もし、あのとき、あのあと少女たちの身に悲劇が√ 作:クラーク・マッケンジー
俺より遥かに『下』の男は言った。
俺よりも、春華のほうが『上』なのだから、春華に従うのが『上と下』の理屈では正しいのだと。
故に俺は考えた。『最高』の女である春華を、俺より『下』にしてしまえばいい、と……。
◇◆◇◆◇
私――紫条院春華は、かつて経験したことのない感情に翻弄されていた。
「に、新浜君……」
「紫城院さんっ!? ち、違うっ! これは……っ」
「黙れッ! この下種がッ!」
「ぐぁ……!」
シャツのボタンが千切れて上半身が剥き出しになった女の人ーー花山さん。それに覆いかぶさっている新浜君を、御剣さんが引き剥がし力一杯に殴りとばす。新浜君は近くに積んである机にぶつかって舞う埃の粒が夕焼けで紅くキラキラと輝く光景を、私はそれを黙って見ていることしかできませんでした。
「春華、いい加減お前にも理解できただろう。こいつは『下』ーーいや、『下種』だ。平然と性犯罪を犯す男をお前はいつまで庇うつもりだ?」
「新浜君は、そんなっ、そんな人じゃっ!」
私はそう叫びましたが、御剣さんは冷たい眼差しで私と新浜君を見下ろします。
「やれやれ……まだ自分が騙されていたと理解できないでいるのか……」
「ぉ、俺は紫城院さんを騙してなんて……。いまだってーー」
「紫城院さんッ! こいつ、いきなり押し倒してきたのッ! 御剣君が来てくれなかったら私、この男に犯されてたわ!」
「ふざけっーー」
「いい加減黙れ」
「かはッ! けほッ、けほッ!」
今度は御剣さんの蹴りが新浜君のお腹を抉ります。思わず駆け出しそうになる私に花山さんが縋り付きます。
「ーー紫城院さん、怖かったぁ」
脚にしがみ付かれ新浜君の元へ行けなくなった私は、ぎゅっと拳を握りました。
「紫城院さん……俺はーー」
「黙れと言ったぞこの下種がッ!」
御剣さんが新浜君を蹴り飛ばします。蹴り飛ばされた彼は床を転がって倒れ込みます。
「あぐっ! ごほッ、ごほッ!」
床を転がり、咳き込む新浜君。昨日までの日常がひび割れていく音がして、そこにーー、
「なんだ! 何してるんだ君たちは!」
先生たちがやって来ました。
そこからはーーいえ、最初から私に出来ることは何もありませんでした。
新浜君は先生たちに取り押さえられて、連れて行かれました。御剣さんや花山さんは自分が見たことされたことを先生たちに告げていました。御剣さんは新浜君に暴力を振るったことを口頭で注意されると、私を送ると言って、彼の家の車で私の家まで送ってくれました。
私は、ただ「分かりません」とだけ口にしました。私の知っている新浜君はあんなことをする人ではない。そう、頭では理解しているのに、女の人に覆いかぶさっている彼の姿が脳裏にチラつくのです。
「……そうか」
彼はそれだけを言うと、後は黙って車を走らせてくれました。
次の日、新浜君はクラスに現れず、無期の停学処分になったことだけを伝えられました。
そして、また次の日には廊下を歩くとヒソヒソと新浜君の話が耳に入ってきます。
「ほら1位だった彼が……」「ああ、大人しそうな顔してるやつほどヤベェってことか……」「1位取ったのもカンニングしてたらしいぞ」「いきなり1位って怪しすぎだしな」「御剣君が取り押さえたらしいよ」「はぇ……すげぇな、御剣……」
そして、私を見つけると気まずそうに目を逸らして言いいます。
「紫城院さんも、乱暴されてたらしいよ」「いや、狙われてたけど、まだ手は出されてないって聞いたけど」「どっちにしたって御剣のお陰で助かったよな紫城院さん」「ほんと、よかったよね。流石、御剣君っ!」
ちゃんと新浜君のお話も聞きたいのに、私は彼の電話番号も、メールアドレスも、ましてや家の住所も知りません。
「……新浜君」
「春華」
「ひっ! み、御剣、さん」
気持ちと一緒に顔も俯いていた私の耳に、急に御剣さんの声が飛び込んできます。
「ははっ! 隼人でいいと言っているだろう。それより、酷い顔だ」
「そんな、ことは」
「まだ、あのクズの事を信じているのか?」
「ーーっ! ……そんな、だって、新浜君はーー」
「ふんっ! まぁいいさ。それより、今日も帰りは送ろう」
御剣さんはそれだけ言うと立ち去っていきます。それからも新浜君の悪い話ばかりが耳に入ります。新浜君が、あんな事をする人じゃないと、私も周りの人たちも分かっているはずなのに、みんなそれを信じようとしません。
そして、一週間経つ頃にはクラスのみんなも、誰もが新浜君の事を口にしなくなりました。
そして、私はあれから毎日、御剣さんの車で帰宅しています。
「春華、いい加減認めたらどうだ?」
カチカチカチとウィンカーの音が車内に響く。
向かいに座る御剣さんが含めるように、諭すように私に言います。
「お前はあの下種に騙されていたんだ」
「……違う、新浜君はそんな人じゃない……」
「なら、あの日の光景は何だったんだ? 春華も観ただろう、怯えた雑ーー女の顔と、あの下種の欲望に塗れた顔を」
違う。あの日の新浜君は、そんな顔をしていなかった、いつもみたいな優しい瞳じゃなかったけど、決して欲に負けた顔じゃーー。
「きちんと、大人が調べて処分が降ったんだ。春華以外、全員あいつが悪だと分かっている」
御剣さんは優しく私の頭を撫でながら言います。
「でも……私はーー」
「春華は優しい子だ」
気がつくと私の頬には涙が流れていました。
私の心の新浜君が埋めていた部分が、涙と一緒に流れ出ていくようで、私は必死に涙を止めようと、目尻を抑えます。
「大丈夫だ、俺をーー俺だけを信じろ。俺が春華を守ってやる」
涙で滲む視界がゆっくりと持ち上がります。頬に添えられた指が優しく涙を拭うと、御剣さんは私を安心させるように微笑み、そっと頬に口付けます。
「あっーー」
いきなりの行為でしたが、すっかり弱った私の心はその行為を拒絶できませんでした。
「次は、その唇に口付けてやる」
ゆっくりと頬を撫でられ、最後にもう一度だけ涙を拭うと、御剣さんは私を車から降ろします。
「また明日な春華」
御剣さんを乗せて走り去っていく車。
私は、そのテールランプが見えなくなるまでただ立ち尽くしていました。
◇◆◇◆◇
遠くで響く鐘の音。
私は黙って御剣さんの後に続いて車に乗り込みます。
御剣さんは昨日までのように向かいではなく私の隣に腰掛け、それだけ言うと車が発進します。
私はぼんやりと窓の外の景色を見ていました。
窓の外の景色はあの日ーー新浜君と最後に会ったあの日と同じ夕焼け。
「……新浜君」
私は、無意識のうちにそう口にしていました。
すると、突然肩を抱かれて、私は御剣さんの胸に抱き寄せられました。
