僕とロンゴミアントは僕が産まれてからずっと一緒に居る。僕の家は名家とまでは言わないけれどそれなりの地位はある家でありロンゴミアントは代々家の待女をしてくれていて。
もちろん幼い頃は僕の遊び相手や話し相手にもなってくれていた。
優しく芯のあるロンゴミアントに育てられた僕は幼い頃からロンゴミアントの背を見て育ち憧れに似た感情をロンゴミアントに向けていた。
そんなロンゴミアントのキラーズと僕のバイブスは適合し今は実家を離れ二人で暮らしている。
「マスター、おはようございます。朝食の準備が整っていますので冷める前に食べて下さい」
「おはよロンゴミアント」
二人でいる時は待女じゃなくて素でいて欲しいのだけどロンゴミアントは元々王に仕えていたからこんな感じらしい。
「もっとのんびりしてていいよ?ロンゴミアントも寝てたいでしょ」
「私は大丈夫ですよ。慣れていますから」
僕が席に座るのを見届けると対面して席に座り手を合わせご飯を頂く。
ロンゴミアントがご飯を食べる姿は気品があり優雅だ。この姿を真似しようとしているのだけどうまくいかず。
「ほら、口元についていますよ。お行儀が良くありません」
ティッシュを取ると手を伸ばし僕の口元を拭いてくれる。それはちょっと恥ずかしい。
「自分でできるってば」
「そうではなく口元に付かないようにご飯をお食べ下さい」
「ごもっともです、はい」
僕にとってロンゴミアントは姉のような存在。僕には姉が居ないということもあると思うけど。
朝食を食べ終え食器を流し台へと運んでゆくロンゴミアント。そのまま食器を洗おうとするのを僕は止めていた。
「僕が洗うよ」
「いけません。マスターの手をかけさせることなどできません」
「まぁまぁ。たまにはゆっくりしててよ」
ロンゴミアントの手を止めさせ変わろうとした時僕のスマホが鳴り手を拭いてスマホの方へ。
画面を見ると電話の主はラグナ教会だった。
僕が電話をしている間にロンゴミアントはテキパキと食器を洗い電話が終わる頃には食器は全て片付いていた。
「お電話、誰でしたか?」
「教会からだよ。異族討伐の任務で異族の数が多いから他の奏官とパーティ組んで欲しいって」
「了解しました。それはいつからでしょうか?」
「今日の昼から、その奏官と教会で待ち合わせて馬車に乗ってワスレナの方まで行くんだって。三泊三日の長旅だよ」
「早速準備をしましょう。服に武器に、それと、、」
話を聞くとすぐにロンゴミアントは準備に取り掛かる。僕も手伝おうとした時また僕のスマホが鳴った。
「えっ!?まじで!?」
思わず出してしまった大声にロンゴミアントが振り向き僕の横へと来てくれていた。
それからしばらくして電話を切りため息を付いた。
「大きな声を出していましたがどうしたのですか?」
「親父が病気で倒れたんだって。もしかしたら長くないかも」
「えっ、お父様が!?あぁ、、心配です、、」
「どうしよ、、任務受けちゃったし、、」
「分かりました。私が討伐へと行きますのでマスターはお父様の側に居てあげて下さい」
「でも大丈夫なの?」
「はい、私とマスターはしっかりと繋がっていますので他の姫達に遅れを取ることはあり得ませんよ。それにいつでも連絡は取れますから」
にっこりと微笑むとポケットからスマホを取り出し僕に見せてくれた。
「分かったよ。無理言ってごめんね」
「いえ、大丈夫ですよ。マスターは早くお父様の側へ行ってあげて下さい」
任務で使うために準備してくれた荷物を持ち僕は実家へと向かい駆けて行く。
『マスター大丈夫ですか?迷子になっていませんか?』
その時スマホが鳴り見るとロンゴミアントからのメッセージ。心配してくれるのは嬉しいのだけどまだ家を出て一分も経っていない。
『大丈夫だよ。実家に帰るだけだし』
『心配です、、それと歩きながらスマホを操作してはいけませんよ』
歩きながらスマホを見ているとこのような返事が。返事を返しながら歩いていると何かにつまずき転んだ。
『たった今その言葉を痛感したよ』
『大丈夫ですか!?お怪我はなされていませんか!?』
『大丈夫だよ、ほら』
転んだ時に打った手を写真に撮り送ると安堵の返信が。
『良かったです、、気を付けて下さいね』
『そうだね、実家着いたらメッセージ送るよ』
メッセージを切り自宅へと向かい走って行く。
………………………………………………………………
その頃ロンゴミアントは任務の準備を終えコーヒーをテーブルに置き優雅な時間を過ごした。しかし目線はテーブルに置かれたスマホを見つめたまま。
ロンゴミアントはマスターが生まれてからずっと側におりこうして離れる事は初めてだった。その為ロンゴミアントは心配で仕方がない。
マスターも良い年齢だから。そう自身に言い聞かせテーブルに置いたスマホから目を離しカップを取ると一口口に運び窓から景色を眺めるが着信音でスマホへと視線は向く。
『着いたよ。走ったから疲れた』
『お疲れ様ですマスター。お父様の容体はどうですか?』
『今から行く。また連絡するね』
『はい、私も家を出ますので落ち着いたら返信致します』
返事をしスマホをポケットにしまうと荷物を持ち家を出て行く。
………………………………………………………………
その頃僕は寝室にいる親父の元へと来ていた。
「おぉ!来たか!」
寝室に入るなり元気そうな顔で出迎えてくれた。
「病気は大丈夫なん?」
「昨日飲みすぎてこけて頭ぶつけただけだ。それを母さんが大袈裟に言いっただけ」
「はぁ、、こんなんなら来なきゃ良かった」
「たまには顔を見せるのも親孝行だぞ」
「先週来たじゃんか。ロンゴミアントと」
「そうだったか?」
「殴って本当に危篤にしよっか?」
「あら、来てたのね」
「呼んだのそっちじゃん」
ため息を吐きながらも親父と会話をしてゆく。しばらくすると母も寝室に来てだらだらと会話を。
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その頃ロンゴミアントは教会前でパーティを組む別のマスターと合流をしていた。
「おう、頼んだぞ。えっと、」
「ロンゴミアントと申します。マスターは居りませんが問題は無いのでよろしくお願いします」
「あぁ。心配はしていないから大丈夫だ。俺はマスターとキル姫はアルマスだ」
「アルマスよ。絶・よろしくねロンゴミアント」
「はい、よろしくお願い致します。それと任務の内容なのですが」
「とりあえず移動しよう。詳しい話は馬車で話す」
マスターの提案により話の続きは馬車で行われる事に。荷台に荷物を詰め込みマスターが運転する馬車に揺られてゆく。
「っと、異族の出現場所はワスレナの荒野でその数は百近くでほとんどが戦型異族だ。飛行種と鎧型も混ざっているらしいから飛行種はアルマスに、戦型異族はロンゴミアントに任せたい。鎧型は動きがおそいから後回しだ」
