オノゴロ島の個室露天風呂にて。
ロゼから提案されて二人で入浴する事になり、紫乃はタオルで下半身を隠しつつ彼女を待っていた。
そして少し遅れてやって来たロゼに後ろから抱きつかれ、そのまま正面に回られて見つめ合う形になっている。
「愛してるの。クリスとか菫さんとか、他の誰にも渡したくないの」
「あの二人の事なら、別に……心配しなくてもオレだってロゼを愛している」
「それだけじゃない。今からする事は、いずれ……その、お互いにとって必要だと思うから」
「ロゼ……?」
紫乃が首を傾げた後、やがて二人は、互いの顔をゆっくりと近づけていく。
そして身体が触れ合って、抱擁の後。
ロゼは紫乃の唇を食むように自らの唇を付け、そして口内に舌を差し込んだ。
「んむっ!?」
「ちゅ、んっ……は、ん」
突然口内にロゼの舌が侵入したかと思うと、そのぬるついた感触が自分の舌と絡み合って蹂躙していくのを感じて、紫乃は驚く。
しかし、その驚愕はすぐに舌と舌の濃密な接触によってもたらされる快楽によって塗り潰され、紫乃はわけが分からないままロゼと唾液を交換し合った。
そうしてしばらくディープキスを続けた後、二人は唇を離す。
互いの舌先でねっとりとした唾液が糸を引いており、ロゼは頬を紅潮させてうっとりと紫乃の顔を眺め、その紫乃は快感と困惑の中で蕩けたように瞳をとろんとさせている。
「ロ、ゼ……今のは一体?」
「……大人のキス。私もするのは初めて、だけど」
呼吸を僅かに乱しながらロゼが言い、ボディソープのついた手で紫乃の脇腹を撫でた。
そして紫乃がビクッと震えている間に視線を下に向けると、彼の下半身に敷かれていたタオルの股間の位置に、膨らみができあがっている事に気付く。
「わ……大きくなってる」
「うわっ!?」
指摘を受け、紫乃は慌てて両手でタオル越しに股間を隠す。
自分とのディープキスで興奮してくれたのだろうと考えると、ロゼは何やら嬉しさと愛おしさを感じた。
しかし、紫乃は彼女にとって予想外の反応も見せる。
「み、見ないでくれ。少し待てば治まるはずだから」
「え?」
少し待てば、という言葉にロゼは奇妙な引っかかりを感じた。
性欲が高まった状態で、後で自分でなんとかするというのではなく、待てば良いと。
違和感の正体について思考した後、ロゼは結論に至る。
「もしかして、紫乃くん……自分でしたことない?」
「なんの、話だ? するって何を?」
股間を押さえながら、紫乃は尋ねた。
この様子を見て、ロゼは確信する。
紫乃は自分の性欲を発散させる方法を、オナニーを知らない。恐らく射精した事もないのだろう、と。
もちろん彼女自身も処女でそこまで知識豊富ではないのだが、少なくとも紫乃のように全く何も知らないワケではない。紫乃を思って自慰に耽った事など何度もある。
そんな驚くほど無知で無垢な紫乃を、これから性に目覚めさせる。恋人である自分の手で。
そう思うとロゼは、背徳感が湧き上がると同時に自分の中でゾクゾクと未知な欲求が昂ぶって来るのを感じていた。
「ロゼ……?」
頬を赤くしたままどこか不安そうに、まるで子犬のような眼差しでロゼの顔を見つめる紫乃。
その愛らしい表情に胸を締めつけられながら、ロゼは紫乃の腕を掴んだ。
「な、なにを?」
「その……大きくなってるの、待たなくてもすぐに治せる方法を知ってるの」
「え?」
本当にそんな方法があるのかとでも言うように、紫乃は目を丸くする。
まずはどう説得するべきか。考えた後、ロゼはひとつ彼に尋ねた。
「紫乃くん、保健体育の授業はちゃんと聞いてるよね?」