「春華。もう、あいつの名前は口にするな」
そう言って私を抱きしめる力が強くなります。だけど、私はその行動に恐怖や嫌悪を感じませんでした。
じっと御剣さんの胸に抱かれ、彼の心臓の音を聞きながら、私は小さく呟きました。
「……はい」
それが聞こえたのか、御剣さんは私の顎先に指を添えると、そっと持ち上げます。そして、優しく微笑むと少しずつ顔を傾けていきます。
御剣さんの吐息が感じられる距離。私は、ゆっくりと瞼を閉じました。
「んっーー」
柔らかい感触が唇に当たり、私の身体がぴくりと跳ねます。御剣さんはそれを押さえつけるように抱きしめる力を強くします。
私は祈るように胸の前で、両手をぎゅっと握りました。
「ーーはぅ……」
そして、時が止まったかのような数秒の口づけの後、御剣さんは私を解放しました。
まるでライトノベルの一コマのような行為を、まさか私がすることになるだなんて、思ってもみませんでした。
「春華」
「……御剣、さん……」
「隼人と呼べと言っただろう?」
「……隼人、さん」
「そうだ。それでいいんだ春華」
そう言って御剣ーー隼人さんは私の頭を撫でると、またゆっくりと顔を近づけてきます。私は再び彼に全てを委ねるように目を瞑りました。
「んっ……ーーふぁ、はぁ……」
「ゆっくりと、鼻で呼吸するんだ」
「は、はい……。んっーーちゅぅ、はぁ、ちゅーー……」
再び唇が重なり、今度は先程よりも長く口付けをします。隼人さんは彼に言われた通り、ゆっくりと鼻呼吸をする私の腰に手を回すと、更に身体を引き寄せてきます。
コロンの匂いでしょうか。甘さの控えめな石鹸のような香り。隼人さんの逞しい腕、力強い抱擁に、私はただ身を任せることしかできませんでした。
「んっ……ちゅぅーー、はぁん、ちゅーー、んちゅっ……」
唇を啄まれながら時折息継ぎをする私に、隼人さんは何度も角度を変えて口付けてきます。次第に私の身体から力が抜けていき、頭もボーッとしてくると、鼻を合わせながら、隼人さんが言います。
「春華も、俺の首に手を回せ」
「はぁ、はぁーーはい……」
「もう一度、するぞ」
私は、言われた通りに彼の首に腕を回して抱きつきます。
「んっーーちゅぅ、はぁ……ちゅっ、んふぅ、んーー」
それから何度も、何度も隼人さんによって唇を啄まれ、気がつけば私からも引いていく彼の唇に自分の唇を押し付けるようになっていました。
「はぁ、はぁーーんっ……ちゅぅ、ちゅうっ……」
そして、次第に頭が真っ白になっていき、何も考えられなくなると、車が止まりました。
「着いたぞ」
隼人さんは私の身体から手を離して言います。
「今日はここまでだ」
「……はい」
荒い呼吸を繰り返し、惚けた顔で隼人さんを見上げる私に彼は微笑み、私の耳に唇を寄せると、
「続きは明日だ」
そう言って車から降りる隼人さん。それを私はぼんやりとした頭のままじっと、見つめていると。
「ほらっ、手を出せ」
隼人さんが、助手席側に回ってきてドアを開け、私に手を差し伸べます。
「んっーー」
隼人さんの手を取ると、そのまま引き寄せられて車の外に出されます。そして、その勢いのまま、隼人さんの胸に飛び込んでしまいます。
「あっーー」
ぎゅっと抱きしめられ、隼人さんの体温が私を包み込みます。
「す、すみまーーんっ!」
思わず、彼の胸に手をついて距離を取る私の頭を押さえると、再び隼人さんは強引にキスしてきます。
「んっーー、ぅ……」
車の中で教えられた通り、自然と彼の首に腕を巻きつけ、唇を強く押し当てます。
「……んっーー、はぁ、はぁ……」
「……また明日な、春華」
「はぁ、はぁ、……、はい、また、明日……」
そうして、私は隼人さんの車から降ろされました。
「んっーー」
寮に帰り着くと、私はシャワーを浴びてベッドに倒れ込みます。そのまま目を閉じると、自然と唇に指が伸びていました。
「御剣さん……隼人、さん……」
そして、そっと自分の唇に触れながら彼の名前を何度も繰り返します。
「んっーー、隼人さん……」
そうやって自分の唇を触り……なんだか熱くてムズムズした気持ちを持て余せてベッドの上でまたジタバタしてしまう。
そうして私は、彼との口付けを思い出しながら眠りにつきました。
◇◆◇◆◇
翌日、私はいつものように学校へ向かいます。教室に着くと、今日もまたクラスメイト達が新浜さんの陰口を言っています。だけど、昨日よりそれも減ったように感じます。人の噂も七十五日と言います。段々と、新浜さんの事は、皆さんにとって過去のことになっていくのでしょう。
そして、私は今日も隼人さんの車に乗り込みます。
「はぁ、はぁーーんっ……ちゅぅ、はぁ、ちゅーー」
今日は車に乗り込むと走り出すよりも先にキスされました。
「んっーー、ちゅぅ、はぁ……ちゅっ、んふぅ、んーー」
昨日よりも、少し乱暴で激しい口付け。それが、隼人さんが私を求めてくれている証だと思うと胸がトクンっと高鳴ります。
「んっーー、はぁ……」
「そのまま、口を開いていろ」
「はぁ、はぁ、……えっ、はぁーーんっ!?」
隼人さんは私の頭を押さえると、開いたままの唇にピッタリと自分の唇を重ねると、ちょんっと私の唇に何か当たる感触がしました。
「んっーー! な、なんですかーーちゅっ、んふぅ……ちゅるっ……」
それは隼人さんの舌。私の唇の隙間に滑り込むように侵入したそれは、戸惑う私に構わず、歯茎や舌の裏をなぞっていきます。
口の中に、さわやかなミントの香りが広がっていきます。
「んっーー、はぁ、はぁ……ちゅっ、んふぅ、んーー」
されるがままの私に隼人さんは言います。
「これが、大人の恋人同士のキスだ」
「お、大人の、キス……」
「そうだ。春華、舌を突き出せ」
「そんなっ、舌をなんて恥ずかしい……」
「ーーいいから、出せ」
顎を掴れ、上を向かされます。私は恥ずかしさで目を瞑りながらも、舌を突き出します。
「んっ! んんっ! んーーっ! んぅーー」
隼人さんは、私が突き出した舌に吸い付きます。
「んふぅ、んっーー! ちゅっ、んふぅ……ちゅるっ……」
まるで、赤ん坊のように隼人さんは何度も私の舌に口付けをしてきます。途中何度か舌を引っ込めてしまった私は、その度に隼人さんに「逃げるな」と言われ、攣りそうになりながらも舌を突き出し続けます。
「んふぅ、んっーー! ちゅぅ、はぁ……ちゅっ、んふぅ……」
唇の端から私のか隼人さんのものか分かりませんが、唾液が垂れていきます。私はそれを拭うことも出来ず、隼人さんにされるがままです。
「んっーー! はぁ、はぁ……ちゅっ、んふぅ……ちゅるっ……」
そして、ようやく解放されると、私は必死に呼吸を整えます。
「春華」
「はぁー、はぁーー……んっ、んんっ、っほふ、んふぅ……」
