※この作品はR-18です。

裏キル姫日記   作:やす、

22 / 44

フェチ注意でお願いします。


バルムンク。時々グラム

 

人には何か一つ性癖があると思う。普段それを隠しているだけで心の奥底に必ず何か一つ宿すものがあると僕は思っている。

 

もちろん僕もその中の一人だ。

 

 

「そろそろ帰りましょうかマスター」

 

「そうだね。すいませんお先です」

 

 

本日僕とバルムンクはラグナ教会に事務仕事に来ており定時を迎え僕とバルムンクは帰宅する事に。

 

 

「今日も疲れたね。夕飯は何が食べたい?」

 

「そうですね。えっと、マスターが作ってくれるご飯は全部美味しいので迷ってしまいます」

 

「嬉しい事言ってくれるね。それで、今日さ」

 

「えぇーそうなんですか?それは面白いですね♪」

 

 

バルムンクとたわいもない話をしながら歩く帰り道に僕は一つのお願いをした。

 

 

「バルムンク、今日お願いして良いかな?」

 

「……はい、良いですよ」

 

「いつもごめんね」

 

「それは言わないで下さい」

 

 

さっきまで笑顔だったバルムンクに尋ねると顔を俯かせ少し間を空けた返事をくれた。

 

それからしばらく歩き僕達は帰宅し玄関を開け家の中へ。

 

 

「はい、どうぞ」

 

「ありがとね」

 

 

バルムンクが履いていたロングブーツを脱ぎ一足先に部屋へと入ってゆき玄関に残されたのは僕一人となった。その瞬間僕の性癖は解放される。

 

 

(くんくん、、クンクン、、、はぁ、、、)

 

 

脱ぎ立てでまだ温もりが残るブーツのソールに鼻を付け匂いを嗅いでゆく。いくら清潔感のあるバルムンクとはいえ一日中通気性の悪いロングブーツを履いていれば足は蒸れ汗をかき、かいた汗は匂いの原因となる。

 

まだ残る体温によって匂いが上がり少しツンとするブーツの匂い堪能しながら気が付けば股間をズボンの上から触ってしまう。

 

 

(あっ、、やばい、、)

 

 

僕は極度の匂いフェチなのだ。まだフェチはあるのだけどそれは後のお楽しみにしておくとして、今は目の前のブーツの匂いを堪能する。バルムンクが歩いた後に床に残った脚の熱気で付いた水蒸気の跡を見ながら。

 

左のブーツの方が匂いがキツく鼻を突く。この匂いが鼻に残っている内に匂いの薄い右のブーツの匂いを嗅ぐ。

 

 

左、右の順にブーツの中の匂いを嗅ぎ最後に二つ共に鼻を付け匂いを嗅ぎようやく僕はバルムンクの元へ。

 

 

「……………」

 

 

僕がリビングに来るのを見ると無言で着ているワンピースを脱ぎ下着姿になってくれた。

 

 

「本当にごめんね、、」

 

 

一言謝った後僕はバルムンクの右腕をとり上に上げ右脇をじろじろと眺める。ムダ毛一つ無い丁寧に処理された脇をじっくりと眺め鼻を近づけ匂いを嗅ぐ。するとほんのりと香る汗の匂い。

 

次に左の脇へ。くんくんと鼻を鳴らし匂いを嗅ぐと右の脇の方が匂いが濃い。きっとデスクワークでペンを握るのが右手だからだろう。

 

 

そして僕は再び右脇に戻り次は舌を這わせてゆく。舌先に細かい毛穴のボツボツと塩っぱい汗の味を感じながら夢中に舐めてゆく。

 

 

(はぁ、、、)

 

 

思わず声を漏らし次は左の脇へ。まだ舐めていない左脇は塩っぱさが残り心を踊らせる。

 

左の脇をたっぷりと舐め唾液まみれにして僕はズボンと下着を脱ぎ肉棒を露わにするとバルムンクの脇に擦り付け始めた。

 

 

「挟んでバルムンク」

 

 

無言で閉じてくれた脇に腰を振る。べったりと付けた唾液が潤滑剤となり腰を動かすたびににゅるにゅると締まる脇が快感を与えてくれる。それが気持ち良くて夢中に腰を振る。

 

 

「あぁ、バルムンクの脇気持ち良いよ、、」

 

「・・・」

 

「あっ出る、、」

 

 

