※この作品はR-18です。

裏キル姫日記   作:やす、

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オルフェウス

 

牙克城学院のクラスで歓声が上がった。

 

 

「よぉーっし!あたしの点数を目に焼き付けやがれ!」

 

 

そう叫ぶヒョウハの手には満点に近い点数が書かれたテスト用紙。それは他の五人にドヤ笑顔と共に向けられていた。

 

 

「俺は70点だ」

 

「僕は85。ヒョウハに負けるのは癪だけど」

 

「あのあの、私は90点なのです」

 

「やるなーロジェ、ボクはアルテミスと同じ点数だよ。ドヤッ」

 

「このままじゃオルフェの言い出した罰ゲームはゼロになりそうだね」

 

「チッ、おいオルフェウス。お前の点数はいくつなんだ」

 

 

ゼロの視線の先には手に持つテスト用紙を見ながら震えるオルフェウスの姿。ゼロの声に驚きながらも振り返った。

 

 

「あぁ、いやーそんなテストの点数なんて人に言えるものじゃないて言うかーとりまテスト週間も終わった事だしみんなでカラオケっしょ♪」

 

「お前ふざけんな」

 

 

手に持っていたテスト用紙をそそくさと鞄に詰め込むと明るい笑顔を向けた。しかしそれが許されるはずもなくゼロとアルテミスに押さえつけられイチイバルに鞄が漁られてゆく。

 

 

「キラーン」

 

「ちょ!プライバシーの侵害だし!」

 

「ふーん?とりあえずオルフェウスはここに正座だね」

 

 

イチイバルの手には鞄から取り出した30と採点が付けられたテスト用紙が。

 

 

「よし、罰ゲームは言い出しっぺのオルフェだな」

 

「うぅ、、なんでみんなこんなに勉強してるんだよぉ、、おかしいっしょ!」

 

「勉強は学生の本分だからね。オルフェウスは何をしてたんだい?」

 

「あたしも最初は勉強してたんだけどー頭の中にいいフレーズが浮かんじゃってさ。そしたら気付いたらギター握ってて」

 

「いや、テスト期間中ぐらい勉強しろよな」

 

「それで、もちろんオルフェウスは罰ゲームの事覚えているんだよね」

 

「他の五人の言う事何でも聞くんだよな!」

 

「覚えてるって、あたしが言い出した事だし」

 

「あのあの、オルフェウスちゃんの罰ゲームは何にしましょう?私、オルフェウスちゃんに下着姿で廊下を走って貰いたいなーって」

 

「言う事えぐ!それは勘弁してよ〜」

 

「じゃあ委員長に勉強教えて貰いなよ。確か彼、頭良かったよね」

 

「おっ、それ良いな!じゃあ委員長と付き合って勉強教えて貰うなんてどうだ?確か金曜に補習のテストだったろ?」

 

「賛成ーじゃあ勉強を教えて貰う代わりに委員長の童貞を貰うで。ドヤッ」

 

「ちょ!何か増えてるし!それにあたし、あんなインキャ嫌なんですけど!」

 

 

オルフェウスが指差す先には静かに本を読む一人の男子生徒の姿。服装、頭髪自由のこの牙克城学院で唯一正しく学生服を着て黒髪の生徒。

 

 

「ならまずは委員長に告ってこいよ」

 

「はぁ?マジ無理なんですけどー!」

 

「そうですよゼロさん。オルフェウスちゃんにそんな事できませんので、ので!」

 

「そうだよなー、オルフェみたいな格好だけのギャルに男に告白するだなんて勇気なんてないよ」

 

「ちょっ!あたしがダサいって!?あんなインキャあたしが告れば一発だから!」

 

 

そう言うとオルフェウスは肩で風を切りながら歩き本を読む委員長の肩を叩いた。

 

 

「委員長」

 

「ど、どうしたの、、?」

 

「とりまツラ貸しな」

 

 

委員長を席から立ち上がらせると何処かへと引きずってゆく。その姿を五人はニヤニヤしながら着いてゆきやがて人目に付かない校舎の裏へと。

 

 

「えっと、、、オルフェウスさん、、?」

 

「あたし、委員長の事好きだから付き合ってくんない」

 

 

言葉は愛の告白なのだがオルフェウスの顔は苛立ちを隠す事なく表情に出し威圧する。

 

 

(おい!何だあの告白する気が無い告白は!)

 

(委員長の奴かなり困ってるな)

 

(アレはズルだろ!)

 

 

観客が困惑する中、モジモジする委員長を腕を組み見下ろしながら返事を待つ。しばらくして委員長が口を開いた。

 

 

「僕もオルフェウスさんの事が好きでした、、、」

 

 

(((まさかの逆告白っ!!??)))

