長身やわらかデカ乳ドSお姉さんのマゾ泣かせ調教-寸止め手コキ乳首責めで尊厳崩壊射精- 作:萩萩
オリジナル:現代/ノンジャンル
タグ:R-18 女性上位 手コキ SMプレイ
ついに自宅へ招かれると、いつもとは一味違う、素のご主人様の姿が見られた。
高層マンションの一室に、ふたりきり。
あるのは、甘い快楽。
ばかりではない。
[キャラクター設定]
ご主人様(アズサ様)
- 長身脚長い胸大きい
- 身長(あなた+15cm) 体重60kg スリーサイズ96/59/88
- 黒髪ロング、一見清楚
- 中身も清楚、私生活は綺麗な感じ
- マゾたくさん飼ってる
- マゾを弄ぶのがうまい、好き。弄ばれてるマゾは自分だけが違うと思い込んでいる。
- 優しいけど豹変する たぶん演技だけど、マゾは怖くて泣く
1
ぞわぞわ、上がる。到着を待つ。
タワーマンション、24階。
いまだかつてこんなに長い、高いエレベーターに乗った覚えはない。
『鍵は開いてるから、入ってきてね』
ご主人様からの連絡。
こんな機会、訪れるわけがないと思っていた。
僕なんかが、ご主人様の部屋に招かれるなんて。
エレベーターが停まる。事前に聞かされていた部屋番号を目指し、僕は出た。いつもはホテルだったけど今日は違う。紛れもないご主人様の自宅。
家賃はきっと僕の月収の何倍もある。比べるのも失礼なくらいだろう。カーペット仕立ての廊下を歩くのが心地いい。お城の中を歩いているみたいだった。掃除もきっちりされている。静かで、物音一つ聞こえない。
そして見つけた、ご主人様の部屋番号。その扉の前に立つ。
震える手をドアノブにかけようと思った、その時──。
がちゃり、ひとりでに開いた。
「あら、いらっしゃい」
「え、あっ、あの……」
僕が扉を開ける前に、ご主人様が出てきた。
「遅いから心配したの」
手を掴まれ、奥へ引かれていく。見慣れたご主人様の背中には、黒い長髪がまっすぐかかっていた。
ご主人様は僕よりずっと背が高くて、手も大きくて、僕の全身を包み込んでしまうくらいに頼もしい。顔を初めて見たときはいかにもSMの女王様的な感じがして怖かったけど、本当は優しい。そのことは、ちゃんと向き合った人間なら理解しているはずだろう。
「なんか、びっくりさせちゃったかな」
「い、いえ、全然……あの、安心しました……」
「そっか」
長い廊下を歩いてきたのに、玄関の向こう側もまた長い廊下だった。だけど、ご主人様の優しい顔を見た途端に不安はなくなった。
廊下も玄関も少し肌寒かったけど、歩みを進めるごとに室温が上がり、暖かくなった。その先にある扉はガラス張りで、向こうの部屋の明るさがわかる。きっとリビングだろう。
「キミ、私の部屋に来るのは初めてだよね?」
「あ、は、はいっ……」
考えるだけで足がすくむ。僕なんかが、本当にいいのだろうか。
「私の家に来られるなんて光栄、だよね」
「はいっ」
「いい返事」
不安な僕を笑顔でエスコートしてくれるご主人様。握られた手の指はしっかりと絡みついていた。目のやり場に困り辺りを見ると、玄関からリビング扉までのアプローチがとても長い。そして、広かった。それは、僕の住む家よりも広いんじゃないかと思わされるくらいに広いものだった。
声のよく響くここで、ご主人様は僕に囁く。
「中に入れてあげるのは、いい子だけだよ」
僕は、ゆっくり頷いた。
振り向いたご主人様に目を合わせると、微笑んでくれた。
「キミは、いい子だもんね」
「あ……あ、ありがとうございます……っ」
