【完結済み】正義のヒロインレッドバスターカレン。凌辱リョナ処刑。たまに和姦されちゃいます♪ 作:屠龍
第46話 レッドバスター最後の戦い。
翌朝、目を覚ますと隣に全裸のまま眠っているヒロの姿があった。どうやら昨夜はそのまま眠ってしまったようだ。時計を見ると時刻は午前9時30分を示していた。どうやらかなり寝坊してしまったみたいだ。でも今日はこのままのんびりと過ごそう。ボク達の正体を誰も知らないけどボク達は世界を救ったヒーローとヒロインなのだから。
「ん……おはようカレン」
どうやらヒロも目を覚ましたらしい。まだ眠そうな顔でこちらを見つめている。そんな彼に向かってボクは言った。
「おはよっ♪ダーリン♪」
その言葉に一瞬キョトンとした顔をした後、すぐに笑顔になって抱き着いてきた。
「えへへ……なんだか照れ臭いな」
照れたように頬を掻く。
「でもダーリンは恥ずかしいな。いつもみたいにヒロって呼んでくれないか」
そう言って耳まで赤くなっているヒロ。
「うん♪ヒロおはよ♪」
そんな彼にもう一度挨拶をした後でキスをした。今度は軽いフレンチキスだ。
「ふふっ、やっぱりこっちの方がしっくりくるね」
「そうだね」
そう言って笑い合う二人。
「それじゃそろそろ朝ごはん食べよっか」
「そうだね」
そう言って服を着ようとした瞬間だった。突然ボクのスマホにメール着信音が鳴り響いた。
その内容を見てボクとヒロはネットとテレビをつける。
そこには大きく
『レッドバスターカレンとブルーバスターヒロへの挑戦状。今夜19時に国立競技場に来なさいbyありしあ』
そう書かれていた。
どうやらアリシアはボク達との戦いを世界中に生中継するらしい。
ボク達が変身した状態で来いと書かれているあたり本気なのだろう。
アリシアは本気でボク達を潰しに来るつもりのようだ。正直勝てる気がしない。
だけどここで逃げるわけにはいかないよね?それに何よりこれはチャンスでもあるんだ。
アリシアを倒してしまえばもう誰も人類を脅かさない。
ようやくこれで二人きりになれるんだ。
そう思うと少し元気が出てきた。
「これで最後だね」
ヒロにそう言ったあとボクは微笑む。
「うん。これが最後のレッドバスターとブルーバスターの戦いだ」
「行こう!!勝ってボクとヒロは二人で幸せに暮らすんだ!!」
「もちろんさ!!」
そう言って拳を合わせるボク達。そして最後にキスをして家を出た。
決戦の時間まではまだ時間があるけれど準備をする時間はたっぷりある。
まずは準備を整えよう。それからゆっくりと二人で最後の戦いに向かうんだ!!
こうしてボクとヒロは最後の戦いの場へと向かうのだった。
☆☆☆
18時を回った頃、ボクとヒロは国立競技場に来ていた。
「これは予想外だね」
ヒロが呆れた様子でボクを見る。
「そうだね」
そう言って国立競技場を見るとテレビやネット中継のカメラが待ち構えていた。
バスターに変身したボクとヒロは呆気に取られながら競技場の真ん中にいるアリシアを見つめる。
アリシアはマイク片手にカメラに向かって宣言した。
「まずは逃げなかった事を褒めてあげるニャ。これから世界をかけた戦いを始めるニャ。血沸き肉躍る戦いになるから子供には大人になってから見せなさいニャ」
そう言うと世界中からボクとヒロを応援する歓声が上がる。
「私を倒せたらあなた達人類の勝利だニャ。ただし私を倒せなかったら私が世界を支配するからよろしくニャ」
その言葉に世界中の人々がどよめく。
「さぁ始めましょう。正義と悪の世界をかけた戦いをニャ」
アリシアのその言葉と共に最後の戦いが始まった。
ボクはヒロに援護射撃してもらいながらレーザーブレードを手にして走る。
アリシアは腕をかざすと光の玉のようなものを作り出す。
その光が無数の光線となって襲い掛かってきた。
それを何とか躱すものの攻撃範囲が広く反撃できないまま追い詰められてしまう。
「くそっ……」
ヒロの持っているMP5より弾数が多くしかも自在に動いて弾を弾き返していく。
思わず悪態をつくヒロ。するとアリシアはニヤリと笑って言う。
「随分と余裕がないみたいだニャ♪」
「うるさいな!!まだまだここからだよ!!」
そう叫んでマガジン交換をして射撃を継続するヒロだったがやはり防戦一方になってしまう。
あの光の玉を封じないとヒロが戦えない。
ボクは光の玉を生み出しているアリシアの腕を狙って切りかかる。
「残念ニャ♪」
ボクのレーザーブレードをアリシアは易々と手で受け止める。