 

 

思いもしない返答にオルフェウスは口をパクパクとさせ視線は深々と頭を下げる委員長の頭を見ていた。

 

その後放課の終わりを告げるチャイムが鳴り一同は教室へと戻ってゆく。

 

 

 

「ぽーーーーぽぽっぽーーーーー」

 

 

「あのあのっ、、オルフェウスちゃんが壊れてしまいました、、」

 

「おいオルフェ、なんて顔してんだよ」

 

「だってあんな事言われたら誰でもこうなるって。マジどーしょ」

 

「あいつはこっちに巻き込まれただけだから委員長にいい思い出を作ってくれ」

 

「はぁ、、、ってかネタバラししても良くない?あたし、ほんっとあのインキャ無理なんですけど」

 

「別に良いけどオルフェが約束も守れないダサい奴になるだけだよ」

 

「そうですよオルフェウスちゃん!ネタバラしするのは良いですけどオルフェウスちゃんがダサいギャルって私達が思うだけなので!ので!」

 

「はぁーあっ、分かったって。とりま勉強教えてもらってくる」

 

 

授業が終わり帰ろうとしている委員長の背をオルフェウスが叩くと驚きながら後ろを振り返りオルフェウスの姿に気が付いた。

 

 

「委員長ー勉強教えてよ」

 

「い、良いけど、ど、何処で、、?」

 

「あんたんちに決まってるって。ほら早く」

 

 

困惑する委員長の手を引き教室から出てゆくオルフェウスの姿を五人はニヤニヤしながら見送っていた。

 

 

それからしばらく歩き二人は牙克城学院の近くにある委員長のアパートへと来ていた。委員長がドアを開け部屋へと入りその後ろに続きオルフェウスも部屋の中へと。

 

 

「へー委員長一人暮らしなんだ」

 

「うん、、実家が学院から遠くて」

 

「ふーん。とりま勉強教えてよ」

 

「良いけど、、オルフェウスさんの苦手な科目はなに?」

 

「えっと、科目全部!」

 

 

笑顔で告げるオルフェウスに苦笑いを浮かべ帰ってきたテストと同じ科目を習う事に。

 

 

「この数式はあの式と同じ解き方の応用を使うんだよ」

 

「なるほどねー」

 

 

静かな部屋に二人の声とカリカリとノートを上を滑るペンの音が響き時折大きく背を伸ばす声が。

 

 

「本当に送ってかなくて大丈夫、、?」

 

「うん、暗いの平気ってゆうか気分アゲてけばよゆーだって」

 

「うん、、じゃあ明日学校でね」

 

「ちゅーっす」

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

次の日、昼の放課時間にオルフェウスはゼロとアルテミスに質問をしていた。

 

 

「ねぇー彼女と家で二人っきりならあんた達どうする?」

 

「なにって適当に話してヤルだろ」

 

「ゼロに同じく。後は気分かなー」

 

 

二人の年齢らしい返答を聞きオルフェウスは盛大にため息を吐いた。

 

 

「まさか手出されなかったのか?」

 

「うん、勉強しただけ」

 

「委員長草食っぽいからね」

 

「でもでも!私は付き合ったその日に手を出されるのは嫌なのです」

 

「そうだね〜ヤリ目は流石のイチイバルさんもオコなのだ」

 

「んで、勉強はどうだったんだ?」

 

「そりゃーしっかりしたよ。でもあたしと二人っきりで触ってすらこないなんてどーかしてるって!」

 

「オルフェはしたかったのか?」

 

「いや、そういうわけじゃないけど、あぁもう!むっかついた!委員長をヤリチンにしてやるし!」

 

「お前それどういう目標だよ」

 

「明日には委員長はアルテミスだって股開く男になってるからとりまよろしくー♪」

 

「僕殴っても許されるよね」

 

「あのあの!その時は私を呼んで下さい!」ハァハァ

 

「おい、イチイバル。躾がなってねーぞ」

 

「キラーン」

 

 

 

オルフェウスの決意を固め時間は過ぎ放課後、帰ろうとする委員長の肩を再び叩いていた。

 

 

「委員長、今日もよろしくー」

 

「う、うん、、良いよ」

 

 

教室から出てゆく二人を観衆は困惑しながら見送っていた。

 

 

「ふぅ、この部屋暑くない?」

 

「暖房消すよ、、」

 

「それだと委員長寒いっしょ?脱げばへーきだって」

 

 

そういうとオルフェウスはシャツのボタンを外し胸元をあらわにする。ガッツリと開いた胸元から豹柄のブラジャーと持ち上げられた乳房が作る谷間が覗く。

 

 

「んでさーここの問題なんだけど」

 

