っていた。今はまだ客足は多いがいずれ親父の料理と比べられ味が落ちたと言われ客足が遠のく事を考えると精進するしか無い。

 

 

しかし何を、どの様に、どんな風に作ろうと自身が納得のできる料理はできる事なく。あまりの力の無さに椅子に座り込み涙を流してしまう程僕は絶望を感じていた。

 

 

「マスター、、」

 

「あぁ、胡椒が目に入っちゃってさ。大丈夫だから向こう行っててよ」

 

 

目をこすりながらそう告げるとアスカロンは引き下がらず厨房へと入って来て僕の横に立った。

 

 

「マスター、あなたはどんな料理を作りたいのですか?」

 

「僕は、、、」

 

「私はマスターのお父さんが作った料理を食べた事が無いので分かりませんけどマスターが作る料理は美味しいって、私はそう思います。私がそう言ってもマスターの心に届くとは思ってはいませんけど、、」

 

「アスカロン、、」

 

「あの、マスター。マスターの心の内を私に話してくれませんか?そうすれば少しはマスターの心の負担も減ると思いますし」

 

「うん、、」

 

 

両目を擦り涙を拭きアスカロンを見ると穏やかな笑みで僕を見てくれていた。それから一つ大きくため息を吐いた後アスカロンに胸の内を話し始めてゆく。

 

 

簡単に話をまとめれば先代と比べられているかも知れないという不安。それはどれだけ料理の練習をしようと親父が作っていた料理より味が劣ると思い。

 

先代が興した店を自分が潰してしまうのでは無いかという重圧。料理の味が劣っていれば客足は遠退き閑古鳥が鳴いてしまう。そうなれば店は潰れてしまう。

 

 

「僕は確かにこうして厨房に立っている。だけどこれは親父の料理の見様見真似なんだよ。確かに店を継ごうと思って親父と一緒に厨房に立った事もあったけどお客が求めているのは僕の料理じゃ無くて親父が作った料理だ。だから僕が厨房に立ち続ければいつかこの店は潰れてしまう」

 

 

厨房から店内へと目線を巡らせ僕の前に座るアスカロンへ視線を向けるとなんとも言えない表情で僕を見た後ゆっくりと口を開いた。

 

 

「マスターは嫉妬しているんです」

 

「嫉妬?」

 

「はいっ、マスターはお父さんに嫉妬しているんです。だってマスターのお父さんは何も無いところからお店を立ち上げて沢山のお客さんが来てくれるまでに成長させました。その才能にマスターは嫉妬して目には見えない敵を作り上げたのです」

 

「その敵は今のマスターには倒す事はできません。その敵はあまりに強大で強いからです」

 

「アスカロンが言う敵ってなんの事なのかな」

 

「それはマスター自身です。お父さんの事を意識し過ぎてしまいいつの間にかマスターはお父さんの幻影を心の中に作り出してしまったのです」

 

「………良くそんなに僕の心を見透かした様な事が言えるね」

 

「以前の私がそうでしたから。シユウに、パラシュに、アフロディーテに。カルマキラーズの三人の強さに私は嫉妬してがむしゃらに強くなろうと日々努力して。でも私、気付いたんです」

 

「何に気が付いたの」

 

「大事なのは自分の気持ちだって。弱いと思う自分を奮い立たせる心だって。初めから諦めていたらどんな勝負にも勝つ事はできません。マスターは私と同じで初めからお父さんを超える事を諦めてしまっています!」

 

「自分に自信を持って自分を強く持って下さい!マスターが越えなければいけない壁はお父さんではありません!お父さんに劣っていると思うマスター自身なのです!」

 

 

目に涙を溜めながら語るアスカロンを見て僕の心の中に合った何かが溶け出した。それは何かは分からないけど溶け出したものは涙となり滴り落ちる。

 

 

「ありがとねアスカロン。ごめん、少し席を外すよ」

 

 

そう言って僕は店を出て少し歩き離れた所から店を眺め深く呼吸をして大きく息を吐き家へと戻る。

 

 

「アスカロン、ご飯食べたばかりだけど一品作るから味見をしてくれないかな?」

 

「はいっ♪」

 

 

エプロンを着て紐を結び厨房へと立つ。そして一品の料理を作る。それをアスカロンへと。

 

 

「いただきます」

 

 

箸を手に取り料理を一口口にするとアスカロンの顔が綻んでくれた。

 

 

「美味しいですよっ♪」

 

「ありがとねアスカロン。君のおかげで心の枷が外れた気がしたよ」

 

