※この作品はR-18です。

チュートリアル用のチョロイン幼馴染に転生してしまった   作:水性さん

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最強の箱推し限界オタク執事おじいちゃん、参戦。


作者は学校で漫画の作画作業中に、閃烈なる蒼光をずっと聞いてるんだけど……ビジュもカッコイイよね、ジン○ウガ。あの青いわんこ、すき。あとはクラッシックで、金平糖の精の踊り聞いてる。

……と○がりボウシ、新作出てくれ。あれの世界観が好きなんだ。




親愛なるお祖母(父)様!!!

 

 

「陛下、少しよろしいでしょうか」

 

「あらセバスチャン、何かしら。貴方がわざわざここに来るなんて珍しいわね」

 

 

 再び死を迎えて炎魔法により灰となって崩れていく魔獣の上に、ヒエリカの現皇帝は仁王立ちをしながら体と同じくらいのサイズをした大剣を担いでいる。そんな時、ノエリアが子供……いや初代皇帝が生きていた頃から歴代皇族達に仕えていた竜人族の執事、セバスチャンが転移魔法を使って、珍しく冷や汗をかきながら平原に来ていた。

 

 

「実は先程情報が入り、アーノルト皇太子様の──」

 

「こら、ノルちゃんは確かにあたしの子の中で一番強いし、貴方がノルちゃんに対してどんな風に思っているのかは知っているけど、あたしとノクちゃんノディちゃんとノースちゃんルーアちゃんがヤラレチャッタ時に誰も帝位を継承出来ない状態になったら皇帝になるって約束してるんだから。だからセバスチャン、もうその呼び方は止めなさい」

 

 

「……申し訳ございません」

 

「それで、要件は?」

 

 

 セバスチャンはノエリアにそう聞かれると、とても言いにくそうに「どうかご乱心なさらぬように」と、なるべく受けるであろうショックを軽減させようとしている言い方で、セバスチャンはこう話した。

 

 

「アーノルト様の第二・三子のルト様とエルマー様がもうハイハイをできるようになったそうで、お互いに速さを競ったり、もう立つ練習をしようとしているようです。……尊みが限界突破してますよね」

 

「えっ、嘘ー! 流石ノルちゃんの子であたしの孫ね! ストイックすぎー!! 可愛い~!!」

 

 

 ぴょんぴょんと魔獣の死体の上で跳ねながらキャッキャしている、一見するとただのデカイ大剣を持ったヤバい大人だが、これでも皇帝なのである。

 

 

「それから……ノエル様の事なのですが」

 

 

 セバスチャンはヒソヒソとノエリアに報告をすると、ノエリアの目が一瞬で据わった。

 

 

「な ん で す っ て ?」

 

 

 

 


 

 

 

 

 ノエリアは激怒した。必ず、かの戦争の元凶の息子を躾なければならぬと決意した。

 

 ノエリアには政治がわからぬ。ノエリアは、それでも元転生者の皇帝である。(魔法で)炎や氷、風に雷を吹き、魔獣や従えている国王と遊んで(意味深)暮して来た。

 

 けれども家族に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明ノエリアは国を出発し、超防壁を越え吊り橋を越え、十里はなれた此の平原にやって来た。ノエリアには父も、母も無い。女房は居る。30代の、ドSな子供たちと孫との7人暮しだ。

 

 この娘は、国の有能ないじめられたい願望の強い、イケメンドM貴公子を、近々花婿として迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。ノエリアはそれゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やら安全を保証するために、はるばる平原にやって魔獣達を屠りに来たのだ。先ずその魔獣達の魔石を集め、それから魔獣達の死体の山を積み上げた。

 

 ノエリアには天才の息子があった。アーノルトである。今は某王国で、宮廷魔法士をしている。その息子を、これから訪ねてみるつもりなのだ。数ヶ月前にアーノルトの双子の子供が生まれた為、訪ねて行くのが楽しみである。

 

 屠っているうちにノエリアは、やってきたセバスチャンの様子を怪しく思った。あせっている。長寿な竜人族であり、様々な困難を経験してきたらしいので当り前だが、セバスチャンはいつも落ち着いている。けれども、なんだか、魔獣の行動が活発になる夜のせいばかりでは無く、セバスチャンがやけにあせっている。

 

 ドSで自信家なノエリアも、だんだん不安になって来た。やってきたセバスチャンに何かあったの、貴方やけに汗が凄いわよ、いつもはどんな事があっても、平然としてたじゃない、と質問した。セバスチャンは、首を振って答えなかった。恐らくはそんなことなどない、という意味だったのだろう。

 

 ノエリアは改めて何があったのと質問をした。セバスチャンはまず落ち着いて聞いて欲しいと言った。ノエリアは言いづらそうにしているセバスチャンを急かすようにして、早く言いなさいよと言った。セバスチャンは、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。

