チュートリアル用のチョロイン幼馴染に転生してしまった 作:水性さん
……あの、本当にお久しぶりです。これはですね、任天堂が悪いんです。任天堂がモン○ンラ○ズサン○レイクをセールにしたり、リ○ム天国の新作出したり、ま○さばのSwitch版出したり、時のオ○リナのリメイク情報出したり、ム○ュラの仮面のアイコンで釣って我氏を射的ミニゲームの地獄に落としたり、紹介映像見て「あれ?子供リ○クの声変わってない??やだ!!我氏は富士子さんのリ○クがいい!!もういい、ハイラルオールスターズDXやる!!キー○ンのお面着けてるの、あらお茶目で可愛いわねぇ~~!!ショタの生足ッ!!!」とかしてショタコン爆発させてたり、なんか唐突にベ○ネッタがやりたくなったから3作買っちゃったり、またまた唐突に逆○裁判がやりたくなったから1から6に、検事の方も買っちゃったり……。全部任天堂のせいなんです。
「……はぁ??」
「だっでさぁ!!! そこにノエルの朝勃チンコが俺に舐めて欲しそうに勃起してたんだよぉ!!! だからつい!! 雌としての本能がぁッ!!!!」
「ついじゃねぇよ、というか今は元に戻ってんだろうが。本能関係ねぇんだよ、ガン見すんなキモイ」
レイゼルは夜が明けた頃に元の姿に戻った。そして起きるやいなや、いつものようにノエルの寝顔観察を始めようとして見てしまった。ニョッキに捕まってはいたのだが、その拘束を抜け出してニョッキを横スマで画面外へぶっ飛ばし、その後は……先程の会話の通りだ。ただレイゼルはヨダレをボタボタ垂らしながらも、決して舐める事はしなかった。昨日、行為の最中にもうしないという約束をしたので。なので視姦をしていると……ノエルが起きた。
「はぁ、はぁっ♡」
「私に踏まれながらキモイって言われて喜ばないで、本当に」
メリメリと頭を潰されそうになっているレイゼルは、更にダバダバとヨダレを垂らすと、未だ元の姿に戻っていないノエルをじっと見上げる。
「……ノエル、いつ元に戻んの?」
「あぁ、演劇本番まではずっとこのままだよ。文武学祭初日に本番があるから、初日の夜に戻って3日目の大会までには間に合う計算。元に戻ったら、感覚を取り戻す為にひたすらにヒエリカで魔獣を倒す予定」
「ふーん……」
するとレイゼルは不満気な表情になり、ノエルは「何、どうしたの」と足を退けた。
「何が嫌?」
「いつものノエルは、ぶっちゃけロリコンとかあの王子くらいにしか興味持たれないのに、男の姿だったら女の子とかホモにすらモテんじゃん……俺のノエルなのに……」
「ホモとか言わない。うーん……じゃあ、物凄く気は進まないんだけれど……よくレイゼルが私にやらせようとしてくるいい方法があるよ」
「なにそれ?」
~・~・~・~
「ふーっ、ふーっ……♡」
「あぁ、
「お、おはようございます、ノエル様……あの、これは一体????」
ヘレンは困惑しながら、レイゼル(犬耳カチューシャとギャグボール付き)の首に普段着けているチョーカーかもしれない物に繋がった、チェーンタイプのリードを持ったいつもと違う雰囲気のノエルを見る。
「あぁ、これかい? 見ての通り犬の散歩だよ」
「そ、そうですか……」
いやまあ、確かに。確かに、ノーマルな人間は離れていくだろう。イケメンがどう見ても犬扱いされて喜んでいる変態を連れていたら、ドン引くものだ。注目の的だが、実際に近寄る人間は居ない。……ただ、問題なのは──。
「(駄目だわこの子、
そう、全ての生物──いや、意思あるものをその気になれば豚へと変貌させる、皇族が皆持っている調教のスキルだ。テイマーなどが持っている使役している生き物に技などを教えることができるのが本来の調教というスキルなのだが、皇族がそのスキルを得ると……どういう訳か人間問わず調教した相手を豚化させるのだ。本来は技を覚えさせる為のスキルが、皇族にかかれば鞭の味を覚えさせるスキルになってしまう。そのせいなのかスキル名も若干変わる。
