このラグナ大陸には三種類のキル姫が居る。一つは奏官に仕えるキル姫。一つは待姫ルームで適合する奏官を待つキル姫。もう一つは社会に溶け込み人々と変わらない生活を送るキル姫。
私、シャルウルは人間社会に溶け込み人々と変わらない生活を送るキル姫の1人。
「・・・・・」
ラグナ教会から職を紹介してもらい良い会社に入社する事ができ、良き同僚にも恵まれ。毎日は充実している。
しかし、ただ一つの難点がある。この私にはどうやら社畜適正が合った様で毎日帰宅の時間は日付が変わってからである事。
今も私1人しか居ないオフィスでパソコンに向かっていた。
上司にやれと言われた訳でも無い。残業しなければならない程業務を溜め込んでいる訳でも無い。
「ふぅ、帰りましょうか」
日付が変わりしばらくし、まとめたデータを保存しパソコンの電源を切り職場を後にした。
職場を出た後は暗い夜道を歩きコンビニに寄り夜ご飯を買い歩きながら食べ家に着くとシャワーを浴びベッドへと潜り込む。
………………………………………………………………
「そんな毎日飽きない?」
次の日、同僚であるマスターさんと外回りをしている時にそう言われた。マスターと言ったが私のマスターではなくミストルティンのマスターなのだが。
「仕事は楽しいですからね」
「そうだけどさ?シャルウルって趣味とか無いの?」
「趣味という趣味はありませんね。強いていうのならストレス解消の異族討伐ぐらいです」
物騒な発言にマスターさんから乾いた笑い声が聞こえた。
「社長が困ってたよ。帰れって言っても遅くまで仕事してるって」
「コンプライアンスに違反しないようにタイムカードは定時に切っているのですが」
「そうじゃなくてね、、遅くまで仕事してるから心配してるんだよ」
「そういうマスターさんは以前は私より遅くまで仕事をしていましたよね?」
「あの時はお金貯める目的が合ったし。シャルウルは目標とかあるの?」
「私は…」
返す言葉に詰まった。
「仕事が生き甲斐ってのは悪い事じゃ無いと思うけどそれじゃ寂しいよ」
「そう、、ですね。しかし帰ってから何をすれば良いのか分からないのですよ」
「じゃあ帰ってからする事考えようよ。早く仕事終えて帰りたくなるような事をさ」
そう言われて考えるのだが答えは出ない。
「では今日は定時に帰り洗濯をしたいと思います」
「そんなに溜め込んでる?」
「いえ、一回分程です」
「うーん、、じゃあ今日仕事終わったら家においでよ。ミストルティンに伝えとくからご飯でもどうかな?」
「それは構いませんが、、ミストルティン怒りませんか?」
「シャルウルなら大丈夫だよ。それに子供もシャルウルに会いたいって言ってるしさ」
「分かりました。ではお邪魔させていただきますね」
「うん、メッセ送っとくね」
この日私は何年かぶりに定時で仕事を終え会社から出た。その時に見た社長の驚く顔が印象的だった。
「社長涙を流していましたが私何かしたのでしょうか?」
「定時に帰るからじゃない?何年振り?」
「記憶にあるのは三年ほど前ですね」
「それは驚くよ。ミストルティンがご飯作って待っててくれてるって」
「はい。ならすこし急ぎましょうか」
少し歩く速度を上げ他の帰宅する人々の間を縫うように歩んでゆく。
しばらく歩きサフラン郊外に建つマスターさん達の家が見えてきた。家の庭は花壇と畑になっており初夏の日差しを浴びる野菜や花々の間に設けられた道を通り家へとお邪魔する。
「お帰りなさいマスター様。シャルウルさんもいらっしゃい」
「ただいまミストルティン」
「お邪魔します。急にお邪魔してすいません」
「いえ、シャルウルさんならいつでも大歓迎ですよ。シャルウルさんはマスター様と私の恩人ですから」
「あ〜シャルウルおねーちゃんだ!」
「お久しぶりですね。随分と大きくなりましたね」
「おねーちゃん抱っこ!抱っこして!」
抱っこをねだる娘の姿に2人に目線を送ると頷かれたので両脇に手を入れ高く抱き上げた。
「今ご飯を準備しますからね」
「ありがとねシャルウル。ミク、すぐに降りなよ」
「えぇーじゃあパパのケータイかしてー」
「分かったよ。ほら」
「おねーちゃん降りるー!」
マスターさんがスマホを見せると抱っこから降りようとしなかった娘はすんなりと降り、見せられたスマートフォンの元へと駆けていた。
「子供は自由ですね」
「それが可愛いんだけどね」
愛おしそうな目線の先には一生懸命にスマートフォンを操作する姿が。
「何をしているのですか?」
「にゃっこ大戦争ってゲームだよ。保育園で友達に教えてもらったゲームみたいでさ」
「ソーシャルゲームというものですね。噂には聞いた事ありますが」
娘がプレイする画面を覗くとタワーディフェンス型のゲームだという事が分かった。コミカルなBGMと共にキャラクターが敵と戦っているのが見えた。
「シャルウルはゲームする?」
「私はやりませんね。マスターさんはどうです?」
「僕もやらなかったんだけど娘にやれって言われて、、でもやると結構楽しいよ」
「おねーちゃんもいっしょにやろー」
「分かりました。えっと、、」
「Wi-Fiあるから繋げなよ」
「ありがとうございます」
こうして私のスマートフォンににゃっこ大戦争というゲームがダウンロードされた。
「じゃあ次会った時に見せてね♪」
「分かりましたよ。ミストルティンも何かゲームはしていますか?」
「私は、、たまにヒメッターを見るぐらいでゲームはしておりません。もうすぐご飯出しますからね」
台所にからカウンターの上に料理を置いてゆきそれをテーブルの上に運ぶのを手伝っていた。
「ご飯だからゲームは食べ終わってからにしょっか」
「はーい」
テーブルの上にはサラダやお味噌汁、ご飯に焼き魚、それに漬け物が並べられ卓上を彩る。
「「「「いただきます」」」」
皆で手を合わせ箸を取りサラダを一口。
「美味しいです」
「良かった、、うちで収穫した野菜を使ったサラダなのですよ」
「なるほど。採れたての野菜が食べれるのは良い事ですね」
「季節に合わせて野菜は育ってくれますので一年中野菜を収穫する事ができるのです」
「へぇ、だからスーパーで一年中野菜が売っているのですね」
「それはビニールハウス栽培の野菜だと思います。冬でも暖かくしてあげると元気に育ちますからね」