「いえ、そんな私は、、ただマスターに気が付いてもらいたくて、、」

 

「うんん、ありがとう。そうだ、お昼からは街に買い物に行こうよ。せっかくの休みだしさ」

 

「はいっ♪」

 

 

それから少し店の片付けを行った後、僕とアスカロンは街へと行き立ち並ぶ店並みを見ながら歩いていた。

 

こうしてアスカロンと街を歩くのは初めての事でなんとなく照れ臭い気がする。

 

 

「それで、何を買いに来たのですか?」

 

「んー特になんだよね。アスカロンは何か欲しい物ある?」

 

「私も特に無いんですよね、、そうだ。お花を買ってもよろしいですか?」

 

「うん、良いよ。どこに飾るの?」

 

「お店に飾ろうと思って♪」

 

 

笑顔のアスカロンと共にお花屋さんへと歩んで行く。その前に見つけたアイス屋さんでアイスを買いベンチに二人並んで食べる事に。季節は初夏を越えて真夏。ジリジリと太陽が照り付ける中食べるアイスは格別である。

 

そんな時僕のアイスは溶けているのにアスカロンが食べているアイスは未だ溶けず形を保ったまま。そんな光景を不思議に思い聞いてみることに。

 

 

「あぁ、これですね?私はレヴィアタンをD.pulgされているので冷気を操る事ができるのですよ♪マスターのアイスも凍らせましょうか?」

 

 

疑問を投げるとこの様な答えが。さらっと教えてくれたのだけど意味が不明で謎は深まるばかりだ。

 

さらに本気を出せば絶対零度の冷気を操る事ができると言われさらに謎は深まった。

 

 

そんなこんなでアイスを食べ終わり僕達はお目当てのお花屋さんへ。そこで店内、外に並ぶ花達を眺めていた。

 

 

「お花ってこんなに沢山の種類があるんですね♪」

 

 

アスカロンの言う通り花びらの色や形が違う花々達が目を楽しませてくれる。百花繚乱とはまさにこの事だろう。

 

その中でも僕達の目をひく花があり二人の目線はその花へと向かられていた。

 

 

僕達の目線の先にある花は青い薔薇。ふとみればアスカロンのリボンも青薔薇の模様。

 

 

「この青い薔薇にしようよ、、、っと、アスカロンはどの花が良いかな?」

 

「いえ、私もこのお花にしたいと思っていました。青い薔薇、とても素敵です、、」

 

「いらっしゃいませーお客様ー!」

 

 

僕達の会話を聞き飛んできた店員に勧められるがままに青薔薇を購入しご機嫌に家へと帰ってゆく。

 

 

「♪」

 

 

そんな帰り道、花束を胸に抱き笑顔のアスカロンの姿が見れたから良しだ。

 

 

「どこに飾るの?」

 

「そうですねっ、お店に飾るには少し少ないですし、、私のお部屋とマスターのお部屋にも飾りますか?」

 

「そうだね。あっ、その前に飾りたい場所があるんだけど良いかな?」

 

「はいっ、良いですよ?」

 

 

しばらく歩き家に着くとアスカロンと共に二階にある仏間へと。そして埃まみれになってしまっている仏壇の前に花を置こうとした。

 

 

「マスターお花を添える前にお掃除しませんか?」

 

「うん、そうだね」

 

 

それをアスカロンに止めてもらい花を添える前に掃除を行う。一度物を退かし綺麗に掃除をし最後に花を添え二人で手を合わせていた。

 

 

「…………」

 

「…………ありがとね。それと今日一日は花を置かせて貰っても良いかな?」

 

「あはは、、ならこのお花はこのまま仏花にしませんか?仏花にしては少し派手ですけど」

 

「ふむ。そうだ、後で僕の部屋に来てくれないかな?」

 

「お部屋ですか?良いですけど」

 

「うん、ごめんね」

 

 

立ち上がり壁に掛けられた二人の遺影に目を向けた後仏間を出て各自部屋へと。僕はベッドに座りアスカロンが来てくれるのを待っていた。

 

 

そしてしばらくするとドアをノック音が二回聞こえ返事をするとアスカロンが部屋へと来てくれた。

 

 

「どうしたのですかマスター?」

 

「来てくれてありがとね。君に伝えたい事があってさ」

 

 

僕の顔を見て困った顔をするアスカロンに座る様に言うと僕の隣に座り僕の顔を見てくれた。

 

 

