※この作品はR-18です。

AAつかって適当小話   作:カマケル

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中編 エロ無し

 

 

 

いつも通り、電脳でお別れとなる時、

 

彼女は、そんな事を言ってきた。

 

 

こういう場所だ。

 

オフ会なんて、男から言おうモノなら評価欄がオワル。

 

だから、今までは自分から言うことは無かった。

 

付き合い始めた今彼女から言ってきた。

 

 

 

自分は、

 

自分は、彼女に……

 

自分も、会いたいと告げた。

 

内心怖いと思いながら……興味に負けたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家近くの喫茶店で、

 

一人グチる。

 

『女性』の家を聞くなんてありえないと思ったので、

 

自分の家の最寄り駅を教えた。

 

事実上付き合っているのは確かなのだ。

 

きっと来てくれるんだろうと、

 

 

店の、自動ドアが開く度に、つい期待して目を向けてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

温かい紅茶が身体に沁みる。

 

女性はアバターを使っているが、男性である自分にはアバターは無い。

 

つまり自分には、彼女の顔はわからない。

 

まあ、正直言って自分と付き合うという位だ。

 

期待しすぎてはいけない。

 

と頭では思うんだけど、ついつい可愛い女の子が来るんじゃないかと思ってしまうのが男のサガ。

 

 

 

あぁああああ。

 

見たい、見たいけど。見たくない。

 

知りたいけど、知りたくないぃいい

 

 

 

 

また、自動ドアが開いたので目を向けた。

 

入ってきたのは、

 

スラリとした、目立ちのカッコいい感じのボーイッシュな女の子。

 

 

 

 

 

 

 

いくらなんでも、あんな美人はない。

 

身の程は、わきまえている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんまり急かしたりするのも、どうだろうか。

 

たぶん女の子だし仕度にも時間がかかるだろうし。

 

そんな事を考える。

 

 

 

 

 

 

聞き馴染みのある声だった。

 

ゲームの中でアバターが話していたまんまの声。

 

ボイチェンかけてるかと思っていたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ、ソレを頂こうかしらと、マスターに注文する彼女。

 

 

 

挙動不審な彼女が、僕に問い抱える。

 

 

 

 

こういうときは、事実を直球で。

 

隠したり、誤魔化したり、わざとらしくオベッカを使うなんて以ての外だ。

 

 

 

 

 

ニヤニヤしながら言ってくる彼女。

 

イタズラっぽいその笑みは、ああ本物だと納得できた。

 

 

 

 

そう、そうなのだ。

 

 

 

 

これだけの美人であれば、

 

相手なんて選びたい放題であろう。

 

なのに、なぜ僕。

 

当然の疑問だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、そうだ。

 

大人である僕たちにとって、付き合うとは、

 

まあ、つまり、

 

そういう事だ。

 

それは、重要な要素だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、意味がわからん。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、大概のやつは、

 

どれか一人でも居るのは間違いないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

そう言う人も居ますね。なんて返しそうになって言い淀んでしまった。

 

ここは、頷かないとヤバい。

 

第6感が、そう囁いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうなってしまったら、どうなるか。

 

 

 

 

男の、好み100点を目指すことだってできてしまう。

 

 

 

 

 

人の努力も知らないで、と彼女は言う。

 

 

 

 

はぁーなるほど。

 

 

あれ、でも、僕もアバターじゃない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メガネを取った顔は、見知った面影がバッチリだった。

 

確かに、アバターと一緒だった。

 

僕と同様、彼女もアバターを使っていなかったのだと今ようやく分かった。




警察が優秀なので、シノンに悲惨な過去はありません。
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