チュートリアル用のチョロイン幼馴染に転生してしまった 作:水性さん
2ヶ月ぶりですな、お仕事が今とんでもなく忙しい為、ゆっくり書いていたらこんなに時間かかっておりました。
ちなみにファンボでは最新話先行公開してるので、その為に公開できなかったのもありますが。……ファンボ用にスケベ絵を描くべきか、描かぬべきか。
あ、そういえば聞いてくだせぇ!!
なんとpixiv sketchくんがですね、しばらくハーメルンで投稿していない間に死にました!!サ終しました!!クソが!!
という訳で、これから絵の配信はYouTubeでやっていこうかと思います。前と同様、主なのは雑談と、作業風景の垂れ流しですな。キャラについての質問とか、聞きたくなったらそこで言ってくだせぇ。
YouTubeで水性さんって検索したら出てくると思います。ただ、作者はご存知の通り(たぶん皆知らないか忘れてる)の気分屋なので、たまーにしか配信しません。もしかしたら絵じゃなく、ゲームの配信もするかもね。
……ノエルさんとデートするノベルゲーム、さっさと作ってファンボとかに出したい。あとノエルさんのエロゲも作ってみたい。ただ、自分の絵は抜けないので、抜けるようになるくらい絵が上手くならんとお話にならない……。
おらに画力を分けてくれぇぇ!!
「……人生ってどうしてこうも嫌になる事が多いんだろう。昨日会ったばかりなのに、もうホームシックになっている私が居る……」
憂鬱な表情でノエルはマリエッタ特製のブドウジュースをあおる。まるで酒をグラスに次ぐかのようにブドウジュースの入った瓶をコップに注ぐ。
「美味しい……流石お母さんが作ったブドウを使ったジュース……もう他のジュース飲めない……」
高級ブドウに引けを取らないどころか、数ある中でもトップに君臨するであろう程のブドウを贅沢に使い、キンキンに冷えたジュースをノエルは飲む。
「美味しい……美味しすぎる」
「いーなー、俺野菜どころか果物も基本的に食えねーから……」
そう聞き、ノエルは残り少ない瓶の中にあるジュースを確認しては、コップに注いでくっついてくるレイゼルに飲ませる。ノエルがこうでもしないとレイゼルは飲めないので。
「んまぁ……」
「でしょ?」
ノエルがやっているからこそ、そう感じるのだが。ちなみにリンゴとバナナは実は意外とレイゼルが食べられる、数少ない果物である。
「それよりさ、これどうする?」
「目障りだから外に捨てておいて、投げ捨てないように」
半ケツではなくモロに出ているケツにペンが刺さり、体が縄で縛られた状態で、手を床に付けずに膝を立ててうつ伏せになっている気絶したオリバスをノエルは見ないようにして、レイゼルに指示を出す。
「おっけー!」
元気よくレイゼルは返事をすると、レイゼルはズルズルとオリバスを引き摺り、窓の方に行くと窓を開ける。
「レイゼル? 何をする気?」
「えっ? 何って?」
そしてあろうことかレイゼルはオリバスを窓から落としたのである。前に窓から投げ飛ばして何故か生きていたので、死ぬ事はないだろうという考えの元で。それで某御曹司のように溶岩に落としたりするよりはマシである。
だが突如として人が上から落ちてきたら、目撃者は当然ビビる。なので窓の外からは甲高い悲鳴やら「殿下ッ!!」という声が聞こえてくるが、レイゼルは窓とカーテンを閉めてシャットアウトした。
「ちょっ!? 何してんの!? 確かに捨てておいてとは言ったけれど、そうじゃなくて!! 魔法でどっかにやっといてって事だったんだけど!? こんな事したら大問題に──」
「ん? あー、へーきへーき! 大丈夫だって! 数時間後にはもう皆忘れてるからさ!」
そう言うと、レイゼルはノエルにくっついていつものようにスリスリした。
