「BBコーン、確かにこの街ならば、調理は可能よ」
そう、この街の責任者である薙切えりなと話していた。
「そうだ!どうだろうか、ぜひ「断らせてもらいます」えっ」
その返答に鬼頭さんは、思わず声を出してしまう。
「BBコーンの調理はとても難しい。必要な温度と共にタイミングを決して逃してはならない。BBコーンは、その入手難易度と共に、その調理の難易度も高い」
「勿論、報酬は払う!」
「悪いですが、今、この街でBBコーンを調理できる料理人は全てスケジュールが埋まっています。
依頼をする場合は、BBコーンと同等の物がなければ、話になりません」
「ぐっ」
それに対して、思わず鬼頭さんは悩ませる。
「ふむ、BBコーンと同じぐらいの」
それと共に、俺はとある物を取り出す。
「これと引き換えには、どうだ?」
「これは?」
そう言い、俺はそれを渡した。
疑問に思いながら、それを開くと共に、目を開き、驚く。
「これはっ、ドライフルーツ、しかも、もしかして」
同時に、えりなはそのまま、一口食べる。
それと共に目を見開く。
「虹の実っ、まさか、本当にっ」
「なんと、お前、そんなのを隠していたのか!私にも食わせろ!」
「私にも!」
「えぇ、そんなに食うなよ、また、取りに行くの大変なんだから」
「取りに、まさか、このBBコーンも、虹の実も、あなたが」
それには、何か驚いた様子だった。
「あぁ、そうだが」
「驚きだわ、確かにこの街でもBBコーンと虹の実は取れるけど、それはどれも人工的に造られた物。
だから、天然物は少なく、そのBBコーンも偶然、落ちている物ばかりかと」
そう、えりなは驚いた様子で見つめる。
「実は、この街に来たのはBBコーンだけじゃない。
ある食材を求めて来たんだ」
「ある食材?」
「ビリオンバード」
「ビリオンバードですか」
それを出ると、何やら驚きを隠せない様子だった。
「知っているのか?」
「えぇ、ビリオンバードは、確かにいます。
しかし、その質は、他の肉と比べてもあまり美味ではない。
その事から、あまり注目されていません」
「それでも、ぜひ!」
「それに、俺自身も、少し用があるからな」
「用?」
その事にえりなは首を傾げる。
「あぁ、間違いなく、BBコーンと虹の実と並ぶ食材の鍵がある」
「あのビリオンバードがっ」
それにはえりなは驚きを隠せない様子だった。
「どうだ、少しは興味を持ったか?」
「…良いでしょう。私もまた食に生きる者。
あなたの言うそれには、ぜひ協力しましょう」
「では」
「この依頼、私が受けましょう」
「本当かね!やったぞ!」
それには鬼頭さんも笑みを浮かべる。
さて、本番はここからだ。