 

 

「勇者様がノエル様を殺しかけました」

 

「どうしてそうなったのよ」

 

 

 

「浮気をした、というのですが、ノエル様はそんな、浮気などをしておりません」

 

「たくさん嫉妬した挙句、勘違いしたのね」

 

 

「はい、その結果無理矢理毒魔法で生成した媚薬をノエル様に。それから、転移魔法で部屋に帰り監禁しようと。それから、ノエル様を着飾って自分好みにしようと。それから、ノエル様を管理して健康状態を良くしようと。それから、ノエル様を調教していやらしい雌女にしようと」

 

「驚いたわ、そこまで病んでいたの」

 

 

「いいえ、これはただのほんの一部でしかございません。もうノエル様を、信じる事が出来ない、というのです。このごろは、ノエル様から全く離れず、少し離れれば浮気をしようとしているのかと疑い、他の男が近づけば、脅してもう二度とノエル様に近づかないようにさせております。

 

 脅しを拒めば出刃包丁で、殺されます。ノエル様が止めているので犠牲者は今はまだ居ませんが。そして今日はノエル様に無理やり媚薬を飲ませ、拒絶反応を起こさせました」

 

 

 聞いて、ノエリアは激怒した。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 前世は何処にでもいるような見た目の女だった。けれど、あたしはいわゆる同性愛者で、昔はまだそういうのが当たり前という時代じゃなかったから、周りからの視線はあまりにも鋭いトゲのようだった。

 

 あたしの好きだった人は子供好きだったし、あたしも欲しかったけれど、女同士だったあたし達に当然子供はできない。

 

 あたしの両親も「孫の顔を拝ませないつもりか、この親不孝者め」とか「気持ち悪い」って言ってきたけど、仕方ないじゃない。たまたまあたしは女性が好きで、精神的性別が明確に女で、体も女だったんだから。

 

 でもある日、あたしの恋人が何処の馬の骨ともしれない男に無理やり犯されて、子供が出来てしまった。そして日に日に精神を病んでいって、とうとう気がおかしくなった。

 

 あたしを刃物で刺して、それから自分の胸に刺した。いわゆる、無理心中っていうやつよ。

 

 だからあたしは死の間際に「来世はせめて男になって、理解がある可愛らしい……愛しい■■みたいな人と結婚したい……。あと今度は絶対にこんな事が起こらないように、あたしが強くなって守れるようになりたい」と、そう思っていた。

 

 

『(そしたら本当にそうなるとは思わないじゃない?)』

 

 

 でも幸いに転生した世界ではかなり性に奔放というか……いい意味で言うと、性別に囚われない世界だった。どうやら後天的に性別が変わる薬もあったりするらしくて、あたしにとっては凄く暮らしやすい環境だった。

 

 だからか、あたしのお父様は皇帝でやんごとなき一族だったけれど、忙しくてもあたしをとても大切にしてくれた。愛してくれた。セバスチャンもあたしが産まれる前からもお母様のサポートをしていたそうだし、あたしに色々な事を教えてくれた。

 

 ただ……。

 

 

 

 

『お父様、見てみて! あたし今すっごく可愛いじゃない!?』

 

『……はぁ。ノエリア、もうそんな格好は止めろ。俺の前で二度とするな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 尊さのあまりに金を払いたくなるだろうが!! セバスチャン、俺のポケットマネー出して来い!! あとノエリアは毎秒可愛いぞ!!』

 

『気をお沈め下さい』

 

 

『だって!! うちの娘(息子)が!! 可愛すぎるんだ!! 可愛くて罪作りなのが悪いんだ!!!』

 

『ここは代わりに私が出しますので』

 

 

『セバスチャン貴様、何を勝手に財布を取り出している!! 俺から貢ぐチャンスを奪う気か!! ……それよりうちの娘本当に可愛いな、流石俺の娘と褒めてやりたい所だ! いや、むしろ当然!! ……お前もそう思うだろう?』

 

『親バカここに極まれりですね……ワイトもそう思います』

 

 

『まぁそう褒めるな、褒めても鞭以外は出んぞ』

 

『褒めてはいませんが』

 

 

『こんな可愛い子は可愛い罪で逮捕だ! 拘束~!!』

 

『きゃ~っ! お父様、くっつき過ぎよ!』

 

『はぁ……』

 

 

『セバスチャン、ため息をつくと幸せが逃げるぞ? なぁ、ノエリア』

 

『ね~!』

 

『陛下、余計なお世話という言葉をご存知ですか? それとこれは尊みのあまりのため息です』

 

 

『このモチモチほっぺめ! プニプニしてやる! くらえ!』

 

『お父様ったら、それはスリスリ!』

 

 

『よし、これから群れることしか取り柄が無い、無個性で哀れな人民共に可愛いを体現したノエリアの姿を、直接脳内に焼きに行くぞ!』

 