「それは、もちろんだ。でもそれと何の関係が?」
「えぇっと……オナニー、マスターベーションって聞いたことあるかな。方法とか」
「確か、授業で名前が出ていた気がする。方法は知らない」
それを知っているなら大丈夫だろう、とロゼは頷いて結論付けると、まずは紫乃を安心させるために今度は短く口づけをする。
そして唇を離した後、優しく耳元で囁いた。
「今からそのオナニーで……紫乃くんのを、元の状態に戻すの。だから……見せてね」
「え……!? ちょ、ちょっと待て、待ってくれ……!」
キスによって不意を打たれた紫乃は、容易くタオルを剥ぎ取られてしまい、隠していた自分の秘めた部分を晒されてしまう。
そこには真上に向かってそそり勃つ陰茎と、だらりと垂れ下がった玉袋がある。
「あら、これ……!?」
さらによく見れば彼自身の肢体だけでなく、陰部にすらもどこにも毛が生えていなかった。スベスベの肌があるだけだ。
処理をしなくてもムダ毛が一切生えていないというのは、女性のロゼとしては羨ましい限りで、目を輝かせて凝視する。
しかし紫乃は、羞恥からか顔を赤らめて涙ぐみながら両手で股間を隠した。
「だから見られたくなかったんだ……!」
「え?」
「変なんだろう、その……下の毛が生えてないし。ヤマト様に触れられた時も『大きさは中の下』とか『先っぽが蕾』とか言われたし」
どうやら羞恥だけではなく、ヤマトからのセクハラが少しばかり心に刺さっていたようだ。
確かに紫乃の陰茎はまるで蕾のように先っぽまで皮に包まれており、長さもそこまでのものではない。成人男性のそれの長さは平均で13cmほどとロゼはクラスメートの話で聞いていたが、紫乃のは目測で概ね11cmと少し短め。
しかし太さについては、初めて実物を見るロゼでも『明らかに太い』と分かるほどの大きさで、直径で4cm以上はある。
さらに睾丸の方も立派に丸々と肥えており、皮袋の内で瑞々しい果実のように大きく張って、その存在を主張していた。
ロゼからすると逞しいモノに見えるのだが、まるで知識のない紫乃にとってはマイナスのイメージになるのだろう。
であれば、ますますここでどうにかしなければ今後の生活に差し支える。ロゼは感じ、動き出した。
「紫乃くん、全然変なんかじゃないわ。確か、皮がついてるのってそんなに珍しい事じゃないらしいから。毛が生えない体質の人だっているし」
「……本当か?」
「ええ! だから恥ずかしい事じゃないの、自信を持って!」
励まされると少しだけ安心したようで、羞恥を感じながらも手をどける。
紫乃の肉棒は青筋を立て、強く脈打つ度にビクビクと前後に揺れていた。
ロゼは息を呑みながら、もう一度彼の心を落ち着かせるように語りかける。
「その……私も知識豊富ってワケじゃないけど、分からないことは私が色々教えてあげるから、ね?」
それを聞いて、紫乃は幼子のように素直にこくこくと頷く。
改めて、ひとまず自慰の仕方から教えるべく、ロゼは紫乃の右手首を取って股間の方に導いた。
「まずは手でゆっくり優しく握って……」
「こ、こうか」
「そう、それから」
ロゼは陰茎を握った紫乃の手に、自らの掌を被せるようにして触れ、ゆっくりと奥に向かって動かす。
「んっ!?」
「こうして、皮を剥いて」
包皮がするんと剥けて、ピンク色のやや大振りな亀頭が姿を見せる。
「えと、大丈夫? 結構すんなり剥けちゃったけど、痛くなかったかしら?」
「あ、あぁ……身体を洗う時はいつもこうしている。でも、なんというか今回は……変な感じだ。誰かに見られるのが初めてだからか?」
