※この作品はR-18です。

三食転生者   作:ボルメテウスさん

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王の貝を求めて

「それで、本当にあんた達は、ここで食事していただけなのよね」

「えぇ、間違いないです」

 

そう、俺達は目の前にいる女性、ノエル・シルヴァに、その事を説明した。

 

彼女はこの周辺にある海の人魚の村の長だった。

 

最近になって、厄災とされている貝の復活が予知されている事もあって、見回りをしていた。

 

その際、俺達が先程まで食べていたカメノテ等を見て、怪しい人影がいたという事もあって、叫んだらしい。

 

「それにしても、厄災の貝。

それって、もしかして、俺達が求めていた奴かもしれないな」

「まさか、オウガイか!」

「そう言えば、オウガイって、一体何ですか?

ノエルさんは、知っていますか?」

「私は、予知でしか」

 

 

そうめぐみんとノエルは知らない様子だった。

 

「私も、噂程度だが、確かに聞いた事がある。

鬼の顔を模した貝の中に単眼の生物が入っており、あらゆる海の魚を食い尽くすほどの食欲から鬼貝と呼ばれている」

「あらゆる海の魚を食い尽くすって」

「それって、海の中の生態系が崩れてしまうのではないですか!」

 

そうめぐみんとノエルは驚きを隠せなかった様子だった。

 

「そう考えると、確かに危険ね。

そのまま放置すれば、確かに危険ね」

「だが、貝の中には今まで食べた魚の身が無数に連なっており、太古の魚の味も蘇らせる」

 

それと共に、俺と鬼頭は同時に笑みを浮かべる。

 

「それ程の食材、食べなくては損だな」

「やっし、さっそく、探しに行くか!」

 

俺はそう笑みを浮かべる。

 

「探しに行くって、まさか、あんた、生身で行く気なのか?」

「まぁな」

「馬鹿なの!幾ら何でもそんな事は「あぁ、たぶん大丈夫だと思いますよ」えっ?」

「この男、食べた物の特性を得る事ができますから。だからこそ、既に海水の中でも活動できるようになっていますから」

「はぁ、そんな人間がいる訳は「よっと」ちょっと!?」

 

ノエルの言葉を無視し、俺はそのまま海に潜る。

 

「んっ、大丈夫だな」

 

これまでとは違い、3つの食材を食べた事によって、グルメ細胞が強く成長している。

 

その事もあって、6割までグルメ細胞を減らしても、十分な強さを発揮する。

 

その証拠に、オラクル細胞によって、十分にエラ呼吸を行う事もでき、そしてアマゾン細胞によって、周囲の気配を警戒する事ができた。

 

「あんた、一体どういう身体をしているの」

「あれ、ノエルさんも来たのか?」

「あの話だけで、納得すると思うの、反対に?

けど、本当に身体に適応しているなんて」

 

そう、俺に対して呆れた様子で見ていた。

 

「とにかく、オウガイの所まで行くとするか!」

「はぁ、本当にこの男、化け物染みているわね」

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