※この作品はR-18です。

娼館でTSエルフが働くのは間違っているだろうか   作:榊 樹

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むっつりエロ狐。


第八話:狐の嫁入り

 

「面白いものを手に入れたぞ」

 

 

誰もが見惚れる美貌を、いつものように不敵な笑みに染め、しかし、その瞳だけは子供のように輝かせながら、イシュタル様はそう言った。

 

 

「面白いもの、ですか?」

 

 

それを、一糸まとわぬ姿のまま、同じベッドの中に居た私は、そう聞き返した。

この神様が興味を示すものは、大抵が己の野望、つまりは同じ美の女神であり、このオラリオの頂点に君臨する神フレイヤにちょっかいを掛けるモノに偏っているので、恐らく今回もその系統だろうと当たりを付けながら。

 

 

「お前には、それの子守りを頼みたい」

「子守り・・・?」

 

 

"もの"と言うから、てっきり魔道具か、何かしらの情報かと思ったが、どうやら違ったらしい。

子守り、つまり"面白いモノ"というのは恐らくヒト。

 

それも、フレイヤ・ファミリアの鼻を明かせるとイシュタル様が確信を持てる程に能力の高い者か、或いはレアスキルを持った逸材。

 

・・・とは言え、私は所詮、数多居るイシュタル・ファミリアの眷属の一人に過ぎない。特別扱いも、あくまで王族()の存在が外に漏れたら面倒なことになるから、そういう扱いを受けているだけの話。

ファミリアにそれなりに貢献している自負はあるが、ことフレイヤ・ファミリアが相手となれば私は完全な戦力外。

 

そこらの神や眷属ならまだしも、流石に美の女神やそれに心酔している眷属相手にどうこう出来る訳が無いことは、他ならぬ美神であるイシュタル様がよく知っている。

 

彼ら美神の眷属達は、私ではなく、私を通した向こう側に己が心酔する神を視る。だから、本当の意味で私に堕落させることは叶わないし、神フレイヤから眷属を奪えない私は戦力外となる。

 

必要な者に、必要なだけのことを喋る。

アイコンタクトで続きを促そうとしてもこれ以上は喋る気が無さそうなので、この件に関しては、私は主神が言った通り、黙って役に立つ者のお世話をするだけ。

 

 

「しかし、子守りと言うと、具体的にどのような? 他の子達と同じようにしても?」

「その辺はお前に任せる。壊さなければ、喰おうが、堕とそうが好きにしろ。欲しい物があれば何を与えてやってもいい。その変わり、徹底的に縛り付けろ」

「随分と酷い言われようというか・・・。私は善意でやってるだけでなのですが・・・」

「ふっ、そういう事にしておくか」

 

 

言いたい事を言い終えたのか、半身を起こし煙管を吹かしていたイシュタル様が、煙管を傍らに置いて私の胸に顔を(うず)める。

ルイも同じようなことをしていたけれど、彼女とは決定的に違うのは、それが単なる自己の欲を満たすためだけのものでは無いということ。

人の胸を堪能する傍らで、きちんと相手も気持ち良くさせようと、なんてことの無いように揉むその両手が、的確にこちらの弱点を突き、甘い快楽を齎す。

 

 

「少し昂った。もう少し相手をしろ」

「なんなりと♡」

 

 

端から拒否権の無い私と、そもそも拒否することを許さぬ命令口調のイシュタル様。

 

その後、夜が耽け、朝日が昇るまで、私は彼女に鳴かされ続けた。

 

 

 

 

 

いつも通り地下の自室で、アナスタシアが暇潰しも兼ねてお世話係の子の髪を梳かしたり、絵本を読み聞かせていると、扉をノックする音が響いた。

 

 

「開けてあげて」

 

 

防音性の高い部屋のため、中から返事をしても聞こえないので、代わりに傍らに居たお世話係に扉を開けさせる。

 

扉の先で待っていたのは、案内役として遣わされたであろう別のお世話係の子と、それに続く同じ歳くらいの赤い着物を纏った金髪碧眼の狐人(ルナール)の少女。

 

ただの立ち姿からも感じ取れる気品に、やんごとなき身分であることは分かるが、しかし僅かに伏せられたその瞳は不安に揺れ、自身の末路を察して縮こまる姿は、彼女に儚く脆い印象を抱かせる。

 

 