「どんな時でも私のことを一番に考えてくれてる」
優しい声色だった。長い髪をかきあげながら屈み、背の低い僕に目線を合わせてくれる。
僕は、ご主人様のどんな命令にも従ってきた。つらいことも恥ずかしいこともたくさんしてきた。嫌だったわけじゃない。嬉しかった。こんな僕がこの身一つで他人を喜ばせることができるなんて思いもしなかったからだ。
「簡単っていうか、当たり前のことなのにね。みんな、意外とできないの」
ご主人様の言う通りのように僕は思う。それだけのことで『いい子』と呼ばれるのは少し気恥ずかしかった。
言い終えたご主人様は背筋を伸ばし、僕を見下ろす。
「じゃあ、挨拶はここでね。そしたらリビングに入れてあげる」
「はい……」
「少し寒いかもしれないけど」
「……だ、大丈夫ですっ」
その挨拶とは、人間としての挨拶ではない。
僕は、奴隷は。ご主人様の目の前で衣服を身に着けてはならない。そういう決まりがあった。だからそれに反している今、気が気でない。
手慣れた手順で脱いで畳んで、端に寄せる。そしていつものように、床へ頭をつけた。
「ご主人様……本日も、よろしくお願いします……」
「はい」と返事が聞こえると、僕の頭は踏まれた。すりすりと、自分の髪の擦れる音がする。
「アズサって、呼んでいいよ」
「え、え、っと……」
「今日からは私のこと、名前で呼んで?」
──ぐり……。
足が強く食い込む。耐えきれず、床に鼻先と口がついてしまった。
「あ、あ、ぐっ……」
「アズサ様って呼びなさい。わかったら返事」
「あ、あっ……アズサ、さまっ……はっ、あぁ」
「なぁに?」
「あ、ああっ……」
硬い床と重い足に、僕の頭が挟まれる。呼吸を浅くして沈み込み、ご主人様の……アズサ様の、重みをいっぱいに受け止めた。
「アズサ様っ……ありがとうございますっ……あ、う、ぐっ……あ……よ、よろしくおねがいしますっ……」
「射精は何日我慢したの?」
「あ、あっ……あのっ……前から、い、一度もっ、射精していませんっ……」
「何日かって聞いてるの」
「え、いあっ……あっ……に、二週間っ……14日……ですっ……」
「今日を入れて14日?」
「は、はいっ……はいっ……ご主人様っ、あ、あっ、アズサ様のことを、想って──」
「そう」
足が離れる。僕は床に頭をつけたまま、アズサ様の言葉を待った。楽になった体で息をしたいのも我慢する。浅い呼吸でなるべく静かに小さく床に丸まっていた。
静かな音で目の前の扉が開くと、暖かい空気が一気に流れ込んだ。
「入りなさい。もういいから、顔上げて」
「あ、あ、はいっ……」
「ほら」
アズサ様は行き先を視線で示し、開いた扉に手をかけたまま立っている。
僕は低いまま、前かがみで通過した。おそるおそる、ゆっくりと足を進める。
「お、おじゃまします……」
小声で、しかし聞こえるように言った。
一呼吸して辺りを見回すと、想像よりも広い。そして意外と、生活感があった。遠くのローテーブルには本が積んであり、そのうちの一冊は大きな雑誌で、開いたままになっている。ソファの端には四角く白いクッションが二つ。
そしてまさに、部屋の一番奥側。大きな窓から見える街並みがここの高さを象徴している。
立ち尽くしていると、後ろからこちらへ足音。扉を閉めたアズサ様が僕の肩に手をぽんと置いた。
上から囁かれる。
「……楽しい?」
「ひあっ、あっ、あの……」
「ふふ、別にいいけど」
しっとりとした声が耳に入り込んだ。どこにいても、その声を聞いた僕は体の力が抜けてしまう。ここがどこだったか、そんな簡単なことまで忘れそうになる。