その発言を聞いたノエルはその理由を察しており、この行動には流石に度が過ぎているとは感じたが、正直オリバスの事で考えたくないのと、ノエルはそこまで善人では無いので気にしないようにする事にした。
レイゼルは目撃者の感情を操作したのである。
見た事により何かしら大きく感情が乱れたのを感じ取り、目撃者全員の感情を限り無く抑え、衝撃的な出来事を無関心レベルにまで強制的に落としたのだ。
すると一体どうなるかというと、人間は忘れて何も思い出せなくなる。あたかも、その出来事が最初から無かったかのようになる。
珍しく風邪を引いたらその記憶は多少残る事はあるだろうが、基本的に鼻がムズムズした結果くしゃみをした回数や、くしゃみをした事自体などは覚えていないものである。
そしてノエルもオリバスの事はどうでもいいので、教室に入ったらノエルの席の近くで自ら縄で縛り、粗末な物をおっ勃ててハァハァしていたミニブタの事を早急に即刻に絶対的に忘れることにした。
何故なら今のノエルにはそんなくだらない事で意識を割く訳にはいかないからだ。
「おはようございますっ! ダーリンっ♡」
「おはよー……で、誰? 転入生??」
「ノエル♡今日も可愛いですねっ♡すーはぁ、すーはぁっ♡♡お゙っ♡やっべ 、キくッ♡♡♡」
例え性癖がおかしい後輩が自分の恋人を勝手に脳内彼氏にしていたり、同級生が自分に抱きついて匂いでキマりながらパンツを濡らしていたとしても、意識を割く訳にはいかないのだ。
「をいをいをいをいをいをいをいをいをいを?? お前何勝手に俺のノエルの匂いキメてんの?? ノエルの匂いを嗅いでキメていいのは俺だけなんだけど??」
「あ゙ぁ!? お姉様と呼べクソ弟がァ!! それにノエル♡とオレは大親友♡だし女同士だからいいんだよボケカス死ね!!」
例え意味不明な喧嘩が勃発したとしても、意識を割く訳にはいかないのである。
「それにオレはてめェと違って、同じ更衣室使えるから運動した後の汗の匂いも嗅ぎ放題だし、至近距離で生着替え見れんだよッ!!」
「は?? 俺は恋人だからノエルのまんこの匂い嗅いだ事あるし、なんならほぼ毎日セッ──」
「黙れぇッ!!」
だが流石にこの意味不明で品性と人間性を疑うようなマウントの取り合いは無理だった。ノエルは何故か装備から外す事のできない鞭でレイゼルを引っぱたくと、嬌声を上げて喜ぶ変態勇者を無視して「レイネル、私はもう二度と更衣室で着替えない」と真顔で言った。それにはレイネルはとてもショックを受けた表情で固まる。
……するとなんということでしょう、レイネルはぶわっと涙を目に溜めて泣き始めた。レイゼルと全く身長が変わらないタッパも気もデカいクセ強女が、情けなく。
「ふえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「泣くほどそんなに嫌だったの!?」
「ぎらい゙になら゙ ない゙でぇぇぇぇぇぇええええ!!!!」
流石姉弟、泣き方はレイゼルとよく似ていた。
「お、驚いただけだから……嫌いとかじゃないから……」
「ほんど……?」
「俺としては嫌いになってもらった方がいいんだけどなー」
余計な事を言う変態をノエルはもう一度引っぱたき、見る人はわざとそう言ったんじゃないかと思える変態はアヘ顔をして喜んでいた。
「じゃあながなおりのぎゅーじで……」
「えぇ……?? まぁ……いいけれども」
「……あっ!?」
困惑しながらもギューッとノエルは要望通りに抱き締めると、レイネルの涙は逆再生かのように引っ込み、そして先程のお仕置に喜んでいたレイゼルを見て「ヘッ」と笑った。とはいえこれは偽りの涙ではなく本気で悲しんでいたが故の涙だったのだが、爆速で機嫌を取り戻したからノエルも気づけなかったのだ。なんともセコイ黒柴である。