「いらっしゃい。長旅で疲れたでしょう? ささ、こちらへおいで。果物に果実水、お菓子もありますよ」

「え、ぁ・・・」

 

 

優しげな声。風鈴が鳴るかのような心地好い声に、そこで初めて狐人の少女はアナスタシアを見た。

そして、目を見開く。てっきり、もっと醜悪で、でっぷりと太ったトロールのような男が居るのかと思えば、そこに居たのは女神とすら誤認してしまう程の美しさを持ったエルフの女性。

 

その美しさに目を奪われた狐人の少女は、暫く(ほう)け、案内役の子に袖を引かれて我に返った。

我に返って、そして漸く気付く。目の前のアナスタシアの格好に。

衣服と言うにはあまりに心許無い薄い布地。アマゾネスの衣装や周囲の子達が着ている踊り子のような衣装よりも、露出はやや控えめだが、何故か他者の情欲が煽られるようなデザイン。

遠目で見れば、全裸に見えてしまう程に体のラインがこれでもかと強調される服を前にして、初心な狐人の少女は顔を真っ赤に染めた。

 

 

「ピィッ!? ぁ、ぁの・・・ぉ、おおお召し物が・・・」

「・・・? どうかしたの?」

 

 

アマゾネスや他の娼婦達の格好については、元々そういう種族や職業柄であり、狐人の少女は多大なカルチャーショックを受けたが、それでも"そういうもの"として受け入れることは出来た。

 

なんなら、アナスタシアと同じ何人かのエルフの娼婦も、ここに来るまでに何度か見た。

しかし、それでも尚、目の前の存在は何かが違った。

 

明確な言語化は出来なかったけれど。神聖なものを、罪を犯した自分が見てもいいのかという罪悪感すら芽生えた。

 

 

そんな狐人の少女が羞恥心を抑え、か細い声で問い掛けはしたが、アナスタシアは心底不思議そうに首を傾げる。

その動作一つだけで豊かに揺れる胸に、同性であるにも関わらず、何故だか視線が吸い寄せられてしまう狐人の少女は、何か見てはいけないものを見てしまってるような感じがして、慌てて両手で目を覆う。

 

昔のルイみたいだ、と少しほんわかしたアナスタシアは、案内役の子に視線を向け、こちらへ来させるよう促す。

 

狐人の少女はアワアワと慌てふためくが、元来断れない性格なのか、ヨロヨロとした足取りで近付いてくる。

そしてポスリ、と。アナスタシアが座っているソファの端っこに腰掛け、俯いていると、グイッと距離を詰めたアナスタシアに後ろから脇に手を入れられ、持ち上げられた。

 

 

「わっ・・・! ぁ・・・!」

 

 

驚く狐人の少女を他所に、持ち上げたアナスタシアは、そのまま彼女を膝上に乗せる。

横向きに、少しだけアナスタシアの方を向くように。

 

すると当然、狐人の少女の視界には、アナスタシアの美貌が一杯に映り込み、突然の顔面偏差値の暴力に晒された狐人の少女は、顔を真っ赤に染め上げ俯いた。

 

そんな反応が可愛らしくて。ニコニコと笑みを浮かべ、狐人の少女の頭を撫でる。狐人を始め、獣人の特徴的な獣耳は極力刺激しないように。耳の付け根から髪を梳くように指を通し、狐人の少女の緊張が少し和らいだ。

 

 

「取り敢えず、簡単な自己紹介からしましょう。私の名前はアナスタシア。幼い頃にイシュタル様に買われ、もう何年もここで働いているエルフの娼婦です」

「え、あ・・・さ、サンジョウノ・春姫、です・・・。極東出身で・・・えっと、故郷では、お父様に勘当されまして。それで・・・あの、色々あって、私もイシュタル様に・・・」

 

 

緊張が和らいだ所で、状況は何も変わっていない。

元々、貴族出身であり、さらには引っ込み思案な性格もあって、他者との関わりが薄かった春姫にとって、神聖さすら抱く美貌のアナスタシアと、こんな至近距離での会話さ緊張して仕方が無い。

 

故郷の神様と謁見した時と同じか、それ以上の緊張感。

その上、肌の暖かさが伝わって来る程に薄い衣服を着ているアナスタシアと密着しているのだ。

幸いだったのは、狐人の少女―――春姫が着ている物が生地の厚い着物だったこと。

 