「ぴしっと立ちなさい。どうせいくら背伸びしたって私には届かないんだから」
「は、はいっ……」
僕は、俯いた。腰も、膝も砕けそうなのを我慢して、しっかりと背筋を伸ばした。
「さっそく、はじめよっか」
もう何をされるのかはわかっている。
肩に置かれたままの手が少し離れ、その指先が僕の肌をつたう。ゆっくりと、体の前側へ下りた。
誰にでもついている性器なんて、見られて恥ずかしいものではない。
アズサ様は、それをわかっている。
「乳首、すっかりだらしなくなっちゃったね」
「あ、は、はいっ……アズサ様の、おかげですっ……」
「そう? キミが自分で長く、大きくしたんじゃなかったかな」
じりじりと、指先に沿われた。赤く膨らんだ突起を無数の指が囲む。後ろから両手で抱き着かれるような姿勢になると、背中にはアズサ様の体温を感じる。
「自分で毎日こうやって、女の子が一人でするときみたいに」
「……ぁ、はっ、あっ……」
「まだ乳輪しか触ってないのに、そんな声出しちゃうんだ」
「あ、はっ、あ……」
「ふふっ、その切なそうな声、好きなの。もっと聞かせて? 人前じゃ絶対に出せない、高くて、か細くて、情けない声」
「は、はいっ、い、ぁ、き、聞いてくださいっ……」
「……下も大きくなってるね」
「あ、あっ……」
言われて気がつくと、途端に顔がかっと熱くなった。性器のびくびくと跳ねる感覚が鮮明に上ってくる。
「あははっ、乳輪撫でられただけで即勃起。そんなに良いの? これ」
──くりくり、ぐにっ……。
「はぁ、うぁっ……き、きもちいい、ですっ」
「……ふふふっ」
中指と人差し指、僕の乳首の先っぽを挟み、つぶす。優しく訪れる圧迫感に甘い声が漏れ、腰が抜けそうになる。アズサ様は背中側から僕を支えてくれた。柔らかな感覚を嫌でも意識してしまい、僕はさらに脱力していく。
「あーあ、油断したらだめだって、姿勢は崩すなって言ったでしょ」
「す、すみまっ……せっ、ぁ、ん」
「……まともに喋れないくらいに気持ちいいんだ。まだ軽く刺激してるだけなのにね」
もうすでに、体を完全に委ねてしまっていた。抜け殻のようになった僕はただ、訪れる感覚に呻くことしかできない。胸元で指先が数ミリ往復する、たったそれだけのことに僕は屈服寸前。
「私のバストサイズ、覚えてるよね」
──ぎゅむ、ぎゅっ
柔らかい胸が僕の背中へ、平たくなるまでに押し当たる。僕は顔が緩んだ。
「あ、っ、はっ……96センチ、ですっ……」
「うわ、きもちわる。顔とろけてるし。だっさ」
「は、はいっ……」
「最初は私の胸にしか興味なかったくせに、今じゃ何されても勃起する奴隷。たまにはこうしてご褒美もあげないとね」
全身に快感がまとわりつく。乳首のほうには爪の先でカリカリ、硬く押し寄せる。後ろからはふんわりと包まれる浮遊感。体が熱くなる。
自分の足で立つということを一時、忘れていた。
「おい、重いんだよ」
「あ、ご、ごめっ、なさいっ」
「油断するなって言ったよね。ちょっと甘やかしたらこれ?」
「す、すみまっ……せっ、あっ」
その言葉に僕の体はがちりと固まった。足先から頭の上までがぴんと張る。
言葉に串刺しにされた僕は体をよじれない。押し寄せる快楽は口から逃がすほかなくなった。
「姿勢を崩すな。次はないから」
「は、ひっ、いっ……はっ……」
「なにそれ、返事?」
「あ、は、はいっ……あ、あっ……」
乳首への責めはより苛烈になった。アズサ様の態度も厳しく、声色は暗く低くなっていく。
