ダメ人間です(トオイメ)
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何故だか、二人共まるで自分の部屋のようにリラックスしてるところ悪いんだけれど、それでも僕はちゃんと言う事は言わなくては!
「大体さー、アニキだって満更でもないだろ?あたし達が泊まるの?」
悪びれもなく、本当に悪びれもなく杏子が聞いてくる。
「そりゃ、こんな可愛い子が二人もいれば・・・って、ちっがーうっ!そういう話をしてるんじゃないの!」
そこ、チッとか舌打ちしない!
お行儀よくないよ!
「仮にも年頃の女の子が、同じく年頃の男のとこに泊まるんだよ?普通は問題でしょ?」
確かに最近、杏子が宿代わりに僕の布団の中へ潜り込むのを容認してたし、そういう対応していた僕にも落ち度はあるかも知れないけれど・・・。
「大体、さやかもさやかだ。乗るか?普通?」
親友に裏切られた気分とか、失恋とか色々とあってショックなのは解るけど、よりによって杏子の口車に乗るなんて・・・。
「別に?言われたからじゃないけど?わたしだってちゃんと考えてるよ?」 「嘘つけ。」
即答してしまった。
「だって、その・・・一緒にお風呂入った仲だしぃ?いっ、一緒に布団で寝るくらい今更だよ。その、幼馴染だし。」
・・・何でも幼馴染で解決しようと思うなよ?
解決できると思ったら大間違いだ。
じぃっと見つめる僕の視線に耐え切れず、さやかは目線を逸らす。
目線を逸らしたって事は、本人も自分の言っている事のおかしさに気づいてるんだろう。
「だって、何時でも話を聞くって言ったじゃん。」
「うぐっ、それとこれとはだなぁ・・・ヲイ、杏子、どんどんおかしな事になってるじゃないか、どうしてくれるのさ?」
「知るかよ。あたしは自分のやりたいようにやるだけだ。アニキの布団に転がり込むのも自由、一緒に風呂に入るのも自由。」
フリーダム過ぎだ。
それに巻き込まれる側は一切考慮に入れてくれていない。
少しは常識とか分別とかも加味して欲しいと思う。
「羨ましい・・・。」
ぽつりとさやかが呟く。
「だったら、さやかもそうしてみればいいんだよ。文句言われようが何しよーが、自分が後悔するくらいだったら、やっちまった方がいいに決まってら。」
・・・まぁ、一理ある。
特にさやかの場合は、内に内にこもるタイプみたいだし。
「そっか・・・うん、じゃ、そうしよう・・・かな。」
「うん。その気になったか?」
「かな?じゃ、"三人で"お風呂、は、入ろっか。」
「・・・いい加減、人の話を聞け。どうしてなんで、そこでお風呂に拘るわけ?なんでそういう方向に落ち着くわけ?!」
半ば狂乱気味に声を上げているのは僕だけで、さやかも杏子も平然としている。
この温度差はなんなんだろう?
「大丈夫だって。別にアニキが我慢出来なくなったら、なったで構わないって。そういうのはちゃんと考えてっからさ。ちなみに風呂に拘る理由?そういえばアニキと一緒に風呂に入った事ないなーって思っただけ。」
ぐ~ぬぅ~おぉ~ッ!
今にも叫びだしたくなるこの気持ちを何処にブツければっ!
「はいはい、諦めた諦めた。人生で二度とないぜ?こんな美少女二人と一緒に風呂に入れるなんて。」
「自分で言うな!自分で!」
次回!皆さん待望の(?)ぬー(ど)よく編!