『もちろん行くわ、お父様! あたし全員悩殺してファンクラブ会員1000000超えしたい!』

 

 

『なら俺は登録番号1番だ! 母さんはその次、セバスチャンは3』

 

『何故私まで……!?』

 

 

『は? 俺の娘が可愛くないって言いたいのか、セバスチャン??』

 

『いえ、そうとは言っていません!!』

 

 

『だが実際にファンクラブできたら入るだろう?』

 

『えぇ、入ります!! もちろん入ります!!! もはや自然の摂理ですが!??』

 

 

『ふっ……やはり3番はお前に相応しいな』

 

『(この向上意識とプライドが高い親バーサーカーで自己犠牲の精神を持ったサディスト一族が……推さずにはいられないッ!!)

 

 それはそうとして、大変不本意なのですが、そろそろお二人の間を割って入らせてもらいますよ。そろそろ陛下には公務が、ノエリア様には戦闘訓練(レッスン)があります故』

 

 

『ほぅ……宣戦布告か? 俺達の間に割って入る気か……まさか弱小なる人民共のために俺達の間を引き裂こうとするとはな。ノエリアの愛で勝てると思うなよ、セバスチャン??』

 

『ふふふ、お戯れを……。このヒエリカ皇族箱推しの私に、ノエリア様への愛と貢いだ金額に勝てると? 私は陛下が今日何体、そしてどんな魔獣を倒したのかも把握しているのですよ……?』

 

 

『待てセバスチャン、それは禁止カード(ジョーカー)だ。というか何故知ってる』

 

『私は千里眼持ちです故』

 

 

『マジかよヤッベェな!! というかそれ初耳だぞ!!?』

 

『今まで聞かれた事が無かったので』

 

 

 ただ、貢ぎ癖と謎の張り合いが凄かったけれど、アイドルってこんな気持ちなのね。

 

 そしてお父様は男の体に転生して戸惑っていたあたしに「性器を残したまま、体を後天的に外見を女の子にする事ができる薬もある」と、他にも様々な選択肢を与えてくれた。

 

 けれどあたしは前世のような同じ轍はなるべく踏みたくなかった。いくら薬で後天的に変えられるからといって、副作用が無い訳じゃない。しかもその副作用は、他の事が手につかなくなるほど性欲が高まるらしい。そして更に、その性欲を抑える薬もあるのだとか。

 

 何よそれ、薬を頼って生きていくなんて真っ平御免だわ。

 

 将来のパートナーを守る為にも、あたしはその選択肢を捨てて、このまま姿だけは男として生きる事にした。

 

 でも中身は普通に乙女なのよ。だから沢山子供の内はその時にしか着れないような可愛い服を沢山着て、高性能なアーティファクトで写真として撮ったわ。今でも時々アナログ、デジタルの両方のアルバムで見ているくらいだもの。

 

 だけどあたしは皇族で、唯一の後継者だった。

 

 お母様があたしを産んだ後、死んでしまったから。そしてその原因は……あたし。胎児があまりにも魔力を溜めやすい体質だと、母体はその圧倒的な魔力量によって、暴走性症候群に陥る。

 

 未来の皇帝になる強い子供が産まれたのは喜ぶべき事だけれど、お父様は愛する妻をあたしのせいで失った。

 

 ヒエリカの皇族は代々、たった一人だけしか選ばない。というよりも、正確にはとにかく一途。そして最愛の人と家族の為なら何でもする。例えそれが死ぬ事であっても。

 

 だからお父様がお母様を失ったその時の悲しみは、あたしには計り知れない。だけどお父様はそれでも沢山あたしを愛していて、だからこそ打ち合いの時はとにかく厳しくて、容赦が無かった。

 

 実際魔獣と戦ってなるべく長生きして人々を安心させる為、そして太く長く生きる為にも強くならないといけない。だから、子供の内からとても忙しかった。ひたすらに剣を振って、魔法の勉強と実戦の毎日。

 

 

『ノックス! ……じゃない、ノエリア! 見てくれ、今日はヌシ・ジン○ウガ(モドキ)狩って来たぞ!』

 

『きゃーっ! 本当だわ! 逆鱗と天玉取れた!?』

 

 

『取れた!!』

 

『陛下、そのような言葉遣いは民達に……尊みの示しだけしかつきませんよ』

 

 

