センチュリースープを手に入れた後、俺達は次の目的地に向かう為に歩いていた。
「・・・ここが、本当に求める伝説の野菜があるんですか」
「あぁ、そのはずだ」
その一言と共に、俺達は眼前にある巨大な樹。
それは、一言で言えば、ジャックと豆の木に出てくるような樹。
天空まで届くだろうその樹を見て、めぐみんは思わず呟く。
「それにしても、ここに本当に伝説の野菜があるんですか?」
「うむ、間違いない。
まぁ、私が求めているのはその伝説の野菜だったが、ここには有名な話がもう一つあるがな」
「もう一つ?」
それに対して、俺とめぐみんは思わず首を傾げる。
「あぁ、この樹には、伝説の聖剣があると聞く。
その能力は未知数であり、未だに発見する事ができないと聞く」
「そうなんだ」
「興味はなさそうだな」
「食い物じゃないからな。
何よりも、剣を持ったとしてもな」
「まぁ、私自身、金には困っていないからな」
「えぇ、浪漫を感じないんですか」
俺と鬼頭さんは同意見だったので、同時に頷く。
それに対して、めぐみんは何かを言っているが、気にしない。
「しかし、この巨大な樹をどうやって昇れば」
「それだったら、心配はない」
そう言っていると共に、こちらに近づいてくる土煙。
「なっなんだ、あれは?」
「もしかして」
そう、2人が叫んでいる間にも、こちらに来た存在。
その存在に、めぐみんは嬉しそうに笑みを浮かべる。
「よっヨッシー!」
それは、俺と共にかつて冒険した仲間であるヨッシーだ。
「そうか、確かにヨッシーの力を借りれば、この巨大な木を昇る事が出来る!
だけど、さすがに3人は」
「大丈夫だ、ヨッシーにはめぐみんと鬼頭さんの2人が乗れ。
俺は自力で昇る」
「えっえぇ?無茶では!?」
「まぁ、なんとかなるだろ」
その言葉と共に、俺はそのままグルメ細胞を6割、アマゾン細胞を1割、オラクル細胞を3割に。
それによって、俺自身の身体を、昇る為に必要な身体に適用させる。
「それじゃ、行くか」
それと共に、俺は樹をしっかりと掴み、そのまま上へと昇っていく。
樹はかなりの重量があり、俺が昇っていく際にも、その力の大きさはかなり理解する。
「大丈夫なのか」
「なぁに、心配しないでくれ」
ヨッシーが2人を守ってくれるという事もあり、俺は二人を気にせずに昇る事だけを専念できる。
この樹には多くの生物が住んでおり、昇っている途中で襲い掛かってくるが、それでも軽く倒せた。
「にしても、なかなかに厄介だな」
そうしながら、俺が進んでいる最中だった。
「んっ」
その最中、樹に何か違和感があった。
目の前で、何か埋まっている。
俺はそれに気になり、開いて見る。
「どうかしたんですか?」
「何かある」
気になり、俺は少し見つめる。
すると、そこには何かポットのような物がある。
「人間?」
ここに来て、ここまで見た事のなり近代的な物に疑問に思う。
そうしていると、何やら揺れ始める。
「おいおい、マジかよ」
見ると、俺が入って来た入り口から風が吹く。
それは、外へと勢い良く飛び出しており、このままでは吹き飛ばされる。
見ると、近くには剣があり同時にポットがある。
ポットの中には人が見え、どうやら閉じ込められている様子。
「あぁ、もぅ、仕方ない」
俺は瞬時に、アマゾンウィップを使い、ポットを俺の身体に固定させる。
同時に近くにあった剣を掴み、そのまま飛び出す。
人1人分あるだろうポットを支える為に必要な剣だと判断し、俺はそのまま飛び出す。
同時に樹にそのまま剣を刺す。
「ふぅ」
なんとか身体を固定させながら、上を見る。
「大丈夫ですか!」
「なんとか、それにしても」
下を見れば、既に地上からかなり離れている。
この状況で、下に降りるのは危険だ。
ならば
「上にあるという野菜を食って、体力を回復させないとな」
今のままでは、おそらくはポットを無事に下ろせない。
俺はそう判断し、そのまま昇る事にした。
「えっえぇ、そのまま昇るんですか、というよりも、それはなんですか!」
「分からない、とりあえずは何か、役に立ちそうだから持って来た」
「持って来たって、まぁ、とりあえずは上まで急ごう。
ここは雷が激しいからな」
「あぁ」
鬼頭さんの言葉に同意し、俺はそのまま真っ直ぐと進む事にした。