「分かりました。随分と状況を把握しておりますね」
「そうしないとうちのバカが一人で走るんだよ。それに俺には異族と戦う事はできないから徹底的に状況を把握してフォローするんだ」
「誰がバカよ!」
「あぁ?なんだこの鳥頭」
二人のやりとりを見てロンゴミアントは笑った。
「随分とお二人は仲がよろしいのですね」
「誰がだ!こんな奴共鳴してなければ願い下げだ」
「私もよ!共鳴したから仕方なく一緒にいるだけ!」
「ふふ、本当に仲がよろしいのですね」
ロンゴミアントの一言に二人は顔を赤めそっぽを向いた。
それからしばらくしてスマホが鳴りロンゴミアントはポケットから取り出し画面を見た。
『親父元気だった。昨日酔っ払って頭打っただけだって』
『あはは、元気でなりよりです。私は今馬車で移動中です』
『合流したんだね。どんな感じの人?』
『頼りになりそうな二人ですよ。安心して戦闘に集中できそうです』
『なら良かった。奏官は男の人?』
『そうですよ』
『そっか、、』
『もしかして嫉妬でしょうか?』
『違うよ、ちょっと心配なだけ』
『それを世間では嫉妬と言いますよ。安心して下さい、私はマスターにしか体を許しませんので』
『違うってば。ってドキってしたんだけど』
『ふふ、可愛いですね』
「何ニヤニヤしてるのよ」
「きゃあ!?、、人のスマホを覗かないで下さい!」
「すまんロンゴミアント。こいつ本当にデリカシーとか無いんだわ」
「ごめん、、楽しそうだったからつい、、」
「いえ、私も声を荒げてしまい申し訳ありませんでした。マスターとメッセージのやり取りをしているのですよ」
「へぇー私はそういうのめんどくさいから絶・苦手なのよね」
「ってかアルマスはスマホ操作できねーじゃん。こないだ渡したのに箱から出したままだろ?」
「持ってきてはいるけど、、だっておかしいのよ!画面触ると変なとこいくし全然言う事聞いてくれないの」
「あはは、、私が操作方法を教えましょうか?」
「お願いするわ」
アルマスのスマホを受けるのだが電源は付かず画面は暗いまま。
「充電が切れていますね。これでは教える事はできません」
「なら俺のスマホ貸してやるよ。機種同じだから大丈夫だろ」
馬車を運転したまま手を後ろにやりスマホを渡すとアルマスが受け取りロンゴミアントの元へ。
そして画面を開くとアルマスの寝顔が待ち受けとなっていた。
「マ、マスター!?いつの間に撮ったのよ!?」
「え?、、、?うぉっ!?見るな!!」
マスターが慌ててスマホを取ろうとするが運転中の為取る事はできずやがて顔に手を当て空を仰いだ。
「マスター様は仲の良さを自慢したかったのでしょうか?」
「…その話はもうやめろ、もうするな」
「………………」
振り向いたマスターは顔を真っ赤にし隣にいるアルマスも顔を真っ赤に。そんな二人を見てロンゴミアントは微笑んだ。
時は流れ一行はサフラン郊外まで足を進め宿で一息つく事となった。
「二部屋とってある。それと一時間後、19時に夕ご飯だから時間になったら食堂に集合で頼む」
「了解しました。丁寧にありがとうございます」
「後で使い方教えてね」
「はい、もちろんです」
二人と分かれロンゴミアントは部屋へと行き荷物を下ろし一息。そしてスマホを開いた。
『離れるの初めてだから不安でさ』
返ってきていた返信を見て笑顔を浮かべ返事を返す。
『今、宿に着きました。二人とは別の部屋なので安心して下さい』
『お疲れ様。今日は移動だけ?』
『はい、明日討伐を行い一泊して帰ります』
『分かったよ。早く会いたい』
『私もです。一人で眠るのは初めてですね。夜更かしをしてはいけませんよ』
返事を返しロンゴミアントは部屋にあるシャワーを浴びる事に。衣服を脱ぎ熱いシャワーを頭から浴び移動で貯まった疲労を流してゆく。
短い息を吐きシャワーを止めると脱衣場で体を拭き用意されていた浴衣を羽織り髪を乾かしカチューシャで纏め部屋へと行きテーブルに置いたスマホへと手を伸ばす。
『分かってるよ。今日は親父達の相手して明日家に帰るよ』
『はい。それと私達も旅行に行きませんか?今日宿泊している宿がとても素敵です』
室内を写真に収め送信。
『いいなー宿って言えば浴衣だけどロンゴミアントは浴衣着るの?』
『今着ていますよ。見たいですか?』
『お願い』
スマホを操作しカメラをインカメラにすると右手を高く上げ浴衣姿を撮りマスターへと送信した。
『似合ってるよ。可愛い』
『ありがとうございます。前が帯でしか止まっていないのではだけでしまいそうで不安ですが』
『確かにはだけてるね。今日は黒なんだ』
マスターに言われて写真を見直すと胸元の隙間から僅かに黒いブラジャーが写っているのが見えた。
『私とした事が。消しますからね』
『もう保存したから問題ない』
『もぅ、、普段見ているではないですか』
『画面で見るのはちょっと違うかな?なんて言うんだろ、、』
返信しようとしたのだがスマホの左上の時計は18時55分を指す事に気が付きロンゴミアントは急いで一階にある食堂へと向かってゆく。
(遅い、、)
ロンゴミアントは時間前に食堂に着き待っているのだが二人はまだ姿を見せず。もしかしてと思い店内を見渡したのだが二人の姿はなかった。
『二人を待っているのですが姿を見せません。アルマスはともかくマスターの方はしっかりしている方だと思ったのですが』
『アルマスの言われ方よ。何かあったのかな?』
『もう少し待って来なければ部屋を見てきます』
返事を返し画面を閉じるとバタバタと足音が聞こえ浴衣姿の二人が姿を見せた。
「遅れてすまん。こいつが手間取りやがって」
「だって私の充電器見つからなかったんだもん。確かにカバンに入れたはずなのに」
「あはは、、私も少し遅れてしまったので問題はありませんよ」
「すまん。とにかく飯だ。腹減った」
食堂へと行き二人と対面し席に着くとメニューを手渡された。それをロンゴミアントは横に開きテーブルへと置く。
ゆっくりとページを開いてゆくと四季折々の食材を使った料理が書かれており目を楽しませてくれる。
「なるほど。ご飯を選ぶのも楽しいものですね」
「そうね。いつもマスターが作ってくれるから選ぶ事なんてないし」
「久しぶりに人が作った飯食べるよ」
「そうだ、待ってる間にスマホの使い方教えてよ。さっきまで充電してたから絶・大丈夫よ」
「分かりました、それで何を教えればよろしくですか?」
「えっと、とりあえずメッセージを送れるようになりたいわ」
アルマスからスマホを受け取り見ると待ち受けはアルマスと姉であるグランテピエとのツーショット。それを微笑ましく見ながらメッセージを開き使い方を教えてゆく。
「なるほどね。マスターより分かりやすくて助かるわ」
「悪かったな」
「ではメッセージを送ってみて下さい」
「分かったわ」
アルマスが不慣れにタップし文字を打つとメッセージを送信した。その直後マスターの携帯が鳴る。
