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「じゃ、秘密のレベルが同じくらいならいいんだ。」
閃いたとばかりにさやかさんは仰るのですが・・・。
「なか、話がすり代わってない?ソレ?」
さやかは互いに秘密を共有するという"つながり"を得る事にどうやらシフトしたらしい。
「あのさ、別にそんな事を考えたり、したりしなくても、さやかと話はするし、悩みだって聞くよ?」
「彼女さんを差し置いて?」
「時と場合によっては。」
例えば、デートの日にさやかが、さやかじゃなくたって目の前に死にそうな人間がいたら、やっぱりそっちを優先する。
マミ先輩がどうでもいいってわけじゃなくて、目の前の人の方が重要なだけだ。
「なんか・・・つまんないの。」
「何に面白要素を求めようとしてるのさ。」
そんなイタズラっ子キャラじゃないでしょーが。
「ねぇ?」
「今度は何さ?」
もういい加減ここから逃げ出したくなってきたぞ。
「彼女さんとは・・・その、えっちって、もぅ、シタ?」
「はぁっ?!」
さやかの可愛らしい唇から出たとは思えない言葉が発せられたせいで、ぽかーんとしてしまった。
「だから、えっち!シタの?!シテないの?!」
何故、そこで逆ギレされなきゃなんないんだろ・・・というか、やっぱり夢じゃないんだ、さやかの発言は。
「さやか・・・言ってて恥ずかしくない?」
だってさ、内容を聞かれてるわけじゃないけど、それって童貞か、非童貞か、オマエはどっちだ白状せいってハナシだろ?
「恥ずかしいよ!」
だから、何故キレる・・・。
「でも、言わないってコトは、シタんだよね?」
「ノーコメント。」
完全にバレてるけど、まぁ、うん、隠す事でもないよ、うん。
でも、ひけらかすもんでもない。
「・・・そっか。」
そう言うとさやかは浴槽から立ち上がる。
そして、座っている僕の前に立つと、バスタオルを勢い良く開いて、座っている僕の膝の上に座って抱きついてきた。
「・・・アタシをね、選んでくれたら・・・アタシをあげるよ・・・。」
タオルを開いてから、身体を密着させるまで僅かな間しかなかったから、彼女をの肢体を見る事が出来なかったのが幸い。
なんとか反応しないですんだ。
でも、僕を抱きかかえるようにタオルで包んでいるせいで、さやかの胸の柔らかさを感じる。
彼女の胸の先端の、少し弾力を持っているそれが僕の胸にも擦れて・・・着痩せするタイプか。
「・・・アタシって嫌な
やったそばから自己嫌悪に陥ってるし・・・。
こんな事を繰り返し続けて、ついに今日、彼女の心のダムは決壊した。
「恋愛と友情、しかも今までの時間を失ったら、誰だってイイ子ちゃんじゃいられないって。」
それを責めたり、笑ったり出来る程、僕も上等な人間じゃない。
「でも、二人共好きなの・・・。」
だからといって、友達もその彼氏になった人間も、誰も嫌いになれない。
だから、彼女は壊れるしかない。
そして絶望して壊れゆく彼女を止める人間もいない。
「そんなさやかが好きだよ?大丈夫、僕は嫌いにならないし、なれない。だから、これは"二人だけの秘密"な?」
「・・・・・・うん、秘密だね。アタシ達だけの秘密。」
赤面した彼女の笑顔を見ながら、僕は自分が正しい選択肢を取れたとは言えないけど、間違った選択を選んだわけじゃないと確信する。
確信する反面で、あぁ、僕は何時か本当に刺されるなと思った。
それか、きっと天罰が下るに違いないって。
色々と考えたけれど、どうやってもこのタイミングと話の流れで主人公とさやかがエッチをする展開にはならないし、ないと思いました。
タグのハーレムは詐欺かっ!と突っ込まれたらそれまでですが、が、が。