脇から顔を出した亀頭から精液が吹き出しバルムンクの太ももへと飛び散り射精が終わるまで腰を動かしぬるんっと脇から肉棒を抜くとティッシュで太ももを拭いてあげる。

 

両脇を堪能して次はバルムンクにうつ伏せになってもらい膝の裏へ。膝上まであるロングブーツを履くバルムンクの膝も汗を蓄え塩っぱさを感じさせてくれる。しかし、脇には劣り物足りなさを感じる。

 

そんな時は足を曲げてもらい顔を挟んでもらう。こうしてもらう事により挟まれながら舐めるという充実感を得る事ができるのだ。

 

 

「じゃあ脱がすね、、」

 

 

それからバルムンクにソファーに座ってもらいバルムンクが履く膝下のハイソックスを脱がせ露わとなった裸足に鼻を近づけ匂いを嗅ぐ。

 

ブーツとは違い体温がある素足は匂いを残し匂いを嗅ぐたびに頭がくらくらとしてしまう。

 

 

「舐めるからね、、」

 

 

そして足の指一本一本を丁寧に舌で舐め味わってゆく。指の股から関節、爪の間まで念入りに丁寧に。すると濃い汗の味とにゅるりとする感触に匂いの味が口いっぱいに広がる。

 

もう我慢できない僕はバルムンクの足の指を舐めながら床に股間を擦り付けていた。

 

 

次に僕は小指から足の指を順にしゃぶる。それはもう指がふやけてしまう程に。

 

 

「あっ、、出る、、、」

 

 

親指をしゃぶっている時に興奮はピークに達し指をしゃぶったまま床とお腹の間に射精をする。これがいつものルーティンである。

 

 

「ありがとね、すごく良かったよ」

 

「う、うん、、私なんかがマスターの役に立てて嬉し、いよ、、」

 

「本当にありがとうね、お風呂入ったらご飯作るから待っててね」

 

 

バルムンクに深々と頭を下げさっとシャワーを浴び僕はキッチンに立ち料理を作ってゆく。その間にバルムンクはお風呂に入る。

 

 

自分でも自分の性癖が異常な事は分かっている。現にこの性癖のお陰で何度も彼女に振られやっと巡り会えたのがバルムンクだった。

 

バルムンクはキル姫であり僕のバイブスとバルムンクのキラーズが適合し一緒にいるのだけどまさかバルムンクも適合者がこんな異常性癖の持ち主とは思わなかっただろう。

 

現に初めてバルムンクにこの事を頼んだ時は思いっきり泣かれたし軽蔑する視線と言葉を受けた。しかし必死に頼み込んだ末今があるのだけど。

 

そして一番厄介なのが僕はバルムンクの匂いや脇、膝、脚には興奮するのだがバルムンクの自体には興奮しないのだ。なのでバルムンクとは一度も行為をした事がない。

 

こんな感じだけど僕はバルムンクの事は好きだ。世間から見てもバルムンクは容姿端麗で綺麗で可愛くて性格はちょっと控えめだけど優しくて脇と脚は良い匂いで。

 

 

「おっととと、、」

 

 

料理を作りながらバルムンクの匂いを思い出し垂れてしまいそうになった涎をじゅるりと吸い上げ料理を作る事に集中する。

 

 

「ご飯もうすぐできるからね」

 

「ありがとうございます」

 

 

お風呂から出る音が聞こえしばらくして僕はバルムンクの髪を乾かしにいく。バルムンクの背後に立ち優しく髪を梳かし丁寧にドライヤーをかけてあげる。

 

 

こんな僕に付き合ってくれるバルムンクには感謝しかなく家事はもちろんの事バルムンクの身の回りのお世話は僕がこなしている。

 

それでもたまに申し訳なくなる時があるのだけど。

 

 

髪を乾かし終えるとキッチンへと戻り料理を作り完成した料理をテーブルの上に並べてゆく。

 

 

「いただきます」

 

「いただきます」

 

「明日はお休みだからのんびりしようね」

 

「そうですね。私ちょっとグラムのところに行ってきますね」

 

「分かったよ」

 

 

明日の予定を決めながらご飯を食べご飯を食べ終えるとバルムンクはそそくさと部屋へと入ってゆく。その背を見てから僕は食器を片付けそれが終わると部屋へとゆく。

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

 

次の日、バルムンクは姉であるグラムの元を訪ねていた。

 