「はぁ、はぁ……♡」
「お゙ッ♡」
「(ほら!! 周りの男女達から開いてはいけない扉が開く音が聞こえてくるじゃないの!!)」
そしてノエルのスキルは無自覚ドM調教……。まさに無自覚に周りすらドM化させてしまっていた。というのも、タレ目な優しげ白銀髪美青年が金髪美青年をアレな感じに虐めているという、容姿とは裏腹に鬼畜な所業を周りに晒し、一方その所業に興奮しながら恍惚の笑みを浮かべている金髪美青年。
何かしらに目覚めてしまうのも、無理はないというものである。
「あーッ!!!!」
すると横から鼓膜を突き破る程の声量がノエル達に襲いかかる。一同がその声の主の方を見ると、そこに居たのは黒髪ライトブルーの眼をした美少女、レイネルであった。
「てめェーーッ!! なんて羨ましい真似を!!!! クソがそこどけェッ!!」
そう言いレイネルは興奮している変態の頭目掛けてドロップキックをかましてやろうとするが、それを予期していたレイゼルは
「おはようレイネル」
なんだかもう、姉弟同士で暴力はよくないというセリフを言うのを諦めたノエルは、とりあえず朝の挨拶をするとレイネルの殺気立っていた様子が一瞬にして色めき立ったものに変化した。
「ノエルっ♡おはようございます♡♡今日は久々にまたカッコイイ姿になったんですね♡♡♡いつもの姿も私は当然、す、好きぃ……♡ですけど、その姿のノエルはとっても凛々しくて普段とはまた違うノエルの魅力が出ててどっちもしゅきぃ♡……です♡♡♡」
「この僕だからね、当然じゃないか」
目をハートマークにさせてノエルの腕に豊かな胸を押し付けながらレイネルは抱き締めると、同じ女(今は男だが)としての圧倒的胸囲の格差にノエルは内心精神的にダメージを受けた。この世界だとひんぬーの成人女性は希少だが、ノエルにとってはそんなレア要素は微塵も欲しく無いので悲しくなるだけである。
「ん゙ーーッ!!」
「邪魔すんじゃねェ雑魚がァ!!」
レイゼルは「俺のノエルに触んなッ!!」とレイネルに攻撃するものの、レイネルはその攻撃を簡単に捌いていた。実にあはれ。
「
「ん゙ッ♡」
「あんっ♡」
キャンキャンガルガルしている柴犬達をノエルは拘束魔法で引き離して縛り付けると2人はハァハァしながら喜び、そのまま散歩をするかのように校舎へ向かう。更に周りから見るとアレな感じが上がってしまったが、とりあえず柴犬達が大人しくなったのでノエルはよしと思う事にした。というよりも、思い込むようにした。
「全く……この僕の前で醜い争いをしようだなんて、いい度胸をしてるよね。どうして君達はいつもそうなんだい? 全く周りに配慮しようともしない。まぁこの僕が美しいあまりにそうなってしまうのも分からなくないけれど、もしそれでヘレンがケガをしたら飼い主である僕の監督不行きとしてあの醜悪な王がここぞとばかりに厄介な事を起こしかねないじゃないか。主人の手を煩わせる犬は要らないよ、分かったらその喚く口を閉じて大人しくする事だね。……それで一応聞いておくけれど、ケガはないかい?」
「いえ、私は大丈夫です(あなた達の方がインパクト強過ぎて、私は視界に入っていないんじゃないかしら……。それよりも、さっきからその口調は何!? どうしたのよ!?)」
ヘレンは内心、まるで別人のようになってしまったノエルに衝撃を受けていると、歩きながらノエルヘレンに近づき少し体をかがめた。
「ごめんねヘレンちゃん、驚いたでしょ?」
「ヒョッ!?」
すると耳元でイケボが聞こえてきて、ヘレンは謎の悲鳴を上げるとノエルは「ヒョッて何だろう……」とちょっと思いながらプルプルしているヘレンに話しかけ続ける。
「これはね、舞台の役作りの為なんだ。だから終わるまではしばらくこの姿と口調でいようと思って」