頬を赤くして、自分の脈動する竿を不思議そうに見下ろしている紫乃。
目立った恥垢は見られないので、ちゃんと毎日清潔にしているらしい。ロゼとしては大いに好感が持てた。
「じゃあ、続きをするね。男の子がオナニーする時は、確かこうして……擦るように動かすの」
上から手を握ったまま、ロゼは上下に紫乃の手を動かし、陰茎を扱かせる。
ゆっくり、ゆっくりと。とてもスローな動きで。その度に、ぬるついたボディソープのくちゅっくちゅっという音が響く。
「あ、く……なんだ、これ……は、はぁっ、く……! あ、んぅぅぅっ……!」
快感から自然と自分の口から出てくる喘ぎ声を、紫乃は反対の手で抑えようとする。しかし、どうやっても声は漏れ出てしまう。
どうやらとても敏感な体質のようで、こんな緩慢な動きで手を往復させるだけでも甘く鳴いていた。
それがスイッチとなったのか、ロゼはたまらずゾクゾクと背筋を震わせ、今度は手を離して床に尻餅をつく。
「はぁ、はぁ……じゃあ、次は女の子のオナニーを教えてあげる♡」
「え……?」
「手、そのまま動かしていて♡」
言うなり、ロゼは彼に見せつけるようにして、かぱっと自らの両足を開いた。
紫乃とは反対に、ロゼの股には髪色と同じピンクブロンドの毛が生えている。切り揃えて手入れもされており、自然に見えるような逆三角形で清潔に整えられている。
驚きながらも肉棒を握ったまま、眼の前の恋人の裸体から視線を外せないでいる紫乃を可愛らしく思い、ロゼは人差し指で自分の股を示す。
「ほら、ここ……男の子の身体とは全然違うのが分かるでしょう? これが女性器なの♡」
「はぁっ、ふ、んくっ……そこ、が……割れ目、みたいな」
「ええ♡ この割れ目に穴があって、上の方には陰核があるの♡ 女の子はこの穴と陰核を触ると……あんっ♡」
股の割れ目に沿って指を這わせると、ビクッとロゼの身が震える。愛する紫乃に見られながら自分を慰めるという行為で、今までにない刺激を感じているのだ。
そのまま右手の指先でクリトリスをいじり、左手の方は乳房へ持って行く。
胸を自分で揉みながら陰核の先端を摘んで、その快感に身を捩る姿を恋人の前に曝け出す。
「ふーっ、ふーっ♡ 私、ね……前から、んっ♡ 大好きな紫乃くんのこと、思って……こうして、前から何度も何度も、ほとんど毎日オナニーしていたのぉ♡」
「はぁ、はぁっ……!」
「はしたなくて下品かも知れないけれど♡ 本当はずっと、あなたとえっちな事がしてみたかったの♡ あなたの、あなただけのものにして欲しいっ♡ こんなえっちな事ばかり考える女、変態みたいで、やっぱり紫乃くんは嫌かしら……?」
瞳を潤ませて問いかけ、紫乃の方を見る。
彼は変わらないスローペースで肉棒をしごき、脳に走る快感に悶えながら返事をした。
「嫌なんかじゃ、ない……はぁっ、はぁ……オレがお前を、嫌うワケない!」
「あぁんっ、ふぅ♡ 嬉しい♡ ねぇ、もっと近くで見ていいのよ♡」
ロゼは紫乃に手招きし、彼もそれに応じてイスから降りて近くで観察する。
そして今度は、秘所に自身の右手の中指を挿れる。まだ誰の威も受け入れた事のないそこは、既に淫靡な愛液で濡れそぼっていた。
前屈みになりながら食い入るようにそんなロゼの痴態を凝視し、自分の陰茎をゆるゆると擦っていた紫乃であったが、その動きに変化が起きる。
扱く途中で動きを止めて、少し間を置いてからまた動かし、また少し動かしたら止めるという動作を繰り返しているのだ。
「どうしたの?」
「いや……その、これ以上擦ったら……なんというか、漏らしてしまいそうな気がして……」
