「・・・」
「・・・すいません、鬼頭さん、これは一体何なんですか」
俺達は、新たなフルコースのメニューを求めて、とある場所へと向かう。
その場所は辺り一面が海が広がる場所であり、南の島を思わせる場所。
その場所において、俺とめぐみんは、そこでしか味わえない珍味と共に、目的であるオウガイの手掛かりがあると聞いた。
そして、今回の食事にと、鬼頭さんが出したのは二つの食材。
一つは亀の手。
それも、かなり大量にある。
「ふふっ、知らないのですが。
これは、カメノテです」
「いや、どう見ても亀の手ですよ」
「えぇ、ですから、カメノテです。
丁度、沢山ありましたので、捕ってきました」
「えっ、まさか、大量に!結構、子供サイズですよね!!」
それと共にめぐみんは思わず目を開く。
例え、蝉でもなんでも食べてきためぐみんだが、亀を食べるのは初めての様子だった。
「あぁ、少し勘違いしているようですが、これはカメノテという生き物です。
決して、亀の手を引き千切ったのではなく、元々、こういう形の生き物なんです」
「えっ、マジで」
俺達は思わず、見てしまう。
「カメノテは貝みたいですが貝よりもエビやカニの仲間に近い生き物です。カメでもなく貝でもなく、ややこしい生き物ですね。
岩の隙間にビッシリと住んでいて、干潮は海から出ていることが多いです」
「エビや、カニの仲間ですか」
「そして、食べる時にはこう」
そう言うと共にカメノテを思いっきり引き千切る。
すると、中から赤い身が出てくる。
「これが、なかなかに美味なんですよ。
さぁ、お二人共」
「「・・・うぅん」」
これまで、様々な食材を食べてきたか、少し抵抗はある。
だが、覚悟を決めた俺達は、すぐに実行し、そのまま口に運ぶ。
「んっ、意外と美味しい」
「本当です」
人間、意外と現金な物で、美味しいと分かれば、次々と食べていく。
もう一つの食材には目を向けず。
「もう一つの方も、食べないのか」
「いや、これは」
そう言いながら、目を向けると、そこには赤く太い物だった。
「なんだか、結構見慣れた物なんですが」
「これはユムシと言って、釣りの餌は勿論の事、そのまま食べても美味なんですよ」
「・・・男が、これを食べるのは」
「私は、なんだか浮気をしているような気がして嫌ですね」
「そうですか、とても美味しいのですが」
そう、言いながら鬼頭さんはそのままユムシをそのまま食べていく。
「試しに、食べてみるか」
「食べるんですか、まぁ」
それと共に、俺もめぐみんも、そのまま食べていく。
「あっ意外と美味しい。コリコリとしている」
「なんだか、高級な貝を食べているような感じですね」
そう、意外にもこれもまた美味だった。
俺達はそのまま、食べていると共に、何か聞こえる。
振り返ると銀髪ツインテールが特徴の少女が俺達を見ている。
「あっ怪しい男と女の子が、亀を食い荒らして、ちん○を躍り食いをしている!?」
「「「いやっ誤解だぁ!!」」」
その言葉に対して、俺達は思わず叫んでしまう。