「一つ勉強になりました。それとこうして食卓を囲むのは良いものですね」
普段ならコンビニで買った物をただ食べるだけなのだが、こうして誰かと話しながら食べるご飯は美味しいと思える。
「シャルウルさんは奏官には仕えないのですか?」
「今のところそのつもりはありませんね。もう少し自由を謳歌したら考えは変わるかもしれませんが」
「では恋人を作るのはどうです?シャルウルさんは美人でスタイルも良いので引く手あまたではないでしょうか?」
「恋人、ですか?」
「はい、好きな人と一緒に居られるのはとても心地が良いですよ」
にっこりとしながら2人へと目線を送っていた。その先には娘にご飯を食べさせるマスターさんの姿が。
「そう、ですね。機会があれば」
それからしばらくして私は三人に見送られながら帰路へと着き自宅へと帰ってきていた。
シャワーを浴び洗濯機を回し、洗濯が完了するまでの時間に先ほどダウンロードしたにゃっこ大戦争をプレイしてみる事に。
ホーム画面でアイコンをタップすると画面は横に切り替わりスマートフォンを横に持ち替えていざ。
「・・・」
結論から言うとストレスが溜まる。弱い自キャラを育成するのも手間で敵はステージが進むにつれて強くなり勝てなくなる。
手っ取り早く自分がゲームの中に入り込んで敵を薙ぎ倒したい。敵城を木っ端微塵にしたいという感情が渦巻いたのみで楽しいという感情は湧いてこなかった。
しかし娘に会った時何もしていないのは大人気ないと思い渋々プレイを続行してゆく。
「〜〜〜〜っ!!!」
しばらくして宙を浮く顔だけの敵に自城を破壊されついスマートフォンを握る手に力が入った時、洗濯機から電子音が鳴り我に返った。
「なるほど。こういう事ですね」
洗濯物を干し冷静になり攻略情報が載っているサイトを見て関心をしていた。ただ闇雲にキャラクターを出すだけでなく相性を考える必要があるという事に気付かされた。それと攻撃キャラを守る壁役のキャラの重要性。
「よし、ならこのキャラとこのキャラを出して・・」
少し育成をしてから同じステージに再挑戦。先程まで手も足も出なかった敵を粉砕し敵城を破壊していた。
「んー気持ちいい〜〜」
たかがゲームだと馬鹿にしていたがいざこうしてやってみると楽しさに気付かされる。その証拠に寝転がりながらプレイをしていたのだが勝利の喜びに両足をぱたぱたとさせていた。
「よし、次のステージにいきましょうか」
気が付けば時間を忘れてゲームをしていたのだが。
………………………………………………………………
「おはよシャルウル。、、寝不足?」
「おはようございますマスターさん。昨日はありがとうございました。はい、昨晩寝るのが遅かったので少し、、」
「少しって目の下のクマ酷いよ?もっと早く帰せば良かったね、、」
「ああ、いえ、これは・・」
昨日家に呼んだ事が原因だと思い謝罪を受け、言い訳を考えたが素直に理由を話していた。
「・・そんなに笑わないでもらえますか」
「ごめんごめん。シャルウルがゲームにハマるってイメージなくてさ」
理由を正直に話すとマスターさんはくすくすと笑い他の社員から目を向けられてもしばらく笑っていた。
「それでどこまで進んだの?」
「日本編の2章まで。マスターさんはどこまで進みましたか?」
「僕は宇宙編に入ったところだよ」
「宇宙編まであるのですね。まだしばらくは楽しめそうです」
「その他にもイベントとかコラボイベントがあるから長く遊べるよ」
『オッホン。ンッンン!』
「あっやべ」
業務をそっちのけでゲームの話をする私たちに向かい社長の咳払いが飛んだ。普段なら絶対にない事に私は頬を緩ませながら業務へと取り掛かる事に。
「それではお疲れ様でした」
その日、私は定時に仕事を切り上げ帰路へと着いていた。理由として職場でゲームをするわけにはいかず、するのなら自宅でと考えたからだ。
帰り道にいつも寄るコンビニに寄り夜ご飯を買い、食べながら帰り家に着くとシャワーを浴び私はベッドに寝転がっていた。
「〜〜〜っ!!」
順調良く最終ステージまで進んだのだがそこのボスに味方は全滅させられ自城は呆気なく崩壊されられていた。
「すぐにその指をへし折り台座から引き摺り下ろして跪かせますからね」
ゲームの敵に宣戦布告をし、私は攻略サイトを閲覧しにいっていた。
「なるほど。分かりました」
あの敵は赤い敵という種類らしくそれにめっちゃ強いキャラを揃えれば勝てると書いてあった。ならばと自キャラで赤い敵に強いキャラと壁役を育ててから再挑戦。
「行け行けっ!、、、っしゃ!」
少し難儀はしたものの、あのボスキャラを倒し敵城を粉砕していた。思わずガッツポーズをとった自分を少し恥ずかしく思いながらも勝利の余韻に浸っていた。
「よし、次の章で日本編クリアね」
そして私はまたスマートフォンへ向き合ってゆく。
………………………………………………………………
「おはようございますマスターさん」
「おはよシャルウル、、大丈夫?」
「はい、恥ずかしながら熱中してしまい寝不足ですが大丈夫です」
「うーん、、まぁいい事だと思うけど。それでどこまで進んだの?」
「日本編3章の秋田県まで進みました」
「すごいね。日本編全部クリアしたらガチャが引けるからもっと楽しくなるよ」
「なるほど。それは楽しみです」
『オッホン!ンンンッ』
「・・よし、仕事しよっか」
「そうですね」
今日も私は定時で仕事を終え家へと帰りシャワーを浴びてからベッドに寝転がりにゃっこ大戦争をプレイしていた。
「〜〜〜〜〜〜っ!!!」
そして今日も最終ステージのボスにやられ攻略サイトを閲覧していた。
「なるほど。理解しました」
敵は浮いている敵で攻撃頻度が高い。それならば浮いている敵にめっちゃ強いキャラと壁役がいれば勝てると結論を出し再挑戦。
「またですかっ!!」
しかしまたもや敗北の苦汁を飲まされ再び攻略サイトを閲覧しにいっていた。
「そういう事ですね」
敵との相性と壁役も大事だけど後方支援キャラも大事だという事が分かった。自軍後方から攻撃できるキャラクターを探し育成し再挑戦。
「よしよしよし!、、、勝った。ぷんぷん先生だか知りませんが私の方がおこですからね」
ボスキャラを倒し敵城を粉砕し勝利の余韻へと浸る。