しかしすぐに機嫌が直ったのに気づいたノエルはサッと離れた。レイゼルが五月蝿くなりそうなので。
そう、ノエルはそんな事に意識と時間を割く訳にはいかないからだ。全集中でノエルは何故か異様に距離の近いリンファから分からない部分を教えてもらい、自分の考えた魔法について助言を貰う。
「頑張ってるのね、ご褒美として先生をあげようかしら?」
「結構です」
途中セクハラを受けながらもノエルは集中して授業を受けた。ノエルには理由があるので。そしていつもの昼休みでの事。
「ノエル様、そろそろですね」
「うん、そうなんだよヘレンちゃん……」
「あー、むっ♡」
「にゅぁー、む!」
ノエルはレイゼルには野菜、散歩から自分の元に帰ってきたニョッキには肉をあげていた。しかしその間でもノエルはある事に意識を若干向けていた。それが──。
「「文武学祭!」」
実は一ヶ月以内にその日が迫っており、ノエルの秋の2連覇がかかっているのだ。なので負ける訳にはいかない為、張り切っていた。
「それにしても、気になる……」
「そうですね……」
「え? 何が?」
ノエルとヘレンの言いたい事にレイゼルは思い当たる節が無い為、頭の上にハテナマークが浮かべていると、レイネルは呆れとバカにしているのが混ざったような顔をする。
「てめェ聞いてねェのかよ」
「まー、俺はノエルの事しか興味ねーし」
その証拠に他のクラスメイトの名前は未だにレイゼルは知らないので。
「月と魔が満ちる日、血の祭典が開かれる。飢えた獣達の闘争が終わる刻、闇夜の蝶が現れ死の兆しが──」
「剣技・魔法大会の自由形が閉会した時に学園が重大な発表をするんですよ、ダーリン♡」
「へー……」
ソフィアはアグネスルーをしてレイゼルに説明すると、無視された本人は「……えっ」と、悲しげな声を漏らす。哀れ、アグちゃん。そして説明されたレイゼルは興味なさげに返事をし、それから「誰だこの子」と一瞬だけ思った。
「もしかしたらアーティファクトが禁止になるのかな」
「だといいですね……」
ノエルはそう考えて、文武学祭で会ったアーティファクト部門のメガネ少女を思い出す。
「そしたらあの子悲しみそうだな……なんだったっけ、ユーカリ、じゃなくて……」
「誰がコアラの餌よ!! 私はユーリカ、覚えておきなさい!」
するとグルグルメガネを付け、この数年で大きく育てた果実を胸囲にぶら下げた少女が現れた。ノエルは精神的にダメージが入ったが、それに気づかないふりをして話しかける。
「久しぶりだね、春の文武学祭以来かな。元気だった? それよりどうしてここに?」
違う部門なのと校舎が離れているので文武学祭以外で会う事は無い。なのでノエルは当然疑問に思い、質問した。
「決まってるじゃない、宣戦布告よ!」
「そ、そうなんだ……」
ユーリカはビシィッとノエルに指を指すと、レイネルがじとーっとした目で疑わしげな顔をした。
「でも今年の春の時はノエルの前にオレと当たって、ちょっと殴ったらスクラップになっちまったじゃねェか」
「う、うるさい! 今回のフェアリーちゃんは一味も二味も違うんだから! 覚悟しなさい!」
「あ、うん」
ノエルはユーリカが指してくる反対の方の手を見ると、その手には昼食が入っていると思わしき紙袋を持っていた。
「ご飯、一緒に食べる?」
「えっ……そ、そんな事を言って、フェアリーちゃんの弱点を聞き出すつもりね! 絶対に言わないわよ!!」
レイゼルならともかく、ノエルはそんな事など一切考えてはいないのだが。
「そういう事じゃなくて、ここから校舎に戻るのって大変でしょ? そしたら戻る頃にはかなり時間がかかっちゃうし……だから一緒にどうかなって」
「……ま、まぁ? そこまで言うなら、一緒に食べてあげなくもないわ!」