キスをしながら隼人さんは、舌で口の中唇を内側からなぞり、私の口の中で舌同士を絡めていきます。
「ん、春華も、俺に合わせて舌を動かせ」
「ふぁ、ふぁい……」
私は隼人さんの舌の動きに合わせて、自分の舌を絡ませます。目を瞑ると頭の中にグチュグチュという音が響き、私はそれに合わせるように舌を動かそうと必死になります。
「んふぅ、んっーー! ちゅぅ、はぁ……ちゅっ、んふぅ……」
隼人さんの舌の動きは徐々に激しくなり、私の口内を余すところなく舐め回し、最後には歯茎や上顎も舌で擦られます。
「んふぅ、んっーー! ちゅぅ、はぁ……ちゅっ、んふぅ……」
口内を蹂躙されながら、私は必死に隼人さんの舌に応えます。そして、ようやく解放されると、私はすっかり力が抜けてしまい、そのまま隼人さんに身体を預けてしまいます。
「はぁーー、はぁーー……」
「春華、週末は出かけるぞ。分かったか」
「はぁ、はぇ……えっ、その……」
「分かったな」
「……ふぁい、わひゃりました」
すっかりのぼせ上がった頭。私は、隼人さんの言葉に従って頷きます。
「良い子だ」
そう言って、私の頭を撫でると、再び口付けをしてくる隼人さん。私はそれを受け入れながら、そっと目を閉じました。
「んっ、じゅるっ、ちゅる……、んっーー」
家に着くまでの私たちだけの時間。
それは昨日までより少し長く感じました。
◇◆◇◆◇
それから、週末まで毎日私たちは車の中で、キスを繰り返しました。
隼人さんとのキスはポカポカして気持ちよくて。
大人のキスも二度目からは、私から隼人さんを求めるように、はしたないとは思いながらも舌を突き出しておねだりしていました。
そして、ついに迎えた週末の朝。隼人さんは私を家の前まで迎えに来てくれ、そのまま、いつもの車でお出かけに行きます。
でも、その日はいつもと違って、車に乗ってからも隼人さんは私にキスをしてきませんでした。
私は、そんな隼人さんに少し不安を覚えながら、彼の顔を伺います。
「どうした、春華? 何か言いたいことでもあるのか?」
「えっ、いえ、そのーー」
私は言い淀みながら、自分の膝を見つめます。隼人さんはそんな私に優しく微笑みながら言いました。
「今日はデートだからな。緊張しているのか?」
「で、デートですか……?」
「恋人同士が休日に出かける事を他に何という?」
「で、デート……。は、はいっ! そうですよね!」
私は隼人さんの言葉に頷きます。すると、彼は私の頭を撫でながら言います。
「そうだ春華。緊張するのはいいが、今日は俺がエスコートするのだから俺の言う事には従えよ」
「……はい、分かりました」
「そうだ、まずはーー」
隼人さんは顎に指を当てて、私の足先から頭の先まで値踏みするかのよう視線を這わせると、私に言いました。
「まずは服を買いに行くぞ」
「え、えっと、服ですか?」
「あぁ。その服は俺の好みじゃない」
今日の私の服装は胸元に可愛いフリルの付いた白いシャツに、黒いハイウエストのスカートです。
精一杯ちゃんと選んだつもりだったのですが……。
「駅前にうちに外商にくる店がある。そこに行くぞ」
「は、はい!」
隼人さんは私の返事を聞くと、運転手さんに指示を出して、私の服を買うために駅前の百貨店へ連れて行ってくれました。
いろいろなお店を見て回るのかと思ったら、百貨店の駐車場からそのまま、ラグジュアリーなサロンに通されました。
「御剣様、お待たせいたしました」
「今日は、彼女に似合う服をいくつか見繕ってくれ」
「かしこまりました。では、こちらへどうぞ」
そして、私は百貨店のスタッフさんに試着室へ連れて行かれます。彼女はテキパキとサイズを測ると、服を持ってきます。
「では、まずはこちらをお試しください」
そう言って渡される服を言われるがまま着ていきます。
「し、下着も着替えるんですか?」
「ええ、ドレスにあったものの方がシルエットも美しくなるのです」
そう言うものかと納得した私は真っ赤な薔薇の刺繍の入った下着に着替えます。そして、次にドレスを渡されました。私では選ばないような、マゼンダピンクのフォーマルドレスシャツ。丸襟ですが、上半身はレースになっていて透け透けで少し大人向けなデザインです。
「悪くない。それにしよう。次に行くぞ春華」
「えっ、あっ、はい!」
履き慣れないヒール。こけそうになった私は自然と隼人さんの方へ身体を寄せてしまいます。
「大丈夫か?」
そう言って、隼人さんは私の腰に手を回してきます。私はそんな彼にしがみつきながら頷きます。
そして、次はオーケストラのコンサート。
広い会場には私と隼人さんの二人だけ。
コンサートには何度かきたことがありますが、貸切なんて気後れしてしまいます。
そして夕食は私でも知っている高級ホテル、その最上階の三つ星レストラン。そこの料理を私が緊張しないように気をつかって、ホテルのスイートルームに運んでいただけるように手配していただきました。
大きな窓の部屋で、二人だけの食事。夜景がとても綺麗で、まるで別世界に来たような気分です。
「今日は最高の一日だっただろう、春華」
「……はい。ありがとうございます、隼人さん」
私は、隼人さんに微笑みかけます。彼はそんな私に満足そうに頷きながら言いました。
「一本開ける。春華も飲め」
「えっ、でも私たち未成年ですよ」
「一杯だけだ。付き合え」
「は、はい」
隼人さんは私のグラスにワインを注ぎます。私はそれを一口飲んでみます。
喉が焼けるような感覚に次いで、くらっとするような感覚。
「どうだ?」
「……美味しいです」
私がそう答えると、隼人さん自分のグラスにもワインを注ぎ、一口飲みます。そして、再び私のグラスにワインを注いで差し出してきます。
「飲め」
「んっーー」
私はそれに口をつけると、ゆっくりと傾けられます。口の中に広がる葡萄の風味とアルコールの匂いにクラっとしますが、いつのまにか隣に寄った隼人さんが私の頭を撫でてくれるのでどうにか意識を保てます。
「……なんだかぽーっとしてふわふわして、すっごくいい気分ですー……」
「ーーそうか。では、最後にお前に女の幸せを教えてやろう」
「おんなのー……、しあわせー……?」
私は、舌っ足らずな口調で聞き返します。
隼人さんは私の手を引いて立たせると、そのままベッドまで連れていきます。そして、私を仰向けに寝かせます。
「んぅ……? 隼人さんー?」
「……春華」
そう言って彼は囁くように私の名前を呼ぶと、頬にそっと手を添え口付けをしてきます。私はそれを受け入れながら、教えられた通りに彼の首に腕を回しました。
「んっーー……ちゅっ……」
「んっーー、ちゅっ……はぁ……」
(あれっ……? 私、何をしてるんですか……?)