「僕ね、やっと店を継ぐ決心がついたよ。ずっと不安だったんだ、親父の料理を食べに来たお客様に僕が料理を出して良いのかって。でもね、一ヶ月店をやってお客様の数は変わらなかった」

 

「それはマスターが努力してたからだと思います!私知ってますよ、マスターが夜遅くまで料理の練習してた事」

 

「うん、ずっと親父の腕に僕は劣っていると思ってた、だけどそれはアスカロンが言う通り嫉妬していた。僕の心の氷をアスカロンが溶かしてくれた。そのおかげで僕は店を継ぐ決心ができたんだよ」

 

「マスター、、私も昔そうでしたから。過去の私とさっきまでのマスターは同じでした。だから私は助言をする事ができたのです。誰かと自分を比べて劣っていると妬み嫉妬し、でもそれは自分で作り出した壁だって言う事を」

 

「そうだね、だから僕はこうしてアスカロンと共鳴する事ができたのかもしれない。本当にありがとね」

 

 

そっと伸ばした右手はアスカロンの頭へと伸び柔らかな栗色の毛髪を撫でる。僕の手にあわてる様な表情をしたけど今は少しだけ照れながら僕の好きな様に撫でさせてくれていた。

 

 

「あのっ、マスター、、そんなに撫でられたら、、そのっ、、恥ずかしいですよっ、、」

 

「あっ、ごめんね」

 

 

慌てて手を離すと恥ずかしさで顔を真っ赤にしたアスカロンの顔が。そんな表情も可愛くて見ていると笑顔になれる。

 

 

「よし、ご飯作るよ。何が食べたい?」

 

「えっとですね、、、」

 

 

頭の中でメニューを思い出しながら考えるアスカロンを和やかに見ていた。

 

 

 

そんなアスカロンとの生活は店を中心となっている。しかし、僕も奏官としてラグナ教会に登録がしてあるのでごく稀にだけど奏官として現場に駆り出される事がある。

 

今日は教会から異族討伐の任務を与えられ僕とアスカロンはサフランの草原を歩いていた。

 

 

「僕、討伐戦なんて初めてだから、、僕はどうしたら良いのかな?」

 

「そうですねっ、、私が異族と戦うのでマスターは私に指示を出して貰えれば♪」

 

「指示って言われても困るよ、、」

 

「うーん、、じゃあ私が戦っている時隠れている敵が居ないか見てもらえませんか?」

 

「分かったよ。えっと、もうすぐ異族の目撃情報があった場所だよ」

 

 

教会から貰った地図と現在地を見比べそう言うとアスカロンは腰に携えた剣を抜き戦闘態勢へ。

 

 

「・・・・」

 

 

僕の目の前に居るのは細身の剣を握りしめるアスカロン。その姿は僕にとっては剣を持っている事以外は普段のアスカロンと何ら変わりはない。

 

何が言いたいのかと言うとアスカロンは本当に異族と戦う事ができるのだろうか?と言う事だ。だが、僕の考えは杞憂に終わった。

 

 

 

「いきますっ!!」

 

 

アスカロンの叫び声と共に異族との戦闘が始まった。本日の任務はサフラン郊外に現れた戦型異族10匹の討伐。数は異族の方が圧倒的に多い。

 

 

しかし、僕が瞬きをする間にアスカロンは二体の異族を斬り伏せていた。

 

その動きは近くで見ている僕に全くと言って良いほど可視できるものでは無かった。

 

 

そしてアスカロンの洗練された剣技に、繰り出される氷撃にいつの間にか僕の視線は釘付けとなり最後の異族が地に伏せた事に気が付いたのはアスカロンに勝利を告げられた時だった。

 

 

「ふうっ、討伐完了ですねっ♪」

 

「ありがとね、さすがだね」

 

「いえっ、まだまだ修行の身です!」

 

「そんなそんな、謙遜なんていらないよ。宿に行こっか」

 

 

あれだけ居た異族を最も簡単に討伐するなんて、四皇カルマカラーズの地位に居たアスカロンの実力の片鱗を垣間見た。それでも僕の横を歩いてくれているアスカロンはどう見ても年相応の少女にしか見えない。

 

 

「どうしました?マスター?」

 

「んんん、なんでもないよ?」

 

 

そんな感じでのんびりと草原を歩き宿へと到着していた。そこで受付をして教会が借りてくれた部屋の鍵を貰おうとしていた。

 

 

「申し訳ありません、、こちらの不手際で、、」

 

 