もじもじとむず痒そうな動きをして、紫乃が言った。
恐らく射精が近づいているのだろう。しかしその感覚が紫乃には尿意のように感じられ、その失禁する姿を見られたくないと思って、自分で寸止めして射精感がなくなるまで待機し続けているのだ。
だがこのまま紫乃が我慢し続けていては意味がない。そもそも、ロゼの目的は精通させる事なのだから。
「大丈夫、そのまま漏れるまで擦り続けて♡」
「で、でも……そんなの、恥ずかしいだろう」
「もう、しょうがないなぁ紫乃くんったら♡」
懇願しても恥ずかしがるので、ロゼは膝立ちして強硬手段に出た。
先程までのように紫乃の手の上から触るのではなく、直接自分の手でその肉棒を握ったのだ。
「あぁっ!?」
ただそれだけで、鉄の棒のように硬く熱いそれを痙攣させ、紫乃は嬌声を上げて天井を仰ぐ。
当然ながらロゼもそのままでは終わらせず、先程よりもスピードを僅かに早めつつ、リズミカルに上下させた。
「あ、く……んぅあああーっ! だ、ダメだロゼ! そんなにしたら、漏らしてしまう!」
しごき始めてすぐ、ほんの30秒も経たない内に紫乃が言う。我慢を重ねたからというだけではなく、元から感度の高い体質なので早漏でもあるのだろう。
無論、ロゼは手を止めない。扱く手を往復させ、耳元で囁きかけた。
「いいのよ、出して♡ おもらしするところ、私に見せて……♡」
「ん、あぁっ! だめぇ……も……出る、出るぅ! あ、あーっ、うあああっ!」
「きゃっ♡」
紫乃の一際大きな快感の悲鳴の後、勢い良く音を立てて鈴口から噴水のように液体が飛び出した。
その真っ白なドロドロのゼリー状の液体はロゼの手を汚し、その場に独特な匂いを漂わせる。
「尿……じゃ、ない? なんだ、これ。白くて、ネバネバしてる?」
「ふふ、精通おめでとう♡ 紫乃くん、初めて射精したのよ♡」
「精通……射精……?」
まだ快感の余韻で頭がポーッとしているようで、紫乃は息を荒くしながら、残り汁が溢れて来る自分の亀頭と上気したロゼの顔へ交互に目をやっている。
ロゼはクスクスと笑い、手についた精液をお湯で洗い流してから、保健体育のおさらいも兼ねて普通に紫乃の身体を洗い始めた。
「そうか、これが精子なのか……」
「うん。さっきのが赤ちゃんを作る素なのよ」
背中も身体も髪も綺麗さっぱり洗い流し、ロゼは笑みを見せながら紫乃の方を振り返る。
「さて、次は紫乃くんが私を洗う番よ。射精したから、もう紫乃くんの性器も落ち着いてるはずだし……!?」
一転して、表情が驚愕に染まった。
紫乃の下半身に付いた肉棒が、またガチガチに硬く隆起しているのだ。
「あっ、あれ!? なんで!? もしかしてさっきからずっと勃ちっ放しだったの!?」
「言おうと思っていたんだが、その……上手く切り出せなかった」
「ど、どうしてかしら……一回出せばしばらくは元の大きさに戻るはずじゃ……」
そこまで言ってから、ロゼはハッと目を見張り、ある単語を頭の中に浮かべる。
絶倫。紫乃は一度射精したくらいでは、勃起が治まらない体質なのではないだろうか。
ロゼがそう考えていると、紫乃はいつの間にかボディソープを手に付け、ロゼの背中に近づいていた。
そしてそのぬるついた液体を塗り込むように、ロゼの柔らかくしなやかな女体に手をかける。
「ロゼ……」
「ひゃっ!? し、紫乃くん?」
紫乃の手は、ロゼの背中や横腹を愛でるようにゆっくりと撫で、さらに腹部や腋に移動していく。
「はぁ、はっ……ロゼ、ロゼぇ……!」
顔を真っ赤にさせながら、陰茎も彼女の肉付きの良い太腿に擦りつけて前後させている。