僕の役目は、アズサ様の玩具に徹することだけだ。姿勢を崩さずに、性器だけはびくびくと跳ねさせる。乳首から上る熱で声帯をはじき、アズサ様への感謝を表す。
──ぎゅう~っ……ぎゅっ……ぐっ。
「あ、あああっ、ぎ、いぎっ、ぁ」
「これも好きだよね、乳首思い切り引っ張るの」
「い、ぎあっ、あ、あっ」
強くつままれた乳頭をいっぱいに引かれ、思わず叫ぶ。瞬間に訪れるのは痛みでも、それは徐々に快感へ変わった。表面を擦られるのとは違う、奥底のつぼをこそぎ取られるような、神経直下の刺激。
「体が動かせないからって、声でごまかしてるんでしょ」
「え、あい、ぎっ……す、すみませっ、い、いっ──」
「声も抑えて、姿勢は崩さないで。動くな。お前は私のオモチャなの」
「……ぐ、うっ、ふぐっ、い、ぎっ」
ぎゅうぎゅう、強く引かれ続ける。アズサ様はたびたび爪までを食い込ませて僕を痛めつけようとする。それでも耐えるしかない。ちぎれそうなくらいの力でつままれても、僕は歯を食いしばり耐えた。
「う、ぐ、ふっ……い、うっ」
「やればできるじゃない。あぁ、声は出さないで。返事いらないから」
「ふ、うっ……ぐ……」
声色の優しくなったアズサ様は片手を離し、下のほうへ手を伸ばす。
僕の、真っ赤に晴れ上がった性器。びくびく主張する先端に、指先が触れた。
「そろそろこっちも構ってあげないとね「」
つんつん、爪の先端が軽く舞い降りた。僕にできる返事は、そこをびくつかせることだけだった。
ぎゅっ。
胸元を強く引かれる。
「しこしこ、してほしいの?」
「……ふ、う、ぐっ……ぐっ」
僕は頷いた。きっと涙目だった。何度も頷き必死に訴える。懇願する間も言いつけは守り続けている。姿勢を正しく、口は閉じる。
「まだ触ってないのに。乳首だけでもうこんなになっちゃったんだ」
言い逃れできないほどに張った性器。その様子を耳元で、アズサ様の言葉で語られると、僕のそれはさらにひどくなった。
「ねぇ……我慢汁、すっごい垂れてるけど」
亀頭を指先につつかれ、次は陰囊。たくさんの指でさわさわ、下から掴まれるように撫で上げられた。体がすくむのを必死に抑える。
「この中で、今もキミの精子がぐつぐつ、出たがってる」
「ん、んぁっ、は、はあっ……あ……っ」
「乳首つままれただけで気持ちよさそうに、あんあんっ、ひぃんって。でも、おちんちんは置いてきぼり」
下から上まで。睾丸の裏からゆっくり、カリと裏筋を通過して先端、溢れ出るカウパーを巻き込んだ指先が何度も、軽く往復した。もう片方の手はまだ乳首を愛撫し、僕は上下両方から鳴かされている。
ぢゅこぢゅこ。
カウパーまみれ手が、速まった。
「う、うぐっ、ふっ……ううっ……!」
「一回出しちゃおっか」
「う、あっ……うあ、うっ……」
「一旦冷静になったら自分の醜態がよくわかるんじゃない? マゾだからそういうの好きでしょ」
ちゅこ、ずちずち。大きく水音立つ手は淀みなく上下し、赤く敏感な部分だけを執拗に往復した。いつのまにか乳首の手は離れ、それは陰囊をふわりと包んでいる。
性器を両手で甘く掴まれた僕は、再びアズサ様へもたれかかってしまう。それは、咎められなかった。
「……両手空いてるでしょ? 自分で乳首くりくり、ぐにぐにって責めて……もううるさくしていいから、情けない声出しながら、気持ちよくなって」
「……あ、あ、アズサ、さまっ、あっ、……ありがとうございますっ……」
言われるがままに、僕は自らの乳首をつまんだ。優しく、くりくり、ぐにぐに。アズサ様のように艶かしくは弄れなくても、心のままに全身で快楽を表現する。