僕とアスカロンは別々の部屋に宿泊予定だったのだけど教会か宿のどちらかの伝達ミスで一部屋しか借りて無かった様で。申し訳なさそうに謝る店員さんを見た後アスカロンに視線を向けた。

 

 

「マスター、私は構いませんよ?」

 

「アスカロンがそう言ってくれるなら、。じゃあその部屋を借りますので大丈夫ですよ」

 

 

頭を下げながら渡された鍵を持ち廊下を歩き部屋へ。ドアを開けた瞬間から香る井草の様な香りに癒されながら室内へと。

 

 

「良いお部屋ですねっ♪なんだか旅行に来た気分です♪」

 

 

部屋の片隅に荷物を置いたアスカロンが両手を伸ばしながら窓際へと歩み窓からの景色を眺めた。その後ろから景色を見ると永遠と続く草原が見えその奥に遥か彼方に聳え立つ大樹ユグドラシルが見える。

 

 

「僕も初めてこんな景色見るよ。ありがとねアスカロン」

 

「えっ?どうして私にお礼を言うのですか?」

 

「僕がアスカロンと出会わなければこうして旅をする事も無かったからさ。こう思うと家業と奏官業の両立もありかも、、」

 

 

難しい顔をして考え込んでいると困った笑い声が聞こえ顔を上げた。

 

 

「あははっ、、両立はちょっと辛いかもしれませんがたまになら良いですよ♪」

 

「アスカロンは戦いたくはないの?」

 

「えーとっ、、正直に言えば私はあまり戦いは好きではありません。でも、平和の礎となるのなら私は剣を手に取ります」

 

 

見たアスカロンの顔は可愛らしい笑顔。しかしその瞳の奥には確かな狂気と決意が宿る。

 

 

「マスターは私の事怖いって思いませんでしたか?そのっ、、普段はお店の手伝いをしているのに、やっぱりキル姫なんだなって思いませんでしたか、、?」

 

 

いつの間にか瞳から狂気が無くなり僕を見る瞳は不安に濁る。そんなアスカロンに僕は笑顔を向けた。

 

 

「怖いだなんて思わないよ。アスカロンは教会から与えられた任務をこなしただけだし。それにキル姫がどういうものなのかは僕も分かっているよ」

 

 

そう言ってアスカロンの頭に手を伸ばしわしゃわしゃと撫でるとくすぐったそうな笑顔を見せてくれた。

 

 

「温泉に入りに行こっか。いつもシャワーだけだからのんびりしてきなよ」

 

「はいっ♪」

 

 

ロッカーから浴衣を二着取り出しアスカロンに渡し各自温泉へ。それから気が済むまで温泉を堪能し部屋に戻ると仲居さんが夕ご飯を運んで来てくれた。

 

 

「「いただきます」」

 

 

長机に並べられた料理を前に二人同時に両手を合わせいただくことに。

 

 

「へぇ、、ここに隠し包丁を入れるのか、、なるほど、、」

 

 

食べる前に繁々と料理を眺める僕と違いアスカロンは美味しそうに料理を食べてゆく。

 

そして僕が食べ始めた頃にはアスカロンは箸を置き手を合わせていた。

 

 

「もう食べないの?」

 

「はいっ、その、大きくなったら嫌なので、、」

 

「そんなにカロリーがある食事じゃないから大丈夫だよ?」

 

「そうではなくてですね、、マスターはもし私に呪いがかけられていると知ったらどうしますか?」

 

「呪い?僕は気にしないしアスカロンの呪いを解く方法を一緒に探すよ」

 

「たとえこの呪いがマスターの命を脅かすとしてもですか?」

 

「うん、僕は料理人としての命はアスカロンに救われたし。僕だけじゃなくてあの店も両親の魂の安寧もアスカロンが守ってくれた。だから僕はその恩が返せるのなら君に命を捧ぐ事だって惜しくは無いよ」

 

 

しっかりとアスカロンの瞳を見つめ告げるとアスカロンの瞳から涙が。

 

 

「私には巨人になってしまう呪いがかけられています、、でもマスターとなら呪いに打ち勝てる気がしてきました」

 

「僕に何ができるのかは分からないけどアスカロンの為に全力を尽くすよ。だから呪いもきっと大丈夫だよ」

 

「あははっ。ならもう少しだけ食べよっかな?」

 

 

再び箸を手に取りご飯を食べ始めたアスカロンを笑顔で見守ってゆく。

 

 

 