「そうだ、ガチャが引けると言っていましたね」
日本編をクリアした事によりイベントステージが開放され一気にトップページが騒がしくなった。そんな事よりもガチャのアイコンをタップしてガチャを引く事に。
カポンという効果音と共に10匹のキャラクターが自軍へと加わり性能を確かめる為に攻略サイトへと。
「えぇー」
私が引いたキャラクターは可もなく不可もなく。育成すれば使えない事はないというキャラクターばかりだった。
「もう一度ガチャを・・」
それが不満でもう一度ガチャを引こうとしたのだが猫缶が無くガチャは引く事はできなかった。
「なるほど。購入ができるのですね」
猫缶はお金を払えば購入できるようで。それで購入画面まで行ったのだが高い。たかがゲームにお金を払う気にはなれずどうしようか悩み始めていた。
「広告を見ると猫缶がもらえる?」
次に私が見つけたのはWEB広告を見ると猫缶が貰えるというものだった。無料ならばと広告をタップして再生していた。
「・・・」
約一分の広告を見た対価は50個の猫缶。それと広告を見て引いたガチャからネコウェステが出た。
十連のガチャを引く為には後千個近く猫缶がいる。引きたい、ガチャを引きたい、、、、。
ポチっポチポチ・・・カポン・・ポチっポチポチ・・・カポン・・ポチっポチポチ・・・カポン。
「よし!ガヲウゲットです!早速育成して・・・」
………………………………………………………………
「おはようございます。マスターさん見て下さい」
「おはよシャルウル。ん?あっ!ガヲウじゃん!娘が欲しがってるんだよね」
次の日、出勤して来たマスターさんに昨日引いたキャラクターを自慢していた。
私のスマートフォンを見て驚くマスターさんの声がとても心地よい。
「課金したの?」
「いえ、たまたま出てくれたのですよ」
「へぇーそういう割にキャラが多い気がするけど、、」
「・・・気のせいですよ」
「にゃっこ大戦争は対人はないからのんびりで良いんだよ。っていっても僕もたまに課金しちゃうけどね」
そう言いながらスマートフォンを返してくれた。バレてる。課金した事がバレてる。
恥ずかしさで顔を赤くしながらも誤魔化す様に片眼鏡を掛け直した。
その日も定時で仕事を終え帰宅しシャワーを浴びベッドに寝転がりにゃっこ大戦争をプレイしていた。
「課金は控えましょう」
まだ開催している極猫祭を見ない様にしながら猫缶を貰う為に広告を開いていた。
「・・・」
昨日は他のゲームの広告だったのだが今回の広告はマッチングアプリの広告だった。
登録するとすぐに異性と出会えると歌いながら踊る女の子を冷めた目で見ながら広告が終わるのを待っていた。
「よし、次は広告でガチャを・・」
ガチャが引ける広告を見るとまたマッチングアプリの広告。先ほどと同じ内容の広告をまた見ていた。
「出会い、か」
そう呟いている間に広告は終わり報酬のガチャを引き本編をプレイしてゆく。
………………………………………………………………
「おはようございますマスターさん」
「おはよシャルウル。昨日は早く寝たんだね」
「分かりますか?昨日は11時には寝たんですよ」
「ちょっとゲームに飽きてきたんだね」
「あはは、まだ飽きてはいませんよ。やっと世界編の2章まで進んだのですから」
そんな話をしながら作業の準備を進めてゆく。
「そうだ、マスターさんはマッチングアプリをした事はありますか?」
「マチアプ?んーミストルティンと出会う前はした事あったけど。どうしたの急に」
「ああ、いえ。昨日広告を見ていたら出て来たので。本当に出会えるのですか?」
「出会えるよ?今は分からないけど昔は良く遊んでたよ」
「なるほど。マッチングアプリで会う人は何を目的にしているのですか?」
「それ聞く?ちょっと恥ずかしいんだけど」
「聞かせて下さい」
『オッホンッ!!ンンッ!!』
「うわ、やべ」
会話は社長の咳払いにより中断され業務へ向かう事に。
その日のお昼過ぎに私はマスターさんと外回りに行く事となり先ほどの話の続きを聞く事に。
「それで、マッチングアプリを使っている人はどの様な目的なのですか?」
「まぁ、、出会い目的だよね。友達が欲しかったり恋人が欲しかったりする人が使う、かな?」
「そういう事ですね。マスターさんもその目的で使っていたのですか?」
「そんな感じかな。って随分と詳しく聞くね。シャルウルもやるの?」
「い、いえ。ただの興味本位ですよ。暑いので喫茶店でも行きませんか?」
「そうだね」
私の提案により近くにあった喫茶店へ避暑へ。外でかいた汗が店内に入ると冷房に冷やされ心地が良い。
店員さんに案内され相席へと。
「シャルウルって仕事サボるんだね」
「そうですか?」
「うん、仕事人間だと思ってたよ」
メニュー表を見ながらけらけらと笑うマスターさんを見ていた。メニュー表を持つ左手薬指に光る指輪は、以前はなんとも思わなかったのに羨ましいと思ってしまう自分に気付いた。
「はい。シャルウル?」
「え?あ、ありがとうございます」
「らしくないね、ぼーっとしてるなんて」
マスターさんに言われ赤面する顔を隠す様にメニュー表を開いた。
外回りから帰り本日の業務を終え今日も定時で自宅へと帰って来ていた。普段通りシャワーを浴びてからベッドへと寝転がる。
「さて」
昨日からマッチングアプリが頭の片隅から離れない。今日広告で出てきたらやってみようと思いながら広告をタップした。
「あら」
しかし見せられた広告は王様が助けを求めるゲームだった。土砂を押しながらヘルプと叫ぶ王様を見ていると力尽き壁に挟まれていた。
(不憫ね)
続いてガチャが引ける広告を開くとお目当てのマッチングアプリの広告が流れ思わずタップすると画面はストアへと飛んだ。
少し悩んだがもう一度タップし私はマッチングアプリをダウンロードしていた。
(ふぅ)
そしてにゃっこ大戦争に戻り広告の報酬ガチャを引いてゲームを閉じマッチングアプリを開いた。
「登録・・」
アプリを開くと現れたのは個人情報を入力しろとの欄。こういうサイトに個人情報を登録するのは抵抗があったけれど好奇心が抑えられず書き込んでゆく。
(えっとニックネームはシャルにして、誕生日、身長体重、、年収?えっと一人暮らしで趣味はゲーム?)