そしてユーリカは嬉しそうに紙袋を出すと、中に入っていた大きなハンバーガーとポテト、パイやらを食べ、炭酸ジュースを飲み始めた。なんてジャンキーな昼食……! ノエルは食べている物に関してちょっと何か言いたいが、余計なお節介なのと対して仲が良い訳でも沢山会話をした事がある訳でもないので、頑張って言わない事にした。
一方ユーリカは食べている途中で「私のフェアリーちゃんは凄いんだから! 特に今回のは自信作なのよ!」と、聞いてもいないのに勝手に話し始め、ノエルは「え、これ聞いていいの?」と思いながら、止めるべきかちゃんと聞いてあげるべきかに困っていた。
そして結論から言うと全部聞くことになり、理不尽に怒られた。
~・~・~・~
「ノエルぅ~、やって」
「それくらい自分でやってよ」
授業やら夕飯やらが終わって、幼馴染2人は歯を磨く所であった。レイゼルはノエルにやってもらいたがり、なんだかんだ言いながらもノエルはやってあげようとした。
「って、これ私の歯ブラシ……無いと思ったら何勝手にコレで磨いてもらおうとしてるの」
「……えへぇ♡」
「えへじゃないでしょ、えへじゃ」
ノエルは利き手の方にレイゼルの歯ブラシを持ち替えると、歯磨き粉(イチゴ味)を付け、自分の歯ブラシにはミントの歯磨き粉を付ける。右手でレイゼルの歯を丁寧に磨き、左手で持ったマイブラシで自分の歯を磨く。
「あー……んっ♡」
「(変な声出すなバカタレ……)」
歯を磨き終えた後は2人でベッドへ横になる……が、この時レイゼルはいつもノエルの睡眠を邪魔するのである。
「ノエルぅ~……セックスしよ♡」
「しない」
即答されたレイゼルは横向きになってノエルを抱き締めると、スリスリする。
「いいじゃんかぁ、昨日シてないし」
「無理」
「んー、じゃあキス」
「じゃあはい」
するとさっさと寝て早起きしたいノエルはレイゼルの頬に軽くキスをすると目を閉じて寝ようとする。
「え~…………1回だけ、1回だけだって♡」
「そう言って1回だけだった前例が無いんだけれど。はいおやすみ、早く寝てね」
ノエルはさっさとレイゼルを寝かしつけようと、体を引き剥がしてぽんぽんをポンポンするものの、逆にリトルレイゼルは起き上がった。
「……ヤベェ、勃ってきた! なぁなぁ、いいじゃんかぁ~♡」
「何でだよ、さっさと寝ろよ。何で勃つんだよ、ふざけんな」
またレイゼルはノエルを抱き締めると、ガッチガチになったリトルレイゼルをお尻や股に擦り付ける。すると、条件反射的にじわりとノエルの体は愛液を出して、濡らし始めた。
「す、擦り付けんなっ……」
「だってさぁ……こうしたらノエルもヤル気になんじゃん♡」
ゴソゴソとノエルの薄いパジャマのズボンから、パンツの中にレイゼルは手を入れると、具合を確かめる。
「ほら♡もう濡れてる……♡」
「違う、それおりものだから……って、ちょっと」
「えー♡嘘はよくないと思うけどなー、俺は♡」
レイゼルは指で愛液をすくうと、ほぼ毎日のセックスにより興奮すると肥大化するノエルのクリトリスを摘むと、クニクニと優しくこね始める。同時にまだふにふに感触の乳首に触れると、すぐにノエルのクリトリスと乳首は硬くなった。
「んっ……あ、バカ♡やめっ……♡」
「んへへぇ……やだ♡だってノエルの乳首もクリチンも、すっげー硬くなってんじゃん♡だからさー、俺と気持ちよくなろ?」
カリカリと乳首とクリトリスの先っぽをレイゼルは優しく刺激すると、ノエルにその熱と質量を思い出させ、存在を感じさせるように腰へ勃起したチンポを押し付けた。
「ねぇ、ちょっと……んぁっ♡明日、早起きしたいのにぃっ♡♡」
「ちゃんと起こすからさぁ~♡だいじょーぶだって♡それよりさ? ノエルの大好きな恋人とのセックスに集中した方がいいと思うんだよなぁ」
