新章なんですけれど、章タイトルは後程更新致します。
A.女神が指し示す刻限。
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「んぁ・・・。」
今朝はヤケに身体が重い。
そんな倦怠感だけが残っていて、夢は・・・。
「今回はたった一言だったな・・・。」
『La resto Unu persono post・・・。』
この一言。
相変わらず、言葉が解ったり解らなかったりの繰り返しだ。
圧倒的に解らない方が多いけど。
「ん?」
僕は自分が寝ているベッドの違和感に気づく。
別に杏子が潜り込んでいるわけじゃない。
シーツがないのだ。
謎。
でも、その謎はすぐに解けた。
ベッドの横に位置する僕の机、その椅子に見慣れたスウェット達が綺麗に畳んで置いてある。
・・・という事は、昨夜の出来事は当然夢でも何でもなくて、でもってシーツは誰かが回収していったって事なんだろう・・・それ以上は深く考えないようにした。
デ"レ"カシーもあったもんじゃないや。
「やれや・・・れ?」
ふと、視線の隅に入った目覚まし時計を見た。
時計の針は7時過ぎを示している。
でも・・・円形の目覚まし時計・・・?
時計の文字盤を囲うように3人の女性が舞っている。
3人の女神が時を指し示すなんてロマンチックじゃないか・・・と思って・・・?
「これ、どうやって手に入れたんだったか・・・。」
思い出せない。
金色の時の3女神の目覚まし時計なんてインパクトのある物を覚えていないとか、僕、ボケてきたのか?
あぁ・・・歳を取るってこういう事?
なんて憂鬱になる前に目覚ましのセット解除する。
そして深呼吸。
充分に酸素を身体に、脳に、行き渡らせる。
そして考えるのは昨夜までの一連の出来事。
結局、マミ先輩は僕の彼女のままで、杏子も相変わらずで・・・さやかは言わずもがな。
顔真っ赤だったけれど。
僕にとっては不誠実でどうにも居心地の悪い状況になっているんだけど、先輩は何か言いたそうな素振りがあったようだけど、杏子は全く意に介さずにこれからも僕の傍にいるらしい。
ある意味、僕に選択肢を預けてくれている・・・ようでそうじゃない。
だって、結論をどう出したとしても、どちらかが反対するに決まってるから。
だからといってどちらからが選ばれるくらいなら、"どちらも選ばない方がまだマシ"と思われているのが嫌だ。
本当に不誠実過ぎる。
「でもなぁ・・・。」
結局、それって彼女達の幸せのカタチ?スタイル?を僕が自分の不誠実さを解消したいが為に勝手に決め付けているだけなんだろうか?
もしそうだとしたら、それもそれで失礼な事なんだろうなぁ・・・。
そうボケっと取りとめもなく考えていても時は過ぎてゆく。
「・・・・・・着替えるか。」
結論が出せるわけでもなく、棚上げにしてから制服に着替えようとして、ベッドから足を出すと何か踏んづけたような気がして、それを拾いあげた。
くしゃくしゃに丸められた黄色い布の塊。
「・・・きょぉ~こぉ~っ!」
これはしっかりと記憶にある。
僕の手の中にあるモノ。
それは杏子が昨夜履いていて、脱ぎ捨てた・・・・その、ぱんつだった!
まさか、ノーパンで帰ったんだろうか?フツー気づくよね?気づくよね?つか気づいてくれ!
「勘弁してくれよ・・・。」
朝から気力がガリガリと削れた・・・確実に削れ・・・・・・。
「マミ先輩・・・。」
僕の視線の先に同じように丸まって転がっていた2枚目のぱんつについては、もう突っ込みも思考も放棄する事にした。
閑話休題。
パンツではなく、ぱんつです。
おぱんつとか、ぷぁんつでも可(ぇ