BBコーンの調理方法と幻の鳥であるビリオンバードを求めて、俺達はとある屋敷に向かって、歩いていた。
今回の旅において、ナガンさんはどこか別の任務がある為に、めぐみんと鬼頭さんの3人で向かう事になった。
道中はかなり長く、この周辺では食べれる物もかなり少ない。
だからこそ、これしか食べる物はない。
「ふむ、これまでは通れなかった道も通れるという事は、このような物も食べれるという事なんだな!」
そう、俺達は今晩の夜の夜食として、蝙蝠を食べる事になった。
こちらに向かう前に俺達はある程度持って来た調理器具と共に作った蝙蝠のチリソース。
蝙蝠という事で、これまでとは違った感じで、どうしようか迷っていたのだが。
「うぅむ、なかなかに味は良いが、獣臭が少し問題があるな」
「まぁ、食べれない事はないですね」
鬼頭さんは元々は、こういう珍しい料理を食べる事が趣味だったので、特に問題なく食べていた。
だが、めぐみんが以外にも躊躇無く食べていた事には、少し驚きはあった。
「私の実家、結構貧乏なんですよ。だから、ザリガニや蝉と比べたら、まだまだ食べれますからね」
「ふふっ、ならば、私が今後、素晴らしい食事を提供しよう」
「まぁ、美味しい物だったら、良いけど」
どうやら、このメンバーで、今後の食事に対する文句はなさそうだ。
「それにしても、私はトロルコングを食べてみたいのだが、君達は食べた事あるか?」
「あぁ、あれは駄目だ。
パサパサしていて、不味いわ」
「おぉ、トロルコングを食べた事があるのか、少し興味はあるのだが。
というよりも、それはつまり倒せるという事なのか!」
「まぁね」
それに対して、俺は頷く。
「それにしても、BBコーン。
あれ、さっきかじってみましたが、硬くて、とてもじゃないけど、食べれませんでしたね」
「いや、あれをそのまま食べるなよ。
あっ、本当だ、歯形がついている」
見てみると、確かに一つのBBコーンに歯形がついている。
「BBコーンの調理は、かなり精度が必要だ。
一瞬のミスも許されないからな。
だからこそ、私達はこれから、それを調理できる料理人の所に向かう!」
「知り合いなのか」
「あぁ、いる!
業界でも有名な、彼女ならば、いけるはず!
そして、あの珍味と言えるビリオンバードもきっとあるはず!」
「ビリオンバード、私も興味が出てきました!
それで、その料理人の名前は!」
そう、鬼頭さんの話に興味を持っためぐみんが問いかけてくる。
「彼女の名は、薙切えりな!神の舌を持つ料理人だ!」