グラムが住む自宅のドアをノックするとしばらくしてまだ寝巻き姿のグラムがドアから顔を出した。

 

 

「おはよーバルムンク。こんな時間にどうしたの?」

 

「あがっても良いかな」

 

「良いよ良いよ。どうぞー」

 

 

開けられたドアをくぐりバルムンクは部屋の中へと入ってゆきリビングにあるソファーに座った。

 

 

「それでどうしたのバルムンク。うちに来るなんて珍しいじゃん」

 

 

キッチンでコーヒーを二つ淹れおぼんに乗せテーブルへと歩んでゆきバルムンクの前に一つ置いた。

 

 

「お姉ちゃん……」

 

「えっどうしたの!?」

 

 

見上げた顔は涙に濡れ驚きながらも頭を撫でぐずりあげるバルムンクの話を聞く。

 

 

「私のマスターがね、私の、、脇とか脚にしか興奮しないの、、」

 

「はっ?えっ?どういう事?」

 

「私にも分からないよ!帰るとブーツの匂い嗅いだりもう耐えられない、、」

 

「落ち着いて、いや、私の方こそ落ち着かないとね。バルムンク、一回落ち着こ、私も落ち着くから」

 

「うん、、、」

 

 

淹れたてのコーヒーが常温になる頃バルムンクは落ち着きを取り戻し端的にグラムへと話をしてゆく。

 

 

「そっか、、バルムンクのマスターはそんな人なんだ、、」

 

「うん、、本当は良い人なんだよ、、私の事大事にしてくれるって伝わるし、優しい人なんだけど私もう無理、、耐え切れない、、」

 

「うん、バルムンク、私に任せて!私がガツンと言ってあげるから!」

 

 

コーヒーを一気に飲み干すと立ち上がりバルムンクの手を取った。

 

 

「行くよ!」

 

「ちょ、まだコーヒー飲んでないって、、」

 

「そんなんまた淹れてあげるから!行くよ!」

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

その頃僕はバルムンクの苦悩など知らずに家の掃除を行なっていた。掃除機をかける事から始まり雑巾をかけ部屋中を清掃し一通り掃除を終えた僕は椅子に座りのんびりとコーヒーを飲もうとしていた。

 

 

淹れたてのコーヒーをテーブルに置き席に着き一口飲もうとコップを持った時乱暴に開かれるドアの音がして僕の意識は廊下へと向く。

 

強盗とかだったらどうしよう。そんな想像をして身構え立ち上がった瞬間廊下から繋がるドアが音を立て開かれそこにはバルムンクと似た顔をした女性の姿が。

 

 

「私の妹になんて事してくれてるのよ!」

 

 

疑問を思う暇もなく僕の顔面に右フックから左ストレートが打ち込まれあげく右ハイキックを叩き込まれ僕は吹き飛び壁に叩きつけられその場に崩れ落ちた。

 

 

「お姉ちゃん、、それはちょっとやりすぎだよ、、」

 

「良いバルムンク!?変態って奴は罪の重さを身体に教えてあげないと分からないんだよ!私の妹の身体を辱めた罪をこいつに償わせてやる!」

 

 

それから僕は首根っこを引っ掴まれ無理やり立ち上がらせられると強く何度も首を揺すられいつの間にか意識を手放していた。

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

 

しばらくして僕が目を覚ますと綺麗にしたはずのフローリングには沢山の乾いた血の跡がつき顔面がとても痛む。

 

そして部屋を見ると意識を覚ました僕に殴りかかってきそうなグラムと泣きながらそれを止めるバルムンクが。

 

 

「お姉ちゃん!もうやめて!死んじゃうよ!」

 

「私はこいつを殺す気でいるよ!生かしてなんておけない!」

 

「………………」

 

 

般若のグラムを止める泣き顔のバルムンク。それを見て僕は二人に向かい土下座をした。

 

 

「本当にごめんなさい。僕の性癖でバルムンクに辛い思いをさせちゃったね。今から教会にいって共鳴を解除してもらうよ」

 

「当然よ。むしろ遅いぐらい」

 

「お姉ちゃん!待って下さいマスター、、」

 

 

バルムンクの提案により僕は近所に住むアクスレピオスに治療をしてもらい再び三人で家へと戻って来た。

 

 

「で?何を話すつもりなの?私はすぐにでも共鳴を解除してこの変態から妹を遠ざけたいんだけど」

 

