目的地である始まりの地。
そこは、のどかな島だった。
周りには、多くの自然で囲まれており、咲き誇る様々な植物や動物は、俺達がこれまで見た事のない光景だった。
「ここが始まりの地」
「うむ、それにしても、これは」
そう言いながら、鬼頭さんは、周りにあるのを見つめる。
「どれも、私が知らない物ばかりだ」
「鬼頭さんも知らないような食べ物が」
それに対しては、さすがのめぐみんは驚きを隠せなかった。
「全ての始まり、という事は、ここは今も何かが誕生している」
「まさしく、始まりの大地という訳か」
それは、この場でも、多くの命が、今もまさに生まれている事を意味している。
「なんだか、少しワクワク」
そのフランの言葉に、俺もまた同意をする。
「けど、ここまでの道中ですよ。
さすがに魔王も、そう簡単に分かる訳」
めぐみんはそう言った瞬間、まるでフラグが立つように、大きな爆発が起きる。
それは、その場にいた全員が、驚きを隠せなかった。
「すぐに向かわないと」
それと共に、俺達は向かった。
爆発があった場所は、始まりの地の中央だと思われる場所。
そこには、まるで大きGODを口の中に入れる。
それと同時だった。
元々、人間に近い容姿は、身体が崩れていく。
同時に、その身体は巨大化していく。
だが、その姿は、人間と言うにはあまりにも違った。
大きな双角の兜の様なものを被り、三つ目である。
マントの様なものを着用し筋骨隆々な身体つきに黄金の大きな二振りの剣。
さらには、胴体には、もう一つの顔が現れている。
それは、まさしく、怪物と呼ぶに相応しいだろう。
「この力があればっ、人間など、簡単に」
「そうか」
魔王が、何かを言っているようだが、俺には、関係ない。
再び、俺は腰にネオアマゾンドライバーを出す。
「それで、お前はこれからどうするんだ」
「決まっている。
これ以上、この力を他の奴に渡さ「やらせるかよっ!」っ」
魔王が何かを言う前に、俺は真っ直ぐと蹴り上げる。
それによって、魔王を、この場所から大きく離す。
「くくっ、以前は貴様には苦戦させられたがぁ!」
その言葉と共に魔王の剣が、襲い掛かっている。
だが、それよりも早く、俺もまたすぐに剣を構えて、魔王の剣を受け流す。
しかし、その威力は俺が想像したよりも威力は強く、吹き飛ばされる。
魔王もまた、それに追撃するように、口から大きく開き、そこから吐き出された炎に対して、俺はホムラの炎で対抗する。
だが、それらの攻撃を完全に防ぐ事ができない。
「これ程まで、力が上がるとはなぁ」
「そうかよ、けどなぁ」
俺はそれよりも、怒りを隠せなかった。
後ろを見る。
見つめた先には、森が焼かれていた。
そこにあった命。
それが、一瞬で無くなった。
あそこにあったかもしれない命。
それを、奴は、簡単に殺した。
「お前は、許さねぇ」
「許さないだと?」
「お前は、食材を、命を無駄にした」
「そんな下らない事と、私の野望と一緒にするなぁ!!」
同時に、再び戦いが始まった。
さて、どうすれば。
そう考えていた時だった。
「おぉい!」
「んっ?」
聞こえた声、それと共に見れば、そこにはめぐみんがいた。
だが、そこには、巨大な蛙の丸焼きがあった。
「まさかっ」
「奴を吹き飛ばした際に、出てきた。
どうやら、冬眠していたらしい。
急いで焼いたが」
「今頃、GODが出てきた所でって」
魔王がそう言うが、俺はそれよりも早く、GODの丸焼きに近づく。
同時にホムラで真っ直ぐと斬り裂く。
それと共に焼かれた肉を、口を開いて、喰らう。
「えっ、それって、開くんですか」
口が完全に閉ざされていたので、勘違いしていた
それと共に、俺の身体に変化する。
6本の腕と無数の触手。
それが、おそらくは、GODによって、俺の進化した姿だろう。
「だっ大丈夫なのか」
「んっ、なんとか」
それと共に、俺は自分の身体を確認する。
この姿は、アマゾンネオのオリジナル体によく似ている。
そこに、ホムラとヒカリの二人の剣が合わさった鎧を身に纏っている。
これは、おそらくはオラクル細胞によって、形成されているだろう。
「貴様っ、一体何者なんだっ、本当に人間なのか」
「そんな事、関係あるのか?」
「なっ」
その言葉に対して、俺は答える。
「俺が人間じゃなくても、関係ない。
俺は一つの命として、てめぇを倒してやるよ」
「皮肉にも、まさかの魔王との決戦という訳ですか」
そのめぐみんの言葉と共に、俺と魔王の戦いが再び始まる。