「こっ、!ここはπに凸を当てはめて、、!!」

 

 

テーブルに隣同士で座っているため委員長の目線は嫌でもオルフェウスの胸元が視界に入る。それを分かっているオルフェウスはわざと胸元を強調しているのだが。

 

 

「どーしたの委員長、顔めちゃ赤くない?」

 

「暖房が暑いだけ!ちょっと消すから!」

 

 

挙動不審となりながら立ち上がりやや屈みながら暖房を消すと素早く隣へと戻ってゆく。

 

 

「ってかーあたし見てもなんとも思わないわけ?男子ってこういうの好きなんでしょ」

 

「お、お、オルフェウスさんっ、、!?」

 

 

委員長が見ている前でさらにシャツのボタンを外しブラジャーは完全に視界に入る。それでも委員長は真っ赤な顔で必死に勉強を教えようとする。

 

 

「はぁ、マジだせぇ。あたし帰るわ」

 

 

そう言うと鞄を掴み立ち上がり振り返る事なく家を出て行った。

 

 

 

次の日、いつもの五人と合流したオルフェウスは昨日の事を声を荒げながら報告をしていた。

 

 

「マジありえなくない?あたしの胸見ても手出してこないんだよ!」

 

「俺もオルフェは無理だな」

 

「同じく」

 

「それは友達だからっしょ!?こーんな可愛い彼女が惜しみなく胸見せてんのに」

 

「あのあの、もしかして委員長さんは勃起不全ではないのでしょうか?」

 

「それはないよ、必死に屈んで隠してたからさ。別にエッチの一回や2回なんて事ないのにね」

 

「それはオルフェだけだろ。んで、どうするんだ?このままだと罰ゲーム完遂できそうもないし」

 

「それなーまっ、他の罰ゲームにするっしょ。ってかヒョウハがあたしに勉強教えてくれれば良くなくない?」

 

「それは無理だな。あたしはあの教科だけ頑張ったんだからな!」

 

「誇るところじゃないと思うよ。とにかく金曜日まで後二日あるんだから委員長に教えてもらいなよ。分かりやすいって言ってたし」

 

「んーー。そうだね、そーするわー」

 

 

その日の放課後、オルフェウスは帰ろうとする委員長を捕まえ委員長の家へと来ていた。

 

二時間ほど勉強を教えてもらい委員長がトイレと席を立った時オルフェウスは大きく背を伸ばしあくびを一つ。

 

 

「ん!」

 

 

その時僅かに空いたドアの隙間から見えた物にオルフェウスはテンションを上げた。

 

 

「お待たせ」

 

「委員長もギターやるんだ!ねぇねぇ一曲聞かせてよ♪」

 

「オルフェウスさん!?」

 

 

トイレから戻った委員長が見たのは自室に置いてあったギターを持ち目を輝かせるオルフェウスの姿。

 

 

「良いけどやってたの昔だから、、上手く弾けないかも、、」

 

「良いから良いから♪」

 

 

委員長を椅子に座らせギターを押し付けると弾くのを今か今かと待ち望みやがて委員長はギターを弾き始めた。

 

 

するとそれまで笑顔だったオルフェウスの顔がどんどん曇ってゆく。

 

 

「えっ、マジ?マジで弾いてる?」

 

「うん、、最近全く触ってなかったから感覚忘れちゃた、、」

 

「はぁ、、じゃあ次来る時あたしもギター持ってくるからそれまでに昔の感取り戻しといてよね。あっ、よく見たら埃被ってるし!」

 

「掃除しときます、、オルフェウスさんはギター好きなの?」

 

「好きっていうかー音楽あれば他に何もいらないってかー。そうだ、一曲弾かせてよ」

 

 

そう言ってギターを受け取ると咳払いを一つしてからギターをかき鳴らし歌を歌う。

 

オルフェウスの歌う歌は派手な見た目と違い優しい歌詞と穏やかな歌声。それがギターの旋律に乗り部屋に響く。それを委員長は息を潜め聞き惚れてゆく。

 

 

「ご清聴マジあざした♪」

 

 

ぺこりと頭を下げる姿に惜しみのない拍手が送られていた。

 

 

「すごいよオルフェウスさん。すっごく良かった」

 

「まぁ当然っていうかー♪委員長も弾けるようになってよ♪」

 

「あはは、、練習します、、」

 

 

それから勉強より音楽に火が付いてしまったオルフェウスは永遠と話をするのだがそれを委員長は笑顔で聞いてゆく。

 

 

「あっ、もうこんな時間。またね委員長」

 

「うん、ありがとね」

 

「またね」

 

 

玄関から出て行ったオルフェウスを見送った後、委員長はギターを掃除しかき鳴らしてゆく。

 

 

 

クラスには先生が説明する声が響き普段騒がしいクラスメイトは息を潜める、そんな教室に大きなあくびの声が響いた。

 

 

(委員長さんお疲れなのですね)

 

(おっ、童貞貰ったのか?)