レイゼルはゆっくりと中指をノエルの中に挿れると、状態を確かめながら慣れた手つきで奥の膣壁をトントンと刺激する。するとノエルの膣はぎゅーっとチンポにするかのようにレイゼルの指を締め付けると、更に愛液を染み出させる。
「あッ♡♡らめっ♡それ以上は……ぁ♡♡」
「でもすげーびちゃびちゃ♡ノエルだってもう俺とセックスしたいよな♡それにこんなで終わったら不完全燃焼で寝られないだろ?」
そう話している間、レイゼルは息を荒らげながらもノエルの中に入れていた指の本数を増やしており、あっという間に3本を入れられるようにさせて、ぎゅうぎゅうと締め付けられていた。
「はぁッ♡はぁッ♡あ゙ッ♡♡」
「ノエルのふわトロまんこも俺の指じゃ満足できなさそうだし……♡」
ゆっくりとレイゼルは指を膣から抜くと、乳首を触るのは止めずに手に付いた愛液を目をハートマークにさせてちゅぱちゅぱと舐め、吸い付く。
「ん、ちゅ……は、あ♡」
そしてかけ布団の中で魔法を使い下だけ脱ぎ、ノエルのズボンを下着ごとこちらも魔法で脱がした。
「だからさ、そろそろ……いいよな♡♡」
ノエルの腰を掴み、ヌルヌルとするノエルのまんこの感触を味わってからゆっくりと腟内に挿入していく。そしてノエルの最奥に到達し、入りきらない分を無理やり押し込んだ瞬間。
「あッ♡♡~~~ッ♡♡♡」
急に強い快楽を感じた事によりノエルはすぐに絶頂し、中を強く締め付ける。
「はぁっ♡……っ♡ノエル、きもちー? でもこれからもっと……気持ちよくしてあげるからな~♡」
乳首とクリトリスを同時にレイゼルは責め、そのままゆっくり腰を振り始めた。
「ノエル、キスしよ?」
「はぁっ♡あッ♡……ん♡」
一方その頃。
寝不足確定なイチャラブセックスを始めた恋人2人を、コッソリと聞いていたアルティメット変態ストーカーが居た。
「はぁッはぁッ♡お゙ッ♡♡」
そのストーカーは極上ポークビッツから敗北の白い涙を流しており、無様にも自ら体を縛った状態で果てていた。
「くしょぉッ♡あの忌々しい勇者めぇッ♡♡ボクしゃまのノエル嬢をッ♡」
そのストーカーとは、某豚王子の事である。どうやらこの豚、盗撮していた。しかも小賢しい事に、空気中の魔力を使って盗撮しているので分かりにくい。しかも空気中の魔力はよく2人が魔法を生活の中で何気なく多用している為、魔力濃度は少々多い。その中で波長や性質も混じっている為、分かりづらいのだ。
豚王子はヘコヘコと腰を動かすと、あまりにもお粗末なブツは簡単にオナホからすっぽ抜ける。あまりにも小さく短いので、ちょっとでも腰を動かすと抜けてしまうのだ。なので某豚王子が使っているのは特注の自動で吸い付き搾り取る動きをし、人の体温ほど温かくなるアーティファクトのオナホだ。あまりにも短いので、父親のように奴隷を使ってのオナニーができない。なんとも哀れだ。
なので自分の妄想に近づけるとしたら、目が緑色の髪を脱色させたノエルに比較的似ている奴隷に縛って調教してもらい、無様にオナニーをしている様を汚物を見る目で観察してもらう事くらいである。
しかし理想は本物のノエルに縛ってもらう事。いくら似ていてもノエルでは無いのなら、家族に似て傲慢な性格の影響で、普通に屈辱的で苦痛なのだ。
「はぁっ、はぁっ♡ふぅ………」
一息ついた所でスンッとした表情になると、豚王子は待機させたノエルに似せた奴隷に縄を解いてもらい、それから想い人と
すると突然アーティファクトは前触れなく映像が途切れた。カメラが壊れた証拠である。おそらくは気付いたのだろう、そう思いオリバスはアーティファクトの通信を切ろうとした。
