カルデア崩壊記~召喚の運が良いマスターの運命は収束する~ 作:脳破壊男
地球の白紙化問題を解決すべく異聞帯を切除していくノウム・カルデアの面々
1つ、また1つと空想樹を切除し異聞帯を消し去っていく彼等は戦いの最中
来るべき次の戦いに向けて英気を養っていた
カルデアに所属する多数のサーヴァントのマスターである藤丸立香は
数多くのサーヴァントを指揮し、運営する能力、多くの英霊が彼を認める人柄
リソースが溜まり、新たなサーヴァントを召喚しようとすれば
最も必要な特異点や異聞帯の攻略の鍵を握るであろうサーヴァントを引き寄せ、呼び寄せる運気
全てにおいて今や誰もが認めるマスターとなっていた
そんな誇らしいマスターと彼のファーストサーヴァントであるマシュ・キリエライトは
休息の為に与えられたこの時間を、立香の部屋で共に茶を楽しみながら過ごしていた
日々激化する異聞帯での過酷極まる戦闘は立香、マシュに多大な負荷をかけたため
2人ともせっかく貰った休息の時を堪能することに異論はなかった
最も負担が大きかったのは2人だけでなくノウム・カルデアのスタッフ達にも
心身共に負担は大きく、交代制で休息をとり立香とマシュの2人も
必要ならばスタッフ達と業務を交代するつもりでいた。
これまでの旅の話やこれからの事、何でもない様な事…
立香とマシュが談話に話を咲かせていると
「ビーーーー!!ビーーーーー!!」
2人の休息の時を切り裂くように鳴り響く警報
ストームボーダー全域に鳴り響くその警報はマスターやスタッフを緊急招集する合図
「先輩!!」
「行こう、マシュ!!」
2人は飲んでいたお茶のカップをテーブルの上に置くと
弾かれたように部屋を出て急ぎ管制室へと向かう
管制室では既にお馴染みの面々が揃っていた…訳では無かった
いたのは万能の天才ことレオナルド・ダヴィンチとスタッフが数名のみ
緊急の警報という事で本来なら全員が揃うはずだが…
「やあ、来たね。二人とも。休みの日に申し訳ないけど、緊急の案件が出来てしまった。」
「それはいいのですが、他の皆さま…ゴルドルフ新所長やシオンさん、ホームズさんはどうされたのですか?」
「ああ、うん…ゴルドルフ君を始め何人かのスタッフは非常に重い体調不良を訴えていてね。立っているのもままならない状態なんだ。私はなんら問題ないんだけど、今来ているスタッフ達は比較的軽微な体調不良でね。なんとか無理を承知で出てきてもらったのさ」
マシュと立香が管制室を見回せば、確かにいつもいるスタッフの人数よりも少ない
明らかに体調の悪そうな者もいるが、そんな状態でも自分達を手伝ってくれると思うと
2人の気はより一層引き締まる
「うん、2人とも気は引き締まったみたいだね。それじゃあ今回の説明をするよ。2人ともまずはこれを見てくれるかい」
ダ・ヴィンチがそう言うと画面に映し出されたのは世界地図
白紙化し残っているのはどこまでも広がる真っ白な大地と、発生した異聞帯のはずだが…
「あれ、これは何でしょう?」
これまでの異聞帯攻略の際に何度も見た世界地図
その中でも一か所だけ明らかに違う様子の場所があった
「そう、これまでは白紙化された地球には異聞帯のみが観測されていた。ロシア、北欧、中国、インド、ギリシャ、ブリテン、南米…しかし、ここに来て新たな特異点ともいえる場所が観測された。それがここ、日本の東京…この白紙化された地球の上でだ」
そう言うとダ・ヴィンチはトレードマークの眼鏡をかけて
「ホームズ、シオンとも話して結論は出た。この状況で出現した特異点、大きさは微少だがあまりにタイミングが不可解との事でこの先どうなるか予想がつかない。その為特異点が大きくなる前に解消してしまおうと。2人にはまた負担をかけてしまうけど…頼んでもいいかい?」