一つずつ書き込んでゆき最後に送信ボタンを押した。
「ふぅ」
一つ息を吐きベッドにスマートフォンを置き大きく身体を伸ばしまたスマートフォンを拾い上げマッチングアプリを開くと既にメッセージが来ていた。
「もう?」
驚きながらメッセージを開くとそのメッセージは運営からの案内だった。
読んでみると顔写真とコメントを設定した方がメッセージが来るとの事で。
「せっかくだし撮ってみましょうか」
起き上がりインカメラを起動し自分を写すとぼさぼさの髪の毛の自分が写り、慌てて洗面台へと行き肩に付く髪にブラシをかけ身だしなみを整え再びインカメラを向けた。
「むぅ〜」
しかし、何度写真を撮っても自分が思う様に写らない。写真を撮り慣れていない事もあるのだろうけど。
ふと先ほど髪を直した姿鏡の事を思い出し鏡にカメラを反射させ撮る事に。
「こんなものかしら?」
画面に写るのはちょっと無愛想な姿。
「いえ、ちゃんと納得ができるまで・・」
それから一時間程かけて角度や照明に気を付けながら写真を撮りようやく納得のいく写真を撮る事ができた。
「この写真をプロフィールに貼って、後はコメントですね・・」
何度も言葉を選びながらコメントを書いては消し、書いては消しを繰り返していた。
『初めましてシャルと申します。毎日仕事が終わってから退屈で登録しました。良かったら相手をしてもらえませんか?』
「よし、これにしましょう」
ようやくコメントを書き登録が終わったのは日付が変わろうとする頃。時計を見てアプリを落とすとアラームをセットして眠る事に。
次の日の朝、アラームが鳴る前に目を覚ましスマートフォンを見て時間を確かめようとすると時刻よりも見慣れない通知に視線は移った。
「えっこんなに?」
一晩の内にマッチングアプリからの通知が18件程来ていた。思わず身体を起こしベッドに座りアプリを開く事に。
『こんばんはー!良かったら仲良くして下さい!』
『めちゃ可愛いですね♡』
『今夜ご飯でも行きませんか?』
などと沢山の男性からメッセージが届いていた。これを見て眠気は吹き飛び一件ずつに返信してゆく。
「ふぅ、、」
全員にメッセージを返し終え一息吐くとアラームが鳴り出社する為の準備を行いそそくさと家を出る事に。
「おはようございますマスターさん」
「おはよシャルウル。なんか良い事でもあった?」
「どうしてそんな事を聞くのですか?」
「なんか楽しそうな顔してるからさ。また強いキャラでも引けたの?」
「そんなところですね。さて、外回りに行きませんか?」
「ん、まぁ良いけど?」
「社長、外回りに行って来ます」
半端強引にマスターさんと外回りへ。通勤時間が終わり人がまばらな道を2人で歩んでいた。
「それで、どうしたの?マチアプ始めたとか?」
「そうなんです。会社では話しずらいので連れ出してしまいました」
「じゃあコーヒーでも買って公園に行こっか」
自動販売機でコーヒーを2つ買って近くの公園のベンチに座りスマートフォンをマスターさんへと見せていた。
「ほんとだ。あ、これ僕がやってたマチアプだよ」
「そうなんですね。昨日登録だけして寝たら沢山のメッセージが届いていてびっくりしたんですよ」
「シャルウルは美人だからね」
そう言ってトップにしている写真と私を交互に見た。
「シャルウルなら大丈夫だと思うけど強引な人も居るから会う時は気をつけてね」
「強引、ですか?」
「聞きなおす?セクハラで訴えないなら話すけど」
「大丈夫ですよ」
「じゃあ・・」
コーヒーを一口飲み前置きを置いてからマスターさんは話してくれた。マッチングアプリは純粋な出会いを求める方も居るが不純な出会いを求める方も多いと。
「みんなが皆んなって言わないけどね」
「ありがとうございます。マスターさんはどちらの出会いを求めていたのですか?」
「今日のシャルウルぐいぐい来るね。まぁ、、エッチ目的だったよ」
「なるほど」
「何この羞恥プレイ恥ずかしいんだけど。本当に今はやってないからね」
「はい。もし不純な事をしていると知ったら私が考えを叩き直しますのでご安心ください」
「信用されてないじゃん僕。まぁ良いけど」
「分からない事があったら伺ってもよろしいでしょうか?」
「うん、メッセしてよシャルさん」
そう言って笑うマスターさんのおでこにデコピンをして笑った。
「いてて。それでシャルウルはどんな男と出会いたいの?」
「そうですね、、年下、、いや、落ち着いた男性も捨て難いような、、」
「そういえば何歳なの?シャルウルって」
「キル姫に年齢はあって無いようなものなので、マスターさんが好きに想像してもらえれば」
「38ぐらいの焦り出したOL感あるよね」
「今、イラッとしましたけど」
「命だけはご勘弁を・・」
キラーズを意識し神器を手に握ると頭を下げ必死に謝る姿が。その姿を見て笑った。
その日も仕事を定時で切り上げ家へと帰りシャワーを浴びていた。
「・・・そうですね」
剃刀を握り異性との交流がなくすっかりサボっていたお手入れを。まだ出会えると決まった訳でもないのに少し浮かれている自分に気が付いた。
シャワーを浴び終えベッドに寝転がりゲームを開く前にマッチングアプリを開くと返したメッセージの返事と新規のメッセージが多々来ていた。
『こんにちわー何してる?』
『条件教えて下さい』
『シャルちゃんカワウィーね⤴︎⤴︎俺とマッチしたくないー?』
条件?条件というワードが気に掛かりマスターさんへメッセージを。
[お疲れ様です。マッチングアプリの相手から条件と言われたのですがどういう意味ですか?]