とは言え、この状況ではそれも焼け石に水。

顔を上げれば美神の如きエルフの美貌が映り込み、恥ずかしさから顔を伏せれば、そこには豊穣の神の如き果実が姿を現す。

 

せめてもの抵抗とばかりに、アナスタシアの膝の方へと出来る限り移動したものの、それでも尚、片腕に当たる柔らかな感触。

 

 

「・・・気になりますか? (これ)が」

「・・・へ? ・・・ぇ、ぁ・・・いぇ・・・」

「触ってもいいですよ」

「ッッ!!!?」

 

 

触ってみたくない、と言えば嘘になる。なんならめっちゃ触りたい。一度でいいから、腕ではなくこの掌で包み込んでみたかった。

そう思っていた所の、アナスタシアの提案に顔を赤らめ、目を見開いてアナスタシアの方を凝視する春姫。

 

そんな彼女の反応が楽しいのか、クスクスと笑みを浮かべ、アナスタシアは春姫の手を取る。

 

 

「ほら、遠慮せずに」

「え、えっ、あっ、やっ・・・」

 

 

ふわり、と。

手の平が、天国を掴んだ。

 

あまりの衝撃、全く予想だにしなかった事態に、春姫の混乱は極致まで至り、しかしそんな春姫を他所にアナスタシアはもう片方の手も取ると自身の胸を揉ませた。

 

 

「あ゜ッ・・・!」

 

 

変な声が出た。

片手ならまだしも、両の手が、それぞれに確かな重量感を感じ、頭の中がおっぱいで一杯になる。

 

これが本当に自分のと同じ胸なのかと信じられない程に大きく、柔らかで張りがあり、形の整った胸。手の平に感じる、柔らかく隆起した突起物に、その周りを囲むようにぷっくりと膨らむ乳輪。

 

最早、何も考えられなかった。

手の平に全神経を集中させ、今はただ只管にこの天国を感じ取りたかった。

 

 

「ほら、手を動かして。ゆっくり閉じて、開いて」

 

 

耳心地の良い声が、鼓膜を震わせる。

それと同時に、春姫の両手に重ねられたアナスタシアの手が動き、胸を揉み始める。

 

 

「あ゜ッ・・・ぴぁッ・・・!」

 

 

揉めば揉むほどに、胸からの反発が強くなり、心地好い胸の感触が強くなる。そして一度緩めると、そこから一気に開放された胸が両の手の平を押し戻す。

快楽と言うよりも、多幸感。揉む度に、痺れるような幸せが両の手からビリビリと全身に伝わり、未知の感覚に春姫は晒される。

 

 

「ん、手を緩めて。そう、いい子ね。そのまま手の平を胸に這わせて・・・」

 

 

撫でるようにして、両手を胸の下へと持って行く。

そして、少しだけ上に持ち上げれば、ズッシリとした胸の重みが両手から伝わる。

 

たゆん、たゆん♡ たゆん、たゆん♡

揺れる度、弾む度に、手の平へと感じる圧倒的な重量感。自分の胸では決して味わう事の出来ないソレに、春姫はただただ翻弄されるばかり。

 

 

 

「ふッ、ぉ、ぉぉ・・・!」

「んふふ♡ 可愛い♡」

 

 

性欲と、それから未知なる感触を楽しむ子供のような反応。

情欲に染めつつも、目を輝かせる春姫に、アナスタシアは重ねていた手を外し、彼女を支えるように春姫の背中へと回した。

 

 

「さ、後は好きなように揉んでいいですよ♡」

「ひゅッ!? ・・・・・・す、好きな、ように・・・?」

 

 

期待に満ち溢れた顔でそう問い掛けてくる春姫に、アナスタシアは笑みを浮かべるだけ。

それを肯定だと受け取った彼女は、視線を胸に戻し、手の平へと神経を集中させる。

 

下を支えたまま、左右へユラユラと。

物理法則に従って、アナスタシアの胸が春姫の両手の上でプリンのように踊る。

 

続いて、谷間が見えるように左右に広げ、そして軽く打ち付ける。

タプん、タプん♡ と両胸がぶつかる度に艶やかに波打ち、振動が余すことなく両手に伝わって来る。

 