アルコールでうまく回らない頭でぼんやりとそんなことを考えていると、私の身体はじんわりと熱を帯びていきます。それはいつも彼と大人のキスをしている時に感じる、あの感覚を一回り大きくしたものでした。
(あぁ……私ー……、ぽーっとが、もっとつよくなってます)
隼人さんは口付けを激しくしていきます。私はそれを受け止めながら、彼の舌に自分の舌を絡ませます。
「んゅ……ぇろ……、んっーー」
そして、彼の舌が私の口内を蹂躙します。私はそれに応えるように舌を突き出し、隼人さんの舌と絡み合わせます。
「ぇろっ……ちゅっ……はぁ……」
(あっー……大人のキス……、ううん、隼人さんのキス、気持ちいいですー)
彼の舌が私の口の中を舐め回す度に身体が火照り始め、私は隼人さんの首に回した腕に力を込めてしまいます。
「んっーー……ちゅぅ……うぐぅ、ごくんっ」
隼人さんの下にいる私の口の中には重力に引かれて自然と二人の唾液が混ざり合って流れ込んできます。私はそれを、喉を鳴らして飲み込みました。
「はぁ……ふぅー……」
(いつもと、違う……。さっきの、わいんのあじがしますー……)
葡萄の味が残る私の口内。アルコールで感覚が鈍っているのか、それともそれが彼の味なのか、私はそんなことをぼんやりと考えます。
「はぁ……はやとさん……」
(もっとー……)
そして、私は隼人さんの首に回した腕に力を込めるとさらに身体を密着させます。彼はそんな私に応えるように激しく舌を絡ませてきました。
「はぁ……ちゅっ、んっーー、れろっ……」
(身体が熱いですー……)
アルコールの熱が身体の中で燻り始めます。その熱は身体中を巡り、私の脳にまで到達します。頭がぼーっとして何も考えられません。ただ隼人さんにもっと気持ちよくしてもらいたいという浅ましい欲望が、私の中に生まれました。
「んっーー……はぁ……」
私はさらに強く隼人さんを抱きしめます。すると彼は一度私の口から舌を引き抜きました。そして、私の耳元で囁きます。
「春華」
「んっーー……」
そして、ペロリと私の首筋を舐めます。そして鎖骨の辺りに強く吸い付きました。
「んっーーひゃ」
チクッとする痛み。そして、そこから広がる熱と甘い痺れに私は思わず声を上げてしまいます。
「春華」
そう言って隼人さんはドレスに手をかけます。背に手を回してファスナーを下ろすと、ドレスが左右に開かれます。
「あっ……隼人さん……」
「ーー春華、綺麗だ」
私は買ったばかりの真っ赤な下着姿のままベッドに横たわっています。私の顔も下着の色と同じで真っ赤になってるはずです。
すると、彼は私の身体に覆い被さるようにして再び大人のキスをしてきます。そして、その手は私の身体の上を滑るように這い回ります。
「んっーー! ちゅぅ……、はぁ……んっ」
隼人さんは私の胸を下着越しに揉みしだきます。
(わ、私……隼人さんに胸を、揉まれてる……?)
それがどう言った行為であるのか、アルコールで回らない頭で考えるも、すぐに隼人さんの舌が私の舌に絡まって思考が続きません。
「んっーー! ちゅぅ……、はぁ……ちゅっ……」
(あぁー……気持ちいいです)
私はそのまま彼に身を委ねてしまいます。すると、彼は私のブラジャーを外します。フロントホックのブラは簡単に外れ、私の胸が露わになります。
「んっーー……はぁ……」
(私……隼人さんに胸、見られてます……)
でも、アルコールでぼーっとする頭では恥ずかしさよりも心地よさが勝り、私はされるがままに彼の指を受け入れてしまいます。
「んっ……、くすぐったいですー……」
「擽ったいだけじゃないだろう」
「えっ……?」
そう言って隼人さんは、私の乳首を指で挟みます。そして、それをコリコリと刺激してきます。
「ふぁんっ……! 今、な、なんだか、ビリって……」
「それは、『感じる』だ」
「か、感じる?」
アルコールで火照った身体に電流が奔ったような感覚。それは今まで感じたことのないものでした。胸が触られているのに、お腹の奥がきゅんと疼くような、そんな不思議な感覚です。
「んっ……、はぁ……」
(これ……すごく、気持ちいい)
隼人さんはそのまま私の乳首を指の腹で撫で回したり、軽くつねったりします。その度にビリっとした刺激に身体が震えてしまいます。
「あんっーー、ふぅっ……んっ……」
「春華、感じてるな?」
「ふぁいぃ……わたし、感じてます……」
「なら、もっと感じさせてやる」
そう言って隼人さんは私の乳首を口に含みます。そして、舌でコロコロと転がしたり、軽く吸ったりしてきます。その度にビリっとした刺激が走りますが、その感覚はお腹の疼きを加速させるだけでした。
(あぅー……、お腹がキュンキュンって、なんですか、これ……)
「んっーー、はぁ……んぅぅ……」
(隼人さんの舌、気持ちいい……、……感じちゃいます)
私はそんな感覚に身を任せながら彼の頭をそっと抱き寄せます。すると隼人さんは私の乳首を吸いつつ、もう片方の胸を揉みしだきます。そしてそのまま手を下腹部へと伸ばしていきます。
「あっー、んっーー、そこ、はぁっ!」
隼人さんはドレスのスカートの中に手を入れると、私のショーツの上から股をゆっくりと撫でてきます。
「んっーー! はぁ……ふぅー……」
「春華がここまで感じやすいとはな」
ショーツ越しに触れられただけなのに、私の身体はビクビクと震えてしまいます。隼人さんはそんな私の様子を愉しむように何度もそこを往復して撫で回します。
「あっ! ーーはっあぅ、んっーー!」
特に突起のところを触られると、ビリっと電流のような刺激が走ります。
「はぁん……っーー! あっ、そこぉ……ダメぇ」
「ダメだと? お前はもう、俺ものだ」
「は、隼人……あっ、んっ! ……、さん……?」
「お前の身体も、心も全て俺のものだ。そうだろう、春華」
「は、はい……、私の全部は隼人さんのものです……」
私はそんなことを口走ってしまいます。すると隼人さんはショーツの中に手を入れて直接触れてきます。そしてそのまま指で股の割れ目をなぞります。
「あっーー、はぁ……んっ!」
「春華のここも、もう濡れてるな」
「えぅ……? 濡れ……? ーーんんっ!!」
私は隼人さんの言葉に首を傾げると、ゆっくりと指を一本、私の中に挿れてきました。
「あっーー! んっ……ふぅっ……」
「分かるか? 春華のここが俺の指を飲み込んでいるぞ」
そう言って隼人さんはゆっくりと指を出し入れしてきます。その度に私のお腹はキュンキュンと疼いて、それを逃がそうと足先に力が入ります。
「んっーー、はぁ……んぅっ」
「春華のここも、俺のものだ」
そう言って隼人さんは私のお腹の下の方をなぞります。そこは女の子にとって大事な場所。愛する人を迎え入れ、新しい命を育むための大切な場所。
「はぅ……んっ、隼人さん……」
隼人さんは、刻みつけるようにお腹に口付けをします。そこには真っ赤なキスの痕が残ります。そして所有の証はお腹から胸へと上ってきます。
「あっーー、んっ! ……はぁ……」
「春華」
鎖骨、首筋と一つ一つ丁寧に口付けをして、最後に隼人さんは私の唇に口付けをします。そしてそのまま舌を絡ませながら、胸を揉みしだいていきます。
(あぁー……キスしながら胸も触られるの気持ちいいです)
