※この作品はR-18です。

チュートリアル用のチョロイン幼馴染に転生してしまった   作:水性さん

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タイトルの通り、3つの○○になる話。


すごく久しぶりにヤ○デレシ○ュレーターの動画見てました。やっぱりヤンちゃんかわいいね。ママも綺麗で好き。やはり黒髪美人良い。

中には乙女ゲームの世界線の話もあって、それによりオリバス王子がイケメンになってる描写もあります。


何となく思いついたネタを適当に書き殴っただけなので、内容もスッカスカ。面白いかどうかは期待するな。




番外編 ○○になる話

 

 

 ~動物になる話~

 

 

「ワンッ!」

 

「いや、何でこうなった」

 

 

 事の発端は一時間目、クラスの令嬢達やヘレンちゃんと受ける魔法薬の授業中……。モブリーナ嬢が鍋を爆発させて、その中身が私にかかりそうになった時に、レイゼルがそれを庇ったからなのである。

 

 そしてレイゼルがその数分後……。

 

 

「ワン、ワンッ!」

 

「勇者様がとっても可愛らしいお姿に!」

 

「勇者様、失礼いたしますわ!!」

 

 

「ワウッ!?」

 

 

 犬化したレイゼルは小さなモフモフの柴犬になっていて、令嬢達のおもちゃにされていた。主に抱き締められたり、撫でくり回されたり。

 

 

「クゥーン、クゥーン……」

 

 

 本人はそれが嫌だったらしく、じっと私を見ながら、助けを呼ぶようにピーピー鳴いていて、私は「良かったじゃん、モテモテだね」と、思いながらそれを無視して魔法の勉強をしていた。

 

 ……そもそも、あれだったら普通にフィジゾーンで防げたのに。もしそれで体が溶けてたりしたらどうする気だったんだ。ヒロインはいくらでも居るけど、勇者であるレイゼルはたった一人だけなんだから。

 

 防御力が高いとはいえ、もっと自分の体を大事にして欲しい。

 

 ……と、私が素直にそう言えるはずも無く。それから私はこの状況に少し嫉妬をしていた。絶対にその事に気付かれないようにしながらも、モフモフになったレイゼルに時々視線を向けていた。

 

 

「ワオーン、ワオーン!!」

 

 

 正直に言うと、凄くナデナデしたい。ものすごく、ナデナデしたい。

 

 でも相手は貴族のご令嬢、私の方が立場は下だから、いくら中身がレイゼルとはいえ、私にも撫でさせて欲しいなんて言える筈も無い。

 

 そんなふうに思っている時、悲しげに鳴いていたレイゼルは無理やり令嬢達の腕から抜け出すと、私の足元にやってきて前足でカリカリしてくる。地味に痛い。

 

 

「痛い、痛いから……分かったから、大人しくしてて」

 

 

 とりあえず膝に乗せて頭を撫でておくと、レイゼル犬は分かりやすくしっぽをブンブン振っていて、私の膝の上でヘソ天してくる。……レイゼルのくせにあざとい事を。仕方ないから撫でておくと、更にしっぽがブンブンする。

 

 

「ハッハッハッ……」

 

 

 くっ……撫でずにはいられないっ!! モフモフなのが悪い、モフモフなのが悪い!! レイゼルのくせに生意気だ!! 

 

 

 ……そして次の日、レイゼルは元通りになっていて、しばらく頭撫でるのを要求してきた。当然撫でなかったけど。

 

 

「俺、もう1回犬になろーかな」

 

「何で……」

 

 

 

 

 ~ノエルの場合~

 

 

 ある魔法薬の授業、どういう訳か鍋の中身が爆発して思い切り魔法薬がかかって猫になった。どうすれば……。

 

 

 

「かわいー!! あれ、これってもしかしてノエルをいつでも吸えるし、飼えるからずっと一緒に居られるって事?? そうだよな??? そうか!!」

 

「!?」

 

 

 するとレイゼルは私を抱えて抱き締めると、思いっきり吸ってきた。

 

 

 

「ス────ッ……」

 

「うにゃ!?」

 

 

 やめろ、猫吸いをやめろ!! やめろ──!! あつい!! いきが!! (倒置法)

 

 

「フシャ──っ!!」

 

 