[条件ってのはいくら?って意味だよ。お金出すからヤらせろって]
[なるほど、理解しました。ありがとうございます]
お金出してまで行為をしたいものなのでしょうか?そんな疑問を持ちながら条件と言ってきた男性をブロック。
でも、私もしばらく人肌に触れていない。今までは遅くまで仕事をしていたから何とも思わなかったけれどこうして暇をもて遊ぶと誰かに会いたくなるかもしれない。
そんな事を思いながら送られてきたメッセージに目を通していた。
『めっちゃ好みです!一回したいです!』
マッチングアプリ上で素性も知らない男性に性的な目で見られるのは悪くないかもしれない。本名も声も知らないのに欲情し、熱意を文字で伝えてきて。
『一度会ってみますか?』
『えっ!?マジっすか!?会いたいです!!』
このメッセージのやり取りをしている人と会う事にした。待ち合わせ場所と時間を決め、その前に相手のプロフィールを見る事に。
「あは」
相手の名前はトト。年齢は19才で身長は私と変わらず。すこしやんちゃそうな顔。何より年下の男性が相手という事にわくわくが止まらない。
「食べたい。美味しくいただきたい・・・」
思わず垂れそうになった涎を拭いて待ち合わせに向けて身支度を整える事に。
「よし」
姿鏡に写る姿は黒のキャミソールの上に白のシースルーシャツ。そして9分丈のジーンズ姿の私。肩からショルダーバッグをかけ玄関でヒールのサンダルを履いた。
いつか着るだろうと思って買った服をクローゼットから出すのに苦労したけど時間に余裕を持ち家を出る事ができた。
集合場所に到着し腕時計を見ると時刻は18時前。約束の時間20分前に着いたのでまだ相手の姿は見えず辺りにはちらほらと学生さん達が下校する姿が見えた。
少し景色を眺める事に飽き人の邪魔にならない場所でにゃっこ大戦争をプレイする事に。
「あの、、、シャルさんですか、、?」
しばらくして声がかけられ目を向けるとそこには学生服を着た少年の姿が。
「そうですが。えっと、トトさんですか、、?」
「はい、、トトです、、」
今にも泣き出してしまいそうな少年がマッチングアプリで私と知り合った人。しかしマッチングアプリの写真とは違い自信が無さそうで弱気そうで、目の前の人はマッチングアプリの写真とは真逆。
そんな事よりも19才と書いてあったから会いに来たのに。未成年だと知っていれば会いに来なかったのに。
(どうしましょうか)
目の前でウジウジする少年の背後、300メートル先でこっちを見ながら笑う少年達が見えた。
「行きましょうか」
「えっ、ええっ!?」
驚く少年の手を取り来た道を引き返す様に歩くと背後から歓声の様な声が聞こえた。
「あ、あのっ、、っ!」
「まだ離れましょう」
それから少し歩き自宅近くまで来た時、私はよくやく少年の手を離し顔を見た。
「ここなら大丈夫でしょう。安心して下さい、理由は察しましたので」
「・・・ごめんなさい」
私が少年を待ち合わせ場所から遠ざけた理由。それはマッチングアプリで出会ったのは自分の意思では無く奥に居た少年たちに命令をされたから。
まだ本人に確認はしていないが遠からず近からず合っているだろう。
「後は適当に言い訳を付けておいて下さい。私に手伝えるのはここまでなので」
それだけ告げ家に帰ろうと背を向け少し歩いた時に、遠慮気味な声が聞こえ振り返った。
「あの、、シャルさんが良かったらで良いんですけど、、少し、おしゃべりをしませんか、、?」
なんて事ない誘い言葉だけど彼は勇気を出したのだろう。言った言葉を後悔したように泣きそうな眼差しを私へと向けていた。
「分かりました。そこに公園がありますのでそこでお話をしましょうか」
そう言うと泣きそうだった顔は笑顔となり私の後ろを尻尾を振る犬の様に着いてきた。
途中、自動販売機でジュースとコーヒーを買い公園のベンチに座り話をする事に。
「僕はラグナ○校の二年生です。今日友達との罰ゲームに負けてマッチングアプリを使ったんです、、」
「なるほど。だから監査役が居たのですね」
「はい、、本当にごめんなさい、、」
「いえ、私も暇を潰す為にしていただけなので問題はありません」
「そうなんです?お洒落な格好をしてるので本気だと思いました」
『オッホン!』
「「・・・・・」」
気不味い沈黙に缶コーヒーを一口。
「まぁ、、本気でしたけどトト君が未成年であるなら手を出す訳にはいきませんから」
未成年に手を出しこの事が知られれば待姫ルームに放り込まれる事は間違いないし、性犯罪者というレッテルを貼られる事となる。
キル姫の寿命は永遠に近い。残りの人生を性犯罪者と後ろ指を刺されながら生きるのは辛すぎる。
ジュースを飲みながら不安そうに私を見ているトト君。残念だけどリスクがある以上手放すしかない。なんて言って帰らせようか悩み始めた。
「あの、シャルさんが良かったら、、お願いできませんか、、?」
だが、顔を真っ赤に染めながら言われた言葉に少し、理性が揺れた。
「先程も伝えましたが未成年とするつもりはありません。後二年後にトト君に気持ちがあるのならお相手しますが」
「そう、ですよね、、。本当は相手を見てすぐに逃げるつもりだったのですが、、シャルさんが凄く僕のタイプだったので・・」
「・・・」
あっ心が揺れた。
「シャルさんの大人のお姉さんって感じがすごく好きで、体型もその、おっぱいも声も凄く好みなんです。本当に一回だけお願いします、、!」
恥ずかしがりながらも精一杯言葉を選び気持ちを伝える言葉に母性本能が良い感じに刺激され涎が垂れそうになる。が、私はトト君を止めなければならない。
「し、しかし、私は人間ではなくキル姫なので」
「いえ!関係ありません!」
「!?」
突然男らしく言い切られ理性がかなり揺れた。
「やっぱり、、ダメ、、ですよね、、」
真顔で煩悩と必死に戦う私を見て諦めたのか俯いてしまった。その姿に煩悩が理性を蹴飛ばした。
「分かりました。トト君が約束を守れるというのならお相手をしますよ」
「えっ、、ほんとですか!?」
私の一言に曇った表情は吹き飛びキラキラとした笑顔を向ける。あぁもう無理、たべたい。