「お姉ちゃん。マスター、、どうしてマスターはこんな性癖なのですか?良かったら教えて下さい」

 

「僕は・・・」

 

 

ぽつりぽつりとこの性癖に付いて話をする事に。そうはいっても僕が性に目覚めた時からこの性癖なので特に話す事はないのだけど。

 

 

「じゃああんたは根っからの変態なのね。ますます許さない!」

 

「僕も性癖が変なのは自覚してるよ、、バルムンクには悪い事をしてるって思ってたから大切にしてきたよ」

 

「うん、、それは感じてた。だけどこのままじゃ私、耐えられないよ、、」

 

「そうだよね、、」

 

「私だって女の子だしそのっ、脇とか脚にしか興奮されないと自信を無くすっていうか、、女の子として見られてないのかなって、、」

 

「そんな事無いよ。バルムンクはとても可愛いし魅力的だよ。その脇も脚も」

 

 

思っている事を告げると二人から盛大なため息が聞こえた。

 

 

「なんか、、怒りを通り越して可哀想になってきちゃった。君がバルムンクの事を大切にしてくれてるって事はバルムンクから何度も聞いてるし複雑、、」

 

「ねぇマスター、、私ってそんなに魅力ありませんか、、?」

 

「いや、バルムンクの脇は最高だよ。ムダ毛一つ無くて艶やかで特に腕を上げた時の肩甲骨の盛り上がりと浮き出る筋は思い出しただけで興奮できるし。それに左の脇は胸筋の盛り上がりと脇まで伸びるラインはもう本当に凄い。でも欲を言えば処理するんじゃ無くて毛を生やして欲しいかな?この純白無垢の脇にポツポツと生える伸びかけの脇毛を考えただけでおとと、涎が、、それにこの脚も良い!まずは膝の裏から説明するとガハッ!?」

 

 

まだまだ語りきっていないのに僕の語りはグラムの正拳突きを受けて止まってしまった。

 

 

「いい加減にしてよ!人が黙って聞いてれば意味分からない事長々と話して!」

 

「うん、、お姉ちゃん、、やっぱり解除してもらうよ、、」

 

 

鼻を抑えながら見たのは憐れむ視線の二人。僕はもう死んでしまいたかった。

 

しかし僕は開き直ってしまった。

 

 

「そうだね、バルムンクとは共鳴を解除するよ。だけどその前に二人にお願いがあります!二人で僕の顔を踏んで下さい!」

 

 

まだ昼にもなってないこの時間だと脚は蒸れてなくまだそんなに匂いはしないだろう。しかし二人から踏まれながら匂いを嗅ぐというシチュエーションはまだ体験した事が無く想像しムラムラとしてしまう。

 

二人は姉妹であるが脚の匂いは違うのだろうか?欲求への好奇心が止まらない。

 

もちろん二人から軽蔑する視線を受けた。

 

 

「手遅れねコイツ」

 

「うん、、行こ、お姉ちゃん、、」

 

「待って!お願い!一回だけで良いから!」

 

 

立ち去ろうとする二人の前に行き土下座をして頼み込む。こんなチャンス二度と無いだろうしここで引き下がる訳にはいかない。

 

しかし二人は土下座をする僕の横をすり抜け玄関へと歩んでゆく。

 

 

「お願い!お願いします!」

 

「触らないで!」

 

 

どちらかの脚に縋りつき泣きながらお願いをしていた。まだ見上げてないから誰か分からないけどこの脚の感じはグラムだろう。バルムンクより筋肉で締まる脚は肌触りが良く思わず頬擦りをしてしまう。

 

 

「キモいんだってば!!」

 

「アガァッ!?」

 

 

頬擦りをしていると顔に衝撃が走った。その正体は思いっきりグラムに踏まれた事だった。けっこう勢い良く踏まれたから頭蓋骨が軋む痛みが意識を霞ませる。しかし僕は霞む意識の中でグラムの脚の匂いを嗅いでいた。

 

だが嗅ごうとするのだが鼻は流れ出す鼻血によって詰まりずずずと音を立てるのみ。

 

 

「あぁ、、行かないで、、、」

 

 

僕の願い虚しく4本の脚は二人は玄関を開け外へと出て行ってしまった。

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

マスターの自宅を出た二人はその足で教会へと行きバルムンクとの共鳴を解除するようにと頼んでいた。しかし返ってきた答えは共鳴をしているマスターと同伴ではないとダメだという事。