「もっと、ぎゅっ〜て、つねるみたいにして。マゾのオナニーなんて見せものなんだから、つまんない動きはいらないの」
──ぎゅっ、ぎゅっ〜……。
「う、うぐ、ひぎっ、あっああっ……」
「ふふっ、あははっ……それだよそれ。あんあんって中途半端の声はいらないの、続けて?」
そう褒めたアズサ様は手を強くする。
僕の性器は本格的に追い立てられ射精寸前。がちがちに固まったところを強く圧迫される。
がくつく膝を抑えることはできなかった。腰が抜けそうになる。
「ふーん、もう限界? 姿勢崩すなって言ったのに。それが本気のオナニーってことなら、それでいいけど」
──ずちずちずちずち。
射精へ本格的に追い込む手。細い指の五本がそれぞれに刺激を刺してくる。
「あ、あっ、いくっ、いぐっ……あ、っ……」
「イくの? イっちゃう? だめ、だーめ。限界まで我慢」
「あ、うあっ、む、むりっ……もっ……むりっ……」
「嘘をつくな、限界だよ、限界。限界しか許さない。キミが限界にいるときの顔を見せて」
高速一定のペースに手は保たれている。しかし握る力は弱まっていき、溢れるカウパーが摩擦を減らすと刺激が和らいだ。
すべてを見透かされている。僕にもわからない限界、ぎりぎりに耐えられる程度の責めを立て続けに与えられた。
「ふふっ、出したら気持ちいい、絶対。今出したら最高に気持ちいいんだろうなぁ」
「あ、あっ……ぐっ……ううっ……うっ……」
射精したい。したい。ずっとずっと想って溜めてきたものが、寸前に来ている。目の前にその相手がいるというのに。
耳元で甘いことを囁かれても僕は耐える。耐えるしかなかった。言いつけを破ることすら僕にはもうできない。
手の速度はまた落ちた。それでも、油断すれば落ちるのは容易にわかる。
「……キミのご主人様はいじわるだから、このまま射精させずに終わりになるかもね。それなら、ずるして射精しちゃったほうが得じゃないかな」
ゆっくり、水音を塗りつけるような動き。ただ軽く撫でるだけ、それだけで射精してしまいそうな淵に僕は居る。
「う、うぁっ……はぁ、はあっ……も、もうっ、あ、むりっ……むりっ……」
「……キミの代わりなんていくらでもいる」
「あ、あ……す、すみません……あっ……ううっ……」
──ぬち、ぬち。
僕が顔をしかめると、手は速度を落とした。そしてゆっくり擦り終えて、根本で止まる。
人差し指と親指につくられた輪っかが巻き付き、びくつく肉棒を下に押し下げ、持ち上げ。擦らずに刺激していく。
「でも、キミには私しかいない。私の代わりなんていないんだよね」
「……はい」
ふと、声の方を向く。僕を覗く瞳は微笑んでいた。
顔が近い、吐息も感じるほどに近くだった。
僕は、自分の吐息を浅くする。
「だけどね。死ぬ気で頑張っても、手を尽くしても。どうにもならないことはあるんだよ」
手が、ゆっくりと動き出す。
「射精したくないなんてわがままじゃないかな。無理なことは無理だよ」
手は速まっていった。突然のことに僕は声を上げる。
「射精するなって、私がキミに言うのと同じ。わがままだと思わない?」
ぢゅこぢゅこ、飛び散る透明な液が扱く手にまとわりついたかと思えば、床までを点々に汚していた。どくんどくんと波打つ全身に力をかけ食い止める。
「は、あっ、あっ、いぐっ、でちゃうっ、あっ、ぐぁっ……!」
「死ぬ気で我慢しろ」
射精してはならない。言いつけはわかっている。
それでも体は意思に反する。
「う、ぐっ、ぁ、す、すみませっ、あ、う、うっ……」
「出すな」
