※この作品はR-18です。

淫紋によって日常が崩壊する2人の魔法少女   作:えぬままま

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本編エロなしなので昼投稿、20時にエロありの話を投稿します


前日譚 ディアマンテ

 深夜、1人の魔法少女が複数体の化物に囲まれていた。さらりとしたストレートの黒髪、170cmもある長身、スラっとした体型でまるでモデルのような存在感を放っている彼女。一見すると絶体絶命の状況にも思えるがその魔法少女は焦っているようには見えなかった。

 

(ふむ……これでこの辺りの化物は全部おびきだせたか……。周りに人もいないな、よし。)

 

 魔法少女は深呼吸を一回して腰に差してある大太刀の柄を掴むんだ。

 

「はぁぁっ!!」

 

「「ヴオ゛ォォォォォ!!!」」

 

 彼女が一回刀を振るっただけで彼女の周りにいた化物達は全て真っ二つに切り裂かれ、跡形もなく消滅する。まだ化物がこの場所に現れてから数分も経っていなかった。

 

「ふぅ。さて、次の場所は……」

 

 そのまま彼女は次の現場へとものすごいスピードで向かっていく。その後も化物を討伐しては移動を繰り返し、彼女1人だけで平均的な魔法少女の10人分くらいの働きをしていた。

 スピード、戦闘力、全てにおいて他の魔法少女とは比べ物にならない程異次元なレベルの力を持つ最強の魔法少女、その名はディアマンテ。彼女1人さえいれば日本は化物達に侵略されることなく平和な日々を送ることができるだろう。

 

 次の日の朝、変身を解き、制服姿に着替えて学校へと登校する彼女の姿があった。

 最強の魔法少女も日中はガーネットやラピスラズリと同じように学校へと通っている普通の女子学生である。

 

「あっ、久遠会長!おはようございます!!」

 

「あぁ、おはよう。」

 

 もっとも彼女の場合は普通の学生とは言いづらく、有名な私立の学校に特待生として入学して、他の者に圧倒的な差をつけて生徒会長になった実力者である。

 魔法少女ディアマンテこと久遠無垢は容姿端麗、スポーツ万能、頭脳明晰と彼女の説明は全て褒め言葉で構成されるほど彼女に欠点と呼べる部分は1つも無かった。

 

「久遠会長いつ見ても綺麗だよねー。」

 

「うん。身長も高いし、脚も長いし、テレビに出てるモデルとかより断然カッコいい!」

 

 この学校に通う者で無垢のことを知らない者はいない。勉学面での特待生でありながら色々な部活の試合に助っ人として出場しては大活躍を納め、自身のチームを勝利へと導く。テストでは入学してから一度も1位以外の順位をとったことはなく、性格も良い。まさに完璧な人間であった。

 

「久遠会長、今日は私とお昼食べましょうよ!」

 

「いいや!生徒会長は俺とご飯を食べるんだ!!」

 

「こらっ、喧嘩は良くないぞ。争わず、みんなで食べよう。」

 

 彼女の周りには男女問わずいつも大勢の人達に囲まれ、彼女は毎日充実した日々を送っていた。

 

 その日の放課後……

 

「おいっ!お前ら何をしている!!」

 

「げっ!!久遠だっ、みんな逃げろ!!」

 

 無垢は日課である校舎内のパトロール中に人気の無いところで煙草を吸っている生徒を見つけた。この学校には親のコネで入学し、問題行動ばかり起こす生徒や、スポーツ推薦で入学したものの、上手く結果を出せずにそのまま部活を辞めて非行の道に進む生徒が少なからずいる。

 無垢は生徒会長になる前からそのような生徒達に絡まれることが多かったのだが、毎回返り討ちにしていた結果、今では誰も無垢に勝負を挑まなくなり、それどころかその生徒達は彼女に隠れながらコソコソと行動することを強いられていた。

 

「まてって言っているだろ!!」

 

「ぐぇっ!?」

 

「がっ……!」

 

「まじでコイツ女かよ。強すぎだろっ……!」

 

 煙草を吸っていた生徒達を捕まえ、軽くお灸を据えた後、生活指導の先生のところに全員を連れて行った。その後は何もなく、生徒会の仕事を済ませて家へと帰る。すると無垢が校門を通過した辺りで1人の女子生徒に話しかけられた。

 

「久遠会長!さっきの見てました!!怖い不良を何人も倒していくとこ!!凄くかっこよかったです!!」

 

「見られてたのか……。あまり他の生徒に見られたくない場面だったが……でもありがとう。そう言って貰えると嬉しいよ。」

 

 そう言って無垢は少し照れた表情をみせた。

 不良達にも臆することなく立ち向かう、そんな姿勢も彼女が多くの生徒に支持される1つの要因である。

 

 その日の夜、彼女は多くの魔法少女が囚われている魔法少女かふぇの偵察をしていた。

 

(あの建物内で今も仲間達が酷い目に遭っている……。今すぐにでも助け出したいが民間人が怪我をする恐れが……それにこの場所は住宅地に近すぎる……。どこかエレナと魔法少女だけが遠くにいってくれれば……。)

 

 ガーネットからの通信が途絶えてからすぐにディアマンテはガーネットと彼女と同じ地区担当のラピスラズリの周りを探り始める。

 するとすぐにエレナのところまで辿りつくことができた。2人がエレナの淫紋によって淫らな身体に作り変えられていく場面を見ながらも、ディアマンテはその時点では2人を助けることができないでいた。

 何故ならエレナは2人に殺意を向けずにまるで動物を自分好みに調教するような行動しかとっていなかったからである。そこでディアマンテは過去にこの辺りで失踪した魔法少女達も生きているのではないかと考え、この時点ではエレナに攻撃を仕掛けることが出来なかった。

 その後、ディアマンテの予想通り魔法少女かふぇという場所で多くの魔法少女の生存を確認することができた。特殊な魔法が掛かっているのか外から中の様子を詳しく知ることは出来なかったが、何が起こっているのかはこれまでのガーネット達をみてなんとなく分かってしまう。

 

(あと少し……みんなあと少しだけ待っていてくれ……必ず、必ず私が全員助け出す……!!)

 

 その数日後、化物を倒していたディアマンテの元にエレナが全ての魔法少女を連れて広い公園にいるとの知らせを受けた。それを聞いた瞬間ディアマンテは数分で周辺の化物達を倒すと、ものすごいスピードで報告された場所へと向かっていく。

 

(きたっ……!遂にこの時が……!!)

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