それからしばらくして仲居さんが料理を下げてくれて布団を引いてくれた。それは良いのだが用意してくれた布団は一組だけでそこに枕が二つ並んでいる。

 

それと「これをどうぞ」と小さな箱をもらいアスカロンと二人で繁々と眺めていた。

 

 

「なんでしょうこの箱?」

 

「開けてみよっか」

 

 

僅かに力を入れると箱の蓋が開き中を覗き込むと梱包された何かが二つ。それが何なのか同時に悟り二人の顔が赤くなる。

 

 

「マスター、、これって、、、」

 

「あれだね、、」

 

 

箱の中に入っていたのはコンドーム。確かに布団に垂れてしまう事を思えば後々掃除が楽なのかもしれないが。

 

 

アスカロンの事をそういう目で見た事は無かったのだけど性行為に関するものを持った事によりそういう目で見てしまう。

 

 

「……/////」

 

 

そして恥ずかしがりながらも避妊具から目を離せないアスカロン。

 

 

「あはは、どうしよっか?」

 

 

期待を込めながら質問を投げてもアスカロンは恥ずかしがったまま。そんな可愛らしい姿に意地悪をする事に。

 

 

「アスカロンはこれを何に使うか知ってるの?」

 

「それは、、そのっ、、知ってはいるのですけど、、実際に使った事はありません、、」

 

 

質問に答えている間にもアスカロンの顔は赤くなり今ではりんごの様に真っ赤に。

 

そんな姿が可愛くて右手を頭に伸ばすとアスカロンの身体がぴくりと跳ねた。

 

 

「じゃあ寝よっか」

 

「そうですねっ、、」

 

 

頭を撫でた後立ち上がり部屋の電気をオレンジ色に。それから布団へと潜り込む。

 

 

「腕枕しても良いかな?」

 

「じゃあ、、お願いしますっ、、」

 

 

そっと右手を伸ばすと遠慮しながらアスカロンが頭を乗せてくれた。そんなアスカロンが可愛くて抱きしめるとアスカロンも僕の背に手を伸ばしてくれた。

 

 

「マスターっ、、、」

 

「アスカロンってあったかいんだね。てっきり冷たいのかと思ってた」

 

「冷気を操る事ができるはできますけどぉ、、」

 

 

服越しに伝わるアスカロンの体温と早鐘の様に打つ心臓の鼓動。きっと僕の心臓も同じ様に鼓動しているのだろう。

 

 

「緊張してる?」

 

「少し、、マスターはどうですか?」

 

「すごく緊張してる。今夜は寝れないかも」

 

「あはは、、私も眠れないかもしれません、、」

 

 

抱き締め合いながら顔を見ればすぐそこにアスカロンの唇が。目と目を合わせ見つめ合い少ししてから僕の唇はアスカロンの唇へと重なった。

 

 

凄く柔らかい。初めてキスをした感想だった。軽く重なった唇を離し顔を見るとまだ物足りなさそうな顔。

 

 

「あははっ、キス、しちゃいましたね」

 

「嫌だった?」

 

「嫌ではありませんよ?そのっ、、」

 

「どうしたの?」

 

 

質問を口にした時には僕の口は何かに塞がれた。それがアスカロンの唇だという事に気がついた時僕は頭に腕を回しアスカロンの頭を抱き寄せ唇を貪った。

 

 

柔らかく溶けてしまいそうな唇に唇を何度も重ね僅かに空いた唇の隙間に舌を伸ばすと口が開き舌はアスカロンの口内へと入り込み舌と舌が口内で出会った。

 

出会った舌は口内で絡み合う様に動き唾液が混ざり合う音が微かに聞こえる。そんな甘くて蕩けてしまいそうな長い口付けの後ようやく顔を離しアスカロンを見下ろすと未だに物足りなさそうな瞳を僕へと向ける。

 

 

「キスだけで終わりですか?」

 

 

そして甘美な言葉を口にした。この言葉に僕は目を開きアスカロンの顔を見た。その顔は恥ずかしさを堪え少し涙目。

 

 

「じゃあ、、、もう我慢しないよ?」

 

「はいっ、、私も、、、」

 

 

この言葉を合図にもう一度唇が重なった。そして唇を求め合いながら右手は浴衣の帯を解き左右に開き布団の中で露わとなった乳房へと伸ばす。

 

 

僕の手のひらに収まる大きさの乳房をゆっくりと揉みほぐし頂点でつんっと硬くなった乳首に触れると交わる口から微かに喘ぐ声。

 

それがもっと聞きたくて乳首を指に挟みこりこりと動かすと身を捩りながらアスカロンが喘ぐ。

 