 でもここだけの話、お父様が『一狩り行ってくるか!』とか『気炎万丈!』とか『やべぇ、ダイナミックゴーヤ1分以内で討伐できた!』とか『オトモにガ○ク(リアル犬)とかア○ルー(リアル猫)連れていきたいけど、モフモフがケガすると思うと無理、死ぬ』とか『トラップ○ールと素○玉作ろ~』とか『シ○レ罠が最強だった時代に戻りたい』とか『古龍風吹かしてるイージャンのオヤツのツノ折ってきた!』とか『テ○にゃんの猫パンチ、威力やばかった!!』とか『ライ○クスにライド・オンして来た』とか『ディ○バルドと軽く打ち合いしてきた!』とか『ヘタレ○スとワールドツアーして来た!』とか『酒とチーズを頼む!』とか『ハチミツちょうだい』とか、従えている国王達に『ちゃんと働いて、役目でしょ』(鞭を装備した姿)とか『キノコ美味い』とか『カマキリ狩りじゃぁぁああ!!!』とか『目覚めろ俺の中の千里眼!! ……やっぱ無理だわ、気球に手振っとこ』とか『はぁ~~、コレコレ! 効くぅぅ! ヒャッハ────!!!』とか、ゴア・マ○ラモドキのウイルス攻撃で何故かハイになっていたり……。

 

 そんな風にいつも言ってたから、最初は『ここってたぶんモ○ハンと似た世界か、モチーフになってる世界だったのね、というかモ○ハンっぽい世界って意外と性事情に寛容なのね~! 流石日本のゲーム! CAPC○Mバンザイ、最高!』とか『もしかしてお父様の前世って古参勢プロハンの猛き炎だったの!? うそーっ!』とか思っていた。

 

 

 でも12になった頃、そんなお父様はあたしを残して逝ってしまったけれど。

 

 年々、この世界は現代に増えるばかりの二酸化炭素のように、空気中の魔力濃度も高くなっている。原因は魔物や魔人族の体内で作りだした魔力。だからそれに伴い、魔獣も強くなって数も増えている。

 

 だから歴代皇帝は常に余裕が無い。そしてすぐに寿命をすり減らせ、多くの後継者を作る事ができなくなってしまう。

 

 お父様はいつも『狩りだー!』って楽しそうに魔獣をハンティングしていたけれど、実際はかなり無理をしていた。

 

 更にいくらアーティファクトが最新型になって戦力が強くなっていっているとはいえ、この世界の魔力の終着点であるヒエリカではあまり意味を成さない。

 

 なるべく魔法やアーティファクトに使う魔力量を増やし、魔力をすぐに体に取り込んでエネルギーを消費しようにも、その速度には限界がある。圧倒的に追いついていない。

 

 だからあたしは「明日も頑張るぞい!」と、いつも夜寝る前に言ってそのまま永眠したお父様のように……誰かを守る為に。誰よりも努力をして、強くなって歴代最強とまで言われる程強くなった。

 

 そして……あたしはただの貴族でもない、自国民に一目惚れをして結婚しちゃったわ。しかも結婚した妻、前世の恋人だったの。

 

 やっぱり運命なのね、きゃっ! 自分でちょっと言ってて恥ずかしいわ! 

 

 ただ、前世の事があったからか、すっかり男性恐怖症になっていて……お互いに前世の恋人だった事を知るまでは、会話どころか全く近づく事すらできなかった。まぁ、あたしが『絶対にあたしの物にする』って決めて全力で口説き落としたけれど! 

 

 結婚した後は子供を5人も作ったけれど、だからこそ王族や貴族達は何も言わなくなった。先代達は魔力量の多くて胎児の魔力に耐えられる相手としっかり愛を育んで結婚するけれど、それでも2人までが限界だった。でもあたしのスクイナちゃん(妻)は5人産んでも全然平気で、流石あたしの選んだ人って感じよね。

 

 ただ今まで平和ボケしてきて、ヒエリカ帝国民以外の一般人達はほとんど魔法を使えない。戦争だって始まったのも今から60年前、そして魔法を使えるのは魔法の勉強を学校でさせられている今の若い子達ばかり。

 

 今は魔物達が「戦争起こす」と言って何もしてきていない。だからか他の国の王族や貴族達が余裕をぶっこいてる所もあれば、準備しているのに襲ってこない事に不信感を抱いている国もある。

 

 そして未だに、一般人の家にあるアーティファクトだって、空気中の少ない魔力を消費するだけで使える、家電ならぬ家魔製品も多い。

 

 あまりにも抱えている問題が多過ぎた。

 

 魔物達が行動に移していないのは、戦争を起こす為の準備をしているから。徹底して戦力を上げる為に様々な事をしている。寿命が人間より遥かに長いからか、彼らは時間に対する感覚があたし達とは違う。この60年、彼らにとってはたったの一週間未満の数日くらいでしかない。

 

 数日でしっかり準備をして、戦争を起こそうとしている……くらいの認識。

 

 戦争が始まれば更に空気中の魔力が増えて、魔物どころか魔獣が厄介になる。というか、もう実際にすごい事になっている。ヒエリカでしか現れなかった魔法を使える魔獣が、最近では各国で現れるようになってきたという報告があたしの耳に入る。ただ、その魔獣に遭遇して襲われるような事例はあまりない。