「しょっ、しょうなんでしゅか……」
「慣れないかもしれないけれど、舞台が終わったらすぐに元に戻るから安心して」
「ふぁい……(声がっ!! 息がっ!!!! この姿のノエル様、なんてえっちなの!?!? えっち取り締まり法があればすぐに逮捕案件だわ!!)」
様子が少し普段よりおかしいヘレンに
「むしろ万病に効くと思いますッ!!」
「何が……??」
ノエルはハテナマークを浮かべながらも犬の散歩という名の登校をしていると、木に寄りかかって腕を組み、なんだか意味ありげな怪しい笑みを浮かべている
「おはようアグネス」
「この邂逅ノ刻を待っていたぞ、ルシファー────ん??」
番外編には出ていたが、なんだか本編ではお久しぶりである。……いや、前にセリフは無いが実はちゃんと昼ごはんを一緒に食べてはいた。そう、一応居たのである。セリフを出していないだけで、一応居たのである。彼が陰の者である為、ちょっと大人しくしていただけだ。
「君とはほぼ毎日会ってるけれどね」
「ルシファー、その口吻と姿は一体……?」
「……これからはしばらくの間、舞台の為に役作りとして学校ではこうやって過ごそうかと思って。あまり気にしないでね、ちょっと恥ずかしいから」
ちょっといちいち説明するの面倒だな、とか思いながらノエルは次誰が来ても説明を求められようとも説明を放棄する事にし、犬二匹の散歩をする。
「ダ~リ~~ンっ♡」
あぁ、もう無視だ。
ノエルはクズチャラ男属性が好きな後輩の声を聞いて、完全に無視を決め込む事にした。ぶっちゃけノエルはこのソフィアという後輩があまり好きではない、というか気に食わない。それはまぁそうだろう、恋人に好意全開で近づく別の存在など、誰だって気に入らない。恋人が自分に向ける恋心や愛情を自分の土地として例えると、その行為は土地を侵略されているようなものなので。
「って、ど、どうしたんですかぁっ!? どうしてノエル先輩じゃなく、イケメンとわんわんお散歩プレイを?! 別れたんですかぁ!? 私がお慰め(意味深)しましょうかぁ!?」
「誰が別れただ」
ノエルはつい反応してしまったことに内心少し悔しく感じながら、ソフィアで3回目の質問を受けた。
「の、ノエル先輩!? どうして男子の姿に……!?」
「……趣味」
適当に答えた結果、誤解を招く発言になったが、別にその程度の誤解はノエルにとってなんの障害にもならない。そしてぶっちゃけこの姿は父親に似ているから気に入っているので、あながち完全に間違っているという訳でもない。なのでそれ以上の説明はせず、校舎へ向かう。その途中、部門が違うヘレンは途中で道を分かれる。
「うっ……名残惜しいですが、私はここまでですね……ではお昼休憩で会いましょう」
「せいぜいこの僕に会える時を心待ちにしているといいよ」
普段のノエルなら手を振って「またお昼に会おうね」と言うところだが、今のノエルはノルンなのでそう答えてから戦闘部門の校舎へ向かった。
~・~・~・~
「どんな宝石でもクズ石に見える程の、この僕の見目麗しい顔を見ていたいからといって……不躾にもジロジロと至近距離で僕を見ている上、僕の邪魔をしている。その事に君自身は随分とこの僕に対して、酷く不遜な態度をとっていると思わないのかな?」
「でもイイ女でしょう?」
「おや、残念だけれど……僕は夜に鏡を見た時にしか、そのイイ女とやらに出会えたことがないんだ」
ノエルは教室にて、リンファからの至近距離での授業中もノルンを遂行していた。その様子を見ている
ノエル
当然彼らは「何を言っているんだこの女」と、強く思った。レイゼルが居るので父親のようにとはいかないが、剣技・魔法大会の自由形を最初の秋以外で春と秋を制覇しているのだ。弱い筈が無い。だというのにノエルはそんな事を言いやがる。
