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「結局さ、確かなショーコが欲しいんだよな。」
諸悪の根源の杏子が横合いから顔を出して、僕の体の上で意識を失ってるさやかをどかす。
「だからって、こんな・・・。」
こんな手段に出なければいかなかったのか。
「それでも、そうなんだよ、アニキ。」
何を思ったのか、今度は杏子が僕の上に馬乗りになる。
「おい、杏子・・・。」
「解ってるあたしもさやかも。アニキはそんな簡単に、いや絶対に離れていったりしないって。見捨てたりしないって。」
「じゃなきゃ僕は杏子をウチに連れて帰ったりはしないよ?」
ある意味で、さやか以上にそれを解ってもらえてる相手だと思っていたのに。
「それでも!離れたくないんだよ・・・もっと近くに、もっともっと近くにいたいんだ・・・。」
杏子のお腹の下からクチュリと音が聞こえる。
さやかのに口をつけた時と同じような音が。
「アニキはアニキだけど家族じゃない。近くにいるけれど他人だから・・・そんなの、心と身体の距離がバラバラなの、嫌だ!」
杏子は泣いていた。
僕が中途半端だから。
中途半端に拾って、中途半端に構って、全く何も知ろうとしなかったから。
今回の事だって、杏子は杏子なりに真剣に考えての事だったのかも知れない。
それも僕が考えてないから。
「杏子・・・ごめんな・・・。」
杏子の呼吸が荒い。
「うぅん・・・だから、もっと近くにアニキをちょうだい・・・。」
そのまま、ゆっくりと杏子が腰を下ろしていく。
「無理すんな。下手に傷でもつけたら大変だ。」
杏子の身体は小さい。
当然、その入り口も。
僕のがそんなに大きくなくても、傷つけてしまうかも知れない。
出血が止まらないとかなっても困ってしまう。
「大丈夫だよ。あたしのまんこはアニキのが入るように出来てんだ。んぐぅっ!」
杏子が勢い良くズドンと腰を下ろした。
ぺたりとお尻が僕の足の付け根についてはいるけれど、身体は強張ってるし、痛みで震えているんだと解る。
相当痛いはずだ。
杏子は背筋をぴんと伸ばしたまま、ぎゅっと瞼を閉じてそれに耐えている。
そんな彼女の中は、思った以上に熱くて・・・きっとその大半は彼女の髪色に近い液体なんだろう。
そもう思っても、僕のは萎えていかない事に僕自身呆れる。
「杏子、早く抜いて!い、いや、抜かなくていい、動くな。ゆっくりと深呼吸して。」
下手に動いた方が痛みは強いかも知れない。
そもそもこんな華奢な身体で一気にやらなくても。
痛みを和らげるような何かをしてやりたくても、僕の身体は拘束されたままだ。
「うわぁ~、がっ、がっつりと入ったな、アニキの・・・。」
どう考えても減らず口にしか聞こえない。
その証拠に杏子の瞳はうっすらと涙を湛えている。
「入ったゾ。」
「あぁ、うん。」
無理矢理入れたの間違いなんだけど。
「考えると、くっ、スゲェよなっ・・・はっ、ひっ、相手の身体の一部が、じ、自分の中に入って、うぎっ、るんだぜ?」
「だから、無理するなって・・・。」
「無理にしないとアニキと出来なかった!アニキはあたしが頼んだらしてくれたか!」
「いや、それは・・・でもなァ・・・。」
普通しないだろう・・・。
まじまじと杏子の身体つきを見る。
「だからだっ、だ、だからアニキ・・・。」
杏子が両手を伸ばして、僕の頬に手を添える。
「大好きだぜ。」