『おはほ』
「おはほってなんだよお前。それに三文字打つのにどんだけ時間かかってるんだよ」
「だって文考えれなかったしそれにこれは絶・練習なんだから!」
「慣れですよアルマス。それとフリック入力とタップ入力がありますけどどちらが打ちやすいですか?」
「ごめん、何言ってるか絶・不明よ」
それから運ばれてきた夕食を頂き部屋に戻る事に。
「って隣だったのね」
「本当ですね。マスター様、朝は何時にしますか?」
「そうだな、、ここからの距離だと、朝7時半に食堂に集合で頼む」
「分かりました。ではお休みなさいませ」
二人に深々と頭を下げロンゴミアントは部屋へと帰り座椅子に座るとスマホを開いた。
『大丈夫だった?』
『いま夕食を食べ終え部屋に戻りました。アルマスがすこしもたついていただけでした』
『なら良かった。親父達に付き合わされそうで辛い』
『何かあったのですか?』
『僕が帰ってきたから飲むんだって。人の心配も知らないでさ』
『あはは、、元気そう良かったです。私も任務から帰りましたら伺いますので』
『おけー。でも僕はしばらく顔見なくていいや』
『ダメですよ。会える時に会っておかなければ後悔する時がきてしまいます』
『分かったよ。持ってくお酒一緒に選びに行こっか』
『はい、ではそちらにお返し致しますね』
『えっ何を?』
………………………………………………………………
その頃僕は酔っ払った両親の相手を不機嫌全開でしていた。
「なぁこーすけ」
「名前で呼ぶな、マジで」
「こーちゃん口が悪いよ。ロンゴミアントは何をしているんだい」
「ロンゴミアントは関係ない。反抗期だよ」
酔っ払う両親のうざ絡みを受けながら酒を注いでいた。そんな時ドアが開き二人が姿を見せた。
「おぅ、帰ってたのか」
「お帰りなさいませ、こうすけ様」
「兄貴、エクスカリバー。後は任せた」
「あっ!おい!」
部屋に入って来た二人に両親を任せ僕は自室へと逃げ込みドアに鍵をかけベッドへと寝転がりスマホを開いた。
『出番って事ね。今部屋に逃げて来た』
『お疲れ様でした。皆様お元気でしたか?』
『うん、兄貴とエクスカリバーに任せてきたよ』
『あはは、煩いとは思いますが相手をしてあげて下さいね』
『今度ね。初めて部屋に一人だよ。こんなに広かったっけ?』
『私が居りませんからね。私も、今お布団に居るのですが落ち着きません』
『ずっと一緒に居たからね』
返信を返し部屋を見渡した。産まれてからずっとロンゴミアントと居た部屋は一人には広すぎて妙な寂しさを感じる。
『なんか寂しいね』
『私もです。それとマスターが心配で心配で眠れそうもありません。夕食は食べましたか?歯は磨きましたか?」
『大丈夫だって。もう子供じゃないんだから』
『そうは言いますがマスターはおっちょこちょいな所があるので』
『ぐうの音も出ません』
笑いながら返事をして昔ベッドの下に隠したエロ本を取ろうと手を伸ばした。しかし探す手は何にも触る事なく仕方なくベッドの下を覗き込むと何も無かった。
『ベッドの下のエロ本知らない?』
『あの様な邪な本は私が処分させて頂きました。あの頃は思春期という事もあり見逃していましたがもう必要ありませんよね』
『えぇーー初めて買った本なのに。って気付いていたのか』
『私がマスターの事で知らない事はありませんよ。それと』
『それと?』
『他の女性の方で手淫に励まれるのは、その、気分が良くありませんので』
『嫉妬だ!嫉妬だな!?』
『違います!私というものがありながら他の女性を見るだなんて少し嫌なだけです』
『じゃあロンゴミアントでするから何か送ってよ』
そう送った後画面を閉じ変な事を送ったと後悔をしていた。しかし送った文を取り消そうにもすでに既読が付き読まれてしまっている。
ロンゴミアントの事だからお説教かな?そう思っているとスマホが震え返信を伝えた。
『分かりました。恥ずかしいので保存はしないで下さいね』
その文と共に画像が添付されていた。その画像はロンゴミアントの首元とがっつり開いた浴衣から覗く純白の柔肌を引き締める黒のブラジャー姿。
送ってと頼んどいていうのもなんだけど本当に送ってくれるだなんて。僕は保存する事も忘れただ画面を見ていた。
しかし画像はぽすんという音と共に消えてしまった。
『ちょ!まだ見てないって!』
『既読が付きましたので。マスターの事なので保存したのでしょ?家に帰ったら消させて頂きますから』
『ほんとだって!見惚れててまだ何もしてない!』
身の潔白を示す為画像のフォルダーをスクリーンショットで撮り添付して送った。
『本当ですね。しかし次送ると保存されてしまうのでもう送りません』
『ぐぬぬ、、』
『それと画像フォルダーに先ほどの写真が保存されているのが見えました。私の写真を見たいのなら消して下さい』
『はい、消したよ』
写真を消したフォルダーをスクリーンショットで撮り送った。
『はい、それでは削除した写真があるフォルダーも見せて下さい』
完全に行動を読まれており僕は乾いた笑いを浮かべながらそちらのフォルダーの写真も削除してスクリーンショットを撮り送った。
………………………………………………………………
『消したよ』
その返事と画像を見てロンゴミアントは笑顔を浮かべていた。マスターとロンゴミアントは同じスマホを使用しておりマスターの思惑を潰した事への笑み。
『ありがとうございます。それでは何が見たいですか?』
返信をして画面を見ているとすぐに既読が付いた。しかし返信は遅く画面の向こうで悩んでいるマスターの顔を思い浮かべ浮かべた笑顔が暗くなった画面に映る。
しばらくして着信音と共に画面が表示された。
『じゃあおっぱいをお願いします』
『分かりました』
そう返事をしてロンゴミアントは帯を解き浴衣を緩めるとホックを外しブラジャーを外した。
そして右手を伸ばしインカメラで撮影をしマスターへと送信した。
『はい、どうでしょうか?』
『ありがとうございますありがとうございますありがとうございます』
『しかし手が邪魔なのだか?』
ロンゴミアントが撮影した写真は左手で胸が隠されており胸の膨らみは写っているがマスターの見たい部分は写されず。
『私も恥ずかしいので』
『いや、これはこれでなかなか、、、』
『あぁっ!?』
『はい、もう終わりですよ』
送信した写真を消すと嘆きの返事が。それを見ながら微笑んだ。
ふとスマホの左上を見ると時計はもうすぐ11時になろうとしている事に気が付いた。
『マスター申し訳ありませんが夜も遅いのでもう寝ます』
『分かったよ。おやすみロンゴミアント』
『おやすみなさいマスター』
返信を返しスマホを充電器に刺し眠ろうと目を閉じてゆく。
しばらくして隣の部屋から聞こえる甘い声に気が付き目を覚ます事となるのだが。
(まったく!あの二人は明日戦闘だというのに一体何を考えているのですか!)