「あ、あっ、い、ぎっ、あ……う、わ、あっ……」
もう無理だ。そう思ったとき。
手は遠くに離れ、余韻に跳ねる真っ赤な性器だけが残された。
「あ、はっ、あ……」
「……ふふ、よかったね、我慢できて」
「う、うぁ……はっ……はあっ、はぁ……」
「いい子」
囁かれ、息の上がったままでも僕は、ほっと息をつく。
離れた手は頭をひと撫でしてから胸元へ下り、つまむ。感覚が激しく上り詰めた。
「はい、乳首ぎゅー、ぎゅっ」
「あ、あぎっ、あ、あっ」
はじめの姿勢、後ろから両手で抱かれる。
「おちんちんは休憩ね」
壊れる。印象はそれしかない。性器から刺激を奪われて、代わりに乳首を痛いくらいに握られる。心身ともに蝕む衝撃が視界をぐらつかせ、理解を拒む脳裏に深く傷を残す。
──ぎゅぐっ……ぎゅぅ……。
「ぐ、う、うっ……」
「……こんなに、よく伸びるね、キミの乳首」
「あ、っ、い、痛っ……あ……っ」
「乳首で射精もだめだから」
真っ赤に腫れた乳頭をいっぱいに引き回される。その間も、射精寸前に留められた性器は悲鳴を上げていた。
また胸元から手が下りる。ぬるぬるの亀頭に指が触れた。
「交互にやってあげる。これ、頭おかしくなるから」
「あ、うあっ……は、はいっ……」
「みんなこれで泣くの」
また音を立て往復、絶対に無理だと思わされるほどの刺激が立て続けに襲い掛かる。
──ちゅこちゅこっ、ぢゅこぢゅこ。
──ずちずちずち。
「はい、ぎゅー、乳首ぎゅー……ふ、ふふっ、なにその顔、あははっ」
精液が寸前まで迫る。根元に快楽が渦巻き留まる。
離れた手は休まずに真っ赤な胸元へ、奥底にある快楽をこそがれ、弄ばれる。
「ぎゅー、はい、ぎゅっ、ぎゅー」
「う、うぁ……あ、あっ、ううっ……」
完全にコントロールされていた。性器に刺激が降り、必死の我慢を強いられた直後に手が止まる。堪えているのは込み上げる絶頂ではなく、それを奪われる破滅感だった。体が崩れていくのがわかる。二つの異なる性感帯を往復され、神経は焼き切れる。
「あーあ、あ〜……。おちんちんも乳首も握られてわけわかんないでしょ。だけどもう、キミが我慢する必要はないのかもね。私がちゃんと調節するから」
言葉を発するのも苦しい。頭を使うのが気怠いほど疲弊していた。僕はアズサ様の玩具、意思などない、自分にそう言い聞かせた。
「そろそろ本当に出ちゃうんじゃない」
「あ、は、はい、はいっ……あっ……」
「もう嫌だ?」
「あ、あ……」
僕は、首を横に振る。目をぎゅっと閉じて思い切り振った。
「大丈夫だよ。キミ、本当に限界そうだし。いい子は捨てたりしないから」
激しく擦られて寸止め。そして乳首を握られる。繰り返しに折れた心も潰れそうになる。
「口半開きでよだれ垂らして、もう出来上がっちゃってる。今の自分がどんな姿をしているかも考えられないくらい、ぐちゃぐちゃ」
白飛びの世界の中で、声だけが鮮明だった。耳元ではっきりと囁かれ続ける。
「私があげる気持ちよさ意外に触れちゃだめ。私の刺激だけでいっぱいに満たすから、余計なことしたら溢れちゃうよ」
このまま射精してしまいたいと何度も思った。諦めて力を抜くと刺激を止められて、僕は放り出される。休む間もなく、次はぷっくり腫れた乳首をつままれる。詰まりきったはずの精液がさらに押し固められる感覚がした。
手がちゅこちゅこと動き出すと、その固まったものが解ける。それでもまた、すぐに寸止め。抜け出せない。
僕の意思に関係なく、それは続く。
「こんなところ来なければいいって思った?」