両手の位置を変え、今度は真正面に持って行く。

シンプルに揉もうとした所を、手の平に感じる突起物に気付いて予定を変更。

最初は親指でコリコリ。位置を特定し、今度は人差し指も使って軽く摘み、クニクニと感触を楽しむ。

 

 

「んっ♡ ふっ・・・♡」

 

 

春姫の突然の暴挙にビックリしたアナスタシアが、耐えるように目を伏せ、悩ましい声を上げるが、今の春姫の耳には届かない。

 

一頻り楽しみ、やっぱり胸の方が良かったのか、乳首を離して再び胸を揉み込む。

 

揉んで揉んで。それが薄い服の上からであることも忘れ、只管に揉みしだき。

 

そうして、ツツーーっと鼻から伝う液体が一筋。

 

 

「・・・え」

 

 

それにアナスタシアが気付くと同時に、春姫は真紅の花弁を咲かせ、意識を絶った。

 

 

 

 

 

 

「あ、アナスタシア様ァ! ほ、本当に、本当に大丈夫なんですか!?」

「ルイ、安心して。これ全部返り血だから」

 

 

部屋の掃除や着替えの用意やらでバタバタと仕事を行うお世話係達の中心で、全裸で困り気味に苦笑するアナスタシアに、ルイが涙目で無事を確認する為に迫る。

 

あの後、春姫が鼻血を吹かして気絶し、アナスタシアが思いっ切り血を被った後。

奇跡のような最悪のタイミングで戻って来たルイが盛大に勘違いをして、アナスタシアの胸で鼻血を出しながら気絶する春姫を本気で殺しに掛かった。

 

しかし、寸前でアナスタシアが庇い、ルイがギリギリで刃を止め、誰も救われない殺人事件は免れたものの、流血沙汰(鼻血)が起こった事実は変わらない。

 

怒りやら心配やら後悔やらで感情がグチャグチャになっていたルイをなんとか宥め、自身の無事と春姫の無実を伝えることは出来たが、敬愛する主人が暗殺されかかった(勘違い)という事態に、ルイの興奮が冷め()まなかった。

 

アナスタシアは無事だった。誰も彼女を殺そうとなんて考えていないし、彼女に危害が及んだ訳でもない。

その事実に一先ず安心したものの、涙腺と感情のダムが緩み、ルイは今もこうして慌てふためきつつ、どさくさ紛れにアナスタシアの身体を堪能していたのだった。

 

 

「アナスタシア様、お召し物を」

「ん、ありがとう」

 

 

着替えを持って来たお世話係の子が、アナスタシアに服を着せていく。

透け透けなのは当然として、相も変わらず布地の少ない服に、ルイが動きを止める。

 

そして凝視。と同時に、漸くルイの中で心配よりも性欲が勝り、股間の生地が盛り上がる。

 

 

「ん? ・・・あらあら♡ ごめんなさい。着せてもらったばかりだけど、もう一度脱がしてくれる?」

「は、はい・・・?」

 

 

困惑するお世話係の子達に、アナスタシアは目線でルイの股へと意識を促す。

それに察した子達は、あぁ、と納得したように息を吐くと、いそいそとアナスタシアの服を脱がせ始めた。

 

 

「へ、え・・・?」

 

 

突然脱ぎ始めたアナスタシアにルイは困惑するが、彼女は未だに自身の股間の惨状に気付いていない。

それどころか、突然始まったストリップショーを食い入るように見詰め、息を荒らげ始める。

 

 

「ふふ、ここをこんなにして・・・。また、無茶をしたんですね♡」

「はぅっ・・・♡」

 

 

裏筋を撫でるように、ズボン越しに撫でられた指が、勃起している事実を強制的に自覚させられる。

 

撫でる手を縋り付くように抱き締め、腰をヘコヘコし始めたルイ。それを見たアナスタシアは、粗方片付けを終えたお世話係の子達に目線で退出を促す。

 

まだ少女とも言える程に幼い彼女達だが、その年齢に見合わず優秀で、さらにはアナスタシア大好きっ子な為、それだけでアナスタシアの意図を察し、恭しく一礼して静かに部屋を出て行く。

 

ベッドではなく、ソファの方へ。

ムッチムッチ、ユッサユッサ♡ と誘惑して移動するアナスタシアに、ルイが抵抗出来るはずもなく。いつの間にか脱がされ丸出しになっていたフル勃起ふたなりちんぽから、トロトロのお(つゆ)を垂れ流し、ルイの理性は弾け飛んだ。