いつもの快活な様子の笑顔で無く、申し訳なさそうに頼んでくる彼女の様子だが
マシュと立香の2人は元気よく応じる
2人の様子を見ていつもの笑顔を浮かべるダ・ヴィンチだが、再び顔色が暗くなり…
「あの…どうかしましたか?ダ・ヴィンチちゃん?」
「…実は今回の特異点が観測されたと同時…いや、同時じゃないかな。たぶんタイミングとしては特異点観測前になるんだろうけど、カルデアから姿を消したサーヴァントが何体かいるんだ。今具体的に、誰が姿を消したかは調査中なんだけどね。どうやら特異点に強制的にレイシフトされてしまったようなんだ」
ダ・ヴィンチの言葉に面食らう2人
しかしすぐに2人は目配せて頷きあうと
「…わかりました、特異点の解消と共に消えたサーヴァント達の行方の調査を行います」
「うん、頼んだよ。こちらも姿を消したサーヴァント達を速やかに調査して連絡するよ。それと今回の同行サーヴァントだけど、特異点の大きさ的に2基が限界だ。此方からも現在誰が召喚可能か把握していない為、まずはマシュと一緒にレイシフトしてくれ。こちらの霊基グラフを調査後に後詰で援軍のサーヴァントを送るよ。だけど無理はしないでくれたまえ、危険がせまったらすぐに逃げる事、いいね?」
「はい、了解しました!ダ・ヴィンチちゃん!」
「は…はあ…♡っく…うう…あ♡あああああ♡!!!」
薄暗い空間の中
もう何日…いや何か月…何年?囚われているのだろう…
時間を、日数を数えるのはとうに辞めた
あまりにも長い身体と精神を蝕む陵辱の日々
上の口も、下の口も数えきれない程犯され精を放出されて汚された
最初の内はできた抵抗も、時間が経つにつれてこの時が無限に続くのではないかと思い
徐々に抵抗も弱くなり、今では身体に齎される快楽を享受しつつある
「あ♡あああ♡も、もっと…♡奥…♡奥まで…♡♡♡」
荒々しく尻肉を掴まれて、激しくピストンで犯してくる背後の男
その男は自分が召喚された時から忠誠を誓い、最初の特異点から共に人理を修復するために7つの特異点を駆け抜け、最も絆を育み…その絆はいつしか愛に変わったマスター…ではなかった
マスターである立香ともより深い魔力供給を行う為に身体を交えた事はあった
女性経験が非常に浅い立香だけに、人生経験の豊富な英霊として彼をリードするのは
非常に楽しかったし、導かれる立香はマスターとして愛おしかった
だが、今自分を陵辱する背後の男は彼とは正反対。
見た目も性格も、言動も振る舞いも、女性の扱いも…
マスターである立香とは対極にいる男と言ってもいい
実際自分もこの男に出会い、言葉を交わした際には非常に嫌悪したものだ
この男に犯された時にはマスターへの申し訳なさに自害し、退去しようと思ったほど
しかしそんな自分が今では…
「そこ♡そこ♡そこぉぉぉ♡突いて…♡突いてくれぇぇぇ♡♡♡」
長きに渡る陵辱と調教の成果か
男が激しく腰を振りピストンする度に結合部から漏れ出る愛液
ぶつかり合う尻と男の腹は、リズミカルな合唱を奏でていって
その衝撃と音は女の耳に快楽のスパイスとして昇り詰めていく
「ああぅ…♡だめだ…♡イク…ま、また…イク♡イってしまう…♡」
(ああ…♡これだ…♡マスターでは味わえなかった霊基を飲み込まれるような快楽…♡1回1回突かれる度に…霊基を書き換えられるような…♡)
「____________________」
「ああ…♡中に、中に出してくれ…♡私の胎内を…お主の魔力で染め上げてくれ…♡♡♡」
深々と奥まで貫いた男が放つ精液
数えきれない回数の射精により女と男の結合部からは、大量の精があふれ出る
身体に齎される快感にガクガク…っと身体が痙攣し、凛とした表情は快楽に蕩けさせ崩れる
「はー♡…はー♡…」
「______________________」
まだ快感の余韻に浸っている女に声をかける男