ではその弱い人に簡単にやられた自分達の立場は……と考えると彼らはイラッとしたが、それはつまりノエル自身の自己肯定感がとても低いから起こることなのだと、普段の言動からして理解した。そして少しくらいは自信持てよと、不満を募らせた。
周りのキャラが濃すぎるのと、容姿が特殊なので必然的に目立ってしまうが、普段はとても大人しい。なのでそれらの強い要素を抜いてしまえば、女子であるという事以外は特に目立った部分はない。
……だというのに。ノエル達を含む彼らをヒエリカの平原へ放流した、あの鬼指導のドS英雄ことノルトかのような姿でそのように振舞っている。クラスメイト達は目玉が飛び出そうに感じながらも「どうしたお前」と言わんばかりにノエルを見ていた。普段のノエルは絶対にそんな事を言わないので、まるで別人かのように感じながら。
「それより早く授業を始めてくれないかな、僕はできる限り時間を無駄な事に浪費したくないんだ。生きている限り、時間は有限だからね」
「……そうね、始めましょう。今日は魔法の実技をやるわよ」
そう言うとリンファはこの場の全員を魔法で魔法訓練所へ転移させ、授業を開始した。
「今まで研究をしていた魔法の実戦よ。今日は勝ち負けには拘らず、自分の研究した分野でいかに自分を殺そうとする敵相手に実戦で通用させるかを評価するわ。剣を使いながら行う事が前提だけれど、あくまで魔法を見るから剣だけを使っていても点にはならないわよ」
するとリンファは魔法で教師にあるまじききドスケベチアガールの格好になると、手で輪っかを作り舌を突き出すという独特なジェスチャーをした。
「優秀なコには私からのご褒美をあ・げ・る♡」
「「「うぉーーーっ!!!」」」
「俺はヤるぞ!!」
「バキュームフェラの特権は俺の物だぁッ!!!!」
性欲旺盛な思春期のモブ男子達は一斉にやる気になる中、ノエルは「まぁ、ある意味健全だな……」と思いながら、隣で「俺もノエルにドスケベフェラされたい。あ、でも今のノエルなら俺の方が舐め回したい」などとほざいている変態を、何故か常備している鞭で引っぱたいた。
「ありがとうごじゃいましゅッ♡」
「……本当に、どこを見ても品性というものがまるで無いね。いつの間にか養豚場にでも迷い込んだのかと思ったよ、仮にもここは貴族が多く通う学校の筈だけれど」
ノエルは鞭の形態を変えてポケットにしまおうとすると、何故か隣にレイネルがやってきては、きゅるる~ん♡という目をする。
「オレにもご褒美ないんですか?」
「ある訳ないじゃないか、むしろどうしてあると思っているのかをその粗末な頭に聞きたいね」
「しゅきィッ!!」
ノエルは今度こそ鞭をしまうと、床で這いつくばってノエルの足に擦り寄るレイゼルを踏んだ。
「あ゙ッ♡」
「邪魔だよ」
ノエルならそんな事はしないが、ノルンはするのでやってみたのだ。意外とノエルは特に羞恥心などは感じずにグリグリしていた。流石皇族、ドSという訳ではないだけの主人公である、同年代でそちらの方のポテンシャルは世界中のどこの誰を探してもノエル以上には居ないだろう。ノルンになりきる所にだけ羞恥心を感じているところがなんとも、なんとも……。
そして授業中のシーンを流した所で文字数を食うのと、考え出したらおそらくリアルタイムで1週間は過ぎそうなのでこちらの都合で丸々カットさせて頂こう。暇人の読者達よ、今こそオタクの脳内補完を発動させるのだ。そして脳内補完を紙という媒体で表現するのだ、そこに正解があるかもしれない。なのでそれ以上、考えるのが作者の仕事だろとか言わないで欲しい。とにもかくにも授業は終わり、ノエル達とは別の部門であるヘレンは推しCPのシチュを脳内で勝手に妄想していた。
そんなCP厨ヘレンの推しCPはレイゼル×ノエルなのだが、今はノエルが男体化しているので今ばかりは腐女子と化していた。