 

 

 

 

 

「へぇ・・・♡ ルイは、こういうのも好きだったんですね♡」

「あっ、あっ♡ い、イけませんッ・・・♡ アナスタシア様ッ・・・♡ ぁ、あっ、それ以上は・・・んぐぅ♡」

 

 

横から聞こえる声に、目が覚めた。

瞼を上げれば、故郷では見慣れぬ煌びやかな天井。

 

寝起きとやや貧血気味な事もあって、ボーッとする頭のまま、全身を直に包む心地好い布団を手繰り寄せ、二度寝を決め込もうと寝返りを打つ。

 

 

「んふーっ・・・♡ んふーっ・・・♡」

「やんっ♡ ルイ、そんなに息を荒らげては、少し(くすぐ)ったいですよ♡」

 

 

声がした。

眠気を抑え、ゆっくりと瞼を上げていけば、そこには美しき女神が、その果実を惜しげも無く晒し、ソファに腰掛けていた。

 

なんとなく、美しい光景だと思った。普段の自分なら、娼婦の衣装すら見慣れない自分なら、顔を覆ってしまいそうな程に(はし)たない格好だと顔を赤らめていただろうけど。

 

薄暗い部屋の中。僅かな明かりを反射して輝く姿に、頬を朱に染め、含羞(はにか)む顔は、神性すら帯びていて。

微睡みの中、眠るその時までずっと見ていたいと思っていると、女神のすぐそこ。ソファと尻に挟まれている変態が居た。

 

 

「ミ゜ッ・・・!?」

 

 

寸前の所で声を抑えられたのは不幸中の幸いか。否、声を抑えたのではなく、声が出なかっただけ。

 

女神と変態しか音を発していなかったこの空間で、その声は存外響き、それに気付いた女神―――アナスタシアと目が合った。

 

 

(・・・しーっ♡)

 

 

人差し指を口に当て、悪戯がバレた少女のような笑みで、そう注意された。

何故か、自分がイけないことをしているような気がして、けれども子狐の好奇心は思わず視線を下にズラしてしまう。

 

そこには、ソファに頭だけを乗せ、上を向いたままアナスタシアの尻に物理的に敷かれている全裸の変態が居た。

 

 

「んふぉーッ・・・♡ フォッ♡ ふっーーーッ・・・♡♡」

 

 

深淵を覗く時、深淵もこちらを覗くとは言うけれど。深淵(ルイ)はもっと大事な真理を見ている真っ最中だったので、こちらへ気付く様子は皆無だった。

 

 

(ぁ、あ、ああ、アレって・・・殿方の・・・)

 

 

アナスタシアの足によってただでさえ平らな胸が隠れ、さらにはビンビンのおちんちんが見えてしまったことで、ルイを男だと勘違いした春姫。

 

本来なら、異性の裸を見慣れぬ彼女は、その初心さも相俟って、軽度の露出であろうとも男の肌を見れば気絶をしていたが。こうして顔を真っ赤にさせながらも意識を失わず、被った布団と顔を覆った指の隙間から行為を観察出来ているのは、羞恥心よりも好奇心が上回った故か。

 

 

 

 

「ルイー? これちゃんと息出来てますか?」

「んふっ♡ ふッ、ふぅーッ♡ ふぉっ♡ んふぉーーーッ♡♡」

「ルイ? 大丈・・・って、これじゃ立てませんね♡」

 

 

過呼吸気味だったのと、おまんことアナルに直に伝わる呼吸が擽ったくて一旦退こうとしたアナスタシアだったが、Lv3のステイタスをフルに使って太腿をガッチリホールドされてしまった。

 

 

「本当に仕方の無い子♡ そんなに物欲しそうにおっ勃てても、ここからでは手が届きませんよ♡」

 

 

脚を開いて床に座り、ソファに頭を乗せた状態のルイの顔に腰掛けたアナスタシア。確かにこの構図では、手を伸ばそうにもやや遠く、前屈みになる必要がある。

しかし、前屈みになれば腰を少し浮かせてしまい、それでは密着度が減ってルイが可哀想だと思ったアナスタシアは、代わりに両足を浮かせた。

 

 

「むぐぅぅ〜〜〜ッッ♡♡」

「あ、ごめんなさい。少し重かった?」

 

 

