また、感想などもお待ちしております。
鋭児郞side
俺たちは今、バスに揺られながらレスキュー訓練を行う場所に向かっている。
「それにしても、この前のマスコミ襲撃は参ったよな」
「
俺の問いかけに物騒な返答したコイツは俺たちのクラスメートで針山 嵐。
身体から針のような物を作り出す個性で攻撃にも防御にも優れた“個性”だけど性格が災いして友人が少ない。
「そ、そんなの問題になっちゃうよ」
そんな風に大人しめな口調で口を挟んで来たのは水野 飴生。
全身から水飴状の分泌液を出してそのまま足止めに使ったり、固めれば攻撃や防御にも使える“個性”を持っている針山の数少ない友人だ。
なんでも2人には両親がいなくて同じ孤児院で育ったみたいだ。
そのせいか何だかんだで一緒にいることが多い。
針山の奴は鬱陶しそうにしているが邪険に扱わないところを見るとお互いに良い関係なんだろう。
「もう着くぞ。いい加減にしとけよ…」
「「「ハイ!!」」」」
担任である相澤先生にそう言われ、俺たちも静かにする。
そして
「ギャハハハ。ここが雄英高校にある施設の1つか?」
青い髪に、正体を知られたくないのか白い仮面を着けた男が高笑いしながら此方を見ていた。
「13号、生徒を守れ。奴は本物の
先生たち曰く、演習ではなく、本物の
相澤side
生徒の授業中に現れた男に俺が向かう。
相手は1人かと思っていると。
「まさかとは思うが、おれ様が1人で来たと思ってんのか?。野郎共、やっちまえ」
奴がそう言うと地面からドリルや鑿岩機を手にした男たちが姿を現した。
その数は40以上いるな。
その殆どが身体の一部が変形した銃器のような形をしていた。
俺は早速ゴーグルをかけソイツらの“個性”を俺の“個性”で消しながら相手をしているとリーダー格であろうその男が語り出した。
「先日手に入れた資料通りなら、ここにオールマイトがいる筈なんだがな。ちゃんとした情報を提供してくれよ、
その言葉に俺や13号、そして生徒たちの視線が一斉に飯田の方に目が行く。
「し、知らない。僕の家系は代々ヒーローの家系なんだ。だから、お前たち
「イヤ、関係あるさ。お前が知らないだけでお前の両親も兄もこちら側の人間なのさ。他の生徒たちにも聞くが、プロヒーローインゲニウムの家族構成を知っている奴はいるか?。いねぇよな。そりゃプロヒーローの家族だから家族に危険が及ばないように隠蔽するよな。ソコをおれたち
その言葉を聞き、飯田は膝から崩れ落ちる。
「お前が家族に話した結果、おれたち
「そ、そんな。僕はなんて事を…」
「さて、オールマイトも居ないし帰るとするか。ただ、その前に弱そうな生徒の1人でも殺すか」
奴がそう言うとナイフを握った奴の手が腕から離れ水野に向かう。
俺も慌てて止めようとするが間に合わずさすがの俺も、もうダメかと思ったが針山が水野を庇いナイフで心臓を刺されていた。
「あ、嵐!?」
「ボサッと…してんじゃねえ…よ。お前は…俺と一緒に、ハァハァ。ヒーローに…なるんだろう…が…!」
そう言って腕から大量の針を作り出しリーダー格の男に向けて打ち出すも全て回避されていた。
「ク…ソ…が…」
その言葉を最後に針山は意識を手放した。
「狙った奴は殺せなかったが、1人殺せた事には変わりはないな。帰るとするか」
そう言うと奴は仲間が掘った穴に入っていった。
「待て、逃がすか!」
俺は慌てて追いかけるが穴は複雑に入り組んでいて途中で見失ってしまった。
そればかりか、針山は今回の傷が原因で亡くなってしまった。
さすがの俺もこの状況では涙を流すしかなかった。