その内容に、快楽に浸っていた女も思わず目を見開いて…
「…!?そ、それを…私にやれと………っ……わ、わかった…」
女の答えを聞いた男はにやりと下卑た笑みを浮かべる
そして女の下腹部では赤く妖しい輝きが灯る…
「ここが特異点になった東京…」
特異点にレイシフトした立香とマシュ
立香にとっては特異点とは言え、自分の故郷と言える国でもある為
久々に帰れると思えば、心が浮き立つと思っていた
しかし…レイシフトした場所は自分が思い描いていたかつての国の景色はなかった
「先輩…」
マシュはそんな立香の心情を汲み取るかのように
心配げな表情を浮かべて彼の手を握る
立香はそんなマシュの手の感触に気づくと
「大丈夫だよ、マシュ。ちょっと驚いただけだから」
「…はい!もし何かありましたら仰ってください!マシュっとお手伝いいたしますから!」
ギュッと力強く手を握り返した立香に応えるようにマシュもまた、強く握り返す
そして二人は辺りの様子を改めて見まわす
「それにしてもすごい所だね、ここは…」
「ええ…とても人の住むところとは思えません」
見回せばそこにあるのはまるで戦争が有ったかのような街中
建物という建物は消えない炎で火事になり崩れ落ち、広い道路には至る所に瓦礫の山が有り
そこら中には人や魔獣の死体が転がっている
一体何が起こったのか…まずはこの場所で何が有ったのか調べようと思い、歩き出すと
「もしもーし、藤丸君。聞こえるかーい!?」
「!?ダ・ヴィンチちゃん?聞こえるよー」
突如入ったノウム・カルデアからの通信
立香がその声にこたえると
立香とマシュはその場の様子をダ・ヴィンチに伝える
「…なるほどねぇ、確かにその場所が特異点の場所で間違いないようだ。聖杯の魔力を感じる。ただ魔力の波動が起こっている場所がたくさんあって、場所を絞り切れない。ひとまずその場所から…_____」
ダ・ヴィンチとの通信が突如切れる
何とか復旧しようとする立香とマシュだが
「!!先輩!私の背後へ!!」
突如マシュが戦闘態勢に入り、オルテナウスを装着しシールドを構える
攻撃を盾で受け止めてそのまま相手を弾き飛ばす様に押し込む
攻撃をしてきたのは、道中に所々転がっていた人間の死体が動いたもの…
グールであった
「この人たち…グールです!先輩、召喚を!」
「ああ!」
マシュの声と同時に立香が召喚サークルの起動に入る
しかし…
「!?…召喚が、できない!?」
「先輩!?」
特異点に来て早速の召喚の不備か…サーヴァントの召喚を行えない
もたついている間にグールが1体…また1体と数が増えていって襲い掛かってくる
「先輩…!っく…う…」
襲い来るグールの攻撃を防ぎ、返り討ちにするマシュ
ここまで来るのに数多くの敵と戦ってきたマシュは、今更グールに遅れはとるまいが
それでも…あまりにも数が多い
立香のガードを最優先に行っているが、それでも…
「!!先輩!!」
一瞬の隙
立香の背後から物陰に潜んでいた一体のグールが襲い掛かる
マシュが咄嗟に気づくが、立香の正面にいるグールたちの攻撃を受け止めていた為
今の位置からでは間に合わない
立香が振り向いたのと同時に、グールの開かれた口が立香の頭に噛みつこうとして…
「貫き穿つ死翔の槍!!(ゲイ・ボルグ・オルタナティブ)」
突如聞こえた声
それと同時に立香の眼前に赤い閃光が走ったかと思えば
今さっき、頭に噛みつきそうだったグールが一瞬で吹き飛ばされて
跡形も無く微塵に砕かれていた
「やれやれ、間に合ったか。無事か?マスター」
立香が顔を上げるとそこには
崩れた建物の壁の上に立つ長い黒髪…
機能性を極限まで追求したような漆黒のボディスーツ
手に持つのは彼女の代名詞でもある朱槍
立香が最も信頼するサーヴァント
影の国の女王 スカサハがそこに立っていた