※この作品はR-18です。

三食転生者   作:ボルメテウスさん

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この世界の

「うおっと!」

 

センチュリースープがあると思われる場所に辿り着いた俺達を待ち受けていたのは、魔王軍の四天王の1人と名乗るヘルバトラー。

 

奴は半人半獣のモンスターだった。

 

そいつは、周りを巻き込むような爆発や息を操り、襲い掛かる。

 

「まったく、なんで俺の邪魔をするんだ?」

 

思わず、俺はヘルバトラーに向けて、問いかける。

 

「決まっている。

貴様が、魔王様にとって、最も厄介な存在だから」

「俺がだと?」

 

その言葉に首を傾げる。

 

「始めは、他の人間と変わりなかった。

神から与えられた力を持った人間。

だからこそ、限りがあると思い、放っておいた。

だがっ」

 

そう言いながら、こちらに対する攻撃は、未だに止まらない。

 

「貴様は、旅先で、強くなっていく。

そして、ついには、厄災とされていたオウガイをも倒し、その強さは脅威だと判断した」

「だからっ」

「だからこそ、お前が狙う物を事前に全てを殲滅する。

この地もな」

「それはつまり、ここを破壊するという事か」

 

その言葉を聞いた瞬間、怒りに俺を隠せなかった。

 

「なるほど、よく分かった。

俺が厄介な存在だというのも。

だけどなぁ」

 

それと共に正面から突っ込む。

 

その手にはアマゾンサイズを手にして。

 

「てめぇらの勝手で、その地に住む生き物を殺すんだったら、お前は俺の敵だ」

『VIOLENCESTRIKE』

 

鳴り響く音声と共にアマゾンサイズに3種類の細胞のエネルギーによって、さらに巨大化する。

 

そして、一閃。

 

眼前にいるヘルバトラーを斬り裂く。

 

奴の放つ爆発ごと。

 

それによって、ヘルバトラーは、真っ二つに斬り裂かれた。

 

「まさか、ここまで」

 

それと共に、ヘルバトラーは瞬く間に倒れる。

 

「ふぅ」

 

戦いが終わると共に、俺はすぐにめぐみん達の所へと向かう。

 

この戦いが始まる前から、四糸乃が案内した場所。

 

そこに向かう。

 

それを見ると。

 

「これは」

「なんとかなったのか」

「まぁな」

 

そう言いながら、俺はその光景を見つめる。

 

それはまるで一つの皿に、ゆっくりと水滴が落ちている。

 

「これは」

「センチュリースープ。

それが盛り付けられている場所か」

 

原作では既に限界に近かったあそことは違い、ここは未だに続いている。

 

そして、実際に、原作と同じセンチュリースープではない。

 

しかし、センチュリースープの証であるオーロラは確かに浮かんでいる。

 

この世界の食材によって作られた、この世界だけのセンチュリースープ。

 

それに対して、俺は自然と腹が空く。

 

「良いのか?」

「守ってくれたから、約束を」

 

それを確かめるように四糸乃に目を向けると、頷く。

 

「それじゃ、スプーンをっと」

 

そう、俺達は、スプーンを取り出す。

 

人数分の一口分ずつしか、未だに溜まっていない。

 

だが、それでも分け合うように、俺達はそれぞれのスプーンに乗せる。

 

「それじゃ、いただきます」

 

未だにこの地に眠り、そして、センチュリースープを作ってくれた命に感謝をしながら。

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