 レイゼルにビンタをくらわせて私は走り出して距離を取ると、本棚の上に逃げてレイゼルを見下ろしていた。

 

 

「おーい、ノエルー!」

 

「ウヴ~……」

 

 

「ごめんってー! でもさ、そこからどうやって降りんの?」

 

 

 ……たしかに、あんまり深く考えてなかった。というか待って? 地面、遠ッ!! えっ、怖い……どうしよう。

 

 

「にゃ……」

 

「あ゙ぁ゙~~♡ がんわい~~♡♡ ほら、ちゃんと俺が受け止めるから降りてきて!」

 

 

 なるほど、その手があったか! 今ここにはレイゼルという存在が居るんだった! 飛べ、私!! 

 

 

「へぶっ♡」

 

 

《ノエルはレイゼルの顔に飛び乗り、それから地面に降りて逃げた!》

 

 

「ノエル~♡」

 

 

 それから私はとにかく追いかけてくるレイゼルから逃げて逃げて……。そしてゲイル先生を見つけた。

 

 

「にゃー!! (助けて、ヘルプミー!!)」

 

「あれ、綺麗な白猫だ……綺麗な緑色の目。ノルトくんみたいだなぁ……どうしたの? 大丈夫? 君はどこから来たのかな?」

 

 

「にゃん!! (お父さんじゃなくて私はノエルです、助けてください先生!!)」

 

 

「えっ、あれ!? ノエルさん!?」

 

 

 そう言うとゲイル先生は驚いて私を見てくる。というか先生、スライムの言葉じゃなくて猫の言葉も分かるんだ……。

 

 

「にゃ……(実は魔法薬の授業で思いっきり鍋が爆発しまして……)」

 

「それは……災難だったね、とりあえず今日は気を付けて。あとスラのすけ先生を見つけても本能で飛びかかったりしたらダメだよ? ……今日が休みだったらいっぱい撫でてたんだけどなぁ」

 

 

 先生にそう言われて私は頭を傾げると、ゲイル先生がこっそり教えてくれる。

 

 

「実はね? スライムはみんな猫アレルギーで、NECOフィラキシーショックで体も思考も猫化しちゃうんだ」

 

「にゃっ!? (猫化!?)」

 

 

 

「そしたらスラのすけ先生が授業ができる状態じゃなくなっちゃうから……」

 

 

 実はスライムにそんな弱点が……。そういえばいつもゲイル先生がスラのすけ先生を連れてくるから、それで触れないんだ。なるほど……まぁ今は私が猫化しているんだけども。

 

 

「ノエル~♡」

 

「うにゃ!? (もう来たの!?)」

 

 

 変態の声が聞こえてきて、後ろを見ると走ってくるのが見えた。ビクッとしながらも私は走り出すと、いきなりムーヴィで転移して私の体を掴み上げた。

 

 

「シャ──ッ!! (離せ~~ッ!!)」

 

「うへ、うへへへ……♡」

 

 

 こうして私は結局レイゼルに捕まって猫吸いをされたり、午後の授業で猫の本能が働いてスラのすけ先生を追いかけ回したりして……レイゼルに猫じゃらしでおちょくられた。

 

 

 

 

 ~頭のおかしい乙女ゲームの悪役令嬢になる話~

 

 

「ノエル嬢……まさか貴女が弥生様にこんな酷い仕打ちをするとは……とはいえ、僕様には分かっていた。いつかノエル嬢が異世界から召喚された聖女である弥生様を虐めるであろうという事はな!!」

 

「(説明口調だ……)」

 

 

 そんなことを思いながら、私はやってもいない虐めの件をただぼーっと見ていた。あー、これってもしかしてよくある、悪役令嬢の婚約破棄という断罪シーンって事? なるほど、オワッタ。だってこれ死ぬか修道院行きじゃんこれ!! 

 

 あれ、でもよく考えたら私、別の国の貴族じゃん。じゃあ国外追放だけで済むか。よかったー! 

 

 まぁ学校を退学させられちゃうけど、顔だけのワガママ変態王子から離れる事ができて万々歳と思うようにしよう。ただ腹黒な聖女様が私にだけ見えるように勝ち誇った笑みをしてくるのがとんでもなく腹が立つ。

 

 

「聖女である弥生様の高い魔力、そして容姿……僕様の気が弥生様に向かってしまう事を危惧し、勇者を誘惑して僕様の嫉妬心を煽るような行為をした上でノエル嬢は犯行に及んだ……」

 

「は?」

 

 

「お゙っ♡」

 

 

 誰が危惧やら嫉妬しただって?? 