「この事は他言無用。これだけを守れるのなら」
「はいっ!誰にも言わないですし絶対言いません!」
「もし誰かに話せば私の人生は終わりますし、トト君も道連れにしますからね」
「はい!大丈夫です!!」
言質は取った、後は場所だ。ラブホテルは少し離れた所にあるが学生服を着た少年を連れて行く事はできないし、公園でする気にはなれない。
「そうですね、、私の家に来ますか?」
「行きます!」
私の提案にトト君は頭を何度も振り笑顔を見せてくれた。
「行きましょうか」
年下の男性を家にお持ち帰りという事態にニヤけている顔を隠す為に帰り道を歩み出した。それでも誰かに見られていないか警戒は怠らない。
「どうぞ」
「お邪魔します・・」
玄関を開け入る様に促すと遠慮気味に入り指示を求める様に私の顔を見る。
玄関で固まるトト君の前でサンダルを脱ぎ廊下を進んでゆくと慌てる様に後ろを着いてきた。
「狭いですが楽にして下さいね」
「ありがとうございます、、」
ベッドの淵に座り隣に座る様に言うと少し距離を置き隣へと座った。緊張で喉が渇くのか何度もジュースを飲んでいる。
「随分と緊張していますがSEXをした経験はありますか?」
「ありません、、キスもした事ないですし彼女が居た事もありません、、」
「そうですか。初めてが私で良いのですか?」
「はい、、っ!絶対後悔はしません!」
緊張を隠しながら見せた笑顔にお腹がきゅんっと疼いた。
「少し、質問をさせてもらいますね。トト君はオナニーはしますか?」
「し、します、、」
「どの様な物を見ながら?」
「えっと、、エロ本やスマホで動画を見てます、、」
「なるほど。では、されてみたい事やしたい事はありますか?」
「フェラチオをされてみたいです、、それと騎乗位、、」
「分かりました。トト君の願いを叶えてあげますね」
「えっ、、、?」
「ふふ、もうこんなに硬くして、期待しているのですね」
私の手はズボンを押し上げるモノを撫でた。ズボンの上からでも分かるほどに勃起しズボンの中では窮屈そうなモノを。
「いつから勃起させていたのです?」
「家にお邪魔した時から、、、です、、」
「へぇ、、、」
ズボン越しに鈴口を撫で回しながら顔を見ると驚きと不安と快感が入り混じる複雑な表情。
「安心して私に身を任せて下さいね」
「は、はい、、」
ズボン越しにソレを扱くように触ると荒くなった呼吸が聞こえてきた。
「シャルさんっ、、」
「どうしましたか?」
「もうっ、、、!」
切ない声をあげると扱いていたモノがズボン越しに何度も飛び跳ね、ズボンから湿り気を感じた。
「そんなに興奮していたのですね」
「ご、ごめんなさい、、、」
「謝らなくて良いのですよ。汚れてしまう前に脱ぎましょうか」
ズボンを止めているベルトを外しホックを外しチャックを下げズボンを脱がすと篭っていた精液と汗の匂いが広がり鼻をくすぐる。
見ると下着は精液でびっしょりと濡れていて射精したにも関わらずモノは下着を押し上げている。
「下着も脱がせますね」
「はい、、」
ベッドに腰掛けるトト君の前へと行き、腰からゆっくりと下着を脱がせてゆくと精液に濡れたモノが目の前に現れ濃い精液と汗の匂いが鼻をつき身体を疼かせる。
「ふふっこんなに射精したのにまだ硬いのですね」
下着に抑えられた精液は鈴口や幹、玉にどろりと垂れているのにモノは硬く上を向いたまま。
「このままフェラチオをしてあげますね」
「してもらいたいですけど、、汚いから、、シャルさんっ!!」
口を開きそそり立つモノを咥え、喉奥まで咥え込むと頭上からトト君の悲鳴が聞こえ止める様に頭を手で押さえるがぐぽぐぽと顔を上下にさせると押さえる手は下にするりと落ちていった。
「・・・♪」
顔を上下させながら上目で見上げると快感に目を閉じ口をだらしなく開ける顔が。それは口淫をする速度を早める理由になる。
「シャルさんっ、、、」
口の中でソレはぴくぴくと脈を打つのを感じ、口からソレを放した。
「フェラチオ、気持ちよかったですか?」
「はいっ、、ちんこ蕩けるかと思いました、、」
「ふふっ、じゃあ"コレ”もしてあげますね」
「コレって、、、?」
トト君が疑問を思う中、私はシースルーを脱ぎキャミソールを脱ぎ胸をさらけ出した。
その瞬間からトト君の目線は刺すように胸へと注がれる。
「じゃあ”コレ”してあげますね」
トト君の股座に膝立ちをしてそそり立つモノを胸の谷間で挟み込み両手で胸を押しモノを包み込む。
「気持ち良いですか?」
唾液と舐めきれなかった精液と谷間の汗を潤滑油に胸でモノを押し潰すように上下させながら問いかけると目を閉じ口をぱくぱくとさせながら頷く顔が。
下を向くと胸に挟まれ我慢汁を垂らすモノが。
「胸の中でぴくぴくしていますよ?もう射精ちゃいそうですね」
「はいっ、、、」
「では、気持ち良く射精して下さいね」
胸で挟み押し潰し上下にさせると胸の間でモノがぴくんと飛び跳ね顔に温かい精液が飛んだ。
鼻に、口に、顎に飛びとろりと垂れてゆき、胸元に吐き出され溜まった精液にぽたりと顔に飛んだ精液が垂れてゆく。
「2回目なのにこんなに射精て、気持ちよかったのですね」
「はい、、すごく気持ちよかったです、、」
「でも、まだ射精し足りないのですね。硬いままですよ」
胸の間に挟まれたままのモノは柔らかくならず未だに硬さを保つ。
「次はどこに射精したいですか?」
顔に飛んだ精液を指ですくい口に運びながら問いかけると胸の間でぴくんと跳ねた。
「そろそろ私も我慢ができないので、食べちゃいますね」
ぬるんと胸の間からモノを引き抜くとだらりと精液が滴り落ち、それを手を伸ばし取ったティッシュで拭き取った。
「制服にシワができてしまいますよ?」
「脱ぎます、、」
学生服のボタンを一つずつ外してゆき全てのボタンを取ると肩から抜き床へと投げ、シャツも同じように床へ脱ぎ捨て私へと視線を投げた。
「慌てないで下さいね。今脱ぎますから」
ズボンを止めるホックを外し片足ずつ脱ぎ下着姿になるとここまで聞こえる程に荒い呼吸が。
「トト君」
「は、はいっ!」
「下着を脱がせてもらえませんか?」