そんなことを考えていると、不意に隼人さんが口を離します。そして、私の耳元に顔を寄せて囁きます。
「春華、脱がせるぞ」
「んっ……、はぃ……」
隼人さんに支えられて上半身を起こされると、私は素直にドレスを脱がされます。そしてそのままショーツも脱がされてしまいます。
「んっーー……はぅ」
隼人さんは私をベッドの上に仰向けに寝かせます。
ここまで来れば、酔った頭でもこれから何をするのかは分かります。
(隼人さん……。私、隼人さんとーー)
「春華」
「は、はい。なんですか、隼人さん」
「お前の番だ。脱がせろ」
ベッドの上でペタンと座る私に隼人さんはそう言って、腕を広げます。
私はゆっくりと、丁寧に隼人さんのシャツのボタンを外します。焼けた肌に割れた腹筋。思わず、指を伸ばしてその凹凸を撫でてしまいます。
「んっ……、はぁ……」
「まだ、下が残ってるぞ」
「……はい」
そして、そのままズボンに手をかけます。ゆっくりとベルトを外し、チャックを下ろします。するとそこにはパンツ越しでも分かるほど、大きく膨れ上がった彼のモノがありました。
(これがー……隼人さんのーー)
私はドキドキしながら、それをパンツから出します。するとそれは勢いよく飛び出しました。
「ひゃっ! ……こ、これが……」
「触ってみろ」
「はい……」
私は恐る恐るそれを手に取ります。それは熱くて硬くてドクンドクンと脈打っていて、まるでここだけ別の生き物のように思えました。
よく観察しようと顔を近づけていきます。全体的に浅黒くて、先端のキノコの傘のような部分は真っ赤に充血していて、少しグロテスクな印象を受けます。でも、不思議と嫌悪感はなく、むしろ愛おしく思えてしまいます。
「どうだ? 春華」
「えっと……、その、すごく大きくて、固くて、熱くて、……脈打ってます……」
私は素直に感想を口にします。すると隼人さんは優しく頭を撫でながら言います。
「そうだ、それが優れた雄の象徴だ。女は優れた雄の種を受け止め、孕む。それが女の幸せ。そして、種を恵んでもらえるように、男に尽くすことが使命だ」
「優秀な……種……。使命……」
隼人さんのその言葉に、私のお腹の奥がキュンと疼きます。そしてそれはまるで子宮が彼の子種を求めているかのように感じました。
そんなことを考えているうちに、私の手は自然と隼人さんのモノに伸びていきます。
「ゆっくりと握って、上下に動かすんだ」
「はい……、こうですかー?」
私は隼人さんに言われたように彼のモノを握ります。そしてそのままゆっくりと手を動かしていきます。
根本から傘の部分まで何度も往復。その度に私の手の中でピクッと震えるそれはなんだか可愛らしくて思わず頬が緩んでしまいます。すると突然それが跳ね上がりました。
「ひゃぁっ!」
「春華、握る力をもう少し強く」
「は、はい!」
私は隼人さんの言う通りに力を強めます。するとそれはまたピクッと跳ね上がりました。そして先端から透明な液体が溢れてきました。
「これは……?」
「カウパー液だ。気持ちよくなれば、男はこれが出る」
「気持ち……よく……? 隼人さんが、私の手で感じてくれているんですか?」
「あぁ、よく出来てる」
「良かったです……、もっと頑張りますね?」
私はそう言って手の動きを早めます。するとまたそれが跳ね上がりました。そして先端から透明な液体が吹き出てきました。
(隼人さん、気持ちよくなってくれてるんですね)
ちゃんと隼人さんに尽くせている、私の胸は高鳴ります。
しばらくすると、私の手はすっかり隼人さんのカウパー液でぐちょぐちょ
になっていました。そして、それを見るとなんだかドキドキしてきます。
「すごい、たくさんカウパー液出てますっ!」
「そうだな。春華、舐めてみろ」
「えっ……?」
「手についたものから舐め取って、よく味わえ」
「は、はい……」
汚いなんて一度も頭をよぎる事なく、私はドキドキしながら手についたそれを舌で舐め取ります。そしてそのままゆっくりと口の中に入れました。その瞬間、独特な臭いと苦味が口の中いっぱいに広がりました。
(うっ……)
「……変な味ですー」
「それが、俺の味だ。よく覚えておけ」
そう言って隼人さんは私の頭を撫でます。その優しい手つきに胸がキュンっとします。
(もっと欲しいです……)
単純な私はそれだけのことで嬉しくなって、もっとそれを求めてしまいます。
私はもう一度舌を出してそれを舐め取ります。そしてそのままゆっくりと飲み込んでいきます。まるで身体が求めているかのように、お腹が内側から満たされていくのを感じます。
「んっ……、ふぅー……」
(変な味なのに、なんだか癖になります)
私は夢中になってそれを舐め取ります。そしてまた飲み込んでいきます。その度にお腹の下の方がキュンっと疼くような気がします。
そして、私の手がすっかり自分の唾液でベトベトになった頃、隼人さんが私の頭を撫でながら言います。
「春華、今度は直接舐め取れ」
「はいっ!」
私が返事をして、隼人さんのペニスを見ると、先端からカウパー液が溢れ落ちる寸前でした。
私は勿体無いと、急いで彼のペニスの先端に口付けて、
「んっ、ちゅうっ……」
そのまま、溢れるカウパー液を舌で受け止めます。そしてそれを口の中で転がしながら飲み込みます。
(あぁ……美味しくないはずなのに、美味しいですっ)
私はもう夢中になっていました。まるで隼人さんのものを飲み込むことが私の使命であるかのように思えてきます。
「啜れ」
「は、はい……! んっーー、はぁ……ちゅぅ」
隼人さんのペニスを先端に唇をつけるとストローで飲み物を飲むように、吸い付きます。口の中を隼人さんのカウパー液が満たしていきます。
(……私、とってもエッチなことしてます……)
男の人の性器に口付けして、出てきた体液を啜って飲み込んでいく。普段の私なら考えもしない行為。でも、隼人さんのものだと思うと、嫌悪は一切感じません。むしろ、もっとしたいと思ってしまうのです。
「んっ……、ちゅっーー」
「もう、啜るのはいい。次は竿に着いたものを舐め取れ」
「はい……。……れろ、んっーーれろぉ……」
私は舌を出して隼人さんのペニスを舐め上げます。
キスされているわけでも、身体を触られているのに訳でもないのに、どんどん感じてきちゃいます。
「れろぉー……んっ、ちゅぅ。すぅう、んんっ……はぁ、うぅ」
自然と顔が隼人さんのペニスに近づいて、彼の匂いで頭がクラクラしてしまいます。
「春華、下の袋の部分もだ」
「……れぉ、ちゅっーーはい……!」
「俺の胤を作る重要な場所だ。丁重にな」
「はいっ!」
私は隼人さんの指示通り舌先でゆっくりと丁寧に舐めます。棒の付け根から、お尻の方まで舐め残しがないように、シワの一本一本まで、しっかりと。
「れろぉ……んっ、ちゅっーー」
私は夢中でそれを舐め回します。すると隼人さんが私の頭を優しく撫でてくれます。それが嬉しくて、もっと褒めて欲しくて一生懸命に奉仕します。
「んっ、ちゅぅーー……はぁ、れろぉー……隼人さん、気持ちいいですか?」
「あぁ、最高だ春華」
私は上目遣いで彼を見上げます。すると彼は優しく微笑んでくれます。それだけで胸がいっぱいになってきます。
(あぁ……私、幸せですっ!)