お尻の下から聞こえる、くぐもった苦しそうな声。

両足を上げれば、その体重は全てお尻に集中し、それを顔一点で受け止めているため、それなりの負担となるだろう。

 

しかし、アナスタシアの声には、言葉だけで謝罪の意は込められておらず、足も下ろすつもりは無かった。

 

何故なら、圧倒的なステイタス差のあるルイであれば、この状況を難なく脱する事が出来るから。それをしないということは、つまりそういう事であり、アナスタシアも野暮ったい事をするつもりも、聞くつもりも無かった。

 

それに、極めつけは・・・。

 

 

「んふぅ゛うぅ っ ぅう゛〜〜〜ッ♡♡♡」

「まぁ・・・♡」

 

 

床に撒き散らされる白濁の液体。

まだ何もしていないアナスタシアはそれを驚いた顔で、精液自体を知らない春姫は目を見開いて、けれども本能的に何かを察したのか鼻息荒く、興味津々に見詰めていた。

 

 

「んふぅ゛ーっ・・・♡ ふぅッ、ふぅーッ・・・♡」

「まだ元気なの。凄いわ、あと何回出せそう?♡」

「んひゅっ゛・・・!?♡」

 

 

イッた直後でも、ビンビンなふたなりちんぽを足で挟む。

荒い息を潜め、途端に大人しくなったルイだが、それはあくまでアナスタシアの足による刺激に困惑しているだけであり、快楽を感じて興奮していることは足の裏からちんぽを通してきちんとアナスタシアへと伝わっている。

 

激しくはせず、撫でるように。

横を挟むようにして上下にシゴき。

今度は裏筋を挟んで、カリの周辺を重点的に責め立て。

 

優しくも生々しい責めにルイは既に虜になり、覗き見ていた春姫もなぜだかお腹の下の方がムズムズとし始めた。

 

股を擦り合わせ、お股の方へと手を伸ばす。

 

そこで初めて、自身が衣服を纏っていないことを春姫は気が付いた。

 

 

「ッッ!!?」

 

 

反射的に、股と胸を隠し、布団の中で蹲(うずくま)る。

何処かに着る物は無いかと布団から顔を出して辺りを見るが、自分含め、そもそもこの部屋に居る全員が全裸だった。

 

床を見ても、飛び散った白濁の液体があるだけで、脱ぎ捨てたであろう衣類は何処にも見当たらない。

 

そして、自身が裸と自覚すれば、その身に触れる感覚もやや敏感になり、身体を覆う唯一の防衛線である布団も、なんだか無性に擽ったく感じてしまう。

 

 

「ふむぅ゛ーーッッ♡♡ んぉぉ゛おお゛ッ〜〜♡♡」

「やん♡ 声が、股に響いて・・・♡」

 

 

春姫がそうこうしている間に、二発目を発射したルイに、けれどアナスタシアが攻めをやめることはない。

擽ったそうに見えてその実、腰をクネらさせる事でルイを挑発し、まんまとノせられたルイのちんぽに力が戻る。

 

 

「んひゅ゛ッ・・・!? ん゛ッ、ンン゛ッ・・・♡」

 

 

お尻の下から抗議してくるが聞く耳を持たず、両足で亀頭を挟み、執拗に責め立てる。

亀頭の裏側、ちんぽの先っぽ、カリ首。

棒には極力触れず、亀頭全体を刺激し続ける。

 

 

「んんぅ゛ーーッ♡ んんんッ〜〜゛ッ♡♡」

 

 

気持ち良いのに、射精感がいつまでも来ない。

そんな焦れったさに、ルイの反応も次第に激しくなって来る。

 

腰を宙にヘコつかせ、アナスタシアの太腿へ抱き着く力も強くなってくる。

 

抗議ではなく、徐々に徐々に昇ってくる、射精とは別の感覚に怯えながらアナスタシアへ縋るように、けれどその快楽に抗えず。

お尻の下で悲鳴のような嬌声を上げて、ルイは精液では無い透明なお潮をふたなりちんぽから噴き出した。

 

 

 

「ンン゛ァ゛ァ あ゛ッ〜〜〜〜゛ッ!!♡♡ ンン゛ッ!♡ ンン゛ッ!!♡ ンン゛ふぅ゛ぅ゛ゥ ッ゛うぅんんんんッッ゛♡♡♡」

 

 