 

「すごく可愛いよ」

 

「恥ずかしいですっ、、」

 

 

口を離し乳首を弄るとくすぐったそうな、気持ち良さそうに表情を変えながら声を漏らす。

 

 

「舐めてあげる」

 

 

背にかかる布団を跳ね除け下へと動きはだけた胸元へ。そこには重力に負けず形を保つ乳房に双方につんっとシコる乳首。僕は右の乳首を口に含んだ。

 

コリコリと口内にある乳首を舐め転がし吸い付き甘噛みし、その度に身を捩り喘ぐ声を出す。

 

やがて僕が口を離した時にはすっかりアスカロンの顔は蕩けていた。

 

 

「意地悪ですっ、、」

 

「そんな事ないよ?」

 

 

頭を撫でた後僕の両手はアスカロンが履いている下着へと伸び両端を持ちずらそうとする。それに対抗する事なく身を委ねやがてアスカロンの履いていた下着は布団の上に落ちた。

 

再びアスカロンに腕枕をして左手で太ももをくすぐってゆく。指が通る度にくすぐったそうな声を漏らすがその声は指先が恥丘に辿り着いた時に声が止み三度恥丘を撫でるとゆっくりと両足を広げてくれた。

 

 

「触るよ」

 

 

伸ばした指先が会陰に伸びゆっくりと指を這わせるとぬるりとした感触。そのまま指を這わせてゆくと硬く尖るクリトリスに触れると同時にアスカロンの体がぴくんと跳ねた。

 

 

「痛かった?」

 

「そんな事、、ないですっぅ、、」

 

 

たっぷりと愛液が付いた指でクリトリスを優しく撫でると脚を震わせながら声を漏らす。それが恥ずかしいのかアスカロンは手で自分の口を塞ぐ。

 

それでも丁寧に、念入りに、執拗にクリトリスを弄ると押さえた手の間から声が漏れ僕の耳へと届く。

 

 

「あっ、、イッちゃ、、、」

 

 

そう聞こえた後腰が跳ね両脚が強張りやがて大きく伸びた。

 

 

「膣内も触わるね」

 

 

まだ息を弾ませるアスカロンに告げ人差し指を膣内へと。もう布団にまで垂れてしまいそうな程溢れる愛液のおかげできつく締まる膣口から膣内へすんなりと指が入り込む。

 

中に入り込んだ指は火傷をしてしまいそうなほど熱く、そして動かす事が困難な程きつく締め付けられる。

 

それでも指を動かし膣内を掻き回すと両手で押さえられた口から言葉が、秘部から聞こえる水音に混ざり聞こえてくる。

 

 

「〜〜〜っ、、〜〜っ、、、♡」

 

 

やがて一層膣口が締まるのと同時にアスカロンの腰が跳ね大きく呼吸しぐったりと。

 

 

そんな可愛らしい姿にもう我慢できるはずがなく指を引き抜き枕元に置いた箱から避妊具を取り出すと封を切り既に聳り立つ肉棒へと被せてゆく。

 

 

「挿れるよ」

 

 

避妊具を付け終わりアスカロンの大きく開かれた足元へと腰を重ね右手で肉棒を持ち膣口を探す。そして肉棒の先端は愛液に濡れた膣口に触れゆっくりとアスカロンの膣内へと。

 

 

「〜〜〜〜〜っ」

 

 

指よりも太く長いものがきつく締まる膣壁を押し除けながら膣内を進む。肉棒の侵入が止まるのと先端がアスカロンの最奥を突き上げるのはほぼ同時だった。

 

 

「大丈夫?痛くない?」

 

「痛くはありませんけど、、ぎゅってしてもらっても良いですかっ、、?」

 

 

少しだけ涙目で言うアスカロンが可愛くてそのままアスカロンを抱きしめながら頭を撫でると笑顔を見せてくれた。

 

 

「マスターのすごっく奥まで届いてますよ?大きいんですね♡」

 

「奥に当たってるよね?」

 

 

少し腰を動かすと先端にこつこつと当たるのを感じる。その度にアスカロンの顔が快感に歪むのが堪らない。

 

 

「奥好きなの?」

 

「そうですね、、っ奥まで突かれるとエッチしてるって気分になっちゃいます♡」

 

「じゃあもっと突いてあげるね」

 

 

体を起こしアスカロンの両脚を持ち上げ腰を動かすとさっきよりも深く奥に届く。奥を突く度に膣口が締まりそして可愛らしい口から言葉が漏れる。

 