「(早くあの顔面国宝を目に焼き付けて、イチャイチャを早く摂取したいッ……私の生きる糧を得たいッ!!)」
既に限界を迎えていたヘレンだが、それをあくまで内面だけに留めて優雅に歩いて向かっていた。これでも一応、王女なので。一滴たりともあの王族の血が流れている訳では無いが。
いつもの学校にある薔薇園にて、用意されたガーデンテーブルに着くとヘレンは待っていた。この学校は身分を問わないというルールが存在するが、やはりそれでもやはりこの国の王女となるとこういった対応はどうしてもとられる。
テーブルで待つこと数分。ヘレンの耳に聞きなれないが間違いなく美声である青年ボイスと、聞き覚えしかない汚ぇ青年ボイスとうるせぇ美少女ボイスが聞こえてきた。
「皆様、お待ちしておりま──」
「やぁヘレン、無事僕よりも先に来ていたようだね」
「あぁぁぁぁぁぁぁあああ!! ノエルの浮気者ぉ!! 俺が居るのに!! 俺が居るのにぃ!!!!」
「うるせェーーッ!! いい加減に泣き止めカス!!」
「この世の闇を凌駕せし混沌、それはこの世の
ヘレンは声がした方を見ると、そこには戦闘部門のクラスメイトという名の興奮した家畜達を引き連れていたノエルと、隣でくっつきながら泣き喚いているレイゼル、その弟を怒鳴るレイネル、そして「えっ、何これカオス??」となっているアグネスが居た。
「──した……」
ノエル達の背後に居る豚と化した戦闘部門のクラスメイト達は、全員が四つん這いで後を追っており、まるでノエルが通った道こそが自分達の通る道であり普通に立って歩くなど不敬極まりないと言っている……かのよう?
彼らは顔を紅潮させながら、身分も関係なく「ハァハァ……♡」と、息を荒らげていた。これが学園の掲げる、表向きの理想。身分を問わない生徒同士の関わり合いだ。……健全かはさておき。そもそもこの世界がある意味健全な不健全過ぎる、エロに特化し過ぎた世界なので。この程度の事を不健全とはあまり言わないのだ、アブノーマルだったとしても。
「(一体何があったの?! 確かに今のノエル様は素晴らしい細マッチョ高身長イケメンで江戸すぎで叡智だけれど! 周りの人をあんな人としての尊厳が消えたドMの顔にさせる子じゃ無いわ!!)」
では一体何があったのか? それを端的に説明するならば、ノエルは役に入りすぎたのである。やっている内についやり過ぎてしまい、ボッコボコにしてしまったのだ。ついでに……性癖も。ノエルは負けたクラスメイト達に、それはもうネッチネチとノルンはそれ絶対言うセリフでボロカスに何処がダメだったかを言い、開きかけていた扉をこじ開けて全開にしてしまった。
「あの……後ろに居る方達は?」
「あぁ、自ら僕の豚になりたいと言ってき変態集団共だよ。確かに僕の魅力の前では人類の大半はいずれ肉になる家畜として飼われた豚のようだけれど、僕の奴隷として豚に志願するのはただの気色悪い不審者だからね。あまり見ない方がいいよ、仮にも王女である君の目が腐る」
「「「お゙ッ♡」」」
「(今、変態とか気色悪いとか目が腐るとか言われて喜んだわ、後ろの人達……)」
「じゃ、一緒に食べようか」
ヘレンはドン引きしながらも、とりあえずBLと化した推しCP2人を見ていたのだが、その時に背景となっていた豚の皆さん達が非常に気になって仕方なくなっていた。だって放置プレイにとても喜んでいる様子だったもの、仕方ない。
そして昼休みが終わり、訓練所へノエル達+α(豚の皆さん)は向かうと、そこには授業に使う道具や武器などの準備をしているゲイル、そして準備をサボっているスラのすけが居た。
「こんにちは、先生」
「うん、こんにち──ノル、ノエルさんっ!? って、えぇっ!??」
ゲイルは振り向くと、あまりにも想い人にそっくりすぎる男体化したノエルに驚き、それから背後に居る変わり果てた姿の生徒達を見た。そしてスラのすけはゲイルの驚いた声に反応し、ノエルの方を見ると──。
