短いです。
マルスがマンデヴィルから領地を手に入れてから数日後、領地を視察し終えたマルスは領地内の開拓と改造を行っていった。
まず淫の国の技術を取り入れて、医療や食事問題を改善し、近隣の村から移民を受け入れて人を増やす。あとは娯楽として淫の性産業を領民たちに浸透させた。
ちなみに桃香達、淫の将兵や民達は淫呪紋の力により老いることはない。不老、それが民達、特に女性達から快く受け入れられていた。
そんな中でマルスは新しく仲間に加わった、クロエとルカ、2人のダークエルフを仲間として思春と明命に任せながら育てていた。
2人とも後輩が出来た事でやる気を出しており、特に明命は後輩となっているクロエとルカを可愛がっているが、思春から甘やかすなと叱られる事もあった。微笑ましい。
クロエとルカも初めは警戒していたが、一緒に過ごしていく中で、気を許して笑うようになっていった。
穏やかな時間が流れる中、クロエとルカは淫で磨いた戦闘能力と娼婦としてのテクニックで頭角を現し、今ではマルス達に恥じない立派な戦士となっていた。
「思春と明命はずいぶん、クロエとルカに熱を入れているようだな。」
「思春さん、厳しいけどクロエさんやルカさんの事を大切に思ってるからだよ。」
「私はマルス様から2人の教育を任されました。それに応えただけです。」
「そうか。だがそれでも感謝するよ。ありがとう、思春。」
「はっ!」
マルスと桃香に頭を下げる。
クロエとルカがマルスの仲間になってから、10年が経ち、マルスは領地を拡げ続け、その規模は大きな国へと発展する。
それに応じて民も増え続け、黒獣世界での性産業も規模が拡がり、マルスを国王として新生された元マンデヴィル領は誠心国家アルトニアという名を付けた。
アルトニアは武力、国力共に黒獣の世界で頭角を現し、大陸一平和な国と言われる程になった。
そんな中、クロエとルカの2人が旅に出ると言ってアルトニアを出ることになったのである。
「クロエ、ルカ、気をつけてな。」
「何かあったら手紙を送ってね?いつでも帰ってきて良いんだからね。」
「ありがとうございます、桃香様、マルスさん。」
「皆と暮らせたこと、私達の誇りです。」
クロエとルカはマルスと桃香、そして民達に見送られながらアルトニアを旅立ったのであった。
クロエとルカが旅立ってから3年後、アルトニア王であるマルスの下に、セレスティン・ルクルスという人物から七盾同盟という連合に参加してほしいという書簡が届くのであった……。
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