 

 彼らは魔獣を使役することができるし、魔獣を作ることだってできる。彼らは恐らく、その魔獣を作る為に世界に毎日魔力を放っていて、魔獣を使役して戦力を集めている。

 

 彼らがヒエリカに来ないのは、あたしという存在が居て、魔獣達を回収できないから。……でもいつヒエリカに彼らがやってきて、戦闘になるか分からない。

 

 正直、あたしは魔物達と戦う気になれないからなるべく避けたいのよね。

 

 だから日々、あたし達皇族はノルちゃんを除いて毎日魔獣達を倒している。ノルちゃんは結構マイペースだし、縛られる事と巻き込まれる事を嫌うから、昔から皇帝にはなりたくないって言ってたし、学生時代にあたしと同じく一般の人をパートナーとして見つけちゃったから、もし自分が死んだら妻が悲しむし……。

 

 何より、ノルちゃんは絶対に自分の子供が帝位継承者になると思っていた。

 

 もしなれなかったとしても、子供に他国の貴族や王族達が擦り寄ってくる可能性もあった。だからノルちゃんは、あたし達が死んだら皇帝になる事になっていた。

 

 

 あの魔石を持ってきた時から。

 

 


 

 

 知らない天井……いや見知った顔だ。

 

 目が覚めると、どうしてかドアップで私の祖母(祖父)……おばあちゃんがこっちを心配そうに見ていた。そして目が合うと、おばあちゃんはぎゅ──っと私を抱きしめていた。

 

 

「エルきゅんっ!!」

 

「ん……? おばあちゃん??」

 

 

 一体どうしておばあちゃんがここに? というか、ここはどこ? そう思っていると、おばあちゃんは「本当に良かった~~!!」と言っておばあちゃんは高速スリスリをしてくる。やめて、摩擦ですり減る! いくらおばあちゃんのほっぺがモチモチでも、すり減っちゃう! あとそれお肌に良くないからやめた方がいいと思う!! 

 

 

「魔力の拒絶反応起こしたって聞いて、すっごく心配したのよ!!」

 

「ごめんね、心配させて……」

 

 

「でもエルきゅんが無事だったらそれで良いわ」

 

「……それより、レイゼルは?」

 

 

 起き上がって周りを見てみるけれど、そこは真っ白な普通の病室で、他に誰も居なかった。てっきりレイゼルが居るのかと……。

 

 そう思っていると、おばあちゃんは指を鳴らす。するとガラガラ、と何かを台車で運ぶような音が聞こえてきた。そしておじいちゃん(セバスチャン)が変態を連れて病室にやってきた。

 

 

「……え゙っ」

 

「エルちゃん、これからはこんな事が起こらないように、ちゃんとレイきゅんを従順な犬に躾ておかないと駄目よ」

 

 

 お、おばあちゃん?? 

 

 それは分かったけど、何でレイゼルが犬耳カチューシャと犬尻尾アナルプラグを付けられて、首にでっかくてゴツイ首輪に鎖で繋がれてて、更に狂犬用のマズルと猿轡が一緒になってるやつと、手枷と目隠しを付けられてるの?? 

 

 というかレイゼルの目隠しがびちゃびちゃだな ……泣くほどヤバい事された??

 

(※ただ暗くて寂しかっただけです。メンヘラなので一人だとすぐに泣きます)

 

 レイゼルはそれを取られると、私を見た瞬間に凄く安心した様子になる。だからなのか興奮したらしく、ムクムクとレイゼルのちん……が徐々に大きくなっていった。あ、いつもの変態(レイゼル)だ。

 

 

「こういうレイきゅんみたいな相手には、ちゃんと愛情(調教)を与えて分からせておかないと、暴走して今日みたいに大変な事になっちゃうのよ!」

 

「あ、はい……?」

 

 

 にしてもこの状況は一体何!? 

 

 

「あたしとかノルちゃんもそういう時期あったからよく分かるわ、でも愛情表現はちゃんとしないとメッ!」

 

 

 私は一体何をやらされ、言われるんだ!? 

 

 

「だからちゃんと、あたしがエルきゅんに"愛情表現"の方法*1を教えるわ♡

 

 でもエルきゅんは無意識で中途半端にレイきゅんをわんちゃんにしちゃってるから、今はリードが付けられていない状態なの。だからまずはちゃんと、レイきゅんが"いい子"になれるようにしてあげましょうね♡」

 

「いや、あのおばあちゃん??」

 

 

「大丈夫よ、ちゃんと手取り足取りあたしが教えてあげるから♡」

 

「待って待って、私ほんとにそういう趣味ないから!!」

 

 

 それからはおばあちゃんに無理やり叩き込まれる事になり、私はムーヴィで何処かのSM器具的な物がズラリと並んであった部屋に転移させられると、私は強制的にS役をやらされ、レイゼルは幸せそうにハァハァしていた。

 

 

《ノエルは"調教"を覚えた!》

 

 

 違うもん、私はノーマルだもん……変なスキルのせいで前に変態を何人か作っちゃっただけで。

 

 武器としての鞭の使い方も教えて貰ったけど、どういう訳か何故か私は最初から鞭の扱いが想像以上に上手かった。おばあちゃんには「流石あたしの孫ね!」なんて喜んでいたけれど。一体どうして!! 