心の中で悪態を吐きながらもついつい耳は声を聞いてしまい快感を叫ぶ声を聞きロンゴミアントも体を熱くさせる。
「ん、、」
気が付けば右手はブラジャーの隙間から乳房へと伸び揉みほぐしていた。
(はぁっ、、、)
熱い吐息を吐いた時枕元に置いたスマホが光りメッセージの受信を伝えた。
『寝れーん』
画面を見ると間抜けなメッセージが。そしてロンゴミアントはこの欲求に巻き込む事にした。
『私もです』
メッセージと共に送信したのは布団の中で撮った写真。それは明暗に紛れながらも乳房を隠すブラジャーを撮った写真。
『ど、どないしたん!?』
『隣の方が行為を初めその声を聞いてしまったのです。なのでマスターも私と同じ気持ちを味わってもらおうと思いまして』
右手で文字を打ちながらも左手は乳房を揉む。遂にブラジャーが邪魔になりホックを外すと肩から引き抜き横へと置いた。
『今ブラジャーを取りましたけど』
『えぇーいー乳房をみせぇい!!』
『テンションどうにかなりませんか?』
『ごめん、私、舞い上がっちゃってますね』
『もう一人でしますのでおやすみなさい』
『ごめんって。お願いします』
その返信を見て微笑むと先ほどと同じ姿で写真を撮り送信した。
ブラジャーは無く明暗に紛れた乳房の写真を。
『最高!ムラムラしてきた』
『私もです。このような写真は撮った事ありませんが少し癖になってしまいそうです』
思った事を伝えスマホを握ったまま乳房を揉みほぐし吐息を吐く。
『あの、フラッシュをたいてもらってもよろしいでしょうか』
『それは、、恥ずかしいので、、』
『お願いします!』
『分かりましたよ』
写真の設定を変えインカメラを胸に向けて写真を撮ると眩いフラッシュが光りシャッター音が響く。その音に思わず身震いをしながら送信。
『どうでしょうか?』
メッセージ画面に写るのはフラッシュにより明暗に隠される事がない乳房。それは重力に負け形を崩すがしっかりと山を築き頂上にはツンとした乳首を写す。
『勃ってきた、ヤバい』
興奮を伝えるメッセージを見てロンゴミアントの情欲は燃え上がった。
『ほら、見て下さい。昨日の晩マスターが付けた跡がまだ残っています』
ロンゴミアントが送ったのは右乳房の白い肌に薄っすらと残る鬱血の跡。
『またマスターの跡を付けて下さいね』
ロンゴミアントの忠誠心とも取れるメッセージを送ると再び興奮を伝えるメッセージが。
『ヤバいってマジで』
『私もです、、まだ触っていないのに、、』
『触ってないってどこを?』
『恥ずかしいので言いません』
『ほら、言ってよ』
『嫌です』
『むぅ〜』
言わせたがるマスターをのらりくらりと躱し楽しんでいるのだが疼きには勝てず悩み始めた。
『マスターが好きな所です』
『ロンゴミアントの事は全部好き』
思わぬ返事にきゅんっとお腹が疼き笑顔を浮かべた。
『分かりましたよ、、おまんこが疼くのです、、』
『あぁ、なんて恥ずかしい、、』
勢いに任せ送ったメッセージを読み直し思わずため息を吐いてしまう。それでも燃え盛る情欲の炎は消える事なく燃え上がる。
『ロンゴミアントのおまんこどうなってる?』
『…きっととろとろになっていると思います』
『触ってみて』
『はいっ、、』
左手を下着の上に伸ばすとそこは自分の体とは思えない程に熱を持ち湿る。
『今下着の上に手を置いたのですがとても熱いです』
『見せて』
マスターの欲求に応える為ロンゴミアントは一枚の写真を撮り送信した。
『すごく綺麗だよ。僕も触る』
ロンゴミアントが送った写真は下着の上に指を置いた写真。返信を見てロンゴミアントは下着の上を指でなぞってゆく。
『私にも見せて下さい、、私だけ送るのは恥ずかしいので、、』
『分かったよ。何が見たい?』
『マスターのおちんちんを、、お願いします、、』
こんな事を頼むだなんて。返信をした後にロンゴミアントは恥ずかしさで熱った体温を冷ます為布団をまくった。
『はい、撮ると恥ずかしいね』
布団をめくりスマホを見るとメッセージと共にマスターの男根の写真が送られていた。
『ふふ、もうこんなに大きくして蜜を垂らしているのですね。興奮しましたか?』
『すごくしてるよ。ロンゴミアントはどう?』
『私も、、そうだ。私のも見たいですか?』
『お願いします』
下着を脱ぎ脚を開くとスマホをかざし一枚の写真を撮りマスターへと送る。
『やばっ、めっちゃ濡れてるよ』
『恥ずかしいです、、見ないで下さい、、』
『いつも暗くて見えないけどこんな風なんだ。すごくエッチだよ』
『マスターのだって、あぁ、、逞しいです、、』
送られた男根を見ながら秘部へ指を導き弄る。普段自慰行為などしないのに会えない寂しさが指を動かし快感を貪ろうとする。
(あっ、ダメっ、、、♡)
気が付けば返信をする事を忘れて自慰にふけ一際大きな快感に飲まれた後、虚な瞳で画面を見た。
『イッちゃった。手べとべと』
『私も果ててしまいました、、もうこんな時間です!寝ないといけませんよ』
『そうだね。おやすみ、ありがとね』
『私こそありがとうございました。起きたらメッセージ送りますね』
返信をして左手に付いた愛液をティッシュで拭い眠りへと落ちてゆく。
次の日ロンゴミアントは集合時刻より早く目を覚まし身支度を整えていた。
(服装良し、体調良し。準備良しです)
最後に玄関にある姿鏡を見て部屋を出てゆく。
『おはようございますマスター今から任務へと行ってきます。私が居ないからといってあまり寝ていてはいけませんよ』
食堂の前でメッセージを送るが既読は付かずまだ寝ているとため息を吐き二人が来るのを待っていた。
その後二人は予定時刻から少し遅れ姿を見せた。
「・・・」
「「ごめんなさい」」
「はい、では朝食をとり討伐へと行きましょうか」
ロンゴミアントの冷笑を見て謝罪した二人と共に朝食をとり三人は異族の出現場所へと向かう。
「よし、アルマス、俺が昨日言った事を言ってみろ」
「えっと、、飛行種は私で戦型はロンゴミアントよね?」
「おっ、覚えてたのか」
「覚えているわよ!」
「それでなぜアルマスが飛行種なのですか?」
「アルマスは魔弾が使えるからだよ。当てる事はできなくても牽制になるからな。それと戦型は剣を使うから武器相性を考えてロンゴミアントだ」
