死剣転生する
卯ノ花八千流・・・
彼女は、元死神で元四番隊隊長、そして初代剣八だった、しかし十一代目の剣八である更木剣八との死闘の果て卯ノ花八千は命を落とす
私の魂は地獄に落ちるものだと思っていた
しかし、八千流は生まれ変わり気付けば赤子になっていた
『・・・』(おや?・・私は・・・更木剣八と戦い死闘の果て・・命を散らしたと思うのですが・・・)
私の目の前には、亜麻色の長髪で整った顔で丁寧口調でその笑みには、冷たさを感じる、かつての私もそうだったから、・・・分かる
あんな眼をしていたら分かる、だが私と違って彼には、一筋のほんの少しの光がある事を私は気付いた
そして私は今は赤子だが、成長したなら私も彼と一緒にその一筋の光を追い求めたいと思った
私は生まれてからずっと親代わりの虚と暮らした、そして月日は流れ、5歳となった、この5年で虚は変わった、吉田松陽と名乗る様になった、彼処まで冷酷で冷徹だった男が、ここまで優しくなれるものなのだろうかと思ってしまう程、そして朧と言う少年と出会う、彼は5つ上のお兄さんだった、私には良くしてくれた、お悩み相談もしてくれた
剣の相手をよくしたものです、剣筋が鋭く、将来が有望だと思った、朧は真面目でゆうずは聞きませんが、芯があって心持ちの良い少年だった
朧と過ごしたのは半年間だけだった、彼は八咫烏の組織として本格的に動かなくてはならなかったのだ
それからまた2年が経つ、私は銀髪の同い年の男の子と出会う
彼と会ってから、三日が経った頃・・・・銀髪の彼、坂田銀時に稽古を付けていた
銀時は、何度も烈に挑むが彼女には指一本触れる事が出来なかった
正に獣、剣筋は滅茶苦茶、だけどセンスはある、磨けば光るわね、この子
『センスは良いですねぇ・・銀時・・・ですがセンスが良くても剣の筋が滅茶苦茶です……ほらそこ、隙だらけですよ』
銀時は私に一生懸命食らいつく、確かにそこらの大人なら勝てるだろう、そう、まだちょっと剣を齧った程度の大人の男性になら普通に勝てる実力はある、だが私や松陽の様な化け物からしたら、それは一般人よりちょっと強い程度と言う認識でしか無い
成人男性よりは強い、でもそれだけ・・
更木剣八と同じ・・・磨けば更に強くなる
私は銀時に松陽と一緒に剣を教えている
それから10年が経つ、この10年の間で、私は色々経験した、私は怪人という奇妙な生命体を倒す事もあった
災害レベルがある事を知る、私が倒して来たのは災害レベル竜クラスらしい、災害レベル竜も確かにはごたいはありますが、強者と呼ぶには弱過ぎる
それから高杉晋助、桂小太郎、坂本辰馬の3人、特に高杉と桂、この2人は銀時の次に付き合いは長い、辰馬とは・・まぁ彼は後でも良いでしょう
私は彼らと過ごして行く内に、生前では得られなかったものを手に入れたと実感する事が多くなった、その多くは私にとって初めて、こんな罪人がこんな明るい場所にいても良いのか時々考えてしまう
でも、私が罪人である事には変わらない
そして・・・・しばらくして10年前の攘夷戦争が再来し第2の譲位戦争が起きてしまった
譲位戦争最中・・・
私は色んな種族の生き物を、戦争とは言え殺しまくった、この時、私は心地好く感じていた、強き者こそいないが、有象無象共を斬り裂いていく、この上なく快感だった
こんな気持ちは正に私が殺人鬼と呼ばれていたあの頃と一緒だった、人を斬る快楽、斬った時の肉を斬り骨が崩れる様なあの感覚
ジュシャ スブュシュ!! コリ
そして人を斬る時、人の肉を裂く音
血が飛び出る時の音、全て、戦って人を斬っていく
ブシャッ!!
私はこの時ばかりは欲を抑えきれず戦意の無い敵ですら首をはね胴体斬り落としたりして、斬る悦楽、戦う悦楽に溺れていく、私は戦って人を斬る事で悦に浸っていた
そして私は・・油断した、育ての親である松陽を死なせてしまった、銀時に辛い役目を押し付けてしまった、本来その役割は私が受け持たないといけないのに、それを銀時に押し付けてしまった
それ以来皆はそれぞれの道を歩んだ、私は銀時に着いていく事にした、彼に自身の大切な師を斬らせてしまった、だからこそ私は彼にはもうこれ以上手を汚させたくない、だから私は銀時に、着いて行き、彼が楽しくそして、当たり前な日常を送られる様に私は銀時のサポートをするしか、彼に償う事しか出来なかった
時は流れるものは早く私はもう27になる、前世の頃を踏まえればもう1000年は下らないが・・・
しかし、今はピチピチの20後半、この10年間で私は銀時以外で大きな出会いをした奴が1人いる、そう今私の目の前で、銀髪の天パとハゲ頭の趣味が決して良いとは言えない格好をした男が、たかがゲーム如きで競っていた
無論私も彼らと同じゲームをしている、だが、私はこの2人よりゲームが上手かったららしく、完勝してしまう、因みに格ゲーをしている
『お2人とも落ち着いて下さい・・これはゲーム、ゲームなんですよ?、そこ迄熱くならなくても・・・』
「「ゲームに勝ってる奴が言うな〜!!!!!!!」」
2人は烈に思いっきり叫ぶ、烈は呆れた様に首を傾げて、ゆうゆうと2人の相手をした、だが烈は油断したのか1回負けたのだ、ゲームで、烈はゲームで負けたくらいでと思ったが、どうやら聖心はかつてのような清新では無いようで・・・
『2人とも・・・調子に乗らないで下さいねぇ、次は・・フルボッコにして差し上げますのでぇ、ほら?やりますよ、・・・・2人…とも……』ニコッ
烈のその笑みは恐ろしい顔は笑っているのに口と目が笑っていないのだから、それは恐ろしいものだった