首を横に振る。
逃げたい、なんて思わない。僕を包み込む感覚は確かに、心地良いもの。そう、思っている。
「……出していいよ」
「……え、あっ……はっ」
「射精して。ぜんぶ、出せ」
手が速まった。今までと違う、到底堪えきれない刺激。力の抜けた体は何も拒まない。
「出したら、飲んでもらうから」
「……はい」
「あははっ、いいんだ? みんな嫌がるのに。キミ、頭回ってる?」
もう戻れない。射精感が暴れながら、取り返しのつかないところまで上り詰めた。収縮するのを抑えるものは何もない。
「出せ、だせだせっ。私の手の中にぜんぶ出して。キミのどろっどろに濃くなった精液、思い切り射精しろっ」
片手は性器を扱き、もう片方は射精を待ち受けている。
「乳首、忘れてたでしょ。自分で思い切り引っ張れよ、ほら、早くしろ」
──ぎゅっ、ぎゅうっ。
「ん、ふぐ、ん、ぐっ……」
「舌出して…………もっとだよ、突き出せ」
引けそうになった腰は背中側から支えられた。
がくがく震える膝も、アズサ様に支えられている。
「あははっ、人に見せちゃいけない顔してる……。ふふっ、キミの情けないところぜんぶ見せて。顔も声も、そのがくがく震えてる体も私に晒しながら出せっ、舌突き出しながらイけっ……!」
──ちゅこちゅこ、ちゅこちゅこっ、ずちずちずちっ。
「ん、んぐっ、んぇっ……」
「びゅ、びゅっ、ほら…………あー、その顔、あははっ」
──じゅぐ、びゅるっ、ぐち……。
「……出てる、ぜんぶ絞り出せ。私の手に受け止めてもらえるなんて、めったに無いんだから」
どくんっ、どくどく、熱さが一気に流れ出て僕の体は震える。
びゅっ、びゅる。性器が波打つように何度も根本から押し上げられる。
アズサ様の手は止まらない。最後の一滴まで、終わらない。
反対の手で、突き出た舌の根本を掴まれた。強く引かれ、口が開いたままになる。
「さすがに濃すぎ。手のひら気持ち悪いんだけど……」
「んあ、う、っ、ぐ、う」
「ああっ、もう……口閉じないで、流し込むから、噛まないでよ?」
アズサ様の手のひらにどろどろ、濃く、白い液体が溜まっていた。
興奮の冷えた頭に嫌な香りが差す。
「いいって言うまで飲み込んじゃだめだからね、わかった?」
アズサ様は大きめの声で、僕の耳元で言った。
舌を右手に引き出され、呼吸が苦しかった。指先が食い込み、吐き気に喉奥が収縮する。あがいても指はそこから動かない。
「ん、ふぐ、んっ、ぐ」
「見て、ほら。どろっどろに濃いキミの精液、ぷるぷるしてるの見えるでしょ? ねばつきすぎて流れていかないから、舐め取って、ほら、ほら」
「んぁ、ぇっ……くっ」
目の前、アズサ様の大きな手のひらにこびりついている自分の液体。口の中へ、強引に押し付けられる。
ぬちゃ、ぬちぬち。音を立てる。
じゅるじゅるっ。
「ぺろぺろ。ほら、ぺろぺろ〜、せっかく出した精液が自分の体に戻っていくの、どんな気持ち? ……最悪じゃない? ふっ、あははっ……答えなくていいから、ちゃんと味わってね」
そうして、ほとんどが舌へ乗せられた。
どろりとした液体を口内に留めたまま、僕はアズサ様の目を見る。
今にも吐き出しそうな僕は、アズサ様にとって滑稽なようだった。
「ふふっ……そんなに? 私は味とか知らないけど、そんなにまずいなら絶対に飲みたくない。あ、まだ飲みこんじゃだめだから」
自分の目から涙が溢れていることに気がつく。アズサ様はようやく、僕の膝が崩れるのを許してくれた。
「じっくり味わうの。私の目を見て……その面白い顔を、私が満足するまで見せて」