そう言いながらベッドに仰向けになると顔を真っ赤にし、興奮で震える手で下着を掴みゆっくりと引き抜いてゆく。
(ゴクリ)
下着が両足を通りベッドの上に置かれた時、息を飲む音が聞こえた。
「すごく、、濡れてる、、」
そう呟き食い入るように秘部を眺め。その視線は更に身体を熱くさせる。
「あのっ、、」
「どうしました?」
「舐めても、、いいですか、、?」
「どうぞ」
両脚を開くと水を求める犬の様に秘部に顔を埋めぺろぺろと舌を伸ばし舐めてゆく。
それはテクニックも何もないけれど必死に舐める姿に母性がくすぐられだんだんと快感が込み上げてくる。
「はいっ、、そう、上手ですよ、、♡」
甘く囁くと頷き舌の動きを早めてくれて。勃起しているモノをそっちのけのクンニに思わず手を伸ばしトト君の顔を秘部へと押し付けた。
押し付けられ一度動きを止めたけど秘部の奥まで舌を伸ばし舐めてくれて。
(イクっ、、♡)
イカされてしまった。
「シャルさんも気持ち良くなれましたか、、?」
イクと言った声が聞こえた様で恐る恐る顔を上げて私を見た。その口元は愛液でてかてかと光っていて。
「はい、凄くよかったですよ♡」
「よかったです、、初めてだから不安で、、」
「回数を重ねればもっと上手になれますよ。それよりも…」
私の目は股間にあるそそり立つモノを見ていた。
「次は、一緒に気持ち良くなりましょうね♡」
トト君を押し倒す様に仰向けにし、モノの上へと跨り手で秘部へと導いてゆく。
「シャルさん、、」
「はい♡トト君の童貞ちんぽを今から食べちゃいますからね♡」
腰を下ろし膣口が鈴口に触れるとくちゅりと水音がして。
「ふふっ♡おまんこに挿入ってくところ見てて下さいね♡」
「は、、はいっ、」
ゆっくりと腰を下ろしモノを飲み込んでゆく。膣内を押し広げてゆくモノの感触と結合部を食い入るように見つめる視線の中、トト君のモノは根本まで私の膣内へ咥え込まれた。
「あは♡初めてのおまんこ、どうですか?」
「すごく、、気持ち良いです、、シャルさんのおまんこが絡みついてきて・・」
「膣内でぴくぴくしているのが分かりますよ?では、ゆっくり動きますからね、、、♡」
ゆっくりと腰を上げてゆくとカリ首がこりこりと膣壁に引っかかり思わず声が漏れそうになる。それでも抜けそうになるまで腰を引き上げた。
「挿入ますね、、」
そしてゆっくりと腰を下ろし根本まで咥え込み、快感を堪えながらトト君を見下ろすと快感に顔を蕩けさせていた。
「おまんこ気持ち良いですか?」
「はいっ、、もう出ちゃいそうです、、」
「腰の動きを早めますので我慢して下さいね?」
そう言って先ほどよりも腰のストロークの速度を上げた。それと、膣口に力を入れてモノを締め付けながら。
「あぁ、、、」
見下ろすトト君は快感を堪えるように歯を食いしばり呻いていて。その姿に思わず口元がニヤけてしまう。
「もう我慢できませんか?」
「はい、、もうむりです、、」
「では、このまま中に射精しちゃいましょうか♡」
射精を促すように腰を上下させながら、快感に耐える姿を見下ろして。
「シャルさん、、、!」
切なく叫ぶと膣内でモノがびくんと震え子宮に熱い精液が迸り、射精中も膣口で搾り取るように締め上げるとモノは膣内で何度もびくんと跳ねる。
それが可愛くてトト君の頭を何度も撫でていると膣内で膨張していたモノは次第に柔らかくなってゆく。
「はぁ、、、」
「気持ち良く射精せましたか?」
「はい、、ありがとうございます、、」
疲れながらも満足そうな笑顔を見ると連れ込んで良かったって思える。
「あの、、」
「どうしましたか?」
「お願いがあるのですが、、」
恥ずかしながら告げられたお願いを聞いて了承をしていた。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます、、。えろいっ、、」
トト君のお願いとは中出しした精液が逆流するところが見たいという事。なので、トト君の腰の上から降りベッドの上で両足をM字に開くと食い入るように秘部を見つめていた。
「少し、サービスしてあげますね」
右手を伸ばし膣口を指でくぱぁと開くとどろりと精液が垂れてゆくのを感じた。
「シャルさん、、また、、」
四つん這いで膣口を眺めるトト君のモノはまた勃起し存在感を放つ。
「本当に元気ですね♡では、次はトト君が動いて下さい♡」
許可を出すと私に覆い被さり勃起するモノを膣口に擦り付けて。しかし、モノは膣口を擦るだけで挿入する事はできず困った顔を向けて。
「焦らないで下さい。ゆっくりで良いですからね」
「はい、、っ」
それから何度もモノを擦り付けようやく鈴口は膣口にたどり着きゆっくりと膣内へと挿入ってきた。
「あん♡好きなように動いて良いですからね♡」
「はい、、!シャルさんが気持ち良くなれるように頑張ります、、!」
そう言って腰を振り始めたのだけど動きはぎこちなく勢いあまり何度も抜けてしまう。
それでも、必死に気持ち良くしようと汗をかきながら腰をふる健気な姿にムラムラが高まってゆく。
「うわっ」
「交代ですよ」
そんなトト君を抱きしめながら押し倒し足を抜き、腰の上へと座り直す。
「で、でも、、」
「トト君が可愛くて我慢できないのです、、♡私がイクまで射精は我慢、して下さいね」
焦らされるような腰使いをされ感情は昂りもう我慢なんてできない。
「んっ、気持ち良いっ、、♡」
カリ首を膣壁にこりこりと擦りながら、鈴口を子宮にノックさせながら快感を得る為に腰を上下させて。
「トト君のちんぽきもちいいっ♡」
「シャルさんっ、、もう、、」
「きて下さいっ、、♡」
膣壁をごりごりと擦りながら子宮を突き上げた時、モノはびくんと跳ね吐精を。それと同時にトリップしてしまいそうな快感が電流の様に走った。
「・・・シャルさんは、、気持ちよくなれましたか、、?」
「はい、トト君のちんぽでイッてしまいました♡」
そう言うと満足そうな笑顔を見せてくれて思わずキスを。
………………………………………………………………
「シャルさんってどうして片眼鏡しているんですか?」
「普通の眼鏡より知的に見えませんか?」