それでも口に当てられた手がもどかしくて両脚を肩に乗せてアスカロンの手を掴んだ。

 

 

「もっと声聞かせてよ」

 

「ダメっですっ、、、はずかしっ、、」

 

 

そう言いながらも抑える手がなくなりさっきよりも淫声が聞こえる。それだけで腰のストロークが早くなる。

 

 

「アスカロンっ!」

 

「私もっ、、、マスタっ、、一緒に、、、」

 

 

最奥を突き上げると同時に込み上げた精液が尿道を通り吐き出されてゆく。

 

少しして落ち着きと取り戻した後肩に乗せていた脚を下ろし未だ荒く息を吐くアスカロンを抱きしめてあげる。

 

 

「ふぅん、、、」

 

「落ち着いた?」

 

「まだふわふわしてますっ、、」

 

「もう少しぎゅってしてよっか」

 

 

抱き締めながら頭をよしよしと撫でてあげるとやっとアスカロンの呼吸が落ち着き笑顔で僕を見てくれた。

 

 

「こうして肌を重ねるのって良いですよね、、♡なんだか恋人みたいで♡」

 

「恋人か、、僕はアスカロンの事好きだよ」

 

「えへへっ私もですよマスタっ♡」

 

 

お互いの気持ちを伝え合うのだけど順序が逆な気がする。それでもこうして好きと言い合う事ができたからよしだ。

 

 

「マスター、マスターのおちんちん私の中で大きいままですけどまだ出したりないのですか?」

 

「そうだね。アスカロンはまだ大丈夫?」

 

「はいっ♪じゃあもう一度しましょうね♪」

 

 

ゆっくりと肉棒を引き抜くと精液溜まりがすっかり膨らんだ避妊具が。それを外し縛りティッシュに包み新しい避妊具を被せてゆく。

 

 

「じゃあ次は私が上になりますからねっ♡マスターは寝転がってて下さい♡」

 

 

言われた通りに寝転がるとアスカロンが僕の腰の上に。そして右手で肉棒を掴み膣口に誘導するとゆっくりと腰を下ろした。

 

 

「んっ、、♡全部這入りましたね♡」

 

 

見上げるとはだけた浴衣から肌が覗く魅力的な姿に淫らな笑顔を浮かべるアスカロンの顔が。

 

そんな姿に肉棒がさらに硬くなりアスカロンが腰を動かすのを心待ちにする。

 

 

「マスター、、、」

 

「どうしたの?」

 

「そう言ったのは良いのですが、、いざ上になると恥ずかしくて、、うごけませんっ、、」

 

 

顔を真っ赤に染めながら僕を涙目で見る顔が可愛くて。そのまま抱き寄せてよしよしと頭を撫でてあげていた。

 

 

「じゃあこのまま動くね」

 

 

抱き寄せ密着したまま下から腰を突き上げると僕の耳元で淫声を囁く。そして汗ばんだ肌同士が心地よく張り付き合う。

 

 

「マスタっ、、キスっ、、」

 

 

アスカロンの頭を抱え込み唇を重ね合いながら腰を動かす。全身をアスカロンに包まれる至福の時間。

 

少しでも長くこの時間が続けば良いのに。そう頭の片隅では思っているのに込み上げる射精欲が理性を支配する。

 

 

「アスカロン、、!」

 

 

返事はない。だけどその代わりに僕を抱き締めてくれた。

 

 

「でるっ、、!」

 

 

アスカロンの最奥に向かい精を放ち二人荒く息を吐きながら身を委ね合う。

 

しばらくして身を起こそうとしたアスカロンを抱きしめた。

 

 

「今夜はこのまま寝て良い?」

 

「良いですよ♪でもこのまま寝たら垂れちゃいますぅ、、」

 

 

そう言い終わると同時に膣口から力を無くした肉棒がずるりと抜け落ちた。

 

 

「片付けしよっか」

 

「はいっ♪」

 

 

その辺に散らばっているティッシュをゴミ箱に入れてそのまま二人部屋にあるシャワーで汗を流し再び布団へ。

 

 

「冷たいです、、」

 

「しゃーない。おいで」

 

 

布団に寝転がるアスカロンを抱き寄せて一度キスをした後眠りへと落ちてゆく。

 

 

 

こうして僕とアスカロンの一泊二日の異族討伐の旅は終わった。それでも旅のおかげか二人で過ごす生活に変化が起きていた。

 

 

