フルコースが、揃いつつある。
オードブル、スープ、魚料理、サラダ、デザート、ドリンク。
求めるフルコースは、あと二つ。
肉料理であるエンドマンモスと、GOD。
だからこそ、俺がまず目指すべきはエンドマンモスだった。
「それにしても、エンドマンモス。
どのような味がするのか、楽しみだなぁ」
「あの、エンドマンモスに関して、楽しみにしている所、悪いのですが、目の前の状況をどうにか、してくれませんか!」
そう、めぐみんが叫ぶ。
その理由としては、俺がエンドマンモスを向かう途中で、魔王軍の、残りの四天王達が襲い掛かってきたからだ。
なぜ、俺の存在が既に分かったのか、疑問に思ったが、元々はエアがあった場所は伝説の剣があった。
そこを監視している魔王軍の存在もあり、俺が帰ってきた時点で、既に伝説の剣を持っている事は分かっていた。
「ここで、死ね、勇者!」
その言葉と共に四天王の1人であるアンドレアルと呼ばれるトカゲを思わせるモンスターが襲い掛かってきた。
それに対して、俺はその手に持っていた剣にエネルギーを籠める。
「ホムラ、行くぞ」「えぇ」
同時に、俺は体内にあるオラクル細胞のコントロールをホムラに任せ、エネルギーを解放する。
これは、原作にあるGOD EATERにある神器と同じ感じであり、ホムラやヒカリを神器と想定して、行った。
結果、これまではコントロールが難しかったオラクル細胞のコントロールが簡単に行う事ができ、眼前にいたアンドレアルを簡単に焼き払った。
「ここで死ねぇ!!」
だが、そんなアンドレアルを囮にして、背後からギガデーモンが襲い掛かる。
しかし、それも既に予知していた。
「あれ?」「どんなに高い攻撃力を持っていても、当たらなければ、意味はないよ」
同時に俺はヒカリに切り替えると共にギガデーモンを斬り刻む。
「何というか、伝説の剣を持ってから、かなり調子が良くなったではないか」
「あぁ、細胞のコントロールも行いやすくなったからな」
そう言いながら、俺はとりあえずはどうするか、考える。
「・・・」
「あっあの」
ふと、俺はアンドレアルに目を向ける。
奴はトカゲを思わせる魔物だ。
つまりは、トカゲのような物。
「なぁ」
「なんでしょうか」
「トカゲって、美味しいのかな」
「何を考えているんですか!」
めぐみんは思わず叫んでしまった。
「いや、腹が減ってな」
「だからって、さっきまで戦っていた相手を食べるですか!」
そうめぐみんは呟くがなぁ。
「ふむ、臭さをなんとかすれば、大丈夫だろう」
「鬼頭さん!?」
それに対して、鬼頭さんの言葉に対してホムラは思わず叫んでしまう。
「昔、イグアナの姿煮を食べた事があるが、こいつはあれに似ている。
臭さをしっかりと処理すれば、かなりの美味なはず」
「なるほど、さっそくやるか」
そう言い、俺はそのまま剣を構える。
「えっ、まさか、斬るの!」
「それはまぁ、下処理としては。という事で、ヒカリ、頼むわ」
「私っ!」
鋭い斬撃を放てるのは、ヒカリしかいないので、仕方ない。
「いやぁ、残念だな、私、炎だから、あとで煮る時にしか役に立たないわ」
「ホムラぁ!」
ヒカリの必死な叫びが聞こえるが、気にしない。
そうしている時だった。
ぐぅっと何かが鳴る音がした。
振り返ると、そこには、1人の少女がいた。
見た感じ、黒猫を思わせる耳の少女だが。
「君は」
「むっ、これは」
それを見ていると、鬼頭さんは何かに気づいた様子。
「この子の首、奴隷の首輪だ」
「何だって?」
その言葉に俺達は驚きを隠せない。
「ふむ、お嬢さん、なんでここに?」
「・・・魔物が沢山、ここに通った。その際に私を連れた奴らが、巻き込まれた」
「つまりは、戦いに巻き込まれた訳か、すまない」
「気にしないで、それよりも」
すると、俺の方へと目を向ける。
「さっきの剣、凄かった!
どうすれば、強くなれる!」
「強くと言われてもなぁ」
俺は思わず悩んだが、結果。
「だったら、食うか?」
「食べる?」
「そうだ、生き物は食べていたら、なんとかなる。逆に言えば、腹が減っていたら、何もできない。
だから、とりあえず、一緒に食べるか?」
そう問いかけると、何やら、驚いているのだが。
「良いの?」
「あぁ、勿論だ」
そう言うと、少女は思いっきり目を輝かせた。
「という事で、頑張ろうか、ヒカリ」
「うぅ、こんな子供の目を見たら、うぅ」
それと共にヒカリは観念した様子だった。
そう言えば。
「そう言えば、君の名は?」
そう、問いかけると。
「フラン、フランだよ、師匠!」