「そうですけど。外してもらって良いですか?」
「構いませんよ」
事後にそんな事を言われて片眼鏡を外すとトト君は顔を赤くした。
「どうしました?」
「片眼鏡姿も外した姿も好みでした、、」
思わぬ発言に胸がきゅんとしてお腹がまた疼いた。
「そういえば時間は大丈夫なのですか?」
「時間、、?あぁっ!?ヤバい!もう11時過ぎてる!?」
「急ぎましょう。夜道は危ないので送りますね」
「あ、ありがとうございます!」
急いで着替えて家を飛び出すと夜道を2人で駆けて行く。しばらく走るとトト君は歩みを止め私の方を向いた。
「あの、ありがとうございました」
「はい、私も楽しかったですよ」
「よ、良かったらメッセ教えてもらっても良いですか、、?」
スマートフォンを操作してQRコードを見せると笑顔を浮かべながらQRコードを読み込み、通知音と共にトト君が友達に追加された。
「これでいつでもメッセージを送れますね」
「ありがとうございます、、!またお願いします!」
何度も頭を下げながらトト君は夜道を家へと駆けて行った。トト君の姿が見えなくなるまで見送り夜道を1人歩きながら今日の事を思い返していた。
あんな年下の子と出会えるならマッチングアプリも悪くないかも知れない。
ふとスマートフォンから通知音が鳴り見るとトト君からのお礼のメッセージが。それをにやにやしながら見ていた時、ふと、我に返った。
「あぁっ!!や、やってしまったぁぁぁぁぁぁぁあ〜〜〜!!』
夜道に私の絶叫が響き木に止まり寝ていた鳥が夜空へと羽ばたいた。
破壊衝動は抑える事ができるのに性欲は止める事ができなかった。年下の、しかも未○年を家に連れ込むだなんて完全に性犯罪者だ。
しかし、美味しかった。……ではなく。
「はぁ、、まぁ、なんとかなるでしょう」
私の胸のモヤモヤは公園に生えていた木を何本か殴り倒した後に落ち着きようやく家へと帰ってゆく。
………………………………………………………………
「おはよシャルウル」
「おはようございますマスターさん。早速ですけど外回り行きませんか?」
「うん、行こっか」
次の日の朝に出社して来たマスターさんを誘い外回りという名の相談へ。自動販売機でコーヒーを2本買い公園のベンチに座っていた。
「んで、どうだったの?」
「楽しかったです。時間を忘れて楽しんだのは久しぶりでした」
「良かったじゃん」
マスターさんのちょっと羨ましそうな視線は優越感に浸らせ目を細めながら缶を口へと運んだ。
「そういえばマチアプで出会った未成年を家に連れ込んだって人が逮捕されてたね」
『ブッッーーーーーーーーっ!!!ガッ!ゴホッゴホッ!』
「シャルウル?大丈夫?」
「はい、コーヒーが変なところに入ってしまい、、」
「なら良いけどさ?流石に未成年は不味いよね。人として引くってか同じ人間と思えない」
「そ、、。、、。、そう、ですね、、」
「シャルウルはどう思う?」
「・・・あの、聞いてもらって良いですか、、?」
昨晩の相手、トト君の事をマスターさんに話してゆく。
「・・・」
「はい、、そのような目線で見られる事は覚悟していました・・」
「シャルウル」
「はいっ」
「面会には行くからね」
「私が逮捕される前提で話を進めないでもらえますか?」
「ごめんごめん。良いなーその子。何歳ぐらいなの?」
「歳は聞いていませんがラグナ○校の二年生と言っていました」
「じゃあ1○か1⚪︎歳だね。でも絶対性癖歪んだよ。僕も学生の頃大人のお姉さんに憧れてたし。んで、何回搾り取ったの?」
「・・・4回程、、」
「どうやって?」
「手で一回パイズリで一回、それと騎乗位で2回・・」
「歪んだ、その子絶対性癖歪んだ」
げらげらと笑うマスターさんが恥ずかしくてきっと私は顔を真っ赤にしていたと思う。
「良いじゃないですかっ!私も溜まってましたし」
「まぁまぁ。それでメッセ交換したの?」
「はい、帰り際に」
「その子勝ち組じゃん。いーなー」
「やはり男性は年上の女性が好きなのですか?」
「じゃないかな?僕は好きだよ」
「マスターさんの年齢だと年上の方は熟していますね」
「今は若い子の方が好きだよ?」
「その言葉、ミストルティンに報告させていただきますからね」
「マジでやめて、それだけはやめて!」
ジト目の先には両手を合わせ頼み込むマスターさんの姿が。
『以下後日談』
あの日から私とトト君のメッセージのやり取りは続き人目を忍び逢瀬する仲となっていた。
そんな時、私はある事に気が付いていた。トト君はバイブスを持ち私のキラーズと適合している事に。
(なるほど、そういう事ですね)
キラーズとバイブスが適合すると両者に胸が騒めくような感覚に陥る。しかし初めて会った時は別の胸の高鳴りが邪魔をして気が付かなかったと。
「トト君にお話があります」
奏官に仕えるキル姫という関係になれば未○年だろうと関係無く会う事ができる。それには教会で洗礼を受けトト君のバイブスを開花させる必要がある。
「はい、それでシャルウルさんと一緒に居る事ができるのなら、、!」
その日、私はトト君と共に自宅へとお邪魔し両親へと説明を行なっていた。初めは難色を示す両親であったが資料を渡し丁寧に説明をおこなって行くと最後にはトト君が○校を卒業してからという条件付きで許可を頂く事ができた。
「2人で住むのなら広い家に引っ越した方が良いですね。それとも思い切って戸建てを購入するのも・・」
「2人の事なので一緒に決めましょう」
住宅の資料を見せてくれたトト君へ笑顔を向けた。
ここまで目を通してもらいありがとうございました!
今回は破壊衝動を抑える社畜、シャルウルの登場でした。
シャルウルといえばファンキル初期から居るキル姫でありますが目立ったスキルもなく目立たない存在、そしてオルタナではまだ実装されておらず知らない人も多いのでしょうか?
そして、作中に出て来たトトという名前も知らないという人は多いはず。
シャルウルの話は思い付いた当初はエロースに性感マッサージをされるという話にする予定だったのですが気分によりこのような展開に。
大人可愛いシャルウルを感じてもらえれば幸いです。