 

 ちなみにその的は当然のようにレイゼルで、白目向きながら結構強くペチペチしてたけど……本人は全くの無傷で。むしろ凄く喜んでて、レイゼルのマ○ターソード(意味深)がマ○ターソード(意味深)して自分からアヘ顔ダブルピースをして剣ビーム(意味深)を放っていた。

 

 防御力硬すぎる……というかレイゼル、お前にプライドという物は無いのか。

 

 

「エルきゅんはやっぱり才能の塊ね! 残念なのはこっち側じゃない事だけれど……」

 

「じゃあやらせないでください……というか残念って何!? あとさっきから思ってたけど、ここ何処なのおばあちゃん!?」

 

「はぁ、はぁ……♡」

 

 

 私はそう聞くとおばあちゃんは急に黙り込んで……それから誤魔化すように「えへっ♡」と、テヘペロをしていた。我が祖母ながら、なんてあざとい……! くっそ、この美人め!!

 

 まさかそれで許されるとでも思ってるんですか!? ……まぁその通りですけど!!! 

 

 

「それでエルきゅんはどうしてヒエリカに来ていたの?」

 

 私を抱きしめてハイパーなでなでをかましてくるおばあちゃんに、私は「魔獣狩りでもしようかなって……」と言うと、おばあちゃんはピタリとなでなでしてくるのを止める。

 

 

「あら、どうして?」

 

「えっと……強くなりたくて。戦闘部門のゲイル先生にヒエリカの魔獣は強いから、もっと強くなりたいなら行ってみたら? って言われたから……」

 

 

 さっきまでとおばあちゃんの雰囲気が違う……なんか、尋問されてるみたい。

 

 

「ゲイル……あぁ、ノルちゃんのお友達! あの子いつの間に先生になってたのね~! もう、ノルちゃんってば聞かれないと言わないんだから、全然知らなかったわ! 学校でいじめられてないといいけれど……」

 

 

 お父さん、もうちょっとそういう事は周りに言った方がいいと思う。

 

 

「……それより、今日はもう諦めて明日にした方が良いわ」

 

「えっ」

 

 

「魔獣は夜に活発的になるのよ、数も増えるし……とても危険だわ。それにまだ大物魔獣は倒されていないもの」

 

 

 魔獣が一年の中で最も増えるピークの時、つまりあの世とこの世の境目があやふやな10月……特にその31日は、異常な程に増える。そして一体だけ超大物の魔獣が出現する、いわゆるボス的なもの。

 

 皇族が真っ先に倒す筈だけれど……まだ倒されていないの? もしかして見つかってないとか……。

 

 

「そっか……」

 

「でもエルきゅん、ヒエリカに来て本を読むかレイゼルきゅんを躾ける事しかできてないのよね?」

 

 

 そう聞かれて私は頷くと、おばあちゃんは耳元で「夜はいっぱい屋台が並んでるから、行ってみたら美味しい食べ物も沢山あるわ」と話して、私の手に少しズシリとした重みのある袋を握らせた。

 

 って、これお金だよね。チャリッて音したもん。というか結構お金入ってない? おばあちゃん、お年玉渡すのはまだ先だよ……あと子供にこんな大金をポンと渡しちゃダメ。

 

 一気に使っちゃうから……休憩のティータイム用とかに。あとおじいちゃんもお財布どころか、ソールが入った袋を出して渡そうとしないで? しかもおばあちゃんが渡して来た物より多いよ?? 

 

 ……おい待て勇者、何を「ノエルは多分受け取ってくれないから、俺が代わりに受け取っておいてノエルの為に使うから!」って言いながら何勝手に受け取ってるんだ。遠慮というのを知らんのか、遠慮を。

 

 

「レイゼルきゅんとデートして楽しんできてね、ホテルはあたしが用意しておくから♡」

 

「えっ」

 

 

「やっぱり明日も色々とお勉強したいでしょう? それに泊まった方が朝一で図書館に行けるし、魔獣狩りができるもの」

 

「それは……そうだけど」

 

 

「じゃあ、あたしはこれから大事なお仕事があるから、一旦外に出て今日はお別れね」

 

「うん」

 

 

 そう言うとおばあちゃんはムーヴィで私とレイゼル、おじいちゃんを連れて、バザーストリートに転移させられた。……結局私が居たところは何処だったんだ。

 