「なるほど。私の使う武器を知っていたのですね」
「短期間とはいえ共に戦ってくれる仲間だからな、把握はしていたよ。それと状況次第ではアルマスをメインアタッカーにする」
「私にマスターが居りませんからでしょうか」
「いや、マスターの元に無事に帰したいからだ。何かあったらでは遅いからな」
「ご心配ありがとうございます。しかしアルマスに遅れをとる事はありませんので大丈夫ですよ」
言葉を返し前を歩くマスターが足を止めたのを見て二人は手に武器を召喚し握った。
目線の先には荒野に群れを成す異族の姿。
「待て、まだだ」
武器を構え戦闘態勢の二人を制しマスターは異族の群れを取り出した双眼鏡で観察してゆく。
「アルマス、ロンゴミアント。まず先に杖を持った飛行種の討伐を頼む。他は報告書通りだから杖持ちを倒したら後は打ち合わせ通りに」
「分かったわ」
「了解です」
「よし、二人共頼んだぞ」
マスターの声を合図に二人は荒野を駆け異族の群れへと向かう。
『ーーーーーーっ!!!!』
二人の接近に気が付いた異族が咆哮をあげそれを聞き異族の群れは戦闘態勢をとる。
しかしすでに目と鼻の先まで迫っていた二人を迎え打つには遅すぎた。咆哮をあげた異族はアルマスにより裂かれ時計周りにロンゴミアントは群れの外周を走る。
『絶・氷弾!!』
走るロンゴミアントの横を魔弾が通り異族を貫き氷結させ氷の塊にさせた。
「ナイス援護ですっ!!」
走る勢いそのままに塊を踏み台にしロンゴミアントは高く飛び上がり宙を舞う飛行種へと向かい槍を振るうと血の雨が降り注ぐ。
空を飛んだロンゴミアントを見上げた異族の目に血が降り注ぎ目をくらませ落下したロンゴミアントに両断される。
着地したロンゴミアントの元へアルマスが走り背を預け異族と対峙した。
「やるわね!絶・燃えてきた!」
「アルマスのマスターの指示があってこそですよ!」
会話の後二人は異族の群れへと飛び込んでゆく。
やがて異族は壊滅し荒野には二人のキル姫が立ちお互いの健闘を讃えハイタッチをしていた。
「よし、良くやった」
二人の視線は歩いて来たマスターへと向く。
「とりあえず正座しろ。話はそこからだ」
言葉の意味が分からないまま正座をすると指示を無視した事をこってりと怒られてゆく。
「お前ら役割り分けただろ?何してんだよ」
「それは、、その、、」
「申し訳ありません、、つい楽しくなってしまい、、」
「あぁそうだな。息も合ってたし楽しそうだったよ。しかしな」
怒られながらロンゴミアントとアルマスは顔を見合わせぺろりと舌を出し笑う。それを見られ更に怒られるのだが。
「まぁ、、とにかく無事で良かったよ。とりあえず宿帰るか」
二人の手を取り立ち上がらせると宿へと向かい歩んでゆく。
(……………)
ロンゴミアントの前を歩く二人を見て少しだけ羨ましいと思いながら後ろを付いて歩きながらスマホを見た。
『おはよーめっちゃ寝てた』
『任務頑張ってね』
『親父うぜーっ!!』
『今家着いたよ』
『こうすけ様がお父様と喧嘩をなされました。次来たら謝るようにロンゴミアントの方からお伝え下さい』
『大丈夫?』
マスターとエクスカリバーからのメッセージを見て微笑むと先を歩く二人へと走ってゆく。
それから少しして宿に着いた三人は温泉に来ていた。そうは言っても男女別なのでロンゴミアントとアルマスのみなのだが。
「はぁ、、良いお湯ね。絶・癒されるわ」
「そうですね。お二人は随分と仲が良いのですね」
「違うわ!私が仕方なくいるだけなんだから!」
「そう言っていますけど昨晩はお楽しみをしていましたよね?」
ロンゴミアントのジト目と共に送られた言葉に目をぱちくりとさせ言われた言葉を理解した瞬間、顔を真っ赤にし身振り手振りをおこないながら言い訳を叫ぶ。
「そ、そそそそんな事絶・ないわ!あれは一人でしてただけ!」
「へぇ?私の部屋に聞こえる程の声でしていたらマスター様が起きてしまいそうですけど」
「〜〜〜〜っ!!!」
「仲良しって認めれば良いのではないですか?」
「それはその、、恥ずかしいし、、」
「素直ではありませんね」
完全に論破されたアルマスがお湯に沈んでゆく。それを微笑ましく見ていた。
しばらくして温泉をあがりご飯を食べ三人は別々の部屋へ。
「明日は帰るだけだけど何時にここを出る?」
「そちらにお任せしますよ」
「そうだな、じゃあ7時に食堂集合で飯食って帰るか」
「了解しました。ではお疲れ様でした」
二人に頭を下げロンゴミアントは部屋へと。そして座椅子に座ると二人へと返信をしてゆく。
『お疲れ様でました。無事に宿に戻りましたよ』
『了解です。任務が終わりましたらマスターと共に伺います』
二人に返信をしてほっとひと息。そして無性に寂しさを感じマスターとのメッセージ欄を眺めていた。
(まだ既読が付きませんね、、)
メッセージを送ってから5分が過ぎたのだが未だ既読は付かず。思い切って画面を閉じるのだがすぐにメッセージ欄を開き未だ無い反応にため息を吐く。
しばらくしてスマホが鳴り着信を伝える。
『了解しました。いつ頃になりますか?場を作りたいので』
それはマスターからではなくエクスカリバーからのメッセージでため息を吐きながら返事を。
『明日帰りますので明後日を予定しています。時間はまたその時に』
スマホをテーブルに置いた瞬間に着信がなりすぐさまスマホを手に取った。
『お疲れ様。お風呂入ってた』
紛れもないマスターからのメッセージにロンゴミアントは笑顔を浮かべながら返事を。
『もうそんな時間なのですね。遅くまで寝ていた様ですが早く寝なくてはいけませんよ』
『分かってるよ。任務どうだった?怪我してない?』
『はい、大丈夫です。相方がとても頼りになりましたので滞りなく任務を終わらせる事ができました』
『良かった。何時に帰ってくる?』
『おおよそ昼頃になるかと思います。何か予定はありますか?』
『いや、無いかな?でも実家行かないといけない。親父に謝れってエクスカリバーがうるさいんだよ』
『聞いていますよ。私もお供しますので明後日に行きましょう』
『助かるよ』
『ではそちらにお返ししますね』
『はいよ』
………………………………………………………………