 

(いやー?昨日も勉強教えてもらっただけ。それとギターを少し)

 

 

普段真面目な委員長が大きなあくびをした事を面白がり茶化すのだがオルフェウスから返ってきた答えは普通そのもの。

 

 

「でさ。委員長もギター持ってー弾いてもらったんだけどさ」

 

(オルフェウスちゃん声が大きいですっ、、!)

 

「はい、じゃあオルフェウス。この問題に答えて」

 

「えっ!?あ、あはは〜」

 

 

大声を出し目立ったオルフェウスは先生に当てられるのだがまともに授業を聞いていなかった為答えられるはずも無く笑って誤魔化すのであった。

 

 

 

 

その後六人はお昼ご飯を食べるために屋上に来ていた。そこで適当に座りながらご飯を食べてゆく。

 

 

「なんかオルフェウス嬉しそうだな」

 

「えー?そうかなー?」

 

「確かにそうだね。もしかして委員長の事好きになったり」

 

「あぁーんー前よりはーそうだねー」

 

「……………」

 

 

茶化すつもりだった二人はオルフェウスの笑顔を見て何も言えなくなった。

 

 

「でもあたし的にはもー少しだけ男らしくして欲しいかなー」

 

 

そう呟くとサンドイッチをパクり。

 

 

「じゃあさ、弓道やらせようぜ!弦引いて精神研ぎ澄ませば自然と男らしくなるって!」

 

「あぁーってか委員長って何部なんだろ?」

 

「あのっ!確か委員長さんは部活はしていなかったはずです」

 

「おぉ、、ロジェっち詳しいね」

 

「委員長さんとは学級委員の事で話す機会がありましたので、ので」

 

「そなの?」

 

「って知らなかったのか?だからみんな委員長って呼んでるんだよ」

 

「なるほどねー?んでさ〜」

 

「おま、、興味なしかよ」

 

 

それから時間は流れオルフェウスは委員長を呼び止め委員長と共に自宅へとゆく。

 

 

「よーっし。じゃあ勉強の前に委員長はちゃんとギターを掃除したかチェックだよ」

 

「うん、昨日ちゃんと手入れしたから大丈夫だよ」

 

 

そう言うと委員長は自室へと行きギターと共に戻ってきた。

 

 

「おぉ〜♪ちゃんときれーになってんじゃん♪」

 

 

委員長に渡されたギターを眺めた後椅子へと座り音を奏でてゆく。

 

 

「お、オルフェウスさん、、?勉強は、、?」

 

「そんなの後後♪とりま一曲弾いたげるからまぁ聞きなって♪」

 

 

足踏みをしてリズムを図り弦に指を滑らせピックを弾き音を奏でててゆく。その旋律にいつしかオルフェウスの歌声が混ざる。

 

 

「ふぅ、、ご清聴マジあざした♪って委員長ー?」

 

 

返事がない事を不審に思いオルフェウスが委員長の顔を覗くと安らかな寝顔が。椅子にもたれかかり眠る委員長に微笑むと委員長を抱き自室へと運びベッドへと寝かせてあげた。

 

 

(へぇーけっこう片付いてるじゃん)

 

 

委員長の部屋を見渡すのだが散らかっている様子もなく整った室内。その中でも少し散らかっているのは多くの本が並ぶ本棚へと行き退屈しのぎに本棚を漁る。

 

 

(うへぇ〜)

 

 

多く並ぶ参考書に目眩を起こしながらも本を眺めてゆくと参考書は無くなり代わりにスコアブックが並ぶ。それに目を輝かせ一冊の本を手に取るとリビングへと行き音符を見ながらギターをかき鳴らしてゆく。

 

 

 

 

次の日オルフェウスは五人の前に帰ってきたテスト用紙と満面の笑みを見せつけていた。

 

 

「ほらほら!あたしだってやればできるって事分かってくれた?」

 

「おう。だがお前が最下位な事には変わらねーぞ」

 

「えっ!?うそ!?」

 

 

赤点は脱したもののオルフェウスの点数は誰よりも低いものであり再び罰ゲームの危機にオルフェウスは困った笑顔を浮かべる。

 

 

「まっ。一つ目の罰ゲームは終わった事だし次の罰ゲームだね」

 

「じゃあ、私っ!オルフェウスちゃんには制服を上下逆に着てグラウンドを走って欲しいです!です!」

 

「ちょ、ロジェっちエグすぎ〜」

 

 