 

「じゃあおばあちゃん、またね」

 

 

 私はそう言うと、ぎゅっとおばあちゃんは抱きしめてくる。ちょっと苦しい。

 

 

「……やっぱり行きたくない~! 仕事したくない~~!! いやぁ~~~!!! 一緒に添い寝してキャッキャしながら寝落ちしたい~~!!!」

 

 

 お父さんだったら「いい大人が何をしている、恥を知れ」なんて言うかもしれないけど、私はおばあちゃんにギュってされるの結構好きだよ。

 

 ……お父さんも案外好きだったりして。

 

 

「ノエリア様、庶民達が見ていますので、そろそろお止めください。……でなければ自主的に献上金をして、ノエル様へのお小遣いがこれ以上増えてしまいます」

 

「そうね……じゃあ行ってくるわ!」

 

 

 おばあちゃんはそう言うと魔法で移動して、おじいちゃんも「ではノエル様、また明日にお会いしましょう」と言って魔法で居なくなった。

 

 ……前から思ってたけど、おばあちゃんっておじいちゃんっていう執事が居るけど、絶対貴族か何かだよね。それでお父さんは駆け落ちした……とか? でも普通に住んでる所は思いっきりバレてるし、なんか違う……。

 

 気になるけど、まぁそこは大人の事情という事で、あまり触れないようにしている。触れてほしくない部分は、誰にだってあるからね。

 

 それで、いくら渡されたんだろ。

 

 私はそう思って袋を開けてみると、その中には大量のソールと1枚の2つ折りにされた紙が入っていた。レイゼルにくっつかれながらも紙を広げて見てみると、そこにはおばあちゃんがとっておいてくれたらしいホテルの名前と場所が書かれていて、それからお金の金額が入っていた。……これ桁間違えてない?

 

 大金過ぎて怖いんですけど……しかもペンで書いてたけど書き直してるのか、数字に2つの取り消し横線が入ってるのがあって、見たところどんどん増えていってる。

 

 なんか流石に気が引ける!! 

 

 

「……レイゼル、9割あげる」

 

「マジで!? じゃあ結婚資金に使う!」

 

 

 袋から1万ソールを出して自分の持っていた財布に入れると、あとの袋はレイゼルに渡しておいた。まぁ本当は100万ソールだったから、9割以上渡してるんだけど。

 

 ただ一つ気になるのは……よくその袋がポケットに入ったね、ということ。

 

 ど○ぶつの森に出てくるような、この四次元ポケットの秘密……いつか解き明かしてみたい。

 

 そう思っていると、レイゼルはスリスリしたり、クンカクンカと私を堪能してくる。若干ラリってるような感じの顔してるけど、私って薬物か何かだったの?? 

 

 

「へ、ふへ、ふへへ……♡ ノエルと初めての夜デートだぁ♡ それで夜はホテルで……はぁ、はぁ♡♡ もうチンコ勃ってきた……♡♡♡」

 

「止めろ変態、くっつくな離れろ!!」

 

 

*1:
ヒエリカの皇族代々に伝わる、ノーマルの人でもゴミを見るような目で見られて興奮するドMの変態にする事が出来る、シャレにならない調教術(現皇帝直伝)国王達に対して行い、裏切らないようにさせるもの。もちろんパートナーにする普通のSMプレイ用のものもある





2人の性に関する設定


勇者(変態)

実は性的にいじめるのもいじめられるのも好き。どっちもいけるし、ノエルからだったら痛いのも好き。セッ……の時はノエルたそをいっぱい気持ちよくさせて愛したいのと可愛いので、基本的にセッの時はひたすらに攻めている。ノエルの反応を見る能力が高過ぎるのと、ノエルに対する記憶能力と学習能力はカンストしてるので上達は凄く早い。もっとSMプレイとか色々な事(尿道責め・アナル責めなど)はしてみたいしされたいものの、ノエル本人が父親とは違ってそっちの気は無いので、(とはいえノエルはどちらかというとM寄りなので、快楽堕ちさせれば成り行きでいけるのでは? と思っている)怒った時に振るわれる暴力にハァハァしている。最近はあまり暴力が無かったので、久々の鞭にすごく興奮した。やはり変態である。ただ放置プレイだけは絶対に無理、前世の寂しかった頃を思い出して、精神が死んでヤバい事になる。休日の時はいっぱい気持ち良くさせることが出来るので、その時は理性の飛んだノエルがだいしゅきホールドをしてくれるから、凄く嬉しい。いつもその時にいつも「俺の事好き? 愛してる? 一生俺だけの傍に居てくれるよな?」って激重全開で聞くと「うんっ♡ すき♡♡ だいすき♡♡♡」って返ってくるし、凄く甘えてくるので幸せな気持ちになるし、愛されてると一番実感する。前世の時はでっかいおっぱいが好きだったものの、今ではノエルのロリボディなちっぱいじゃないと駄目な体になった。本人はひんぬーである事を気にしているものの、そのコンプレックスに触って気持ち良くさせると反応が可愛いので、上も下もいっぱい撫でる。もしノエルが一日で巨乳になってむっちむちになったら「俺のノエルはこんなにでっかくない!! 俺のちっぱい返せ!! あっ、おい男共!! 俺のノエル見んな、殺す!!!」と解釈違いと嫉妬を起こす。その後、それはそれとして、いっぱい楽しむ。大きくなるんだったら、自分のマッサージで少しづつ大きくなるか、子供産んで母乳出す為に大きくなってて欲しい。もしノエルから母乳出るようになったら子どもの後で全力で飲むつもり。めざせフェチモンマスター。