 

これはキル姫の強すぎる力を制御するマスターという存在の重要性を加味しての事。その逆もしかりでマスターのみではキル姫との共鳴の解除も無理だという。

 

 

この事を散々グラムは罵ったのだがバルムンクに止められ二人はグラムの自宅へと戻って来ていた。

 

 

「あーもうほんっとイライラするね。アレにも教会の対応も!」

 

「うん、、マスターと一緒じゃないとダメなんだね、、」

 

「今から行って首根っこ掴んで引きずってでも連れてこっか」

 

「うんん、、今日はもう良いや、、ありがとねお姉ちゃん」

 

 

ソファーへと腰掛けるとそのまま俯いてしまう。そんなバルムンクの隣にグラムが座り肩を抱く。

 

 

「今日は泊まってきなよ。あんなやつのところに帰ることなんてないよ」

 

「ありがとうお姉ちゃん、、」

 

「ご飯作ってあげるね。なにが食べたい?」

 

「うん、、」

 

「おまかせで良いね。ほら、バルムンクは疲れてるんだからゆっくりしてなよ」

 

 

俯いたままのバルムンクを気遣い肩を叩いた後グラムはキッチンへとゆく。

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

次の日、二人はマスターの自宅を訪ねマスターと共に教会へと出向いていた。

 

そして短い儀式の後二人の共鳴は解除され晴れてバルムンクは自由の身へ。

 

 

「今までありがとうございましたマスター、、」

 

「うん、、ありがとね、、」

 

「次私達にその面見せたら息の根止めてやるから。行こバルムンク」

 

「うん、、」

 

 

バルムンクの手を引きグラムは自宅へと帰ってゆく。

 

 

「やっと一件落着だね。落ち着くまで家に居て良いからね」

 

「うん、、」

 

「今は喪失感があるかも知れないけど、ってあんなマスターにそんな感情持つなんて無駄だよムダ」

 

「あはは、、そうだよね、、でも・・」

 

「どうしたのバルムンク。言いたい事があるならはっきり言って」

 

「うんん、、なんでもないよお姉ちゃん。今日はご飯食べに行こっか、お姉ちゃんあそこのお店に行きたいってまえ言ってたよね」

 

「よく覚えてたね。じゃあ今から行こバルムンク」

 

 

バルムンクの手を引き二人は家の外へ。

 

 

 

バルムンクがグラムと一緒に住み始め一ヶ月が過ぎた。それと同時に特殊性癖ともいえるマスターから解放され一ヶ月が過ぎた。しかしバルムンクの顔に笑顔が戻る事は無かった。

 

それはグラムも気が付いており気遣うのだが曖昧な返事しか返さないバルムンクに嫌気がさし始めた。

 

 

それでも姉としてバルムンクの事が心配でありこの日の晩、グラムはバルムンクを連れてバーへと来ていた。

 

酒に酔い出る言葉は本音であると信じて。

 

 

「ほら、私が奢ってあげるから好きなだけ飲みなって」

 

「ありがとう、、じゃあジャック・ター一つ下さい」

 

「良いねぇー私はロングアイランドアイスティー貰おっかな」

 

 

アルコールの高いカクテルを飲みバルムンクの頬が赤まった頃ようやくグラムは本題を切り出した。

 

 

「バルムンクはさ…あいつの所に戻りたいの?」

 

「私は…」

 

 

グラムの問いにバルムンクはグラスを握り締め俯いてしまう。その姿を見て返答を急かす事は無くグラスを口に運ぶ。

 

しばらくしてようやくバルムンクはぽつりぽつりと心の内を話始めた。

 

 

「私は、、あんなマスターだったけど好き、だったよ。ずっとあんな性癖って思って嫌になって飛び出しちゃったけど私なんかの事必要としてくれるマスターは初めてだし、、」

 

「ふぅーん。で、バルムンクはどう思ってるの?またあいつの所に戻りたいって思ってるわけ?」

 

「私は…」

 

「ほら、酔った時に出る言葉は本音って言うし全部言っちゃいなって。ウジウジしてると私怒っちゃうよ」

 

「私、マスターの所に帰りたい、、あんなマスターだけど私、、!」

 

「行ってきなよバルムンク。私はバルムンクが良いって言うなら何も言わないよ」

 

「お姉ちゃん、、私行ってくる!」

 

 