 

 

「と、とにかく!! ノエル嬢は僕様の気が弥生様に向かわぬように弥生様に卑劣な虐めの数々をしてきたのだ! だが僕様は疑問に思った……」

 

 

 おっと? これはまさか、珍しい"私の無実を信じるパターン"か? 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何故ノエル嬢はその虐めの数々を僕様にやってくれないのか、どうしたら嫉妬をせずとも僕様はノエル嬢の忠実なる家畜であることを分かってくださるのかと!!!!」

 

「だから私はそういう趣味無いって言ってんだろ、豚野郎!! その脳味噌すり潰されてぇのか!!!」

 

 

「お゙ほぉっ♡♡」

 

 

 ほら、聖女(笑)ちゃんもドン引きしてるよ!! もう黒幕がドン引きしてるレベルだよ!! 

 

 

「ノエル嬢っ♡ はぁはぁ……♡ 僕様は生涯、貴女様の愛玩具なのだぞ♡ ノエル嬢……♡ ♡ そもそも僕様は胸が大きな女に興味が無いことをよくご存知のはず!」

 

 

 それはもう、充分知ってますとも。白目になるくらいには。

 

 

「つまり僕様はこうして愛を貴女様に試されている!! 素直ではない貴女様からの、愛の確認方法なのだ!!」

 

 

 ハ?? 何言ってんだこいつ。いや、最初からずっと何言ってんだこいつ。

 

 

「さぁノエル嬢! 僕様の愛をご覧下さい!!」

 

 

 そう言うと豚は制服をバッと脱ぎ捨て、下に着ていたらしい全身モザイクになりそうな危ない格好を露出させ、極小サイズをバッキバキで観音開きにさせていた。とても見苦しい。

 

 

「ノエル~~~♡」

 

 

 そんな時、私のストーカーをしては私のコレクションを集めて悦に浸る、変態勇者のレイゼルがやって来た。どうやら授業が終わったらしい。

 

 

「……ちっさ」

 

「お前が僕様を貶すな!!」

 

 

 そして豚にそう言うと、私を抱きしめてくっついてくる。

 

 

「なぁなぁ、いつになったら俺と結婚してくれんの? やっぱ卒業したら? でもやっぱりその前に恋人として色々やっておきたいよな♡ は、初めてのデート、とか……♡♡」

 

「誰が貴様とノエル嬢が!! この僕様がノエル嬢の清らかなおまんこ様を白く汚し、染め上げるのだ!!」

 

 

 気持ち悪い事を言った王子にレイゼルは「はぁ?」と、何言ってんだお前という感じで言い、それから勝ち誇った笑みでこう続きを言っていた。

 

 

「ノエルの処女はもう俺の物だけど?? 俺のチンコでいっぱいノエルのまんことディープキスしたけど??? 今日の朝はすっげー気持ちよかったよな♡♡」

 

 

 そしてトドメに私にキスをして見せつける。人前でキスするのはやめろ、恥ずかしい!!

 

 王子はプルプルと震え、それから謎の言語を発して喚き散らし、そのまま後ろに倒れた。

 

 

「ざまぁクソ王子!! 急なNTRによる脳破壊で精神が死んだみたいだな! これでノエルは俺の嫁も同然!! 俺と駆け落ちしてずっと一生傍に居ような♡」

 

 

 ……それからオリバス殿下近衛騎士団の皆さんが「殿下──ッ!!」と叫んだり、結局私が婚約破棄されなくて聖女様(笑)が「はぁ!? 何で!!? 普通あのタイミングで婚約破棄するでしょ!! あー、なんかもう! 色々とどうでもいいわーっ!!」 ってなったり、猫耳年上イケメンが今度は二重NTRをしようと近づいてきたり……。

 

 これなんて地獄!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ……!? ゆ、夢か……」

 

 

 目が覚めるといつもの寮室のベッドの上で、隣に起きたレイゼルが居る。

 

 

「……夢でよかった」

 

「何? ノエルどんな夢見た? もしかして俺の夢?」

 






本当に中身ないね、スッカスカだぜ!
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