ロジェスティラの提案に笑う六人を見ながら委員長は教室を出て行こうとした。

 

 

「あっ、、ロジェっちの提案はまた今度ね!あたしちょっと行ってくるから」

 

 

五人の元を離れオルフェウスは帰ろうとする委員長の肩を叩いた。

 

 

「ちゅ〜っす。何一人で帰ろうとしてるんだよ」

 

「オルフェウスさん、、て、テストも終わったし、、」

 

「そんなの良いから♪勉強は終わったけどギターはまだ終わってないって♪」

 

 

戸惑う委員長の手を掴みオルフェウスは先を歩く。その様子を五人はニヤニヤしながら見送ってゆく。

 

 

 

 

「んんーっと、じゃあテストも終わったし一曲弾こっかな」

 

「僕に弾かせてくれないかな?ちゃんと練習したけどオルフェウスさんほど上手く弾けないかもしれないけど、、」

 

「音楽に上手い下手もないって。大事なのはどれだけ音楽を楽しめているかだって!じゃあ委員長のギター聴かせてもらうね♪」

 

 

笑顔のオルフェウスに頷くとオルフェウスを自室へと招く。そしてベッドに腰掛けギターを持つ。

 

足踏みでリズムを取りやがて演奏が始まった。

 

 

ピックが弦を弾き指が弦を滑り奏でられた音に混ざり委員長の歌声が部屋に響きオルフェウスは目を閉じて耳を澄ませ聞き惚れてゆく。

 

 

「ご清聴ありがとうございました」

 

 

振動する弦を指で止め委員長が頭を下げるとオルフェウスから惜しみのない拍手が送られてゆく。

 

 

「マジで最高じゃん♪二日練習しただけであれだけ弾けるなんて委員長マジギターの才能ありまくり!ねーねぇー!次はさ、あたしが弾くから委員長歌ってよ♪」

 

「い、良いけど、、」

 

「じゃあいくよ、レッツセッション♪」

 

 

委員長からギターを受け取ると委員長の横へと座り顔を見て目で合図を送るとギターの旋律に乗り委員長の歌声が響く。

 

 

一曲が終わりオルフェウスが満面の笑みを向けるのだが委員長の顔は暗いまま。その訳をオルフェウスは訪ねていた。

 

 

「ごめんなさいオルフェウスさん、、、」

 

 

意味の分からない謝罪に困惑しながらも泣き出してしまいそうな委員長をなだめ話を伺ってゆく。

 

 

「オルフェウスさんが受けた罰ゲームの事なんだけど、、」

 

「うん?それがどうしたっていうの?」

 

「実は、、。」

 

 

委員長の言葉を聞きオルフェウスは目を丸くした。罰ゲームを言い出したのはオルフェウスだったがみんなが言った罰ゲームは委員長の案があっての事。

 

 

「つまり委員長とみんなはグルだったって事?」

 

「うん、、罰ゲームの事をロジェスティラさんに教えてもらってその時頼んだんだ、、ほんとにごめんなさい!」

 

「あぁ、、うーんっと、、じゃあさなんで委員長はあたしをハメようとしたわけ?」

 

「僕はオルフェウスさんの事が好きで、でもオルフェウスさんとの接点がないから、、罰ゲームの話をロジェスティラさんに聞いてその時にお願いしたら良いよって、、」

 

「なるほどねー?」

 

 

そう話して俯いてしまった委員長。オルフェウスはベッドから立ち上がり委員長の前に屈み肩を叩いた。

 

 

「あのさ、委員長はまだあたしの事、好き、かな?」

 

「好きだけど、でも、、」

 

「あたしはーこないだまで委員長の事嫌いだった。いっつもウジウジして自信なくてさ。でも、あたしも委員長の事好きだよ」

 

「えっ、、」

 

「普段は自信無いけどさ、勉強もできるし音楽だって。それにギターにちゃんと向き合う姿見てたら好きになったの。あっ!何その疑いの目!」

 

「だって信じられなくて、、もしかしてリビングにロジェスティラさん達が居るのかなって、、」

 

「もぉ!そんな事ないって!あーでも、疑われても言い返せないかっ、、」

 

 

そう言って俯いてしまったオルフェウスを見て委員長も俯いてしまうのだが何かを思い付いた声を聞き顔を上げた。その瞬間。

 

 

(!?)

