高翔Side
「よし、ここも異常なし。」
俺は高翔、元々荊州南郡にある村で育った者で、今や大陸で名を知らない者はいないであろう大国、淫の警備隊長兼将軍をやってる。
俺の育った村は、特に何も変わったことのない小さな村で、母は俺が生まれてすぐに死んだらしく、父から徒手空拳による自衛の技を学んでいき、それなりに平和に暮らしていた。
けれども、乱世の中でどうしても領主からの理不尽な増税に苦しめられ、さらには山賊にまで村を襲われ、その中で父は俺を庇って死んだのを見て、それで動けなくなった俺も山賊に殺されそうになったが、その時に助けてくれたのが、現皇帝であるマルス様達淫の軍だった。
マルス様達は山賊を皆殺しにした後、俺達の領地の領主を殺し、領地を拡大した。後から知ったが前領主は賊に賄賂を貰っていたらしく、それでその見返りで俺達の村を襲ったらしく、それを聞いた俺達は怒り掛けたが、マルス様は……。
『今後この辺りの村は淫の物だが、基本的になにか特別なことはしない。増税とかもしないし、働き口が欲しいのなら紹介する。着いて来たい奴は来い。』
今までだったら権力でも振りかざすのかと思ったが、マルス様はそれだけ言うと確かに増税などはしなかった。それどころか増税される前よりも税を下げてくれて、俺らの働き口まで見つけた。
鍛冶が得意な者、装飾が得意な者、料理が得意な者などをそれぞれに合った職場も見つけてくれたし、その職場は意外と給金が良く、働いたらその分だけ給金を貰えるので、みんな必死に働いた。俺もその内の1人だ。
マルス様は俺が父から学んだ徒手空拳を知り、それを活かしながら高める為に“カラテ”に始まり、そこから“拳法”などを教えてもらい、それらを使って功績を立てていった事で、俺は将にも選ばれ、そして……嫁を身請けした。
それが楽進こと凪だ。
「高翔さん、反対の地区は問題ありません。」
「こっちもだ。……そろそろ昼だし、何か食べに行くか。」
「そうですね。そうだ!近所に美味しい辛い物のお店出来たんですけど……だめ、でしょうか?」
「いや、ダメじゃない。行こう、凪。」
「はいっ!」
輝くような笑顔で店に向かう俺と凪。
この子の事はマルス様から聞かされていた。魏には“気”と“徒手空拳”で戦う武将がいると、それが凪だったのだ。
凪は、その、素敵な娘……いや、素敵なんて言葉すら霞むくらい優しい良い娘だ。だけど、彼女を知らない馬鹿共は、凪を“傷女”といって侮辱するが、俺はそうは思わない。というか、言ったら殺すがな?
現に俺の前で凪を“醜い傷女”といった宦官がいたから半殺しにした事がある。
凪の傷、それは彼女が魏に入る前に、友達(沙和ちゃんと真桜ちゃん)や育った村を護るために付いた傷であり、寧ろ俺には誇りだと思う。凪は生真面目で優しい娘だ。だから1人で戦ったんだと言葉よりも心で解った。
だから凪を侮辱したら、悪いが俺は女だろうがなんだろうが殺るぞ……本気で。
「高翔さん!あそこです!わぁぁっ、挽き肉たっぷり担々麺!美味しそう!」
「へぇ、確かに美味そうだな。入るか。」
「はい!」
牛金さんや黒達の嫁さん達やハンコック達は確かに綺麗で魅力的だ。
だが、俺は凪が好きだし、凪が大切である。彼女に勝る女はいない(迫真)。
だからもし、凪を侮辱したり、傷つける奴がいたら……俺はそいつが女だろうが、年寄りだろうが、子供だろうが関係なく殺す。
ヤバイ……高翔の凪LOVEがヤバイ。
まぁ、愛し合ってるし良いか。
黒獣編、エロはどんな感じにする?
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甘い純愛系
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ハーフ&ハーフ