「よしっ、完成だ」
「うぅ」「汚されました」
ようやく、俺達は料理を完成させる事ができた。
手に持った剣で、アンドレアルを調理し、そのまま鍋に入れて、煮た。
その際、ホムラが炎を出して貰ったが、その際に匂いもついた。
料理に使った剣にはアンドレアルの体液が身に纏っているが、後でしっかりと洗わなければならない。
「伝説の聖剣が、こんな事に使われたら、全世界から確実に目の敵にされますよ」
そう、めぐみんは言っているが、関係ない。
今はとにかく、これを食べる事にする。
「それでは、アンドレアルの姿煮を食べるか、頂きます!」
「いっ頂きます」
そう、その場にいた全員が、食べ始める。
まず感じたのは身は鳥と似た味だ。
骨からもホロリとほどける。
肉の感触からもとても食べやすい。
鱗も柔らかく、コラーゲンもぷるぷるだ。
小さい子供であるフランに合わせた味付けにしたが、なかなかに美味しい。
何よりも今後は何かに使えると思ったアンドレアルの皮だが、これを切っておいて正解だった。
「以前のイグアナの時には、皮から蛇や亀が出す独特の生臭さがあったが、切っておいて、正解だったな」
「おかげで、私達の剣がかなり臭いけど」
その処理をする際にも、ヒカリの剣はかなり役だった。
以外にも包丁代わりにも便利なので、今後は愛用していこう。
「ふっフランちゃんは、どうですか」
すると、ホムラはフランが心配になって、見つめる。
「大丈夫!腐ったパンよりも全然臭くないから」
「フランちゃんっ」
やはり、食事はかなり重要だ。
こういう子供の笑顔を見ると、頷く事ができる。
「それで、師匠達はなんで、ここに?」
「この近くにいるエンドマンモスというのを探しに来たんだ」
「エンドマンモス?」
そう、フランは首を傾げる。
それと共に、思い出したように、目を見開く。
「思い出した、確か、私が連れて行かれそうになった場所。
そこで、エンドマンモスがいるって、聞いた」
「本当なのか!」
その一言に、俺達は思い出した。
「そこがどこか分かるか」
「うっうん」
「そっか、良かったぁ」
これで、これからの目的が分かった。
「それにしても奇妙ですね」
「奇妙?」「
「えぇ、エンドマンモスは、その力はかなり強力な存在です。
自然界でもかなりの脅威を持っており、戦いを挑む者はほとんどいません。
あなたのように、ただ食べたいという目的では絶対に」
そう、めぐみんは言う。
確かに可笑しい。
「フランや奴隷を集めて、何をするつもりだったんだ?
エンドマンモスを狙う奴は」
「今回、こいつらを含めた魔王軍が、こちらを襲った事を考えても、何か関係があるはずだ」
「油断は、決してできないという訳か」
これまで、あまり関わってこなかったが、魔王軍の奴らは一体何を考え、行動しているのか。
気になる所では、あるな。