一つは前よりもアスカロンと仲良くなれた事。二つ目は寝る時は一人ではなく二人で眠るようになった事。そしてもう一つ、アスカロンと性行為をするようになった事。

 

 

「おはようございますマスタっ♪今日はお休みなので今からどうですか?」

 

「おはよーちょっとまだ眠いかな、、」

 

「でもマスターのおちんちんは元気一杯ですよ?じゃあ私が気持ち良くするのでマスターは寝ていて下さいねっ♡」

 

 

そう言うと朝立ちで硬い肉棒をズボン越しに撫で笑顔を見せてくれる。そしていつのまにかズボンとパンツがアスカロンの手により引き抜かれていた。

 

 

「お口でしてあげますからね♡」

 

 

アスカロンの唇に押され肉棒はお腹に押し付けられる。そして唇を僅かに開き舌を出し裏筋を艶かしく舐めてくれる。

 

 

「それ、、やばいって、、!」

 

 

唇により剥き出しにされた裏筋を丁寧に舌を這わせてくれる。与えられる快感はくすぐったくて気持ち良くて。思わず腰が痙攣してしまう程。

 

この快感から逃れようと思っても腰を掴む両手から、肉棒を押さえる唇から逃れられる事はできない。ただ与えてくれる快感に身を委ねるしかない。

 

 

「もう出るっ、、」

 

「良いでしゅよー♡いっぱい出しちゃって下さい♡」

 

 

亀頭が膨らみ射精を行う瞬間に鈴口が咥えられアスカロンの口内へと精が迸る。射精が終わり脱力しているとごくんと飲み込む音が。

 

 

「いっぱい出ましたね♡飲み切れないかと思っちゃいました♪」

 

「次はアスカロンの番だよ。ここに寝てよ」

 

「私は大丈夫ですから」

 

「良いから良いから」

 

 

ちょっと逃げ腰のアスカロンをベッドに寝かせ履いているズボンに手をかけ脱がせてゆく。そして脚を開かせると大きな染みができているショーツが。

 

 

「アスカロンも興奮してたんだ」

 

「そっ、、そんな事ないですよっ、、」

 

「じゃあこの染みは何かな?」

 

 

染みを爪先でなぞるとぴくんっと体が跳ねる。それが可愛くて何度も何度もなぞってゆくと染みが広がってゆき気が付けばクロッチ部分は完全に染みに染まっていた。

 

 

「脱がせるね」

 

 

ショーツに手をかけゆっくりと引き抜いてゆくと秘部とクロッチに水糸がかかりぷっつりと切れた。やがてショーツを引き抜くと窓から差し込む日差しにアスカロンの秘部が照らされる。

 

大陰唇から溢れ出した愛液が会陰を伝いお尻まで垂れ、呼吸する度に男を誘うように蠢く秘部にごくりと唾を飲んだ後口を近づける。

 

 

匂いは無臭、それでも微かに汗の匂いと女の匂いが。そんな秘部に向かい舌を伸ばす。

 

 

伸ばされた舌は愛液に塗れながらねっとりと舐め上げてゆく。

 

 

「そこっ、、♡気持ち良いですっ♡」

 

 

舌先を尖らせつんっとシコるクリトリスを押し潰すように舐めると淫らな声が。それがもっと聞きたくて執拗に舐めてゆく。

 

 

「イッちゃっ、、、♡」

 

 

両足を震わせた後だらりと伸び荒く息を吐く。そんなアスカロンを見ながら物置に手を伸ばし避妊具を手に取り肉棒へと巻き付ける。

 

 

「挿れるよ」

 

「今はダメですっ!イッたばっ、、、、!」

 

 

そう言いながら抵抗するも弱々しく伸ばされた手を退けて秘部へとずぶりと肉棒を挿入する。それだけで身を強張らせ顔は快感に蕩ける。

 

 

「挿れただけでイッた?」

 

「イッちゃいました、、だってイッたばっかりで敏感なんですよっ、、」

 

 

恥ずかしそうに言ってくれるアスカロンが可愛くて頭を撫でた後軽くキスをする。

 

唇が離れると僕に笑顔を見せてくれた。

 

 

 

 

 




アスカロン・D.pulg・レヴィアタン×マスターのお話でした。


自身の推し姫であるアスカロンを書くという事で何度も文に悩みこの様な収まりになりました。


正直なところまだ納得のいく文にはなっていませんのでまた新しく書くかもしれません。

それでも健気で可愛いアスカロンを感じてもらえれば幸いです!


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