ロンゴミアントになんて返信をしようか悩みながら僕はニヤニヤとしていた。
もちろんロンゴミアントが無事に任務を終えた事と明日になれば会えるからだ。
普段二人で寝ているベッドは一人には広すぎ、寂しさを紛らわせる為にロンゴミアントの枕を枕にしていた。
『早く会いたいです。私が居ない間良い子にしていましたか?』
『大丈夫だって』
『それと邪な本を買ったりしていないでしょうか?』
『してません。むしろ女の人は母さんとエクスカリバーしか見てないよ』
『なら良いのですが』
『そんなに心配?』
『はい、男性というものはすぐ目移りしてしまいますから』
『そんな事ないって』
心配性なロンゴミアントらしいメッセージ。
『ん、、』
『どうしたの?』
『また隣の方が行為を始めました。明日は移動だけとはいえ控えて貰いたいものです』
『えっ?隣の部屋の人ってペアの人達?』
『そうですよ。したい気持ちは分かりますがせめて声を控えて貰いたいものです』
『それって明日気まずくね?』
『えっ?』
『えっ?』
『まぁ、確かにそうですね、、あぁ、明日顔を合わせずらいです』
『でも昨日の夜もしてたんでしょ?』
『そう言われてみればそうですね。はぁ、、』
画面の向こうで肩を落とす姿が容易に想像でき思わずニヤニヤと。
『ロンゴミアントもしたいの?』
『そう、ですね。昨晩は自慰をして慰めましたけどやはり指では物足りません』
『あの、すごくエッチな事言ってる自覚あります?』
『えっ?あぁ!見ないで下さい!』
慌てた文と共に先ほど送られていたメッセージが取り消された。しかしもう僕はその文を読んだ後だ。
『ロンゴミアントも一人でするんだね』
『そんな事しません!昨晩は二人にあてられただけです!』
『へぇ?じゃあ今晩はどう?』
『しません。したとしても教えませんから!』
『マジか、、でも僕はしたいよ』
思ったままの感情を伝えたメッセージを送るとすぐに既読は付いたのだが返信は来ず。
仕方なく昨晩のロンゴミアントの写真を見ながらしようとメッセージ欄を上へと上がっていると返信が届いた。
『私も本音を言えばしたいのですけど、、でもマスターもするのですよね?』
『そうだね』
『そうすると明日の精液が減ってしまう気がして、、久しぶりなので少しでも多くのマスターの精液を私の中に欲しいのです。分かってもらえますでしょうか?』
ロンゴミアントの返信を見て僕は固まりしばらくして猛烈な興奮と共に意識を取り戻した。
『電話するね』
既読が付くかどうか分からぬままに僕はロンゴミアントに電話をかけていた。
「どうしましたマスター?」
「ロンゴミアントがエロすぎて」
「ふふ、少し意地悪を言ってみたかったのですよ。でも本当ですからね?明日私の中に沢山出して下さい」
「あの、我慢させる気ありませんよね?」
「マスターなら我慢してもらえると信じでおりますので」
電話越しに聞こえるロンゴミアントの声は普段の落ち着きを感じさせる。
「ロンゴミアントはムラムラしてないの?」
「どうでしょうか?内緒です」
「むぅ〜」
それからもロンゴミアントをムラムラさせようとするのだがのらりくらりと言葉を躱され真意には辿り着く事ができず。
「そろそろ寝る時間ですよ。明日の昼頃にはそちらへ帰りますので」
「分かったよ。迎えに行くね」
「ありがとうございます。ではおやすみなさい」
「おやすみ」
電話を切りズボンの中で自己主張をするものをどうしようか考えながらゴロゴロしていると着信が鳴りスマホを開いた。
『ちゃんと我慢してて下さいね。私も我慢しますので』
『ロンゴミアントもムラムラしてるんだ』
『電話では恥ずかしくて言えませんでしたけど、、きっと濡れていると思います』
『我慢できなくなる様な事言うのやめよ?』
『そうですね。おやすみなさい』
『おやすみ』
スマホを閉じた後僕はベランダに出て凛と張り詰める気温で身を引き締める事に。
あまりの寒さに身は縮こまりそれと一緒に萎えた物と共に部屋に戻り眠りに落ちてゆく。
…………………………………………………
マスターとのメッセージを終えひと息吐き眠ろうと思った時さっきまで聞こえてこなかった喘ぐ声がロンゴミアントの耳へと届いた。
(もぉ、、!二回戦目ですか!)
せっかく鎮めた気持ちは声により昂り始め、それを掻き消す為に布団を頭まで被るのだが僅かに聞こえる声に耳を澄ませてしまう。
(私だって明日になればマスターと、、)
明日マスターと行う予定の『事』を脳内で思い描いた瞬間堪らない欲求に襲われた。それでもぎゅっと目を瞑り堪えようとする。
しかし無意識に太ももを擦り合わせその事に気が付いてしまった。
(うぅ、、、少し、だけなら、、)
葛藤と共に伸ばされた右手は浴衣をすり抜け下着の上へと。そして下着越しでも感じる熱と湿り気。
(んんっ、、)
気が付けざ葛藤は消え両脚を広げ指先は下着の上をなぞる。その度に溢れそうになる声を指を噛み堪える。
「はあぁぁっ、、)
それでも声が漏れてしまいハッとするのだが燃えた欲求に勝てず下着の隙間へと指を伸ばした。
(こんなに濡れてるなんて、、)
伸ばした指先は力を入れなくても秘部へと沈んでゆき自身の指を秘部はキツく締め付ける。それでも指を抜き秘部の上で硬くシコるクリトリスへと指を進めくにくにと弄る。
(んっ、んんっ、、気持ち良い、、、」
思わず漏れてしまう声を指を噛み堪え快感と痛みの狭間を彷徨いやがて痛みすら快感に変わってしまった。
「あっ、、、イクッ」
全身をのけぞらせ弾けた快感を味わい枕へ頭を落とすと慌てて口を塞いだのだが吐いた声はすでに空中へと吐き出された後。
そして耳を澄ませると未だ隣からの声は止まず。
(もう知りません!)
手を伸ばしティッシュを取り指と秘部を拭きロンゴミアントはふて寝を決め込む事に。
………………………………………………………………
次の日の朝ロンゴミアントは身支度を整え荷物を持ち食堂の前で二人を待っていた。
『おはようございます。今から朝食をとり帰還します』
マスターへとメッセージを送り時刻を見ると待ち合わせ時刻をもう5分ほど過ぎており未だ二人は姿を見せず。さらにマスターもメッセージに既読すら付かないまま。
(本当にもお!)