イッて、イッて、イき散らかして。

勃起する力を失ったふたなりちんぽから足を離し、アナスタシアは腰を上げる。

太腿を縛っていた両手はダラりと下ろされ、ソファに乗っていたルイの無様な顔が顕になる。

 

ドロぉり・・・♡ とアナスタシアのお股から流れ出る愛液の塊が、白目を剥いて快楽と酸欠でアヘアヘになったルイの顔に降り注ぐ。

 

それを気にすることなくベッドへ向かうアナスタシアの視線の先には、こんもりと盛り上がった布団とこちらへ背を向けるように飛び出た狐人の尻尾。

 

さっき見た時は目が合ったから、恐らくアナスタシアがこちらへ来る時に慌てて背を向けたのだろう。

 

怖がらせてしまったかな、と僅かな罪悪感に駆られながらも、アナスタシアは狐人なのに狸寝入りをする春姫の居る布団を捲り、潜り込む。

尻尾を踏まないように気を付けながら、その小さな背中を後ろから抱き締めてやれば、あからさまに驚いたように身体が跳ねた。

 

 

「ごめんなさい。驚かせてしまいましたか?」

「ッ♡ ぇ、ぁ・・・いぇ・・・」

 

 

お互いの肌が密着する程に近くとも、聞こえるか怪しい程にか細い声。

しかし、アナスタシアがルイを虐めてる最中、布団の中でゴソゴソとしていた事から、それが隠れて一人遊びをしていた気恥しさから来るのは一目瞭然。

 

健気に身を縮め、必死に局部を隠そうとする春姫の意思を無視して、アナスタシアは閉じた片足を持つと自分の体に乗せる形で思いっ切り広げた。

 

 

「へ・・・?」

 

 

唖然、理解、羞恥。

必死に閉じようとする春姫だったが、まだ恩恵を授けられたばかりの彼女に、単純に体格差で負けているアナスタシアに適うはずも無く。

 

努力も虚しく、脚を広げられた影響で仰向けとなり、責めてもの抵抗とばかりに両手で隠す春姫へと、アナスタシアはさらに畳み掛ける。

 

 

「こういうのは、初めて?」

「ミ゚ッ!?♡」

 

 

耳元で。獣人特有の獣のように大きく、ふさふさなお耳に口を寄せ、囁くように問い掛けられた。

それだけなのに、お股を抑えた両手から、じんわりとした湿り気が増した。

 

 

「そんなに強くしてはダメ。力を抜いて」

 

 

囁くように、宥めるように紡がれる言葉と共に、腕枕のような形で回された片手が、お股を抑える春姫の手に重ねられる。

 

驚き、困惑、快感、羞恥。

その上、同性とは言え、裸で密着して、豊かな果実が押し付けられている現状に、春姫の混乱は増すばかり。

 

碌な判断力を失い、ただ言われた通りに出来るだけ力を抜いて、促された通りに手を動かす春姫に、アナスタシアは笑みを深める。

 

 

「はッ・・・♡ はッ、ぁ・・・♡」

 

 

掻き回さず、なぞるようにおまんこの筋を弄る。

同時に、獣耳の中へと挿し込まれるねっとりとした肉塊。

 

 

「ぁ、お゛ッ・・・♡ ほぉ゛・・・ッ♡」

 

 

頭頂部に付いていて、オマケにサイズも大きいため、その中を縦横無尽に掻き乱す舌の快楽は、文字通り脳を掻き回すほど。

一瞬で訳が分からなくさせられ春姫は、一切の抵抗も許されず、呆気なく初イきを迎えた。

 

 

「ぅお゛ぉッ・・・♡♡ ぉ、おぉ゛ッ・・・ほぉ゛・・・♡♡」

「上手にイけましたね。今のがイくってこと。女の子も、男の子も、皆等しく感じられる性の快感です♡ 夜はまだまだ長いですから、これから沢山のことを学んでいきましょうね♡♡」

 

 

いつの間にか布団が剥けられ、露わになった少女の綺麗なオマンコから。初イきにも関わらず、プシュッ♡プシュッ♡ と僅かだが潮まで噴かせる初心で才能溢れる春姫に。

 

アナスタシアはその後も、お耳の開発も兼ねて、散々虐め倒したのだった。

 




次回、もうちょいエロ狐&スケベエルフをやる予定。



アナスタシア

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ルイ・リオン

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