思わず、ちゅちゅっと彼の性器にキスしてしまいます。
「よし、もういいぞ」
「ぅんっーー、ちゅぅ、はぁ……はぁ……、あっーー」
グイッと顔を押されて、強制的に離されてしまいます。もう少し、彼のものに尽くしていたかったのにと思う私を、隼人さんは再びベッドに仰向けで寝かせます。
「褒美だ。種を恵んでやる」
「は、はい……!」
「自分で広げて見せろ」
「えっ……。わ、分かりました……!」
私は隼人さんに言われるまま、自分の足を持って広げます。
「脚だけじゃない。自分の手で、女陰を開いて見せろ」
「は、はい……」
私は自分の指で隼人さんに言われた通りにします。するとくぱぁと開いたそこから愛液が溢れてくるのを感じます。そしてそれを彼に見られていると思うと、お腹の下の方がキュンっと疼いてしまいます。
「は、隼人さん……。そ、その……」
私はそう言って彼を見つめます。すると彼は私の頭を撫でながら言います。
「いい子だ、春華」
彼に褒められるだけで、胸が温かくなります。
隼人さんはゆっくりと腰を近づけてきます。それを受け入れるように、私も身体を開いていきます。
「春華、入れるぞ」
「はい……」
私はドキドキしながらその瞬間を待ちます。そしてついにーー。
「くぅーーぃ……! いた……ぁーーっ! ……ぁ、んっーー」
私の中を押し広げて隼人さんのモノが入ってきます。私はあまりの痛みに思わず声を上げてしまいます。
「春華、大丈夫か?」
「はい……大丈夫でーーいっ! あっ、あっ!」
そう言って強がりますが、正直全然大丈夫ではありません。初めて男の人のモノを受け入れた私の膣は、ギチギチと広げられて今にも裂けてしまいそうです。
「春華、力を抜け」
「はぁ……ふぅー……」
私は痛みを和らげるように深呼吸をします。そしてゆっくりゆっくりと力を抜いていきます。
「続けるぞ」
ぐりっと、隼人さんが腰を押し進めてきます。すると私の中が少しずつ広がっていきます。
「あっーー! はぁ……んっ」
そして、隼人さんの腰が止まりました。何かが隼人さんを拒んでいて、それ以上先に進めなくなっているようです。
「春華」
「んぁーーっ、は、やと、さんっ……」
「お前の初めてーーいや、これから先も、ずっと俺のものだ。いいな?」
「はい……っ! 春華の初めても、これから先の未来も全部、隼人さんのものです……」
私はそう言って微笑みます。すると彼は私の唇に口付けをしてくれます。そしてーー。
「んっーーー!! んちゅっー……! んんっーー!」
私の中の何かを引き裂いて、隼人さんが奥まで入ってきました。
ジクジクと痛みと共に、紅い線がシーツに垂れてしまいます。
「ち、血が……シーツにぃ……ーーあっん!」
「そんなことは気にするな。俺から与えられているもの、お前はただ、それを享受しろ」
「は、はい……っ! んあっー!」
隼人さんはそのまま腰を動かし始めます。引いたと思ったら、次の瞬間には私の中を押し広げて、奥まで進んでくる感覚があります。
(い、痛いですーー)
初めて男性を受け入れた私はその痛みに必死に耐えます。そして彼のモノが、私の中を擦り上げる度に、ゾクゾクとした快感が全身を駆け巡ります。
「んっーー! あっ……んぅっ!」
隼人さんが激しく動く度、身を裂くような痛みが走ります。でも、それと同時に痺れるような快感が襲ってくるのです。
「春華、気持ちいいだろう」
「は、はい……っ! 気持ちいですーーんっ!」
痛みに耐えて私は必死に頷きます。すると隼人さんは満足そうに微笑んでくれました。そして彼は更に激しく腰を動かし始めました。
「んんっーー! あっ……、あんっー!」
隼人さんの腰の動きに合わせて、私の胸も上下に揺れます。
痛みに混じって今まで感じたことの無い感覚に耐えながら私はなんとかシーツを掴みます。しかしそれでも押し寄せてくる刺激にクシャクシャになるほどギュッと握ってしまいます。
「んっ、あっーー! はやとさんっー!」
私はただ必死に隼人さんの名前を叫びます。するとそれに応えるように隼人さんは私を抱きしめてくれます。そしてそのまま私の唇を塞ぎました。
「んちゅっーー、ふぅー……んぁ」
「春華、そろそろ出すぞ」
「はい……っ! んっーー!」
隼人さんはそう言って更に腰の動きを早めます。そして私の奥を何度もノックするように突き上げてきます。その度、頭が真っ白になってしまいそうな痛みと、快感が全身を駆け巡ります。
「あっ、あっー! んっーー!」
私は隼人さんにしがみつきます。そして彼の腰に脚を絡めて、もっと深く繋がるようにします。
「春華……っ」
「はやとさんっーー!」
隼人さんは一際強く、私の奥を突きます。そしてそのままーー。
「くっ、春華……っ」
「あっ、あぁー! んんっーー!」
隼人さんの熱いものが私の中に放たれます。身体の中に感じる生命の熱。初めての感覚に私の中はキュンっと疼きます。
「お腹の奥がぁ……あついぃ」
ドクンドクンと脈打つ隼人さんのペニスを感じながら、私はうっとりと呟きます。
「春華……」
「隼人さん……んっ」
そして隼人さんは私の頭を撫でながら優しく口付けをしてくれました。
そのまま私たちは繋がったまま抱き合っていました。お互いの体温と鼓動を感じ合う幸せな時間。
「どうだ? 最高だっただろう、春華」
正直、痛かったです。でも、隼人さんが私を気持ちよくさせようとしてくれたことが嬉しくて、
「はい……っ! 隼人さん」
だから私は笑顔で答えます。すると彼は私の頭を撫でながら優しく微笑んでくれました。
そしてーー。
「では、次は俺の番だな?」
そう言って再び私の中で、隼人さんのペニスが大きく硬くなっていくのを感じます。
「えっーー、あ……っ」
私はその感覚に戸惑いを隠せませんでした。
「大丈夫だ春華、お前はそのまま身を委ねていればいい。俺のような優れた男に抱かれているだけで、女は自然と気持ちよくなる」
そう言って隼人さんはゆっくりと腰を動かし始めます。
「あっ、んっーー! んちゅぅ……、はぁ、んぅ……」
そのまま、何度も何ども、私は隼人さんに愛されました。
◇◆◇◆◇
「紫城院さん。少しお時間よろしいですか?」
本を読みながら隼人さんを待つ私に、声をかけてきたのはクラスメイトの風見原さんと、筆橋さんでした。
「はい。えっと人を待っているので、それまででしたら大丈夫ですよ」
「そうですか。では単刀直入にーー新浜君のことです」
「ーーっ!」
その名前を聞くと、心がざわつきます。
「に、新浜君が、どうかしましたか?」
「紫城院さんは本当に彼がやったと思っているんですか?」
「思ってるも何も、私は目の前で新浜君が花山さんに乱暴しているところを見たんですよ?」
あの日、彼は間違いなく花山さんを襲っていた。襲っていた、だって隼人さんもそう言ってるんです。だから、そうに決まってーー。
「本当に? 本当に彼がそういうことをしているのを見たんですか?」
「そ、それはーー」
「紫城院さんっ! 新浜君が本当にそんなことをしたなら私も同じ女として許せないっ。でも、私達の知ってる新浜君はそんなことする人じゃーー」
「ーーどけ。雑魚ども」
二人を押しのけて隼人さんがやってきました。
「待たせたな、春華行くぞ」
「いえ。ーーすみません、お話はここまでで」
そういって、私は隼人さんのあとに続きます。
一ヵ月近く隼人さんの車で家まで送ってもらっています。
「いつも送っていただいてすみません」
「気にするな、俺がそうしたいだけだ」
そう言って彼は優しく微笑んでくれます。そして私の頭をポンッと叩きます。
「……ありがとうございます」
私は恥ずかしくなって俯きながらお礼を言います。すると隼人さんは私が持っていた本をヒョイっと取って、
「これは、『ゼロの使いっ走り』?」
「それは、ライトノベルといって、とってもおもーー」
「……あぁ、下民の娯楽物か」
隼人さんはタイトルを読み上げ、パラパラと中身を確認すると放り捨て
ます。
「えっーー、は、隼人さん……」
「あんな低俗な本はもう読むな」
「で、でも……」
「でも、じゃない」
「……はい、分かりました。隼人さんの言う通りにします」
隼人さんはそれっきり黙って車に乗り込んでしまいます。そして私はその後ろを急いで追いかけます。
隼人さんはいつもと違って、隣ではなく私の正面の席に座ってしまいます。
それに合わせて隣に座った方がいいのか、と迷いましたが結局いつもの席に座りました。