心の中で悪態を吐きしばらくするとあくびをしながら二人が姿を見せた。
「おはようございます。『昨晩も』お楽しみでしたね」
ジト目で二人へと告げると俯きながら朝の挨拶と謝罪の言葉を呟いた。
それから朝食をとり三人は馬車に揺られながら教会を目指し進んでいた。
「ロンゴミアントのアドレス教えてよ。そしたらメッセージ送れるわ」
「はい、良いですよ」
アルマスの提案に乗りアドレスを見せるのだが上手くできずやり方をロンゴミアントが教えてゆく。
「なるほどね。絶・為になったわ」
「明日には忘れてるだろ」
投げられた言葉にアルマスが反論を返しマスターと喧嘩を始める。そんな二人の姿を微笑ましくロンゴミアントは眺めていた。
『おはよー何時ごろ着きそう?』
『随分と長く眠っていましたね。このペースだと予定通りお昼頃です』
『了解ーお腹すいた』
『食べてないのですか?』
『食べたけど朝はまだなんだよ。てきとーに食べるわ!』
『売店で買って下さいね』
『ん、、動きたくない』
『はぁ、では私が帰るまで待っていて下さい』
『おけ!待ってる』
メッセージを見て顔を上げるとニヤニヤしながら見る視線に気が付いた。
「どうしましたか?」
「飛ばすから掴まっとけよ」
「えっ」
言葉と共に鞭が打たれ馬車は速度を上げ手すりを掴みながらメッセージを送る。
『予定より少し早く着きそうです』
ロンゴミアントの視線は流れる景色の先を見つめていた。
到着予定の時刻より早く馬車は教会へと辿り着き職員へと馬車を引き渡し一同は任務の報酬を受け取る為に受付を訪ねていた。
そこで報酬を受け取り一同は教会の前へ。
「あの、本当に半分も貰ってよろしいのですか?」
「もちろんだ。討伐した数も変わりはないしむしろ手伝って貰った分多めに渡したいぐらいだよ」
「では有り難く頂戴致します」
「また一緒に任務行きましょ。絶・約束ね」
「はい。それなら今度家に遊びに来ませんか?お料理でも一緒に如何でしょうか」
ロンゴミアントの提案に二人は笑顔を浮かべる。そんな時一人の男性が三人の元へと。
………………………………………………………………
「お疲れ様でした。同行できず申し訳なかったです」
教会の前でロンゴミアントを見つけてそこに行くと任務で一緒だったと思われる二人の姿が。三人の姿を見て開口一番にお礼と謝罪をしそれからしばらく喋りロンゴミアントと帰宅する事に。
「良い人達だったね」
「はい、とても。向こうのマスター様の観察力や統率力には思わず感服してしまいました」
「おぉー戦い慣れてるってやつ?」
「それに近いものはあると思います。念入りな情報収集に的確な指示。しかしつい戦闘が楽しくなってしまい、、♪」
「珍しいじゃん。いつも規則って言ってるロンゴミアントが」
「アルマスが果敢に攻めるので思わず負けず嫌いが出てしまったのです。結果は引き分けでしたけどね」
普段クールなロンゴミアントを熱くさせるアルマスとは何者なのか。そんな疑問を持ちながら家の玄関を開けロンゴミアントを中へと通した。
靴を脱ぎ部屋の中へと入った時僕はロンゴミアントを抱きしめようとした。
「マスター?何かしましたか?」
「えっと、何もしてないよ?」
「少し焦げ臭い匂いが、、あっ!マスター料理をしましたね!?」
僕の手をすり抜けロンゴミアントはキッチンへと走り目の当たりにした悲惨な姿に怒り心頭で僕を見た。
「自分で作れるかなって、、」
「はい、そのお気持ちはとても大切です。しかし私が居ない時に一人で料理を行わないで下さい」
「はい、すいませんでした」
「今から片付けをしますのでマスターは座っていて下さい」
そう言って焦げついたフライパンや汚れてしまっているコンロの掃除を始めていた。
そんな姿を見て僕は笑っていた。
「笑い事ではありませんよ!あぁもうこんなところにまで汚れが付いています、、」
「こうやって小言を言われると帰ってきたって感じがするよ。おかえりロンゴミアント」
「ただいまマスター。って良い雰囲気に持ってこうとしていますけど私怒ってますからね!」
「すいませんでした、、」
「キッチンの掃除が終わらなければ今夜はありませんからね」
「うぇ、手伝います!」
「いえ、マスターが手を出すと余計に長引くので何もしないで下さい」
キッパリとロンゴミアントに言い放たれ苦笑いと共にリビングのソファーに座り掃除が終わるのを待つ事に。
しばらくして洗剤の匂いが消え部屋には美味しそうな匂いが漂い僕はキッチンへと。
するとそこには料理をおこなうロンゴミアントの姿が。
「ありがとね。疲れてないの?」
「移動だけだったので大丈夫ですよ。それに私が料理をしなければ誰がご飯を作るのですか」
「はい、ごもっともです」
「それにマスターには私の作った料理を食べていただきたいので」
手を止め僕を見てにっこりと微笑むロンゴミアントに僕まで笑顔になってゆく。
久しぶりのロンゴミアントは前と何も変わりはなくて優しくてちょっと口うるさいお姉ちゃん。
そんな彼女とお風呂に入り今は二人で寝室にいた。
「やはり自宅の寝室は良いですね。とても落ち着きます」
「そーなの?ここか実家でしか寝た事ないから分かんないや」
「ふふ、今度旅行に行きましょう。そうすればきっと私の言葉の意味が分かるはずです」
「そうだと良いな。ロンゴミアントは何処に行きたい?」
「そうですね、、マスターとなら何処へでも」
そう言って微笑むとロンゴミアントはお布団の中へと潜り込み顔を出した。
「室内とはいえ夜間は冷えますよ。風邪を引く前にお布団に入って下さい」
「そうするよ」
照明を暗くしてロンゴミアントの待つお布団の中へと入り込むと少し冷えていた身体がロンゴミアントの体温に温まるのを感じた。
そしてお布団から顔を出しロンゴミアントの頭を撫でてあげる。
「任務お疲れ様でした」
「ありがとうございます。マスターもお父様のお相手お疲れ様でした」
「そうだ、明日行かないといけないんだ、、。やな事思い出したよ」
「私も一緒に行きますので気を落とさないで下さい。そろそろ寝ましょうか」
そう言うとロンゴミアントの手は僕の頭を撫でる。見ると笑顔を浮かべる姿。
「子供じゃないよ」
「ふふ、子供でなければキッチンを汚しませんし汚してもお掃除をすると思いますけど」
「反論の余地がありません」
「子供ではないのはここだけですか?」
頭を撫でていた右手は下へと下がり股間を撫でた。たったそれだけで肉棒に血が集まり硬く存在を示す。
「昨晩我慢してくれたのですね。ほら、もうこんなに硬くなっています」
「むぅ、ロンゴミアントは?我慢できた?」
「私は、、」
「ロンゴミアントは嘘つけないもんね。一人でしたんでしょ?」
「はい、、隣の声に唆されてしまい、、」
「そんなにエッチだったっけ?」
「いえっ!普段はそのような事ありませんから!」