床にへたり込むと、アズサ様は寄ってくる。真上から見下ろされ、僕は首いっぱいに上を向いた。
「すーっとするでしょ、頭の中。自分は何やってるんだろう、どうしてこんなことしてるんだろうって、惨めで暗い気持ちがたくさん押し寄せてくる」
「……ん、んぐっ、んぅっ」
「早く飲み込みたい? 終わりたい? 私はその顔、ずっと見てたいな〜、ふふっ、情けな〜。こういうのを本当の無駄打ちっていうんだよね。気持ちいいのは射精するたった一瞬だけで、それ以外はずっと苦しいの。苦しい瞬間のためだけにある、最悪の射精。そんなものが、なんの価値もないキミの唯一の特技」
唾液が口の中に溜まる。精液の量が増えた気がして、物凄く気持ちが悪い。顔をしかめる様子をじっと眺められ、アズサ様の言う通り惨めで、情けない気持ちが降りてくる。
「そろそろ飲み込んでいいよ。カウントダウンしてあげる」
上を向く僕は顎に手を添えられる。真上のアズサ様に涙目も、震える体も熱くなった顔もすべて、じっくりと観察されていた。
「ごー、よん、さん、にー、……ふふっ──」
またふらついた視界の中に、微笑みだけがはっきりと映る。
数え下ろすにつれ、声は嘲笑に変わっていく。
「ふ、ふふっ、いち、ぜろ……ぜろっ……はい、飲み込めっ、ははっ、あっはははっ──」
笑い声が、この広い部屋の隅々にまで渡っている。そんな気がした。とびきりの笑顔をしたアズサ様は、まだ僕を見つめている。
液体は二回ほどに分かれ、喉をじわりとひっかいて行った。
「あはっ、ははっ……はぁっ……キミ、最高……何その顔、ふふっ……」
「……ん、ん、うえっ……うっ」
「なんか言いなよ? ね、どんな気持ち?」
「…………あ、ありがとう、ございますっ……」
「……ふっ、ふふ…………あのさ、違くてね、キミの気持ちが聞きたいの。人としてどうなのか。こんな、奴隷ごっこ続けてたって、なんにもならないでしょ?」
「え、えっ、と……あっ……」
いざ、答えを求められると。僕にはわからなかった。
「こんなのもう、プレイじゃないってわかってるよね? ここは風俗でもホテルでもない、私の家なんだから。キミは私と対等なの」
いつもアズサ様に……ご主人様におもねていた僕には、自分の気持ちなんてわからない。人としての尊厳なんてもの、とうに捨て去ったと思いこんでいた。
「キミ、いい顔するよね」
「あ、ありがと、ござっ……あ──」
「あ、あぐっ、あっ……」
「だから、違うって」
萎えてしおれた性器が踏みつぶされる。
踏んだまま、アズサ様はしゃがんだ。真っ赤で小さな、絶頂を迎えたばかりの亀頭が床に削られる。そして、目が合った。
アズサ様は、正面から僕の乳首を両手で引っ張り、言った。
「キミの本当の言葉が聞きたい」
──くぢ、ぐり、ぐりっ。
「あっ、ぎゃっ、あっ……ぐあっ……」
刺激は快感を通り越す。
叫び続ける僕がいた。
アズサ様の手足に容赦なくいたぶられ、大声で泣き叫ぶ僕が。
「そんな叫びじゃ足りないの」
苛烈な愛撫の行く先は、暗闇だった。
FANBOXあります(100円、330円)
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skebでもリクエスト募集してます
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お題箱もお気軽にどうぞ
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