グラムへとお礼を叫ぶとバルムンクは店の外へと駆け出してゆく。その後ろ姿を見送りため息と共に次のカクテルを頼んだ。

 

 

「マスター、ウォッカアイスバーグ一つ」

 

 

 

店を出たバルムンクは夜道を直走り息を切らしながらマスターの住む家へ。

 

ようやくたどり着いた玄関へ手を伸ばし一瞬躊躇したのだがノックをし姿勢を正し返事を待つ。

 

 

しかしいくら待とうと返事はなくもう一度ノックをするのだが返事は無い。

 

不審に思いドアノブを回すと抵抗なく玄関が開きバルムンクは暗い部屋の中へと入ってゆく。

 

 

「マスター、居るのですか?居るのなら返事をして下さい」

 

 

電気のスイッチを手探りで探し電気を付けるとソファーに座るマスターの頭が見え近づいてゆく。

 

 

「あの、マスター、、?」

 

 

バルムンクが近づいてゆき声をかけても返事は無く不審に思い正面へと歩むとマスターの顔が見えた。その顔は蒼白し生気を感じさせず。

 

 

「マスター!?大丈夫ですか!しっかりして下さい!!」

 

 

バルムンクが肩を叩くとゆっくりと首を回しバルムンクへと目を向け微笑んだ。

 

 

「あぁ、これは、、夢、かな、、」

 

「夢じゃありませんよ!私です、バルムンクです、、」

 

 

返事がある事に安堵し周りに目を向けるとバルムンクが置いていった靴や衣服、大量のティッシュのが散らばっていた。

 

 

「あの、、一体何をしていたのですか、、?」

 

「バルムンクの残り香を嗅いでたら我慢できなくて、、」

 

 

その言葉に思わず目眩を起こすがバルムンクがここに戻ってきた理由を話すとマスターは微笑んだまま眠りへと落ちていった。

 

 

(あはは、、やっぱり無理かも、、)

 

 

早くも心が折れそうになったが寝室から布団を持ってくるとマスターへとかけマスターの肩へと寄り添いながら眠りへと落ちてゆく。

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

次の日僕が目を覚ますと左肩に重みと温もりを感じた。横を向くと出て行ったはずのバルムンクが僕の肩に頭を預けて眠っていて。

 

昨日散々バルムンクの匂いでオナニーをしたにも関わらず隣にいる生のバルムンクの匂いを嗅ぐとただでさえ朝勃ちで硬い肉棒がガチガチになるのを感じ欲求が我慢できなくなる。

 

それにこのクンクン、バルムンクのクンクン匂い。家のシャンプーの匂いでは無くクンクン。なるほどクンクン。グラムの家にクンクン行っていたのか。

 

更に昨日お風呂に入ってクンクンいないのか汗の匂いがキツく香るクンクン。

 

バルムンクがここに居る事がとてもクンクン嬉しいのにこんな良い匂いになっているだなんてクンクン。

 

あっ。ビュルル。

 

まだ触ってもいないのに吐精をおこなってしまい下着の中がクンクンネバつく。

 

それでもバルムンクの匂いを嗅いでいるとクンクン肉棒は萎える事なく勃ち続ける。

 

 

「あの、、マスター、、そんなに匂いを嗅がれると恥ずかしいのですが、、それに昨日私お風呂入ってないので、、」

 

「おはよバルムンク。どうしてここに?」

 

「それは、、その前にお風呂入ってきます!」

 

 

まだ匂いを嗅ぎ足らないのにバルムンクはお風呂へと行ってしまった。仕方なく僕はバルムンクが使っていた布団とクンクン座っていたソファーの匂いで我慢する事にクンクン。ビュルル

 

 

「お風呂お借りしました。マスターも入ってきて下さいね」

 

「うん、そうするよ」

 

 

洗濯済みのパジャマを着てリビングへと戻ってきてくれたバルムンクの横を通り抜け僕もお風呂に入ろうとしていた。

 

その前に洗濯物の匂いを嗅ごうとしたのだが見当たらず諦めてお風呂に入る事に。

 

 

「それで、バルムンクはどうしてここに?」

 

「その、私、、マスターに匂いを嗅がれるのは本当に嫌なのですがそれ以外のマスターは好きなんです。なので匂いを嗅がないと約束してくれるのならマスターの元に戻ろうと思って、、」

 

「ん、、」

 

 