 

 

委員長の唇にオルフェウスの唇が重ねられていた。思いもよらないオルフェウスの行動に目を見開き驚いていると唇が離されそこには照れたように笑う姿が。

 

 

「ほら、これであたしが好きって信じてくれたっしょ?」

 

「えぇっと、、、えぇ、、?」

 

「ほら、委員長もあたしの事好きならキスしてよ」

 

 

んっと唇を突き出す姿に顔を真っ赤にしながらもキスをし顔を話すと照れ笑う笑顔がそこにあった。

 

 

「あのさ、謝らなくちゃいけないのはあたしもだよ。こんな罰ゲームなんかに付き合わせて委員長の気持ちを踏み躙るような事してさ。マジごめん」

 

「元はと言えば僕が頼んだんだからオルフェウスさんは謝らないで、、」

 

「ほんっとみんなも言ってくれれば良かったのに」

 

「でもそうしてたらオルフェウスさん絶対拒否してたよね、、?」

 

「まぁ確かに?」

 

 

ケラケラと笑うオルフェウスを見て委員長はそろそろと手をオルフェウスの頭へと伸ばした。

 

 

「んーなーにー?」

 

「僕頭撫でるの好きだからオルフェウスさんの事撫でても良いかな、、?」

 

「やーいいよー♪」

 

 

向けられた頭に伸ばされた手は優しく髪の毛を梳かす様に撫でる。思わぬ心地良さに目を細め頭を預けていた。

 

 

「なんだか頭を撫でられるのって結構気持ちいいかも。あたしも委員長の頭撫でてあげる」

 

「僕は良い、、うわっ、、」

 

 

膝で立ち伸ばした手は委員長の頭をわしわしと撫でる。恥ずかしさと照れで細めた目で見るのはにしゃりと笑うオルフェウスの顔。

 

 

「なんか良い感じ♪こうしてるとなんだか落ち着くっていうか猫ちゃん撫でてる気持ちになる」

 

「あはははは、、、、」

 

 

委員長が困った笑いを浮かべるのはオルフェウスの発言では無く頭を撫でる度に揺れる乳房が目の前にあるから。白いシャツには薄らとブラジャーの色と肌の色が浮かび情欲を誘う。

 

頭を撫でられる心地良さと高まる欲情に挟まれて委員長の理性は揺れる。

 

 

「お、オルフェウスさん、、そろそろ、、、」

 

「え、あぁーそだね。なんかむちゅーになっちゃってた♪」

 

 

手を離しすとんと正座となったオルフェウスはある事に気が付きニヤニヤとした視線を送る。

 

 

「って委員長ーここ硬くしてない?」

 

「硬くなんてしてないよ!うん!本当だよ!」

 

 

オルフェウスの言葉に慌てて股間に手を置き隠すのだが既に膨らんだ股間を見たオルフェウスにより手を退かされてしまう。

 

 

「へぇー?そう言う割にはズボン持ち上げちゃってるし。ってか!また我慢するわけ?」

 

「ええっ!?」

 

「ほら、こないだも必死に勃起してんの隠してたっしょ?せっかく好き同士なんだからさ?」

 

 

そっと股間を隠す手を握られ一瞬身体を強張らせたがすぐに力を抜き手を預けると握られた手は太ももの外へと置かれ自由になったオルフェウスの両手はホックを外しチャックを下げる。

 

 

「腰浮かせて?」

 

「う。うん、、、」

 

 

腰が浮かされるとズボンが膝まで下げられオルフェウスの目の前には膨らんだ下着。恥ずかしさで隠した手は再び退かされ膝の外へと置かれた。

 

そして器用に下着に開いた穴から肉棒を曝け出した。

 

 

「へぇーちゃんと剥けてるじゃん♪ねぇー委員長はフェラされた事ある?」

 

「なっ、、!ないよ!!それにそもそも!?」

 

 

言いかけた言葉はオルフェウスが鈴口にキスをした事により止まりそれだけで委員長は全身を震わせた。

 

 

「キスだけでそんなんだとこの後もたないよー?」

 

 

顔を真っ赤にした委員長を見上げニヤリと笑うと鈴口に口を付け根元まで咥え込んだ。

 

 

その瞬間から委員長は両足を震わせながらだらし無くうめき声をあげていた。

 

それはオルフェウスの舌技の快感の為。

 

 

ねっとりとカリ首に絡み付いた舌はしぼめられた唇と共に裏筋に纏わりつきながら下へと下がりやがて口内に溜まった唾液でじゅるりと音が鳴る。

 

それを見下ろすと上目遣いのオルフェウスと目が合った。

 

 

自らの肉棒を咥える可愛い女の子。その瞬間に委員長は快感と支配欲に浸る。

 

 

「れぇぇぇぇ♡」

 

 

委員長の目に広がる光景は肉棒を扱きながら裏筋を舌に押し付ける姿。淫らな光景と快感に肉棒は震え限界を迎える。

 

 

「オルフェウスさんっ、、離して、、、!」

 

 

たちまち込み上がった射精感に口を離すように伝えるのだが腰に手を回され喉元まで肉棒は咥え込まれ快感はピークへと達した。

 