「ピキぃぃぃぃぃいいいぃぃぃいいッ!!」
ガチ絶叫をした。そして普段以上にプルプルしながら、ボロ泣きし始めていた。
「でっ、伝説の再来だ……!!」
「なんの事かまるでよく分からないけれど、早く授業を始めてくれないかな。この僕の時間を無駄に使わせる気かい?」
突然のキャラチェンジにゲイルは困惑しながらも、急いで準備を終わらせて早めに授業を始めることとした。幸いにも、何故だか生徒は既に全員揃っていたので。
「じゃ、じゃあ授業を始めるよ! 今日は投擲武器を正確に投げられるように訓練するからね! 練習して充分に精度を上げられたら後は実戦をするよ、みんな頑張ってね!」
ゲイルはこの日、沢山の的を用意していたのだが……ノエルがそのほとんどをゴリラ的な圧倒的パワーの肩で、半分以上の的の中心を貫通させ、その後ろにあったものすら貫通していた。
しかもこれ不思議な事に、性転換したからと言って元の身体能力が大きく向上した訳ではない。男体化した事により、魔力によって動かす特殊な体の出力が筋肉量が増えたことにより上がっただけなのだ。
皇族の男女の違いとは、魔力を多く持てる代わりに体を動かして攻撃する時の消費量が多くなるか、消費量を抑えられる代わりに魔力の保有量が皇女よりも少ないかの違いしかない。後は筋肉量の違いにより、装備できる武器の重さだ。
普通の性転換ならば、男になれば筋肉量が増え力も強くなり、女になれば筋肉量が減り力も弱くなる。しかし、完全に姿を変えている訳ではなく変化は一時的なもので、元来から生物学的に男だった場合と性転換で男と成った者ではその筋肉量には違いがある。性転換をした場合では、筋肉が発達しきっていない。
しかし体を変化させ様々な生物へと姿を変える事ができる、吸血鬼の
100%姿を異性に変化させ、それによって得たメリットや本来持っていた能力を受け継いだまま力を得ることができる。つまりノエルや初代皇帝の場合、魔力を多く保有する女から筋肉量の多い男へ変化する事で、魔力の保有量を一切下げること無く強い肉体になる事ができる。
……などということを一切知らないノエルは、いつもと同じような感覚で投擲ナイフを投げた結果、力加減を間違えて貫通させてしまったのである。
「先生、他に良い的は無いかな? 的の質が悪くてすぐに壊れているようだけれど」
「ノエルさん、その的は工芸科の木工部門の人達に一番硬い木で丈夫に作って貰った物なんだけれど……あと途中でスラのすけ先生に投げたけれど、スライムじゃなかったら危ないからね??」
「つまり丈夫に作られていなかったということだね」
「それ以上にノエルさんの投げる力が強すぎるから、もう少し抑えてね……あと反省しようね」
「そんな事より、早く実戦に移りたいんだけれど。まさかこの僕を待たせる訳じゃないよね? こうしている間にも、僕の貴重な1秒が消費されているだなんておぞましいにも程があるよ」
「じゃ、じゃあ……そろそろ平原に行こうか……まだ練習したい人はスラのすけ先生に診てもらってね」
するとスラのすけは盛大に安堵のため息をして、イキイキと他の生徒達に「じゃあこ♡」していた。ノエルが帰ってきた時はまたプルプルしており、ノエルにプニプニされていた。
「よし決めた、このスライム飼うよ」
「ピキィィッ!?」
「先生、僕が貰っても別に構わないよね? いやむしろ、この僕が飼うべきだ」
「ダメだよ!?」
「冗談に決まっているじゃないか、半分は」
「半分は本気なんだ……」
「ピ、ピキ……」
とりあえずね、時のオ○リナはいいぞ。水の神殿はクソだけど。でも我氏はム○ュラの仮面派です。ムジュ○はね、人間関係とか死への恐怖とか、クロックタウンに居るキャラの行動とか見れるのが好き。