第1話
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「化物だってよ、俺たち」
「親が子供に向かって言うことじゃないよね」
俺と一緒にこの世界に憑依転生した幼馴染みの“個性”診断の結果を知った後の俺たちの親の反応は化物だった。
両親のどちらにも似ないタイプである“
「俺たち、これからどうするかな」
俺の問いに俺の幼馴染みは簡単に口を開く。
「ならいっその事、
余りにも明るく言うから最初は俺も少し戸惑ってしまった。
「それで良いのか?。お前の憧れってオールマイトだろ」
「別に良いよ。それにこの世界の
俺はそう聞かれ、少し考えた後、答えを決めた。
「お前だけを
「ありがとうね、かっちゃん」
「当たり前だろ、デク」
そう言って俺たちは拳をぶつけ合う。
「さて、これから俺たちは
「決まりなんて無いよ。
「なら、俺らも自由に生きてみるか。こんな窮屈な縛りを解放してよ」
「今更だけどかっちゃん。悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」
「ふん、言うじゃねぇか。でも俺にとってお前は悪魔じゃなく、天使だぜ」
「じゃあ、行こうか」
それから4年の月日が経った。
「おい、そっちには居たか?」
「こっちにも居なかったぞ」
俺は建設中のビルの鉄骨に座りその近くにある宝石店を眺めていた。
何でもこの宝石店が所有するイヤリング、氷の涙と呼ばれるイヤリングを盗むという予告状が届き、つい先程盗まれてしまい、警備員が慌てているという訳だ。
なぜ、俺がそこまで知っているのかは簡単。
その予告状を出したのが俺の相棒だからだ。
「俺は裏を見てくる。お前はそのまま表を見張ってろ!」
「任された」
「気を付けろよ。奴は窃盗の常習犯だからな」
そして警備員の1人が裏に回り込み見えなくなると俺の隣にデクが座ってくる。
「かっちゃん、ただいま」
それにしても警察も犯人が10歳にも満たない子供とは思っていないだろう。
「ああ。それにしてもこれが氷の涙ねぇ」
「そうだよ。依頼主曰く500万の価値はあるって」
「ふーん。じゃあ、依頼主に渡しに行くか」
そしてこれが俺たちの
依頼料さえ払って貰えれば盗みや殺人など何でもやる。
もちろん、偽の依頼をしてきた依頼人には残酷な死を提供しているが。
ちなみに親は俺たちが
殺している。
殺した時に「どうして」なんて言われたが俺たちの心に響くことは無かった。
それは俺たちが憑依転生した存在だから本当の両親に思っていないか、もしくはその両親に「化物」と言われた際に俺たちの心が壊れてしまったのかは分からないが本当に何も感じなかった。
たまたま、俺の両親とデクの両親とで俺の実家に集まる機会があったのでその際に殺害したのだが、そのままだと俺たちは子供とはいえ怪しまれてしまう。
そこで事故を装い、家を全焼させた。
その後、俺たちはデクの“再現”で調べたとある
デクによるとかなり名のある人物らしい。
その人の伝で仮住まいを提供して貰ってからはそこを拠点に活動している。
デク曰く原作開始まで後6年。
俺たち2人が