 

「でるっ、!」

 

 

限界に達した快感により吐き出された精液はオルフェウスの口内へと注がれる。吐精の度に唇が吸い付き全てを吐精してしまうと快感に蕩けながら射精を終え虚な瞳でオルフェウスの顔を見るとしかめ面が。

 

 

「ちょっ、、ティッシュ、、」

 

 

片手で口を押さえ手を伸ばす姿に慌てて何枚かのティッシュを取り手渡すと口内に溜まった精液を吐き出しテーブルに置かれたお茶を一気に飲み干した。

 

 

「あー不味かった、、口でイカせるのは好きなんだけどその後だよねー」

 

「あははは、、、」

 

 

まだ口に味が残るのか口をモゴモゴさせるオルフェウスを見て乾いた笑い声が。

 

 

「じゃあ次はー委員長にあたしを気持ち良くしてもらおっかな♪」

 

 

そう言うとオルフェウスはシャツのボタンを一つづつ外してゆく。その姿を挙動不審となりながらも食い入るように眺めていた。

 

 

「委員長顔真っ赤だし♪ほんとに童貞だったり?」

 

「うん、、今までこんな事画面でしか見た事ない、、」

 

「ふっふーん♪ほら、ブラ外しなよ♪」

 

 

そう言われてブラジャーを外そうと震える手で弄るのだが結局外し方が分からず泣きそうな顔を向けた。

 

 

「ブラはこーやって外すんだよ」

 

 

オルフェウスが背に手をやりホックを外すと持ち上げられていた乳房がたわわに揺れる。それに釘付けとなっていると右肩、左肩と紐を抜き委員長の目の前に乳房が露わとなった。

 

オルフェウスの赤まる可愛らしい顔と豊かに実る乳房にツンっと立つ桃色の乳首にゴクリと生唾を飲み込む音が。

 

 

 

「・・・・・」

 

「そんな緊張しなくても良いって。好きなように触って良いからさ?」

 

 

甘美な言葉に頷き恐る恐る乳房へと手を伸ばし乳房に触れると燃えるように熱い体温と触れた指を包み込む様な柔らかさ。

 

それに突き動かされ指で乳房全体を揉みほぐすと指の動きに合わせ乳房は形を変える。それに夢中となり指を乳房にめり込ませた。

 

 

「痛いって!もぉーこれだからどーてーは」

 

「ごめんなさい、、」

 

「AVの見過ぎだって。あんな風にしても女の子は痛いだけなんだから」

 

「勉強になります。、」

 

「おっぱいってのはこうやって揉むんだよ」

 

 

そう言って乳房に手を運び委員長の前で揉み始めた。白魚の様な指が乳房の形を変えながら乳首を指で挟み微かに息遣いが響く。

 

目の前で行われている光景を委員長は目を見開き見守る。

 

 

「ふぅ、、って委員長目が怖いって。それにまた勃起してんじゃん♪」

 

「オルフェウスさんエロすぎ、、」

 

「ふふ、もう待ちきれないって顔だね」

 

「うん、我慢できない、、」

 

「じゃあ挿れちゃおっか」

 

 

ベッドに寝転がるとスカートを捲り上げ腰を捻りながら下着を抜き去り挑発的な笑顔を向けた。

 

 

「そだ、委員長はゴム持ってる?」

 

「あっ!持ってません、、」

 

「って言うと思ってたよ♪」

 

 

そう言ってベッドから降りるとカバンの元へと行き中から避妊具の箱を取り出してカラカラと振りベッドへと戻ると一つ取り出した。

 

 

「付けてあげよっか?」

 

「自分でやるよ、、!」

 

 

手渡された避妊具の封を切り中身を肉棒へと巻きつけ寝転がるオルフェウスへと這い寄り覆い被さり挿入しようと膣口を探すのだけどぬるりと滑り這入る事はなく。

 

 

「あれ?あれっ、、?」

 

「あたしが支えてあげるから腰上げなよ」

 

「うん、、」

 

 

下から伸ばされた手が肉棒を掴み秘部へと導く。すると鈴口にぬるりとした感触を感じた。

 

 

「そう、ここだよ。ゆっくりで良いからね?」

 

 

鈴口が膣口に当たると手が離れ肩を掴み引き寄せられる。そのまま肉棒は膣の中をゆっくりと進み根本まで入り込んだ。

 

 

「んっ♡どーてー卒業おめでと♪ってどうしたの?」

 

「気持ち良すぎて、、むりっ、、」

 

 

笑顔のオルフェウスと違い委員長は顔を強張らせ快感に耐えていた。そんな委員長を抱き締め唇を交わした。

 

 