しばらく、会話も当然ですがキスもない時間が続いて、私は段々と不安になってきます。
「……あの、隼人さん」
「……なんだ」
「怒ってますか?」
「……お前は俺の女だ。それがあんな下々の娯楽物を読む必要など、ない」
「す、すみません」
隼人さんに嫌われてしまったかもしれない。私は、世界が終わってしまうような絶望感に襲われます。
「春華、今日もホテルに行くぞ」
「は、はい……。でも……」
「今日は俺を愉しませろ」
「……はいっ!」
初めて隼人さんに抱かれた日。無断外泊をしたことを両親に叱られ、更には両親から隼人さんとの関係は認められないと言われてしまいました。
でも、私は隼人さんが好きです。
だからーー。
シャワーを浴びて、身体を清めます。念入りに、何度も洗って、隼人さんの為に綺麗にします。
そして何も身に着けず浴室を出ます。顔から火が出そうなほど恥ずかしいですが、隼人さんが隠すなというのでバスタオルも巻かず、裸のまま隼人さんの待つベッドに向かいます。
ベッドの上には裸の隼人さんが座っていました。その股間には既に硬く反り上がったモノがあります。
(あぁ……凄いです)
私はゴクリと唾を呑み込みます。そしてゆっくりと隼人さんの元に歩いて行きます。
「お待たせしました、隼人さん」
そう言って私は彼の前に跪きます。
「あぁ。ほら、早くしろ」
隼人さんが私の頭を優しく撫でてくれます。私はそっと彼のモノに口付けをします。そしてそれを口に含みます。
「んっーー、ちゅぅ……はぁ……」
「くっ……いいぞ春華」
口の中で隼人さんのペニスがビクビクと脈打ちます。
私はそのまま、ゆっくりと顔を前後に動かします。そして舌で彼のモノを愛撫します。
「んっーー、じゅるっ……ちゅぅ、んっー!」
「春華、もっと強く吸え」
隼人さんが私の頭を掴みます。そしてそのまま彼のモノが喉奥まで突き入れられました。
「んぐぅーー! じゅぷっ……んんっ……!」
苦しくて涙が出てきます。でも私は必死に舌を動かし、彼のモノに奉仕します。
「んっーー! んんっ……おぐ、んぶっーー!」
「くっ……出すぞ」
隼人さんはそう言って私の頭を掴んだまま、奥へと突き入れます。
「んぶっーー! んっ、んんっー!」
そしてそのまま、隼人さんの精液が私の口の中に出されました。
私はそれを必死に飲み干します。喉に絡みつくような苦味と生臭さに耐えながらなんとか全てを飲み干しましたが、それでもまだ彼のモノは元気いっぱいでした。
「こほっ……こほっーー……。はぁ、はぁ……隼人さん……」
「綺麗にしろ」
「はぁ、は、はい……、んっ、ちゅーー」
私は肩で息をしながら彼のモノに舌を這わします。そして、尿道に残った精液を吸い出します。
「ちゅぅ……れろぉ……、ちゅぅ、はぁ……。んっーー」
「いいぞ春華、次は胸を使って奉仕しろ」
「む、胸ですか……」
「早くしろ」
隼人さんは、ペニスの先端を私の胸に押しつけてきます。カウパー液が私の胸を濡らしていきます。
「は、はい……っ」
私は膝立ちになり、彼のモノを胸で挟みます。そしてそのまま上下に動かします。
「んっーー、はぁ……はぁ……」
隼人さんの硬くて熱いものが私の胸を擦る度にピクピクと反応してしまいます。
「春華、もっと強く挟め」
隼人さんが私の頭を押さえつけます。私は言われるままに胸をぎゅっと寄せて、彼のモノを挟み込みます。そしてそのまま上下に動かします。
「んっーー! はやとさんっ……はぁ、ど、どうですか?」
「悪くない、そのまま続けろ」
「は、はい……っ! んっーー!」
私は必死に胸で彼のモノを擦ります。暴れる隼人さんのモノを必死に抑えて、奉仕します。
そして隼人さんの限界が近いのか、彼の腰が動き始めます。私も彼の動きに合わせて、胸で彼のモノを締め付けます。
「出すぞ……春華っ!」
隼人さんが私の名前を呼ぶと同時に、私の顔に熱いものがかかりました。そしてそれは勢いのまま、私の顔を白く染めていきます。
「きゃぁ……、んっーー!」
そしてそれは額から唇へと垂れてきます。私はそれを舌で舐めとります。
「んちゅっー、はぁ……れろぉ……」
苦いようなしょっぱいような味が広がります。貴重な隼人さんの精子。それを一滴たりとも無駄にしないように、指で掬い取り丁寧に舐めとります。
「んっーー、ちゅる、ぺろ……はぁ……」
「春華」
「隼人さん、ーーまだ、おっきいままですね」
隼人さんのモノは未だに元気いっぱいでした。私はそれを見て、ゴクリと唾を飲み込みます。私の方もすっかり、濡れてしまっています。挿れたい、と思わずにはいられません。
そんな私の気持ちを隼人さんは分かってくれて、
「ほら、跨がれ」
「はいっ!」
隼人さんに言われるままに、私は彼の上に跨ります。そしてそのままゆっくりと腰を下ろしていきます。
「んっーー! はぁ……っ!」
隼人さんのモノが私の中に入ってきます。その圧迫感に思わず息が詰まりそうになります。でもなんとか堪えながら、奥まで受け入れます。
「はぁ、はぁ……。んっーー、はぁ……」
「動け」
「はい……んっーーあっ……、んぁ! あぁ!」
隼人さんに命令されて、私は腰を上下させます。彼のモノが私の中を擦り上げる度に、快感に襲われます。
隼人さんは、ベッドに仰向けに寝て私を見上げています。
「あぁっーー! はやとさっ……んんっー!」
ビクビクと身体が痙攣してしまいます。それでも私は腰を動かし続けます。その度に私の中がキュンと締まり、彼のモノをより感じてしまいます。
「はぁ……んっーー! はやとさんっ、すきぃ……」
私は隼人さんの逞しい胸に手をついて、夢中で腰を動かします。
隼人さんのモノが私の中で更に大きくなっていきます。私はそれに悦びを感じながらも必死に腰を動かします。
「んっーー、はぁ……あっー! はやとさんっ、もう……!」
「あぁ。俺もそろそろだ」
隼人さんはそう言って私の腰を掴んで引き寄せます。そしてそのまま激しく突き上げてきます。
「あぁっーー! そんなっ……! おくまでぇ……!」
子宮口を突かれる度に頭が真っ白になります。
「春華、出すぞっ」
隼人さんが私の中を突きながら言います。そして次の瞬間ーー、熱いものが私の中に放たれました。
「はぁ……んっーー! あついぃ……」
ドクンドクンと脈打ちながら、隼人さんの精子が私の子宮を満たしていきます。
「はぁ、はぁ……んっーー! さんかいめなのに、すごい……まだ、出てます……」
隼人さんのモノが私の中で何度も脈打ちながら精子を吐き出しています。私はその感覚に身を委ねて、自然と隼人さんに寄り添うように身体を重ねました。
そして長い射精が終わると、隼人さんはゆっくりと私の中からペニスを抜き取りました。どろっと中から白濁液が流れ出します。
「はぁ、は……んっーー」
私はそのまま隼人さんの胸板に顔を埋めます。そして彼の匂いを胸いっぱいに吸い込みます。
「お掃除しますね」
「あぁ」
私は隼人さんのモノに顔を近づけ、口に含みます。そしてそのまま、残った精液を吸い出します。
「んっーー、ちゅるっ……はぁ……」
一滴たりとも残さないように丁寧に舐めとります。そして最後に先端に残ったものを吸い上げます。
「ちゅっ、んっーーごくっ……。ご馳走様でした」
私はそう言って、隼人さんのモノから口を離します。そしてそのまま彼の胸に頭を預けます。
「んっーー、はぁ……はやとさん……」
「春華、今日はよくやった」
そう言って隼人さんは私の頭を優しく撫でてくれます。私はその心地よさに目を細めます。そしてそのまま、ゆっくりと意識を手放しましたーー。
◇◆◇◆◇
「俺の二度目の人生……どうしてこうなったんだろう……」
御剣に嵌められ強姦魔の汚名を着せられて、停学になってから半年が経った。
強姦で停学になったという噂は瞬く間に広がり、母さんのパート先や妹の学校でも噂になっているらしい。
当然俺の通う学校でも、噂は尾ひれがついて広まり、学年一位もカンニングで取っただのと言われているらしい。
でも、そんなことはどうでもいい。俺はただ一人、紫城院さんだけに信じてもらえていればそれでいい。そう、思っていたのに……。
復学前の面談に来いと放課後の学校に呼ばれた。職員室に行くと、教室で待っていろと言われたので、誰もいない廊下を半年ぶりに歩いていると、遠くから声が聞こえてきた。
「んっ……、はぁ……」
不意に胸が締め付けられるように苦しくなり、上手く呼吸ができなくなる。
(な、んだ、これ……!)