『……もしもし、失礼致します。そちら、第一王子のオリバス殿下でいらっしゃいますか? あぁ返事は結構ですよ、聞きたくありませんので。こちら、ノエルお嬢様やそのご家族様にお仕えさせて頂いている者でございます』
その時、老人の声が部屋に響いた。決して大きくは無い声だが、その部屋では声がやけに大きく聞こえていた。
『失礼かとは存じますが殿下に緊急でお聞きしたい事があり、連絡をさせて頂いた次第でございます。殿下、お好きな花の香りはございますか? 殿下に花束を手向けようかと考えておりまして。できれば薔薇以外でお願い致します』
オリバスは過去にこの声をどこかで聞いた事があるような気がした。一体いつ、何処のタイミングだっただろうか。少し考えて、やって来た眠気に特に抗おうともせず目をゆっくりと閉じようとする。
『おや、お休みになられるのですね。では
その声と共にオリバスは眼を閉じた。
そして次の日、オリバスが目を覚ました時。
「んん……」
「おはようございます、殿下」
瞼を開き、オリバスは声が聞こえた方に顔を向けた。
「き、きゃぁぁぁぁぁぁぁあああッ!? で、殿下っ!!」
「……? どうした、騒々しいぞ。それより何時だと思っている……」
オリバスは五月蝿い奴隷の声に二度寝を決め込もうとし、瞼を閉じる。
「僕様の眠りを妨げるなど、万死に値するぞ。良かったな、その顔がノエル嬢によく似ていて……」
「で、殿下……ただいま午前8時半でございます」
そう聞き、オリバスは驚いた。何故なら深夜のように辺りは暗く光は見えないからだ。暗闇だけがそこにあった。
~・~・~・~
「とまぁ、こんな感じだ」
セバスチャンは空飛ぶトカゲこと、元コレディア王国の国王にして実兄のエドガーに見えた景色や様子をプロジェクターとスクリーンを通し、普段の仕事をしている時の様子を文字通り見せていた。
年月により老人となった弟は、ライトブルーの双眼を前に平然とカステラを食べ、緑茶を飲む。 今までセバスチャンが見せていた仕事とは、休憩を挟みながらも一日中千里眼の能力でありとあらゆる国の上層内部の機密情報を覗き見し、空間を切り取って話し声も聞こえるようにして録音などもしていた。
エドガーが来てセバスチャンに仕事を教えてもらう事になって数日、エドガーの知る一般的な執事の仕事などをセバスチャンは一切しておらず、それどころか皇居で寛ぎ皇帝や皇族達と一緒に食事を取っていた。執事らしい事はまるでしておらず、形式上ではそういうふうに多少は振舞っているかのようだ。
「まさか、あのヒエリカ帝国の皇族に仕える唯一の使用人の仕事がこのような汚れ仕事だとはな。清廉潔白に見えて、その裏では隣国の王太子の目を潰すとは」
小さく「実に良い」と若干頬を赤らめる兄にセバスチャンは「あぁ、本当に変わっちまったな……流石アイツの子孫だ」と、遠い目をして
「……ちげぇよ、これは俺の自発的行動でノルンの子孫達は何も知らねぇ。いつも事後報告だ、直接命令が下される場合は余程の緊急事態だな。そんな事は滅多にねぇ」
セバスチャンは糖分を補給し終えると、また再び千里眼で今度はヴェリカ家の様子を見るのだった。
「もし、俺が皇族達の執事として支える為に、空間の神から貰った加護の能力が無かったら今頃この世界はどうなってたか分かるか」
「皇族やヒエリカ帝国は滅んでいた、という話か?」
「まぁ普通はそう思うだろうな。でもな、違う。実はノルンや歴代皇帝、皇族達をたいそう気に入っていて、子供が生まれる度にウッキウキで会いに行っている親バカヤンデレな可能性の神が居るんだが」
この世にはそんな神が居るのか。そう思いながらも弟の後釜として執事見習いになったドMは、デリックが死に自分が執事になったその時には、自分もいつかその加護を与えられるのだろうかと考えた。弟が今見せているのはそういう事なのだろうと。