アリシアの手が焼けただれていくが苦しそうな様子は見えない。
そのままレーザーブレードを深々とアリシアの手に押しやると手が落ちた。
「今だよ!!」
ボクの叫びと同時にヒロがアリシアに射撃を再開する。
光の玉が撃ち落としきれなくなりアリシアの身体に弾が次々と命中した。
苦痛に顔を歪めるアリシアは後退しつつ落ちた手を拾いそのまま手を腕に押し付けると手がくっついて再生する。
ただ上手く動かせないようで光の玉の動きが鈍ってきた。
ヒロのMP5の弾を落ちしきれなくなり後退していくアリシア。
その瞬間をボクは見逃さずアリシアへジャンプして飛び蹴りを食らわせる。
その蹴りはアリシアの腹に命中しアリシアがよろける。
「ぐっ!!足癖の悪いヒロインだにゃ!!」
そう言って猫の爪を立ててボクに反撃してくるアリシア。
その爪がボクを捕らえバスタースーツを切り裂いた。
肩口から血が噴き出すがこの勝機を逃すわけにはいかない。
「うおおおおっ!!」
ボクは叫びながらレーザーブレードを手にアリシアに切りかかった。
アリシアが再び手で受け止めようとする。
その手が再び吹き飛んだ。
ヒロの撃った弾丸がアリシアの手に命中し吹き飛ばしたのだ。
「ぎゃああ!!」
アリシアが苦痛の悲鳴を上げて身体を弾丸の弾道から逸らす。
その身体をボクのレーザーブレードが切り裂いた。
袈裟懸けに切られた傷から鮮血が飛び散る。
だがそれでも致命傷には至らなかったらしく、アリシアはすぐに体勢を立て直すとボクに向かって突進してきた。
慌てて回避しようとするも間に合わず、体当たりを受けて吹き飛ばされてしまった。
地面に叩きつけられ痛みに耐えつつ立ち上がると目の前には既にアリシアがいた。
咄嗟にガードするが強烈なパンチを食らい吹っ飛ばされてしまう。
地面を転がり倒れ伏すボクを見下ろすように立つアリシア。
その瞳からは怒りの色が見て取れた。
ボクは立ち上がり再び構えを取る。
しかしダメージが大きく身体がふらついてしまう。
「これで終わりニャーッ!!!」
そんなボクに対して容赦なく襲いかかってくるアリシア。
(まずい……!!)
そう思った時だった。突然背後から現れた影がボクの前に立ち塞がり攻撃を繰り出したのだ。
それは紛れもなくヒロだった。
彼は目にも止まらぬ速さでナイフを手にアリシアと格闘戦をする。
ヒロの攻撃でバランスを崩したアリシアの背後に回ることに成功したのだ。
ここぞとばかりにレーザーブレードを振り下ろすボク。
「くっ……!?」
苦悶の表情を見せるアリシアに対しヒロが叫ぶ。
「カレン!!今だ!!決めろ!!!」
その声に応えるべくボクは全力で力を込め振り下ろす。
次の瞬間、鈍い音と共に刃がめり込み、そしてそのまま地面へと突き刺さった。
「ガボッ!!」
アリシアが血を吐き倒れる。
地面にアリシアの血が水たまりのように広がっていく。
アリシアは明らかに致命傷を負っていた。
「…強く…なった…ニャ…カレン…ヒロ…私の負け…だニャ」
アリシアは自分の胸に突き刺さっているレーザーブレードを見ながら満足したように微笑んだ。
(…アリシア様)
(……和美?)
死に瀕したアリシアの心に治療ポッドで療養している和美の声が聞こえる。
距離も時間も意識さえ超える能力。
エナジーのもつ無限の力の一つだった。
(アリシア様…守ってくれてありがとう)
(勘違いするなニャ。私はペットが欲しかっただけニャ)
(嘘。アリシア様が保護してくれなかったら私は殺されていました。ペット扱いしたのはダークネスシャドーを欺くためだったのはわかっています)
(そう言う事にしておいてやるニャ。私は逝くけど和美は長生きするニャ)
(はい。この子と長生きします)
そう言って和美の意識が自分のお腹をさすった気がした。
(和美まさか)
(はい。アリシア様との子供です。十分なエナジーがあれば怪人との間で子を成せる。不可能を可能にするのがエナジーの力です。私はこの子を産みます)
(怪人の子として迫害されるのがオチニャ)
(いいえ産みます。だって私の大好きな人の子供ですもの)
「……勝手にするといいニャ」
死にゆくアリシアの表情はとても穏やかで、まるで憑き物が落ちたかのような穏やかな顔付きをしている。
その言葉を聞き届けた瞬間、ボクの目から涙が溢れてきた。
どうしてかはわからないけど涙が止まらない。
そんなボクの様子に気づいたのかアリシアが優しく微笑んでくれた気がした。
そうしてアリシアはそのまま崩れ落ちるように倒れると動かなくなった。
ボクとヒロの最後の戦いは終わった。