「じゃあ落ち着くまでキスするっしょ♡」

 

 

下から顔を伸ばし何度も唇を重ね見上げると蕩けてしまいそうな顔が。

 

 

「むり、、ほんとむり、、」

 

「じゃあ一回射精ちゃう?ゴムまだあるし」

 

「でもそれは、、」

 

「ほら、射精しちゃえって♡」

 

 

両脚を委員長の腰に回し揺する様に腰を動かしてゆく。思わず快感で漏れた吐息は唇に塞がれ完全に理性は溶けた。

 

 

「んんっ!!!」

 

 

体を震わせうめき声を漏らすとオルフェウスは脚を離し委員長の頭を撫でていた。

 

 

「どーてー卒業した感想は?」

 

「すごく気持ち良かったです、、」

 

「だよねー♪めっちゃ気持ち良さそうにビクビクしてたもん♪」

 

「えっ分かるの?」

 

「そりゃー分かるよ♪まだ硬いしゴム付け替えてあげるね♡」

 

 

委員長が肉棒を引き抜くと精液で垂れた避妊具が未だ聳り立つ肉棒にぶら下がる。

 

 

「2回射精したのにまだ硬いなんて絶倫じゃん♪」

 

 

避妊具を取り口を縛ると溜まる精液を見て笑い次の避妊具の封を切る。

 

 

「あたしが付けてあげるから寝転んでてね♡」

 

 

寝転がった委員長がオルフェウスを見るとそこには避妊具を口に咥えた顔。その姿を見ていると口に咥えた避妊具を手に取り肉棒へと巻きつけてゆく。

 

 

「次はあたしが上ね♡あたしがイクまで我慢してなよー?」

 

 

肉棒の上へと跨ると右手を伸ばし膣口へと肉棒を導き鈴口を咥え込んだ。

 

 

「ほら、あたしから目を離さないでよね♡」

 

 

委員長を見下ろし目を合わせながらゆっくりと腰を下ろし肉棒を飲み込んだ。

 

 

「やばっ♡めっちゃ奥届く♡」

 

 

腰をくねらせ快感を叫ぶオルフェウスの下で委員長は呻きながらオルフェウスを見上げていた。

 

 

「まだイッちゃダメだからね♡」

 

 

委員長の手を掴み支えにしながらクリトリスを擦り付ける様に動かす。それだけでは物足りず掴み合う手を胸へと運び器用に揉みしだく。

 

 

「オルフェウスさん、、、」

 

「んっ♡あたしももーすぐだから、、、♡」

 

 

擦り付ける動きから杭を打つ様な動きに変え快感を得る為にストロークを早めてゆく。

 

 

「イクっ♡」

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

 

「オルフェウスさんの音楽始めたきっかけはなにかな?」

 

 

行為が終わりベッドの上で微睡んでいると委員長の質問が聞こえた。その問いに少し間を開けてからオルフェウスの返答が。

 

 

「そうだねーあたしは、、自分を変えたかったから音楽始めたんだよ」

 

「自分を変える?」

 

「うん、昔のあたしはさ、委員長みたいに根暗だったんだ。毎日楽しそうに遊ぶ子達を羨ましく眺めててさ」

 

 

過去を思い出すように何処かを眺め話す言葉をただ聞いていた。

 

 

「そんな時音楽と出会って自分を表現する楽しさに気付いたの。ほら、こうやって旋律と共に声出してさ」

 

 

エアギターの音と共に短い歌声。

 

 

「そしたらいつの間にかこうなってたの♪んじゃああたしも聞くけどなんで委員長は音楽始めたの?」

 

 

オルフェウスの問いにぼんやりとした顔。

 

 

「僕が音楽を始めたきっかけは両親に連れてって貰ったライブだよ。沢山の人を熱狂させるアーティストに憧れて」

 

 

少し照れくさそうに話す委員長に蘭々とした笑み。

 

 

「じゃあさ、あたしと二人でそれ目指しちゃおうよ♪まずは何からしよっか?そうだ!学校でライブしようよ♪二人で学園中をアゲるセッションしてさ♪」

 

「そうと決まれば早速練習っしょ!」

 

 

部屋の片隅に立てかけられてるギターを取ろうと立ち上がったオルフェウス。

 

 

「あはは、、その前に服着よっか」

 

「あは♪」

 

 

にっこりと笑うオルフェウスを見て委員長も微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで目を通してもらいありがとうございました!今回はファンキル界一のギャルことオルフェウスの登場でした。

反省点としてもう少し学園内でのわちゃわちゃが欲しかった所。


そして今回は同人誌『ギャルと隠キャの交際期間。』のインスパイアとなっております。原作の方が面白いのでそちらも是非よろしくお願いします
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