※この作品はR-18です。

【完結済み】正義のヒロインレッドバスターカレン。凌辱リョナ処刑。たまに和姦されちゃいます♪   作:屠龍

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第24話 砕かれた友情

第24話 砕かれた友情

罵声と投石から逃れたカレンは誰もいない公園にたどり着いた。

 ここまでくれば誰も追ってこないだろう。

 住所も知られたから帰宅する事は出来ない。

 どこかに泊まろうにも必ず人目に付く。

 全世界指名手配中の犯罪者扱いにされた少女には今夜寝る場所も無い。

 そう考えたらお腹がすいてきた。

 昼間和美と別れてから何も食べていない事に気が付いたカレンは何か持っていないかと身体を探ったら、ガムが一つだけ残っていた。

 まさか唯一の食事がガム一つなんて事になるなんて思いもしなかった。

 カレンは泣きながらガムを噛む。

 肥満には程遠い身体なのに無糖のガムを選んでしまった事を後悔したが他に何も無く、途方に暮れたカレンは黙ってガムを噛む

 

 (AI・マシロ。ボクはこれからどうすればいいの?)

 

 (まずは雛月博士の研究チームにいた人を探しましょう。その人ならきっと保護してくれます)

 

 (でも手掛かりは無いんだよね?)

 

 (残念ですが雛月博士の研究チームにいた人は殆どダークネスシャドーに殺されてしまいました)

 

 (……ボクもう疲れちゃった。少し横になるね)

 

 (はい。カレンさんが休息されている間に私は何か情報がないか探してみます)

 

 そう言ってカレンは公園の遊び場にあるドーム状の基礎に設置された滑り台の下で横になる。

 コンクリート製のドーム内は暗くて寒いが他に身を隠せる場所は無い。

 ここも朝には立ち去らないといけないが、どこに行けばいいのかわからない。

 この国で誰の目にも触れず暮らす事などできはしない。

 最悪山小屋にでも隠れ住むしかない。

 

 (どうしてカレンさんがこんな目に遭わないといけないんですか!!)

 

 AI・マシロは怒っていた。

 誰よりも人々を愛し身を挺して悪の組織と戦ってきた。

 少女が体験するには重すぎる凌辱や屈辱に耐え泣き言も言わず頑張ってきたのに。

 守っていた人々に裏切られてカレンはどんな気持ちなのか。

 想像するだけで悲しみが溢れてくる。

 だが今の彼女には何もできない。

 それが悔しかった。

 

◆◆

 

 それからしばらくしてカレンは目を覚ました。

 辺りはすっかり暗くなっている。

 夜風が冷たくなってきた頃だろうか。

 身体が冷えないように体育座りをして自分の身体を抱きしめるようにしていると、公園の中に誰かが入ってきた。

 人影はゆっくりと近づいてくる。

 丁度照明の陰に隠れて見えないが多分同じくらいの身長の女の子。

 その子が明らかにカレンの存在に気が付いた様子で歩いてくるが、その足取りはカレンに対して恐れや怒りを感じさせるような歩き方ではない。

 まるで友達のような歩き方。

 カレンは警戒しながらドームの中から顔を出してそちらを見るとそこに懐かしい顔があった。

 懐かしいというのは言い過ぎかもしれない。

 だが身も心も冷え切ったカレンにとって数少ない安心できる人物だった。

 

 「和美?」

 

 数時間前に病室で別れたはずの宮村和美がそこに立っていた。

 まだ入院中の和美がこんな所にいる筈がない。

 だが今のカレンにはそんな事に気が付く余裕は無い。

 藁にも縋るという言葉の通りカレンは誰かに縋りたかった。

 頑張って頑張って頑張りぬいたのに。

 必死に守ってきた人々にこんな扱いをされたカレンに余裕が無かったのを誰が責められるだろう。

 

 「和美!!かずみぃっ!!」

 

 カレンは親友の胸に飛びついて思い切り泣いた。

 これで助かった。

 どんな事があっても和美なら助けてくれる。

 きっと匿ってくれるだろう。

 最初にお腹が空いたっていったら笑われるだろうか?

 寒かったって言ったらお風呂に入れてくれるだろうか?

 暖かい布団で寝たいと言ったらゆっくり寝かせてくれるだろうか?

 まだ半日もたっていないのに誰かと話が出来るというだけでどれだけ幸せなのだろう。

 

 「カレン辛かったね」

 

 そう言って泣きじゃくるボクの身体を抱きしめて頬を寄せてくれる和美。

 子供の頃からいつもボクのそばにいてくれた親友。

 ボクが安心して頼れる人。

 

 「辛かった。辛かったよ」

 

 大切な人たち。

 守りたかった人たちに死んでと言われ石まで投げつけられた。

 怪人にレイプされて痛くて苦しくて悔しくて。

 それでもみんなの為に耐えてきたのに。

 あまりの酷さにボクは動揺して自殺まで考えた。

 でも死ねない。

 ダークネスシャドーが人類の生存を許すなんてある筈がない。

 でもみんなわかってくれない。

 ボクが弱いからみんなに信じてもらえない。

 

 「カレンは頑張ったよ。だからね。もう楽になろうよ。全部諦めたら楽になるよ」

 

 ボクの耳元でそう告げる和美。

 ボクは慌てて和美から離れる。

 和美がこんな事言うはずがない。

 

 「あなたは誰!?」

 

 「和美だよ。正真正銘の宮村和美」

 

 「嘘だ!!和美がそんな事を言うはずがない!!」

 

 「ねえカレン。カレンが必死に頑張って守ってきた人類なんてあんなものだよ。カレンが守ってくれて当然だと思い込んでいて、いざ自分が殺されそうになったらカレンに死んでって言う身勝手な連中だよ。そんな奴らの為にどうしてカレンがここまで苦しまなくちゃいけないの?あんな奴ら死んでも、もういいじゃない。」

 

 その言葉に一瞬だけ言葉が詰まる。

 心の中でボクが抱いた感情を和美が代弁していた。

 

 「ダークネスシャドーの提案を伝えるね。カレンが大人しく降伏するならカレンとカレンの選んだ100人の命は保証する。もしまだ戦うなら人類を皆殺しにする」

 

 「そんなの受け入れる訳がないじゃないか!!ボクは最後まで戦う!!」

 

 「バスタースーツも使えないのにどうやって戦うの?」

 

 「……それは」

 

 「もうやめようよ。楽になっちゃいなよ」

 

 そう言ってボクに詰め寄ってボクの手を掴む和美。

 ボクより力が弱いはずなのにその手を振りほどけない。

 

 「離して!!」

 

 「大切な親友が苦しんでるのにほっとけないよ」

 

 そう言って和美はボクを抱き寄せてボクにキスをした。

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