バルムンクの提案は嬉しいのだけど匂いを嗅がないのは辛い。匂いを嗅がないのは辛いけどバルムンクが戻って来てくれることは嬉しい。

 

さて、どうしたもんか。

 

 

「それと私の事、ちゃんと女の子として見て欲しいんです。褒めて貰えるのは嬉しいのですが脇とか脚にしか興奮されないのは流石に辛いので、、」

 

「うーん、、バルムンクはどうして欲しいの?」

 

「その、、私をもっと見て欲しいんです」

 

「つまり?」

 

「私を女の子として見て欲しいんです。いつもマスターは私の脇や脚しか見てくれませんけど私だって、、」

 

 

泣き出してしまいそうな顔で僕を見ているバルムンク。バルムンクの言っている事は重々理解しているのだけど僕は残念な事にバルムンクの脇と脚と匂い以外で興奮できそうにもない。

 

隠し事は嫌なので思ったままの事を伝えると目を見開き涙を流しバルムンクは家を出て行ってしまった。

 

 

バタンと閉まる玄関の音を聞き僕は家の何処かに隠したであろう着替えた服を探す事に。

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

 

その頃バルムンクは泣きながらグラムの家へと行きまだ寝ているグラムを起こすと涙を流しながら事情を話していた。

 

しかし昨日の深酒がたたりまだ酔いが残るグラムは泣き喚く妹の話をぼんやりと聞いていた。

 

 

「ならバルムンクの匂いをあいつに覚えさせちゃえば良いんだよ」

 

「どういうことなのお姉ちゃん、?」

 

「ほら、いこ」

 

 

ベッドから起き上がるとふらふらとどこかへと歩んでゆく。その後ろをバルムンクは困惑しながらついてゆく。

 

 

 

その頃マスターは隠されていたバルムンクの着替えを見つけ思う存分に吸引を行っていた。

 

それは着ていた服の脇部分に始まり今は靴下をしゃぶりながら手淫に謹んでいた。

 

そんな時マスターはまだ嗅いだ事の無い匂いを嗅ぎとり手を止め匂いの主を探していた。

 

 

丁寧に畳まれ袋に入ってた衣服を漁ると徐々に匂いがキツくなり心を弾ませる。そしてマスターはそれを見つけた。

 

 

その匂いの正体はバルムンクが履いていた下着だった。思わず下着を手に取り眺め一番匂いがキツい場所を探す。

 

それはクロッチ部だった。黒色の下着の為汚れは見えずらいが確かに汚れを付け香しい香りはそこから香る。

 

 

下着を裏返しクロッチを口に含みしゃぶりながらマスターは涙を流し始めた。もちろん今までこの匂いの良さに気付かなかった自分に対しての涙なのだが。

 

 

クロッチをしゃぶり感極まり射精しようとした時玄関が開く音が聞こえマスターは渋々来客を迎えるために脱衣場から出てゆく。

 

 

 

「あははーいたいた変態君〜♪あんたにバルムンクの匂いを教えに来たよ〜」

 

「???」

 

 

玄関を見るとハイテンションはグラムと申し訳なさそうに顔を伏せるバルムンクの姿が見えマスターが疑問を口にしようとした時にはグラムにリビングへと押しやられてゆく。

 

 

「ほらあんたはここに寝転ぶ。ほら、バルムンク」

 

「無理だよお姉ちゃん、、!そんな事恥ずかしすぎるよ、、」

 

「無理じゃないってば。あんたが乗らないなら私が乗るけどいいのかなー」

 

「分かったよ、、マスター、、私の匂い、ちゃんと覚えて下さいね、、」

 

「んがっ」

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

 

 

僕はよく分からないままグラムに押し倒され顔にバルムンクの股を押し付けられていた。

 

本当に何が何だか分からないのだが鼻で呼吸をする度に今までにない程の幸福感を感じているのは確かだ。

 

下着越しではあるが顔中にバルムンクの体温を感じ更に芳しい香りが鼻を抜け肺に入り脳を刺激し興奮の渦に巻き込まれる。

 

 

「あはは〜こいつ勃起してるよ。へぇーこういうのが好きなんだー」

 

 

グラムの言う通り来客で萎えた肉棒は再び隆起していた。それも嗅いだ事が無くもう嗅げないと後悔していたバルムンクの股間の匂いを嗅いでいるから尚更だろう。

 

脇とも脚とも違う女にしか出せないメスのニオイに完全に脳を溶かされていた。

 