「じゃあエッチなロンゴミアントを見せてもらうね」
そう言って僕はロンゴミアントのパジャマのズボンを下ろしてゆく。もちろん抵抗はされたのだけど抵抗は弱くあっさりとズボンは引き抜かれベッドの足元へと置かれた。
続いて下着を引き抜きズボンと同じ所へと置いた。
「抵抗しないんだね」
「抵抗した方が燃えるのならさせていただきますけど」
「言い方。見せてもらうね」
布団を跳ね除けるとロンゴミアントの下半身がオレンジのライトに照らされる。そしてぴっちりと閉じられた両脚を開き秘部を覗き込む。
「マスター、、そんなにジロジロ見られると恥ずかしいです、、」
僕はロンゴミアントの言葉を無視し秘部へと視線を向け続けた。以前スマホの画面越しに見たロンゴミアントの秘部を直接見るとすごく充実感がある。
目を向ければすらりと細い脚にライトに照らされるロンゴミアントの顔は真っ赤に染まり恥ずかしさを伝える。
「あぁ、、」
それにロンゴミアントの声や秘部から漂う女の匂いは画面越しには味わう事はできない。
我慢ができなくなり僕はロンゴミアントの秘部へと顔を近づけ舌を伸ばした。
「んんっ、、」
舌が触れると同時に囁く声。そしてほんの少しの塩っぱさと唾液以外のぬるぬるを感じた。
「濡れてる、、」
「舐めながら。。。話さないで。。。くだ。。さい。。」
声を堪えながらの声は妙に興奮を唆る。
「声出してよ」
「それは。。恥ずかし。。いです。。」
「なら出させてあげる」
指でクリトリスを開き露わとなったクリトリスへ舌で触れるとビクンっと震えた。
「動かないでね」
震える脚を押さえ念入りに丁寧にクリトリスを舌でつつき舐めてあげる。それでもロンゴミアントは声を上げることなく喘ぐ。
「じゃあロンゴミアントが好きなやつしてあげるね」
「待ってくだ。。。んんっ♡」
ロンゴミアントが好きな事。それは口の中にクリトリスを吸われ舌でつつかれる事。
クリトリスを口に吸い上げただけでロンゴミアントは期待の声を上げた。
「んんんんっ♡それっ、、気持ちいいです、、♡」
そして口に吸い上げたクリトリスを舌でつつくと絶え間なく身体を震わせ悦に浸る声を上げた。
「あっ、、イク、イ、、くっ、、、♡」
痙攣の後腰を跳ね上げ落とすと大きく息をしながら余韻に浸る。しばらくしてから僕はロンゴミアントの隣へと。
「ふぅ、、やはり自慰よりもマスターにしてもらった方が心地よいです、、」
「そう言ってもらえて良かったよ。よしよし」
「もぉ、子供ではありません」
「違うよ。余韻に浸れるようにって」
「ふふ、もう大丈夫ですよ。次はマスターを気持ち良くさせますからね」
そう言ってキスを一つしてくれるとロンゴミアントは下へと下がっていった。
………………………………………………………………
ゆっくりと下へと下がりマスターが着ているズボンと下着を脱がせると男根が飛び出す様に姿を見せてくれた。
「ふふ、お元気ですね」
「昨日してないからね」
「なるほど」
両脚の間に寝転がり目の前の男根を眺めてゆく。画面越しに見るよりもソレは逞しく勃ち雄々しい匂いを放ちそれをいっぱいに吸い込むとお腹をきゅんっと疼かせる。
「それではマスター心構えをお願いします」
間抜けな返事を聞きながら勃つ男根へと顔を近づけ舌を伸ばした。
「ちょっ、、ロンゴミアント、、」
男根を舐めていると上から切迫詰まった声が聞こえ見上げた。
「どうしました?」
「それやばいって、、」
「ふふ。射精は許しませんからね」
そう言って私は舌を動かした。その度に男根と太ももが震え快感を示す。
ぺろぺろ。ちゅ、ちゅるり。れぇ、、、。はぁ、、、。れろれろ。れら、れぇ、、。
「ふふっ、気持ち良い、ですか?」
「気持ち良すぎてしんどいって、、」
「まだしたりませんのでもうしばらくの辛抱をお願いしますね」
私は唾液に塗れた男根へと舌を伸ばしてゆく。
思わず吐息を漏らしながら男根を舐めてゆく。だらんと垂れる玉袋から血管を浮かべる幹を、そして舌は張り詰めるカリ首を舐める。
きのこの様に開いたカリをつっーと舐めてゆき筋に触れると唾液以外のぬめり。とろりととろみがあって少しだけ塩っぱい蜜の味。
「もっ、、むりっ、、、」
マスターの声を無視し舌は蜜を垂らす穴へ。そこを舌を尖らせつつくように穿る。
「ふぅ、、。マスターどうしますか?このまま咥えましょうか?それとも」
見上げると泣きそうな顔をするマスターが。思わず微笑み身体を起こす。
「ではそろそろ」
「お願いロンゴミアント」
ゆっくりと忍び寄り男根の上へとゆくと腰を沈め男根を迎え入れてゆく。
ゆっくりと。そうは思っているのに膣口に鈴口が当たった瞬間込み上げる欲求に耐えられず一気に腰を落とした。
「んーーっ♡はぁっ、、♡ずっとこれが欲しかったんです、、♡」
思わず出てしまった声よりも待ち望んでいたモノを受け入れる事ができた快感が勝り中を圧迫する男根に酔いしれながらマスターを見下ろすと苦しそうな表情。
「どうしましたか?」
「…出ちゃいそう」
「まだダメですよ。もっと気持ち良くさせて下さい」
「ごめん、その願いを叶えられそうに無いです、、」
「分かりました。ならそのまま二回戦ですね♡」
腰を抜けないぎりぎりまで上げ一気に根本まで打ち下ろす。それだけで男根は硬さを増し射精を行おうとする。それに構わず腰を何度も上下させた。
「ロンゴミアント、、」
「はいっ♡」
根本まで腰を下ろした瞬間に脈動と共に子宮に熱い精液が迸る。この熱さは欲求を満たすがまだ物足りない。
「このまま2回目も搾り取ります♡」
「まっ、、!まじで、、!」
マスターが止めるのも聞かず腰を動かすと射精を終え少し萎えた男根はすぐに硬さを取り戻し中を掻き回す棒となる。
「気持ち良いです♡それにエッチな音も、、♡」
中に迸った精液は愛液と共に膣口から溢れ腰を動かす度に掻き回され水音となる。それに愛液と精液が混ざり合いぬるぬると潤滑する。
「あっ、、ロンゴミアント、、」
「私も、、もうすぐです♡」
「「イクッ!」」
二度目の精液を子宮に受けしばらく腰を動かしやがてマスターに身体を預け余韻に浸った。
「ふう、、ふふ、私とした事がつい乱れてしまいました」
「うぅ、、搾り取られた、、」
「男性はそういう女性が好みではないのですか?」
「まぁ、、確かに?」
「んっ♡まだ中で跳ねてます♡」
「もうやめて、枯れちゃう」
「はい♡ではもう少し余韻に浸ったら綺麗にしてあげますからね」
そういうと背に腕を回されぎゅっと抱きしめられた。そんなマスターの頭を微笑みながら撫でてゆく。
ここまで目を通してもらいありがとうございました!
今回はロンゴミアントの回となりましたが会えない時間をスマホが繋ぐをコンセプトに書いてみました!
作中にありましたマスターの名前は適当なので気にしないで下さい