ノエルたそ(むっつりスケベ)

前世は公言してないものの、会話(下ネタ)をしたら普通にスケベだということが分かるスケベで、わりとオープン。でも話す時は小学生みたいな感じじゃなくて普通にサラッと言う、話していてあんまり雰囲気に下品さを感じないタイプの人。転生してからはヒエリカの血によって恥ずかしがり屋になった為、むっつりスケベに。Sの才能はあるが父親とは違い、SではなくNではあるものの、どちらかというとセッ……の時はM寄りなので痛めつけるのに興奮はしない。この世界の住人になったので性欲は前よりもさらに高くなったが、勇者には叶わない。流石に午後の授業前に平日は必ずセッ……を三回戦するのは気持ちいいけれど、普通にキツイ(その後の運動が)数え切れない程レイゼルに絶頂させられるので、前は終わった後は体力が無くしばらく動けなかった。午後の授業で体力が増えたので大丈夫になってはきたものの、レイゼルが気持ちよくなる所を常に学習してくるので、エロ同人のごとく雌落ちさせられて常に発情してる、ちん……狂いの変態女にならないかを危惧している。でも客観的に見るともう堕ちてるけれども、本人は絶対に認めない。休日の時はレイゼルが頭を撫でてその気にさせられて、普通にレイゼルがすっからかんになるまでたっぷりフルコースを受けている。なんだかんだ言いながらレイゼルの事が大好きだし、スケベなので途中から理性飛んで、無意識にだいしゅきホールドしながら気持ちよくなって何かしらを口走っている。本当はいつも好きって言いたいものの、もしいつか別の女作ってたらその時のショックがエグいのと、普通に恥ずかしいので、意地でも言わないようにしている。でも気が付いたらセッ……の時にめっちゃ好き好き言っているし、欲しがりの甘えん坊になっている。正気に戻っていつも「やってしまった……」とショックを受けている。そしてその度にレイゼルのせいにしている。




今回のお絵描き





【挿絵表示】
 chu、行為中の絵じゃなくてごめん、絵とか漫画描くのが上手くなくてごめん(マジですまん)

あとA3対応スキャナー持ってないからスマホのアプリでスキャンしないといけなくて、写りが悪いからごめん。見やすいようにフィルターかけたら細い線が全然映ってねぇ……プラマイゼロだ。でもA3スキャナーって普通に数万するから高い……バイトしてない民にはキツすぎる。漫画だからフラットベッドスキャナ欲しいけど、高いし置くとこ用意しないと……ひえぇッ!!

ちゅっちゅしてる理由は本編でいつか出すけど、まだ先の話なんだなぁ。



【挿絵表示】
 ただ並べて描きたかっただけだから、ポーズもクソも無い。ダブルお兄ちゃんを描きたかっただけなんや……。みんなはどっちのお兄ちゃんがお好き? あ、黒いポツンは黒い消しゴムのカスだから気にしないで……。赤い方の勇者についてはpixivの方見てくださいとしか言いようがない。いや、いっそハーメルンにも出すか? いや、でも正直めんどくさい。


早く神絵師になりたいマ~ン。




おまけ




「の、ノエル様とレイゼル様!? まさかお忍びで来ていたら、たまたまここで推し同士のデートイベを目撃できるなんて……! 最高だわ!! レイゼル様、本当に楽しそうで幸せそうね~! 良!!やっぱりレイゼル様を幸せにして、あのハイライトの無い目に光を灯してあげられるのはノエル様しか居ないのよね!!! はァ~~~ッ! ありがとうございます!!!」

「そしてその逆もまた然り……ですよ。隣国の王女、ヘレン様」


「あっ、貴方は……ヒエリカの所のセバスチャン!?」


(この世界では何故かセバスチャンという名前は執事になる宿命があり、執事は全員セバスチャンなのである)


「ふふふ……ですが、今は無礼を承知の上で、こう呼ばせてもらってもよろしいでしょうか?」


「同士、と」

「!! ……構わないわ」


《2人はオタ友になった!!》
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