※この作品はR-18です。

三食転生者   作:ボルメテウスさん

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障害

フランの証言を元に、俺達は目的の場所へと向かって、歩く。

 

その先には、確かにエンドマンモスを狙うように数多な魔物が多くいる。

 

「さて、どうするか」

「というよりも、未だにエンドマンモスを襲う様子がありませんね」

「あぁ、むしろ守るような様子すら見えるな?」

 

それに対して、俺達は思わず、首を傾げる。

 

すると、数多の魔物の集団の中で、一際目立つ存在がいた。

 

銀色の長髪が特徴の端正な顔立ちの青年の姿となり、衣装は黒と赤を基調とした貴族服で、毛皮のマントや髑髏の装飾品を着用している。

 

また、左腰には柄や鞘が禍々しく装飾された大きな剣を携えている。

 

「あいつは?」

「もしやっ、あれが噂のっ魔王っ」

「魔王?」

 

それに対して、鬼頭さんが驚き、思わず声を出す。

 

同時に、それに気づいた魔王はこちらを見る。

 

「まずいっ」

「バレた以上は仕方ないか」

 

そう言いながら、俺はそのまま出てくる。

 

「お前は」

「お前が魔王だったか?

悪いけど、通してくれないか、俺はそこにいるエンドマンモスに用があるからな」

「それはできない相談だな。

なぜならば、こいつを貴様から守る事が、俺の目的だからな」

「なに?」

 

それには、俺は首を傾げた。

 

「また、どうして?」

「貴様が、まるで力をつけるように狙っている数々の食材。

それらの情報は既に掴んでいた。

そして、このエンドマンモスもその一つだという事もな」

「それで」

「人間を滅ぼして魔族のみの世界を創り出す為には、お前の存在が脅威。

ならば、より強くなる前に、貴様を倒すだけだ」

 

それと共に、左腰にある剣を手に取る。

 

その気迫から考えても、これまで戦ってきた誰よりも強いは分かる。

 

まぁ、戦う時には本気にならないといけないのは百も承知だ。

 

だけど。

 

「その前に聞きたい事がある」

「なんだ?」

「お前は、なんで魔族のみの世界を作り出そうとしているんだ?」

「決まっている、人間が醜いからだ」

「醜い?」

 

その言葉に対して、俺は首を傾げる。

 

「自分自身の欲望の為、他の命を喰らい、自然を壊す。

ならば、完全に破壊される前に、我らが人間を滅ぼす事こそが、この世界の為になるだろう」

 

その言葉は確かに正しい所があるだろう。

 

まぁ、それは。

 

「まぁ、結局は、俺の邪魔になるから、倒すけどな」

「ほぅ、それでは反省もしないとは」

「そう言われても、俺自身も欲望の為に戦っているからな。

だけど」

 

それと共に、俺は自分の中の細胞を操る。

 

これまでよりも、より細胞の数を平等にするように。

 

そうして、生み出されたアマゾンドライバーは、これまでとは違い、まるで獣の目を思わせるドライバー。

 

それと同時に、まるで注射器を思わせる装置が備え付けられている。

 

「とりあえず、お前のように人間の醜さが全てのような奴には負けたくないな」『νOMEGA』

 

鳴り響く音声。

 

それと共に、俺の身体は変化する。

 

アマゾン細胞によって、活性化した身体は緑色の獣へと俺を変える。

 

それと同時に、オラクル細胞によって形成された機械の鎧が、俺の身体の内側から現れ、装着させる。

 

そして、それらの細胞を支え、コントロールするように、グルメ細胞が行き渡る。

 

3つの細胞が一つになった時、現時点での最強の姿、ニューオメガとして、俺は眼前にいる魔王と対峙する。

 

「本当に人間なのか、疑いたくなるな、貴様は」

「さぁな、人間だろうと、なんだろうと関係ない。

俺は、食う為に戦う。

それだけだ」

「なるほど、貴様を人間の敵としては、見ない。

なぜならば、貴様は」

 

その言葉と共に、一瞬で姿を消す。

 

同時に、俺の横に剣が迫る。

 

「獣だからな」

 

その言葉と同時に、俺はそれを拳で受け止める。

 

オラクル細胞によって、形成された機械は、まさしくそれ自体が武器。

 

同時に俺はそのまま、回し蹴りを放つ。

 

その攻撃に対して、すぐに後ろへと跳び、避ける。

 

「まぁな、俺は獣、いや、アマゾンだからな!」

 

その言葉と共に、真っ直ぐと、魔王と激突する。

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