身体から熱が失せて急速に冷たくなっていくのがわかる。
「あんっ♡ 隼人様ぁ♡」
それでも、俺の脚は声のする方ーー教室に向かっていく。
「んっ、あっ♡ もっとぉ♡」
教室の後方から、そっと中を覗き込む。
「隼人様ぁ♡ もっと、もっとたくさん『気持ちいい』してください♡」
「あぁ、たっぷり気持ちよくしてやる」
そこには、全裸の紫城院さんがいた。そしてそんな彼女の上に覆い被さるようにして、御剣が腰を振っているのが見えた。
(う、そだろ……)
「んっ♡ 隼人様っ♡」
俺が呆然としていると、二人が唇を重ねているところが見えた。
「んんっ♡ じゅるっ♡ じゅぷっーー♡」
紫城院さんは御剣の首に腕を回して、必死にキスをしている。そしてそのまま二人は激しく絡み合い始める。
(嘘だ……こんなの……!)
「んっーー! はぁ……♡ はやとさまのちゅーすき、ちゅ、んっれろ、ーーだいすきです♡」
二人が身体を重ね合う度に、俺の中の何かが壊れていくのが分かる。もう見たくない、その場を離れようと心が悲鳴を上げる。しかし、身体は凍りついたように動かない。
「んっーー♡ 隼人さまっ、わたしもうイっちゃいます♡」
「あぁ、俺もだ。どこがいい?」
「隼人様の射精したいところでいいです♡ 私の、ぜんぶっ、隼人様のものですからっ♡」
「そうか。なら中に出してやる」
御剣はそう言って紫城院さんの脚を掴むと、そのまま激しく腰を打ち付けた。そしてーー。
「んっーー! はぁ……あっ♡ 隼人様のせーえ♡ 私のなかにたくさんぅ♡」
紫城院さんはぶるぶると肩を震わせ、幸せそうな表情を浮かべている。
しばらくすると、御剣も満足したのかゆっくりと腰を引いていく。
紫城院さんは俺にーーいや、御剣によく見えるように、脚を持って股を開いた。
初めて見る女性の性器。憧れの初恋の少女のそこから白い液体がドロっと流れ出たのが見えた。
「んっーー♡ はぁ……♡ はやとさまのせーえき、いっぱい出ましたぁ♡」
紫城院さんは滴る御剣の精液を掬うと、それを舌で舐めとった。
「んっーー♡ はぁ……あっ♡ 隼人様のせーえきも濃くて美味しいです♡ 飲むだけで感じちゃいますっ♡」
「春華、俺のも綺麗にしてくれ」
そう言って御剣は紫城院さんの顔の前に自分のモノを突き出す。
「はい♡ 綺麗にしますねっ!」
紫城院さんは、躊躇なく御剣のモノを口に含んだ。
「んっーー♡ んぶっ! んんっ♡」
そして、丹念に舌を這わせていく。時折口から漏れ出す吐息が艶めかしい。
(なんだこれ……)
俺は目の前で繰り広げられる光景に理解が追いつかず、呆然と立ち尽くすことしかできなかった。
紫城院さんに奉仕された御剣は、それをなんでもないことのように、あろうかとか途中で携帯を触り出す始末だ。
「んっーー♡ んぐっ、ちゅるっ♡」
一瞬、画面の光に照らされた御剣の顔が醜悪に歪んだ。
「春華」
「じゅるっ、ちゅぱっーー♡ ふぁい、なんですか?」
「いや……。そうだな……、俺とお前、どちらが『上』だ?」
「そんなの、決まってます」
紫城院さんは蕩けた顔で御剣を見つめると、あいつの股間の先端にキスをして、
「私は隼人様の『下』です」
恋する乙女の顔でそう言った。
「ははっ! そうだっ! お前は『下』、俺が『上』だっ! 『上と下』の理屈は崩れないっ! お前の全ては、俺のものだっ!」
御剣は高笑いしながら紫城院さんの顔に何度もモノを押し付ける。
「んっーー♡ はい、私は隼人様のものです♡」
紫城院さんは嫌な顔一つせずにそれを受け入れている。
彼女の整った顔が、御剣の肉棒で汚されていく。
「はぁ……っ♡ 隼人様ぁ♡」
紫城院さんはそれを嫌がることなく、酔ったようにうっとりとした表情で、御剣のモノに頬擦りしている。
「んっーー♡ はぁ……あっ♡ 私、隼人様のおちんちん大好きですっ♡」
「そうか、どこが好きだ?」
「んっーー♡ 全部ですっ、匂いも味も形も大きさも♡」
そう言って紫城院さんは御剣のモノを愛おしそうに撫でた。
「このカリも、中でゴリゴリってしてくれて、大好きです♡」
そう言って紫城院さんは愛おしそうに御剣のモノにキスをした。
「隼人様の貴重な精子を作ってくれるここも大好きです♡ んっ、ちゅるっ♡」
そしてそのまま、御剣の陰嚢にもキスの雨を降らせる。
「はぁ……っ♡ いつだって隼人様のおちんちんは『気持ちいい』をいっぱいくれるんです」
胸を押し付け、全身で御剣にありったけの思いを伝える。
「だから、私、隼人様の『下』で良かったです♡」
紫城院さんは御剣のモノを頬擦りしながら、上目遣いでそう言った。そしてーー。
「んっーー♡ はぁ……あっ♡ 私もう我慢できませんっ! 早く入れてください!」
紫城院さんは御剣に懇願すると、
「仕方がないやつめ。子種は恵んでやるから自分で動け」
御剣がそう言うと、紫城院さんは御剣に跨って腰を振り始めた。
「んっーー♡ はいっ、ありがとうございますっ♡」
そして、紫城院さんの秘所からは大量の蜜が流れ出し、床に水たまりを作っていた。
御剣のもとで淫らに咲く彼女。もう取り戻すことのできない青春を愛しい人を、俺はただ見ているしかなかった―――。
今回のような続き物の投稿はどのようになっていると見やすい?
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このまま、他の話に混ぜて投稿
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続きものは並び替えて前後になるように投稿
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他の小説と分けて、別作品として投稿
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