包皮が戻って剥けてを繰り返しパクパクと先っぽで開閉する様は、ロゼには可愛らしくも卑猥に思えて、興奮を掻き立たせた。
そして今度は10秒も経たない内に、全身をビクビクッと大きく震わせ、その太腿にまたドロドロの濃厚な精液を吐き出す。
「あっ、あぁぁぁっ!」
「あんっ♡ す、すごい♡ いっぱい出てる♡」
二度目の吐精を終えても、紫乃はまだ勃起を維持していた。
初めての射精を経験して完全に性に目覚めたのか、ロゼの魅力溢れるボディにすっかり欲情し、止まらなくなってしまったようだ。
続いて紫乃は、ロゼの尻肉の間に自分の陰部を突き出して擦り始め、さらに首筋に舌を這わせる。
その硬く太い肉棒の感触を、彼女自身も味わうように舌舐めずりしていた。
「あぁっ♡ 紫乃くん、気持ち良い? 私のお尻、どう?♡」
「気持ち良い……! ロゼの身体、柔らかくてなめらかで……こんなに気持ち良い事が、この世にあったなんて!」
「あんっ、あんっ♡ 嬉しいっ♡ 紫乃くんに気に入って貰えるなんて♡ 胸も、乳首も触ってぇ♡」
言われた通り、擦る度にぶるんっと揺れているその乳房に、紫乃は手を伸ばす。
柔らかい。指が埋もれ、硬くなった乳首のコリコリとした感触が掌に伝わる。
そのままたぷんたぷんと全体を揺らすように弄び、腰を動かして柔らかい桃尻に太短い茎を擦りつけていく。
「んんっ♡ もっと、もっと揉んで♡ 紫乃くん、紫乃くんっ♡」
「は、んくっ! で、る……!」
快楽に溺れた嬌声を耳にした瞬間、紫乃は早くもまた射精し、尻を白く汚してしまった。
「んっ、あっ、ふああああーっ!」
「きゃんっ♡ まだこんなに出るものなんだ……♡」
三回目でも、未だに射精の勢いと量は衰えない。しかも、濃厚さも変わらず。
ロゼは指で精液を摘み、その濃度と粘度を確かめるように拡げる。
まるで白い橋がかかっているかのように、指の間で精液が糸を引いているのを目にして、ゴクリと唾を呑んだ。
その間に、紫乃はまたもやロゼの身体に勃起した陰茎を擦り付けて腰を動かそうとする。
しかし、そこで他ならぬ彼女自身がストップをかけた。
「もう、紫乃くん。この辺りにしないと、お互い風邪を引いてしまうわ」
「う……す、すまん。つい」
叱られた子供のようにしゅんと眉を下げる紫乃。その姿に胸をときめかせつつ、ロゼは彼の唇に口づけし、舌を入れて絡め合う。
ちゅぱちゅぱ、と水音を立てて互いの唾液を交換した後に口を離し、落ち着かせるように紫乃の頬をそっと撫でた。
「続きはベッドでゆっくり……ね♡」
「……ん」
紫乃はその手を取って頬を擦り寄せ、心地良さそうに薄く微笑む。
そうして付着した精液を洗い流した後、二人は一緒に浴槽に浸かり、またキスを交わす。
互いの唇を啄み、舌でなぞり、そして舌同士をくっつけ合う。
さらに湯の中で相手の身体にも触れ合い、紫乃は豊かな胸に背中から手を回して、ロゼは腰から尻を撫で回した。
しばらくそうして温まりながら互いを愛撫していると、ロゼから声をかける。
「先、上がってて。私も髪乾かし終わったらすぐに行くから」
「分かった……んっ、ちゅっ」
名残惜しそうにキスをして、紫乃は湯船から出てその場を後にした。
ひとり残ったロゼは、緊張した面持ちでふーっと息を吐く。
「いよいよ、本番……! 気合い入れなきゃ、私!」
クラスメート曰く、初めては痛みも伴うのだという。
それがどこまでのものなのかは想像できないが、紫乃と共にきっと乗り越えてみせようと決意を固め、ロゼは自分の頬を軽く両手で打つのであった。