「時々その神様は子孫達の様子を覗いて見てる。もしその時に皇族にどんな形であれ害を与えたら、そいつを中心に半径3000kmの地面と生き物が消し飛ぶぞ。だからそんな事が起こらないように、こっちが先回りして制裁を与えないといけないんだよ」
実は実際に滅んだ国が過去にいくつかある。消し飛ばした本人ならぬ本神は我を忘れてやった為、その最中の事を全く覚えていないのだが。消えた後、ハッとして「殺ろうとしたが既に行動は終わっていて、もうそいつは消えていた」ような状態なのだ。その国に暮らしていた人々にとっては、巻き込まれて死ぬのだからたまったものではない。
「そうなったら世界中の人間は神じゃなく、皇族達に
でもその原因が人間にあったら? 危害を与えた人間は神によって死に、もう片方は被害者である皇族。だがそれは一種の原因でもある、なら間違いなくまた猛バッシングくらう。皇族にとって人からの不評は、信用問題に関わるイコール死だからな。
大昔にあった魔女狩りみたいな事に巻き込まれてほしくない。もしそれで更に激昂した神に世界のほとんどが滅ぼされて……そんなくだらねぇ事で、あいつの信念と覚悟を汚されてたまるかよ」
だからセバスチャンはこの仕事をしているのだ。
「……まぁ要するに、この仕事はいかに神が見ている時にご機嫌取りができるかってとこがミソだ。やるのは敵の監視に殲滅と自分を仕う人間への軽い
弟にして先輩の
お前のリップサービスは一般的なそれとは違い、
ちなみにその事についてあれはいいのかとエドガーはたまたま居合わせた皇帝の子息である次男に聞いたのだが、本人曰く──。
『他国なら処罰を受けるだろうが、まぁここはヒエリカだ。それにいくら竜人族でも、神の力を使って得た膨大な視覚情報は脳に負担が大きい。老体なら尚更だ、それなら寝てエネルギーを回復してもらった方が仕事のパフォーマンスが上がるだろう? それにうちの執事の仕事には明確な休日と休憩時間は無い。24時間働いて貰ってるんだ、今日はたまたまそういう日だったんだろう。
ただ……何故俺のライブシーンをセバスチャンは昨日といい今日も見なかったんだ、推し変か? 推し変なのか?? 起きたら絶対に問い詰めてやる……』
との事。今更ながらにエドガーは、この国と皇族おかしいと思うのだった。そして起きたセバスチャンはしっかりと
そして次の日。
「あ! 爺や!」
「爺、元気だったか」
「えぇ、お坊ちゃんとお嬢様。お二人の元気な姿を見るだけで私は元気が漲るようですよ」
エドガーは仕事称してセバスチャンに連れて行かれヴェリカ家に来ていた。一体どういう事なのか、とキョロキョロと少女趣味満載な家の中を見て思っていると、双子の親であるノルトとマリエッタはよそ行きの服装で準備をしていた。
「やっとノルトさんが二連休を取れたから、今日はパパとママは二人で久々にデートに行ってくるわね♡」
「夕方には帰ってくる、それまで待てるか」
「行ってらっしゃい父さん、母さん!」
「ん」
「セバスチャン、それから空飛ぶトカゲも見守り頼んだぞ」
「承知致しました」
まさかの子守りをする事になり、エドガーはますます訳が分からなくなった。やはり執事がやるような仕事ではない為。するとノルトは鞭を出し、エドガーにその先を向ける。
「返事はどうした、空飛ぶトカゲ。お前のその口は何の為にあるんだ?」
「ふぁい……♡」
まぁどうでもいいかァ! そんなふうにドMと化した空飛ぶトカゲことエドガーは、考えることを放棄した。
次回は一体いつ投稿されるのやら。
~おまけ~
「爺や、今日の晩御飯のデザートはスイートポテトにしてもらうから一緒に芋掘りしに行こう!」
「遅いと置いてく」
「えぇ、もちろんお供させていただきますとも」
「……????」
《エドガーは混乱している!》