 

「うぅ、、お姉ちゃん、、本当にこれで私の匂いを覚えてくれるのかな、、」

 

「大丈夫だって♪ほら、その証拠にこんなにおちんちん硬くしてるよ♪」

 

 

腰回りを触られズボンとパンツが脱がされ股間が外気に晒され寒気を感じた。

 

 

「ほら見てみてー♪」

 

「うわぁ、、すごい、、」

 

 

二人の目の前には触れてもいないのに隆起し脈打ち我慢汁を垂れ流す肉棒が。

 

 

「ほらほら、早く挿れないと私が先に味見しちゃうぞ」

 

「えっ、でもまだ濡れてないよ、、」

 

「じゃあ舐めてもらったら?そしたらすぐ濡れるでしょ♪今更恥ずかしいだなんて言わないよねー?」

 

「うぅ、、お願いね、、マスター」

 

 

夢中になり匂いを嗅いでいると顔にかかる重みが無くなり見上げた視界には下着を脱ぎ剥き出しとなった性器が僕の顔に向かい降りてくるところ。

 

 

ゆっくりと躊躇いながら降りてくる性器が顔に近づくにつれ熱気と匂いを感じ僕は舌を伸ばしそれを出迎えた。

 

 

僕の舌はバルムンクの性器に触れた。

普段ぴったりと閉じられ下着に包まれている性器は汗の匂いとほんのりおしっこの匂いがして精神を昂らせ僕は夢中になって性器に舌を伸ばした。

 

 

しかしその匂いは舐めていると掠れてゆき最後には無くなってしまった。その代わり性器からは無臭のトロトロした液体が溢れ舌に絡む。

 

 

「あれっ、元気なくなってきたんだけど?」

 

 

グラムの声が聞こえた。それもそうだろう。僕は匂いには興奮するのだが女性には全く反応しないのだ。匂いが無くなった性器なんてただのぬるぬるした肉としか思えず昂る気持ちは萎える。

 

 

「お姉ちゃん、、」

 

「分かったよ。じゃあ私がコイツの上に乗るからバルムンクはその間に挿れなよ」

 

「う、うん、、」

 

 

顔から肉が離れるとすぐにグラムが僕の顔の上へと肉を乗せようとする。

 

 

「!?」

 

 

その瞬間に萎えていた肉棒はそそり立った。グラムの性器はバルムンクより匂いが濃くとても僕の好みに合っていたのだ。ツンと刺すようなこの匂いはきっとお風呂に入っていないからだろう。

 

性器からアルコールの匂いを感じるのでまだグラムはお酒が抜け切っていない。だが、それが良い。

 

 

「ほらほら、今だよバルムンク」

 

「う、うん、、挿れるねマスター、、」

 

 

そそり立つ肉棒にバルムンクが触れた瞬間に急激に射精感に襲われあっと思う間もなく射精してしまった。

 

 

「「えっ」」

 

 

僕の突然の射精に二人が間抜けた声を出した。しかし僕はこれまでの人生の中で一番満足がいく射精ができ満足をしていた。

 

 

「うわっ、、顔に飛んだんだけど」

 

「あはは、、あっ、萎えちゃった」

 

 

本来なら女性器に挿入前に果てる事は男性として不名誉であり男性としての自信を無くすだろう。しかし性行為がどうでも良い僕にとって挿入はどうでも良いので充実感に浸っていた。

 

そんな事よりも本日三度目の射精をしたにも関わらず顔にグラムの股がありその匂いを嗅ぐだけでムラムラとしてしまう。

 

 

「・・・・酔いも覚めたよ。帰ろ」

 

「うん、、私ももう無理だよ、、ごめんね変な事に付き合わせちゃって、、」

 

「いいのいいの、帰ろ」

 

「ちょっと待って!もう一回上に乗ってよ!」

 

 

会話の後に顔にかかった重みが消え起き上がるとティッシュで股を拭身支度を整える二人が。

 

 

「お願い!もう一回だけ!」

 

 

僕が止めるにも関わらず二人は外へと出て行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで目を通してもらいありがとうございました!

今回はグラム、バルムンク姉妹の登場でしたが濡れ場らしい濡れ場はなくただ変態マスターの暴走回となってしまいました。

それでは二人に申し訳ないのでまた二人のエピソードを書きたいと思いますのでそちらもよろしくお願いします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。